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簡単操作の電流監視式ショックリレー、より高精度な電力監視式ショックモニタのカタログです。
つばきの電気式制御機器は、機械設備の監視、異常検知、制御が可能な製品です。
モータ過負荷時の過電流を素早く検出し、装置の破損を未然に防ぐ電流監視式のショックリレー。モータの入力電力を検出することにより、微小な負荷変化をとらえて装置をフィードバック制御できる電力監視式のショックモニタ。いずれの製品も製造現場の「見える化」や機器管理を電気的にサポートします。
このカタログについて
ドキュメント名 | つばき電気式制御機器 |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社椿本チエイン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
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制御機器_C1_011
電
気
式
制
御
機
器 電気式制御機器
カタログに関するお問い合わせは、お客様お問い合わせ窓口をご利用ください。
TEL(0120)251-602 FAX(0120)251-603
F o r t h e N e w E r a
R
■お願い
このカタログに記載の仕様・寸法等は改良のため変更する場合がありますので、設計される前に念のためお問い合わせください。
Ⓒ本書に集録したものはすべて当社に著作権があります。無断の複製は固くお断りします。
販売店
このカタログはSI単位{重力単位}で
記載しています。{ }値は参考値です。
価格は販売店が独自に定めていますので、
詳しくは各販売店にお尋ねください。
2023年10月1日発行 Ⓒ株式会社 椿本チエイン Bulletin No.23007
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For the New Era
新時代のモノづくりを支える TSUBAKI CONTROL TECHNOLOGY
今、産業界は「第5次産業革命」の時代へと移り変わりつつあります。 つばきの制御機器
IoTやAI技術の活用に加えて、「持続可能性」や「環境配慮」といった視点を取り入れたビジネスモデルや、 制 御
バイオテクノロジーを核とした産業の発展が見込まれています。 異常検知
生産性向上はもちろん、カーボンニュートラルへの取り組みなどが求められる中、
監 視
つばきは電気式制御機器をはじめとする商品で新時代のモノづくりを支えます。
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For the New Era
新時代のモノづくりを支える TSUBAKI CONTROL TECHNOLOGY
今、産業界は「第5次産業革命」の時代へと移り変わりつつあります。 つばきの制御機器
IoTやAI技術の活用に加えて、「持続可能性」や「環境配慮」といった視点を取り入れたビジネスモデルや、 制 御
バイオテクノロジーを核とした産業の発展が見込まれています。 異常検知
生産性向上はもちろん、カーボンニュートラルへの取り組みなどが求められる中、
監 視
つばきは電気式制御機器をはじめとする商品で新時代のモノづくりを支えます。
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LINEUP ラインアップ
製造現場の「見える化」や
機器管理に活躍する
つばきの電気式制御機器。
工場の生産性・品質向上のため、IoT化が急速に進んでいます。稼働状況などの「見える化」や
過負荷を検知するつばきの電気式制御機器がモノづくりの現場を見守ります。
ショックリレー® 小形ギヤモータIoT仕様
モータ過負荷時の過電流を素早く検出し、装置の破損を未然に防ぐ、電流監視式の制御機器です。 モータ端子箱内に電流・温度・振動の3つのセンサを内蔵し、電力、温度、振動を監視。
昇降装置やコンベヤなど、さまざまなアプリケーションで使用できます。 設定値を超えると任意の時間後にリレーが作動し、直接モータを停止させることにより、
機械装置の保護、予知保全を実現します。
特 ● 過電流を素早く検出 ● 既設装置に取付容易
長 ● 異常発生時のみ異常信号を出力 ● センサをユニット化しているので、各センサの配線が不要
特
長 ● 通信機能を用いた稼働状況を監視
● 実トルクでの表示、設定が可能
ハイポイドモートル
EDシリーズ SBシリーズ 150シリーズ ギヤモートルタイプ
タイプ
ショックモニタ® DCブラシレスドライバ・DCブラシレスハイポイドモートル
モータの入力電力を検出することにより、微小な負荷変化をとらえる、電力監視式の制御機器です。 サーボモータのように高精度な速度制御を可能とした、
工作機械の加工時間短縮やドリル折れの検知などに活躍します。 コストパフォーマンスに優れた省エネでコンパクトなモータです。
● 電力検知で微小な負荷変動を監視 特 ● 多彩な運転を実現する専用ドライバを開発 ● 優れた速度制御
特
長 ● 広い周波数範囲(5Hz~120Hz)に対応 長 ● ねばり強いトルク ● 広い可変速範囲 ● 高効率・コンパクト
● 素早い応答性 ● 負荷状態の記録
DCブラシレス DCブラシレス
基本形 エコノミー形( H1) 接触検知形( M1) 加工ツール折損検知形 (M3) ドライバ ハイポイドモートル
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LINEUP ラインアップ
製造現場の「見える化」や
機器管理に活躍する
つばきの電気式制御機器。
工場の生産性・品質向上のため、IoT化が急速に進んでいます。稼働状況などの「見える化」や
過負荷を検知するつばきの電気式制御機器がモノづくりの現場を見守ります。
ショックリレー® 小形ギヤモータIoT仕様
モータ過負荷時の過電流を素早く検出し、装置の破損を未然に防ぐ、電流監視式の制御機器です。 モータ端子箱内に電流・温度・振動の3つのセンサを内蔵し、電力、温度、振動を監視。
昇降装置やコンベヤなど、さまざまなアプリケーションで使用できます。 設定値を超えると任意の時間後にリレーが作動し、直接モータを停止させることにより、
機械装置の保護、予知保全を実現します。
特 ● 過電流を素早く検出 ● 既設装置に取付容易
長 ● 異常発生時のみ異常信号を出力 ● センサをユニット化しているので、各センサの配線が不要
特
長 ● 通信機能を用いた稼働状況を監視
● 実トルクでの表示、設定が可能
ハイポイドモートル
EDシリーズ SBシリーズ 150シリーズ ギヤモートルタイプ
タイプ
ショックモニタ® DCブラシレスドライバ・DCブラシレスハイポイドモートル
モータの入力電力を検出することにより、微小な負荷変化をとらえる、電力監視式の制御機器です。 サーボモータのように高精度な速度制御を可能とした、
工作機械の加工時間短縮やドリル折れの検知などに活躍します。 コストパフォーマンスに優れた省エネでコンパクトなモータです。
● 電力検知で微小な負荷変動を監視 特 ● 多彩な運転を実現する専用ドライバを開発 ● 優れた速度制御
特
長 ● 広い周波数範囲(5Hz~120Hz)に対応 長 ● ねばり強いトルク ● 広い可変速範囲 ● 高効率・コンパクト
● 素早い応答性 ● 負荷状態の記録
DCブラシレス DCブラシレス
基本形 エコノミー形( H1) 接触検知形( M1) 加工ツール折損検知形 (M3) ドライバ ハイポイドモートル
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APPLICATION アプリケーション
機械装置を過負荷から守るための最 適なアプリケーションをご提案します。
吊物装置 過荷重の検知 シュレッダー シュレッダーの負荷が重くなると
一時停止
メ リ ッ ト
メ リ ッ ト 頻繁に一時停止させるため自動復帰が便利
コンパクト
運転中のモータ電流をデジタル表示で エコノミー
確認しながら正確に設定できる ショックリレー
SBシリーズ
エコノミー
多軸ボール盤 工具ごとの過負荷保護、折れの検知
ショックリレー
EDシリーズ
メ リ ッ ト
食器洗浄機 スプーンなどが噛み込んだ際に過負荷停止する 加工中の過負荷、工具の折れを精度よく検知
工具毎に設定値を変更できる(8種類)
ショックモニタ
TSM4000
メ リ ッ ト 水処理設備 汚泥かき寄せ機のチェーン切れ防止
コンパクト
エコノミー
水がかからない制御盤内に設置可能 メ リ ッ ト
高減速比の減速機の効率変化にも、
負荷追従機能により、設定値が追従し、
ショックリレー 異常負荷を精度よく検知
SBシリーズ ショックモニタ
TSM4000H2タイプ
研削盤 接触検知による研削加工サイクルの 旋盤 チップの摩耗検知 穴あけ機 連続加工時の
電力 短縮や、砥石の加工原点を検知する ツール折損検知
センサ
砥石のワークへの接触、
ショックモニタ ショックモニタ ショックモニタ
TSM4000M1タイプ TSM4000M2タイプ TSM4000M3タイプ
工具の摩耗、破砕機の自動運転など
微小負荷変動を検出し メ リ ッ ト メ リ ッ ト メ リ ッ ト
接触前の無負荷運転時の負荷率を 加工時の使用電力を積算させ、 素早くツールの折損を検知し、
装置の予防保全や自動化を実現。 オフセットし、微小な接触負荷のみを 摩耗により生じる微小な負荷変化を 加工不良品の連続発生を防ぐ
検知できる 検知することにより、チップの適切な
交換時期を知ることができる
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APPLICATION アプリケーション
機械装置を過負荷から守るための最 適なアプリケーションをご提案します。
吊物装置 過荷重の検知 シュレッダー シュレッダーの負荷が重くなると
一時停止
メ リ ッ ト
メ リ ッ ト 頻繁に一時停止させるため自動復帰が便利
コンパクト
運転中のモータ電流をデジタル表示で エコノミー
確認しながら正確に設定できる ショックリレー
SBシリーズ
エコノミー
多軸ボール盤 工具ごとの過負荷保護、折れの検知
ショックリレー
EDシリーズ
メ リ ッ ト
食器洗浄機 スプーンなどが噛み込んだ際に過負荷停止する 加工中の過負荷、工具の折れを精度よく検知
工具毎に設定値を変更できる(8種類)
ショックモニタ
TSM4000
メ リ ッ ト 水処理設備 汚泥かき寄せ機のチェーン切れ防止
コンパクト
エコノミー
水がかからない制御盤内に設置可能 メ リ ッ ト
高減速比の減速機の効率変化にも、
負荷追従機能により、設定値が追従し、
ショックリレー 異常負荷を精度よく検知
SBシリーズ ショックモニタ
TSM4000H2タイプ
研削盤 接触検知による研削加工サイクルの 旋盤 チップの摩耗検知 穴あけ機 連続加工時の
電力 短縮や、砥石の加工原点を検知する ツール折損検知
センサ
砥石のワークへの接触、
ショックモニタ ショックモニタ ショックモニタ
TSM4000M1タイプ TSM4000M2タイプ TSM4000M3タイプ
工具の摩耗、破砕機の自動運転など
微小負荷変動を検出し メ リ ッ ト メ リ ッ ト メ リ ッ ト
接触前の無負荷運転時の負荷率を 加工時の使用電力を積算させ、 素早くツールの折損を検知し、
装置の予防保全や自動化を実現。 オフセットし、微小な接触負荷のみを 摩耗により生じる微小な負荷変化を 加工不良品の連続発生を防ぐ
検知できる 検知することにより、チップの適切な
交換時期を知ることができる
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内蔵センサで装置を「予知保全」
小形ギヤモータIoT仕様を使えば
小形ギヤモータ 電力センサ・振動センサ・温度センサを
IoT 内蔵しているので
仕様 各センサの配線が不要
実トルクでの表示、設定が可能
モータ停止後も通信が可能
さらなる高精度なトルク演算を実現 アラームを出すことが可能
効率を考慮した閾値の設定が簡単 設定値を自由に変更可能
ギヤモータとセンサを後付けした場合
+
電流センサ 振動センサ 温度センサ
●センサを1つずつ配線した上にセンサ用の電源も確保する必要がある。
●出力されてきたデータを使った制御のためには周辺機器も必要になる。
IoT時代のモノづくりを支える、 ●設定を超えた際にアラームを出そうとするとさらに必要部品が増える。
●使用する部品メーカーによって設定方法が異なる。
つばきの技術 ●モータやギヤの効率を考慮した設定が難しい。
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内蔵センサで装置を「予知保全」
小形ギヤモータIoT仕様を使えば
小形ギヤモータ 電力センサ・振動センサ・温度センサを
IoT 内蔵しているので
仕様 各センサの配線が不要
実トルクでの表示、設定が可能
モータ停止後も通信が可能
さらなる高精度なトルク演算を実現 アラームを出すことが可能
効率を考慮した閾値の設定が簡単 設定値を自由に変更可能
ギヤモータとセンサを後付けした場合
+
電流センサ 振動センサ 温度センサ
●センサを1つずつ配線した上にセンサ用の電源も確保する必要がある。
●出力されてきたデータを使った制御のためには周辺機器も必要になる。
IoT時代のモノづくりを支える、 ●設定を超えた際にアラームを出そうとするとさらに必要部品が増える。
●使用する部品メーカーによって設定方法が異なる。
つばきの技術 ●モータやギヤの効率を考慮した設定が難しい。
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簡単な設定のみで 動 作 説 明
内蔵センサが異常を素早く検知し、トラブルを防止。
3つの監視を可能にし、 生産性や品質の向上に貢献します。
予知保全を実現します。 動作モード
トルク
センサは後付けでも問題ないと思っていませんか?
実は、センサとギヤモータを一体化するとこんなにも多くのメリットがあります。 トルク設定
2
時間
● 電力センサ 1 スタートタイム
電力監視 2秒(設定) ショックタイム
電力監視のため確実に過負荷を検知してモータを停止させます。
下限検知でチェーン切れも検出可能。 MC ON
OFF
時間
●振動センサ MC:電磁接触器
3 4
振動監視 設定値を超えた振動が生じると故障を予知して 事前に4通りまで設定が可能です。
モータを停止させます。 出荷時は上限検知が定格値の設定1:100%、設定2:120%、設定3:80%、設定4:150%で
動作するように設定して出荷します。
●温度センサ ※出荷時は設定1を初期設定にしています。設定2~4にする場合は端子箱内のDIPスイッチを切り替えてご使用ください。温度・振動は動作OFFで出荷します。
温度監視 高負荷状態での連続運転による発熱を検知して 1 スタートタイム 2 過負荷トリップ
モータを停止させます。 モータの始動電流でリレーが動作しないようにするためのもので、 各設定値を超えた状態がショックタイムの時間以上の時に
この時間は過負荷検出をしません。 リレーを出力します。
3 過負荷トリップの原因の除去 4 過負荷トリップの復帰
導 入 例 トリップの原因を除去するときは必ず電源を遮断してください。 電源を再投入(MCをON)してください。
瞬停時によりモータが再始動する場合があります。 ギヤモータが再始動します。
詳細は53・54頁を参照ください。
搬送コンベヤの場合
加工部品や食品容器を搬送する駆動部に採用。
つばき小形ギヤモータ
採用のポイント IoT仕様関連
カタログ・パンフレット
● 電力監視で高精度な負荷監視を実現。 詳細はこちらをご参照ください。
● 低速から高速まで安定した検知精度を実現。
特設サイトもご覧ください
● 下限検知でチェーンの破断を検出可能。
● 異常時の各種データを基板に自動保存し
要因の分析が容易。 右の二次元コードから つばき つばき つばき
アクセスできます。 小形ギヤモータ 小形ギヤモータIoT仕様 小形ギヤモータIoT仕様
欧州向けCEマーク・ かんたん通信接続ガイド
減速比対応範囲拡大
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簡単な設定のみで 動 作 説 明
内蔵センサが異常を素早く検知し、トラブルを防止。
3つの監視を可能にし、 生産性や品質の向上に貢献します。
予知保全を実現します。 動作モード
トルク
センサは後付けでも問題ないと思っていませんか?
実は、センサとギヤモータを一体化するとこんなにも多くのメリットがあります。 トルク設定
2
時間
● 電力センサ 1 スタートタイム
電力監視 2秒(設定) ショックタイム
電力監視のため確実に過負荷を検知してモータを停止させます。
下限検知でチェーン切れも検出可能。 MC ON
OFF
時間
●振動センサ MC:電磁接触器
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振動監視 設定値を超えた振動が生じると故障を予知して 事前に4通りまで設定が可能です。
モータを停止させます。 出荷時は上限検知が定格値の設定1:100%、設定2:120%、設定3:80%、設定4:150%で
動作するように設定して出荷します。
●温度センサ ※出荷時は設定1を初期設定にしています。設定2~4にする場合は端子箱内のDIPスイッチを切り替えてご使用ください。温度・振動は動作OFFで出荷します。
温度監視 高負荷状態での連続運転による発熱を検知して 1 スタートタイム 2 過負荷トリップ
モータを停止させます。 モータの始動電流でリレーが動作しないようにするためのもので、 各設定値を超えた状態がショックタイムの時間以上の時に
この時間は過負荷検出をしません。 リレーを出力します。
3 過負荷トリップの原因の除去 4 過負荷トリップの復帰
導 入 例 トリップの原因を除去するときは必ず電源を遮断してください。 電源を再投入(MCをON)してください。
瞬停時によりモータが再始動する場合があります。 ギヤモータが再始動します。
詳細は53・54頁を参照ください。
搬送コンベヤの場合
加工部品や食品容器を搬送する駆動部に採用。
つばき小形ギヤモータ
採用のポイント IoT仕様関連
カタログ・パンフレット
● 電力監視で高精度な負荷監視を実現。 詳細はこちらをご参照ください。
● 低速から高速まで安定した検知精度を実現。
特設サイトもご覧ください
● 下限検知でチェーンの破断を検出可能。
● 異常時の各種データを基板に自動保存し
要因の分析が容易。 右の二次元コードから つばき つばき つばき
アクセスできます。 小形ギヤモータ 小形ギヤモータIoT仕様 小形ギヤモータIoT仕様
欧州向けCEマーク・ かんたん通信接続ガイド
減速比対応範囲拡大
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WEB WEBコンテンツ
産業用機械製品 情報サイトを
リニューアルしました!
製品情報、選定計算、図面・取扱説明書などのダウンロードが可能です。
https://tt-net.tsubakimoto.co.jp
A
B
C
D
A 製品情報 B カタログダウンロード
各製品の特長・仕様などが確認 各種カタログ・パンフレットの
できます。 ダウンロードが可能です。
C 取説ダウンロード D 図面ダウンロード
取扱説明書のダウンロードが可能 3D -CADデータ、DXF図面
です。 データ、PDF外形図のダウン
ロードが可能です。
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制御機器_012_027
SHOCK RELAY®
ショックリレー®
特長 p13 ショックリレー EDシリーズ p17
アプリケーション p14 ショックリレー SBシリーズ p20
シリーズ一覧表 p15 ショックリレー 150シリーズ p23
選定時の注意・特殊機種および p16
追加仕様の概要
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Page14
ショックリレー®
装置の過負荷を素早くキャッチ!!
ショックリレーはモータ過負荷時の過電流を素早く検出し、
装置の破損を未然に防ぐ電流監視式過負荷保護機器です。
特 長
1. 過電流を素早く検出 ショックリレーの動作時
間は常に一定
負
ショックリレーは設定した電流値を超えると設定した時間でリレー接点 荷
電
流
信号を出力することができます。たとえば、コンベヤに異物が噛込んだ サーマルリレーの動作時間
は負荷電流により変化
時など、ショックリレーの異常信号を使って、装置を緊急停止させることで装置の破損
を最小限に抑えることができます。
短い 動作時間
長い
サーマルリレーとは違います
サーマルリレーはモータの焼損保護が目的です。モータ電流が定格を超えて一定時間
続いた時に異常信号を出し、モータの焼損を防ぐものです。一般に動作するまでの時間が
長いため装置保護には適しません。 動作時間 保護対象
ショックリレー 短い 装置保護
2. 既設装置に取付け容易 サーマルリレー ※長い モータ保護
※設定値を少し越えた電流では動作しないか動作しても遅い。
ショックリレーは電気式の保護機器です。既設装置に後付けする場合で
も機械式のような大掛かりな改造は不要です。また、制御盤内に収納して 既設装置 環 境
いただければ、装置が屋外や悪環境下に設置される場合でも有利です。 電気式 後付け容易 盤内収納
機械式 後付け困難 環境対策必要
3. 異常発生時のみ異常信号を出力します
ショックリレーは過電流がショックタイム設定値以上継続した時に異常信号を出力し
ます。正常運転時に装置特有の電流脈動がある場合やコンベヤに荷物を搭載した
時など正常時に発生する短時間過電流を異常と見なしたくない場合にショックタイム
の設定は有効です。
動作タイムチャート
始動電流 設定時間を越えないので
100% ショックリレー動作せず
モ
ー
タ
負 カレント(電流)設定値
荷
率
電
流
値
装置ストップ
0%
ショックタイム設定時間
スタートタイム ショック
設定時間 タイム
この設定時間カレント設定値を
越える電流が流れ続けたら…。
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アプリケーション
ED シリーズ 制御盤内に組み込んだEDシリーズ
・表示付でエコノミー
照明・スクリーン用昇降装置の例 ・設定しやすい
働き
1.照明器具などの取付け過ぎによりバトンの許容荷重を
超えたとき、昇降装置の作動を自動的に停止させる。
2.昇降装置の作動時に過負荷が発生したときに自動的に
停止させる。
採用のポイント
運転中のモータ電流値をデジタル表示で確認しながら許容
荷重値や過負荷停止の設定をデジタル数値で設定できる。
SB シリーズ
チップコンベヤの例
働き
工具等がコンベヤに噛込んでコンベヤが破損するのを防ぎ
ます。
採用のポイント
駆動部のコストダウンとコンパクト化
※モータ端子箱にショックリレーを組込んだ仕様も製作で
きます。
・中空タイプの減速機に最適
(機械式の安全装置が取付けに
くい用途)
・設定値の変更が簡単
・機械式と比べて、モータ容量が
大きい場合でもコンパクト
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ショックリレー®
シリーズ一覧表
シ リ ー ズ 名 EDシリーズ SBシリーズ 150シリーズ
本 体 形 番 TSB020ED〜 TSB550ED TSBSB05〜300 TSB151、152
デジタル表示 エコノミー
使い分けのポイント エコノミー アナログ表示
自己保持/自動復帰
自己保持/自動復帰 自己保持タイプ
選択タイプ 選択タイプ
(kW)
適 132
応 90
75
モ は
外部 CT
併用時 ) 22
ー 11
タ 3.7
容 0.2
0.1
量
モータの電源電圧(V) 200/220 400/440 200/220 400/440 200/220 400/440
電流値 電流値 モータ定格電流値に
動 作レベ ル の 設 定
(A) (A) 対する比率(%)
スタートタイム調整範囲 0.2〜 10.0s可変 0.2〜 10.0s可変 0.2〜 20s可変
ショックタイムの調整範囲 0.2〜 5.0s可変 0.2〜 5.0s可変 0.2〜 3s可変
AC100/110V または
操 作 電 源 電 圧 DC/ AC24〜 240V DC/ AC24〜 240V
AC200/220V 50/60Hz
動作後の出力リレーの状態 自己保持/自動復帰選択 自己保持/自動復帰選択 自己保持
テ ス ト 機 能 ◯ ◯ ◯
動 作 時 の 表 示 LEDデジタル表示 LED点灯 LED点灯
欠相、反相、不平衡検知 × × ×
警 報 出 力 × × ×
DIN レ ー ル 取 付 ◯ ◯ ×
表 示 メ ー タ デジタルメータ 電流表示 × アナログメータ %表示
内蔵(大容量モータには
C T( 変 流 器 ) 内蔵 外部 CT別置き
外部 CT併用で対応)
※ 2 インパクトロード検知 × × △
特
殊 1 A 入 力 × × △
機
種 上 下 限 検 知 × × △
c U L 認 証 品 ◯ ◯ ×
CE マ ー キ ン グ ◯ ◯ ×
C C C 認 証 品 ◯ ◯ ×
※ 2
追 亜 熱 帯 仕 様 × × △
加
※ 1 ※ 1×
仕 制御電源異電圧対応 × △
様 パ ネ ル 取 付 × × △
スタートタイム変更 × × △
ショックタイム変更 × × △
自 動 復 帰 ◯ ◯ △
◯…標準仕様 △…特殊品で対応可 ×…対応不可
注)※ 1.異電圧でも電圧変動を加味して、上記制御電源電圧の使用範囲に入る場合は標準でお使いいただけます。
※ 2.詳細は16頁をご参照ください。
15
)
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選定時の注意
1. 人員輸送装置や昇降装置にご使用される場 6. 自己保持と自動復帰
合は人的災害や落下事故が発生しないよう 出力リレーの復旧の方法には自己保持形と自動復帰形の
な措置を装置側で講じてください。 2 種類のモードがあります。
2. CT(変流器)について 1)自己保持形
電流検出にはCTが必要です(。150シリーズのみ)適応する 過電流で動作した後、過電流がなくなっても出力リレーの
変流器については各シリーズの頁をご覧ください。 動作状態を保持し続けるモードです。復旧するにはリセ
ット釦を押すか操作電源を切ってください。
3. 特殊な容量やモータ電圧が異なる場合の機
種選定について 該当機種 150シリーズ
通常はモータ容量で選定できますが、特殊な容量やモータ 2)自動復帰形
電圧が異なる場合(最大 600Vまでは標準ショックリレーが使 過電流で動作した後、過電流がなくなると出力リレーの動
用できます)にはモータの定格電流値(電流設定範囲)を基 作が自動的に復帰します。
準に選定してください。 3)自己保持形/自動復帰形
上記の 2種類のモードを切替えて使用できます。
4. 操作電源電圧について 該当機種 EDシリーズ,SBシリーズ
一覧表記載の操作電源電圧が標準です。標準以外の操
作電源電圧については150シリーズは特殊品で異電圧に 7. インバータ駆動の適用
対応できます。 1)検出精度が悪くなりますが、一般に30〜 60Hzの範囲であ
れば実用上特に支障はないといえます。
5. 出力リレーの動作 2) 30 〜 60Hzの範囲であってもインバータで加減速する時に
出力リレーの動作には検出時動作形と検出時復帰形の 2 電流が増減しショックリレーが動作してしまうことがありま
種類のモードがあります。なお、運転中に不意に停電等で操 す。ゆっくり加減速するか許容される範囲内でロードカレ
作電源が切れた場合、出力リレーが動作することがあります ントに余裕をもたせて設定してください。
のでご注意ください。 3) CTはインバータの2次側に接続してください。ただし、ショックリ
1)検出時動作形 レーの操作電源は必ず商用電源(インバータの2次側は不可)
過電流検出時にのみ出力リレーが動作(接点が反転)します。 に接続してください。
該当機種 EDシリーズ,SBシリーズ(自動復帰選択時) 8. 注意事項
150シリーズ 慣性の大きい装置やモータからの減速比が大きい場合は装置保
2)検出時復帰形 護できない場合がありますので試作テストを実施後ご使用ください。
ショックリレーの操作電源 ONで出力リレーが動作 出荷時のツマミはスタートタイム・ショックタイム:min、
(接点が反転)します。そして過電流検出時に動作して カレント:maxとなります。
いた出力リレーが元の状態に復帰します。
該当機種 SBシリーズ(自己保持選択時)
詳細は取扱説明書をご参照ください。
特殊機種の概要(150 シリーズにて特殊機種に対応します)
特 殊 機 種 仕 様 概 要 特殊機種形番
通常の過負荷とは別に、異常に大きな電流を瞬時に検出し、出力します。インパクトロード設定は、
インパクトロード検知用 30%~ 300%まで設定できます。インパクトロード用ショックタイムは、0.05s以内です。 TSB151M
その他の機能、外形寸法については、標準品に準拠しています。 TSB152M
ご使用の計器用変流器の 2次側が 1Aの場合ショックリレー本体に直接入力できます。
1 A 入 力 用 (モータ容量は考慮不要です。)その他の仕様、外形寸法は、標準品に準拠しています。 TSB152C
上 下 限 検 知 過負荷と軽負荷の 2種類の負荷検知ができます。 TSB151W
但し、出力リレーは 1つのため上限、下限の区別ができませんのでご注意ください。 TSB152W
追加仕様の概要(150 シリーズにて追加仕様に対応します)
追 加 仕 様 仕 様 概 要 手 配 記 号
亜 熱 帯 仕 様 使用周囲湿度 90% RH以下でご使用ください。その他の仕様は、標準品に準拠しています。 S
制 御 電 源 異 電 圧 対 応 電圧 AC230V、AC240V、AC115V、AC120V(その他異電圧についてはご相談ください) V
パ ネ ル 取 付 制御盤の表面に取付け、操作できます。 P
スタートタイムの 変 更 最大 60秒まで整数倍の延長ができます。前面パネル目盛は整数倍(×2、×3…)になります。その
他仕様は標準品に準拠しています。 T1
ショックタイム の 変 更 最大 60秒まで整数倍の延長ができます。前面パネル目盛は整数倍(×2、×3…)になります。その
他仕様は標準品に準拠しています。 T2
自 動 復 帰 150シリーズのみ、出力リレー自己保持を自動復帰へ変更できます。 H
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ショックリレー® EDシリーズ
特 長 CT一体形
● 運転中のモータ電流値や各種設定値を
デジタル表示
● エコノミー
● CT一体形でコンパクト CT(変流器)
● インバータ対応※
周波数20~200Hzでのインバータ駆動時の電流も
精度よく検出できます。
● 出力リレーの自己保持と自動復帰を選択
● CEマーキング
● UL・cUL認証品
● CCC認証品
TSB020ED TSB220ED
※加減速時の電流増加によりショックリレーが不要な動作をしないよう、 TSB075ED TSB550ED
ゆっくり加減速するか設定電流に余裕をもたせてください。
標準仕様
形 番 TSB020ED TSB075ED TSB220ED TSB550ED
C ※2 T2 0.1kW 0.4kW 1.5kW 3.7kW
200V級 T貫通数選択
適用モータ容量 DIPスイッチ T1 0.2kW 0.75kW 2.2kW 5.5kW
※1 ※2 T2 0.1, 0.2kW — 2.2, 3.7kW 7.5kW
400V級 CT貫通数選択
DIPスイッチ T1 0.4, 0.75kW 1.5kW 5.5kW 11kW
最大モータ回路電圧 AC600V 50/60Hz
0.20~1.20A 1.20~3.20A 3.00~10.0A 6.00~26.0A
T2
ロードカレント調整範囲 CT貫通数選択 (0.01Aキザミ) (0.02Aキザミ) (0.1Aキザミ) (0.2Aキザミ)
※3 DIPスイッチ 0.40~2.40A 1.80~5.80A 4.00~14.0A 9.00~34.0A
T1
(0.02Aキザミ) (0.04Aキザミ) (0.1Aキザミ) (0.25Aキザミ)※4
スタートタイム調整範囲※3 0.2~10s
ショックタイム調整範囲※3 0.2~5.0s
定格操作電源電圧 24~240V AC/DC(無極性)
定格操作電源周波数 50/60Hz
電流設定精度 ±10%(フルスケール)
電流検出方式 2相変流器方式
A:トリップ後自動復帰
出力選択
M:トリップ後自己保持
出力 接点容量 1a1b接点 3A AC250V cosφ=1
最小適用負荷 DC10V, 10mA
接点寿命 8万回動作
周囲温度 -20~+60℃
周囲湿度 30~85%RH 但し結露が無いこと
使用環境 周囲振動 5.9m/S²以下
標高 2,000m以下
雰囲気 腐食性ガス、塵埃がないこと
回路 - ケース間 AC2000V, 60Hz, 1分間(電源回路および接点回路)
耐電圧 接点間 AC1000V, 60Hz, 1分間
回路間 AC2000V, 60Hz, 1分間(電源回路と接点回路)
保護構造 IP20
質量 0.2kg MAX
消費電力 2W MAX
※1.適用モータは目安です。電流値を確認の上選定してください。また、単相モータの場合も電流値を確認の上選定してください。
※2.電線の貫通数は、T1選択時には1回、T2選択時には2回とするよう、注意してください。
※3.電流、時間設定範囲は設定時に表示できる範囲で、±1デジットの誤差が発生することがあります。
※4.10A以上の設定値は表示桁の都合上、右記のように表示されます。10.0A→10.2A→10.5A→10.7A→11.0A
※5.出力リレーの接点をプログラマブルコントローラ(PLC)へ直接入力される場合は微小電流により接触不良を起こすおそれがありますのでご注意ください。
PLCへの入力はショックリレーのリレー信号で微小電流用リレーコイルを駆動させ、このリレー接点をPLCへ入力されることを推奨します。
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特 長 CT一体形 各部名称と機能
● 運転中のモータ電流値や各種設定値を CT
デジタル表示 7 LED表示
● エコノミー 4 DIPスイッチ
2 スタートタイム (切換スイッチ)
● CT一体形でコンパクト CT(変流器) 設定ボリューム 5 テスト釦
● インバータ対応※
周波数20~200Hzでのインバータ駆動時の電流も
精度よく検出できます。 6 チェック/リセット釦
● 出力リレーの自己保持と自動復帰を選択 1 カレント設定
ボリューム 3 ショックタイム
● CEマーキング 注)各ボリュームを変更する際はマイクロドライバーを 設定ボリューム
使用してください。大きいドライバーを使用されま
● UL・cUL認証品 すと破損の原因となります。
● CCC認証品 1カレント設定ボリューム(CURRENT)
トリップさせる電流値を設定します。
TSB020ED TSB220ED
※加減速時の電流増加によりショックリレーが不要な動作をしないよう、 TSB075ED TSB550ED
ゆっくり加減速するか設定電流に余裕をもたせてください。 2 スタートタイム設定ボリューム(START TIME)
スタートタイム(起動補償時間)を設定します。モータの始動時に電流設定値(CURRENT)を超える電流が流れますが
標準仕様 スタートタイムの経過中はトリップしません。
3 ショックタイム設定ボリューム(SHOCK TIME)
形 番 TSB020ED TSB075ED TSB220ED TSB550ED ショックタイム(出力遅延時間)を設定します。電流設定値を超える電流が流れるとカウントを始め、ショックタイムを経
CT貫通数選択※2 T2 0.1kW 0.4kW 1.5kW 3.7kW 過するとトリップします。
200V級
適用モータ容量 DIPスイッチ T1 0.2kW 0.75kW 2.2kW 5.5kW
※1 CT貫通数選択※2 T2 0.1, 0.2kW — 2.2, 3.7kW 7.5kW 4
400V級 DIP スイッチ(切換スイッチ)
DIPスイッチ T1 0.4, 0.75kW 1.5kW 5.5kW 11kW
設 定 目 的
最大モータ回路電圧 AC600V 50/60Hz
0.20~1.20A 1.20~3.20A 3.00~10.0A 6.00~26.0A CT貫通数 T1/T2 電流値設定範囲選択 T1 CT貫通数1回の設定 T2 CT貫通数2回の設定
T2
ロードカレント調整範囲 CT貫通数選択 (0.01Aキザミ) (0.02Aキザミ) (0.1Aキザミ) (0.2Aキザミ) トリップの復帰 出力リレーの 電流値がカレント設定電流値以下に復帰した トリップ状態を保持しチェック/リセット釦を
※3 DIPスイッチ 0.40~2.40A 1.80~5.80A 4.00~14.0A 9.00~34.0A A/M 復帰選択 A 1秒後に自動的にトリップ状態から復帰します。 M 押すことにより復帰します。
T1
(0.02Aキザミ) (0.04Aキザミ) (0.1Aキザミ) (0.25Aキザミ)※4
スタートタイム調整範囲※3 0.2~10s 5
ショックタイム調整範囲※3 0.2~5.0s テスト釦(TEST)
定格操作電源電圧 24~240V AC/DC(無極性) LED表示が電流値表示画面の時、TEST釦を押す事で、動作テストを行います。
定格操作電源周波数 50/60Hz
電流設定精度 ±10%(フルスケール) 6 チェック/リセット釦(CHECK / RESET)
電流検出方式 2相変流器方式 [正常運転時]
A:トリップ後自動復帰 LED表示が電流値表示画面の時、チェック/リセット釦を押すと、設定画面に切替わります。
出力選択
M:トリップ後自己保持 [トリップ時]
出力 接点容量 1a1b接点 3A AC250V cosφ=1 チェック/リセット釦を押すとトリップ解除し、電流値表示画面に切替わります。
最小適用負荷 DC10V, 10mA [設定時]
接点寿命 8万回動作 LED表示が設定画面の時、チェック/リセット釦を押すと、カレント設定→スタートタイム設定→ショックタイム設定→
周囲温度 -20~+60℃ 電流値表示の順に画面が切替わります。
周囲湿度 30~85%RH 但し結露が無いこと
使用環境 周囲振動 5.9m/S²以下 7 LED 表示
標高 2,000m以下
電流値表示、カレント設定時は(A)左横の LEDが点灯し スタートタイム、ショックタイム設定時は(s)左横の
雰囲気 腐食性ガス、塵埃がないこと
ます。(A…アンペア) LEDが点灯します。(s…秒)
回路 - ケース間 AC2000V, 60Hz, 1分間(電源回路および接点回路)
耐電圧 接点間 AC1000V, 60Hz, 1分間
回路間 AC2000V, 60Hz, 1分間(電源回路と接点回路)
保護構造 IP20
質量 0.2kg MAX
消費電力 2W MAX
※1.適用モータは目安です。電流値を確認の上選定してください。また、単相モータの場合も電流値を確認の上選定してください。
※2.電線の貫通数は、T1選択時には1回、T2選択時には2回とするよう、注意してください。
※3.電流、時間設定範囲は設定時に表示できる範囲で、±1デジットの誤差が発生することがあります。
※4.10A以上の設定値は表示桁の都合上、右記のように表示されます。10.0A→10.2A→10.5A→10.7A→11.0A
※5.出力リレーの接点をプログラマブルコントローラ(PLC)へ直接入力される場合は微小電流により接触不良を起こすおそれがありますのでご注意ください。
PLCへの入力はショックリレーのリレー信号で微小電流用リレーコイルを駆動させ、このリレー接点をPLCへ入力されることを推奨します。
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ショックリレー® EDシリーズ
メータリレー(アナログ式)との比較
ED シリーズは、メータリレー(アナログ式)を使用する用途にも最適です。
メータリレーにはない以下の特長があります。
■スタートタイム(起動補償)機能
■ショックタイム(出力の遅延)機能
■CT一体形でコンパクト
■インバータ運転に対応
■出力リレーの自己保持と自動復帰を選択
■テスト機能
■モータ拘束始動の検知 EDシリーズ メータリレー(アナログ式)
動作モード
スタートタイム設定時間内での ショックタイム設定時間を超え ショックタイム設定時間を超える
モータ始動電流ではショックリレーは ない短時間の過電流ではショック 過電流が継続した時にショックリレー
動作しません。 リレーは動作しません。 が動作します。
回
転
速
モータ回転速度 ショックリレー動作
度
・ (トリップ)
電
流
カ
レ
ン
ト モータ負荷電流
設
定 短時間の過電流 過負荷
値
スタートタイム設定値 ショックタイム設定値 ショックタイム設定値 時間
始 動 定常領域 異常領域 停止
外形寸法図 基本接続図
51
φ12
56 2-φ4.5
63
70.8 取付穴
端子カバー
配線ビス
6-M3.5
形番表示
TSB020ED
ショックリレー
最大適用モータ容量(200V級)
020…0.2kW 075…0.75kW EDシリーズ
220…2.2kW 550…5.5kW
19
60.2
10.7 13 51 19.5
70.5