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Laser Components社製 焦電センサ

製品カタログ

Laser Components社の高性能焦電型赤外線センサは、幅広いラインナップと信頼性により、医療・産業用ガス分析装置、炎検知システムやFTIR分析器など、各種分野の先端機器に採用されています

【製品の特長】
●LiTaO3シングルチャンネルセンサ
受光素子材料としてLiTaO3を使用したセンサで、様々なアクティブエリアサイズとパッケージをご用意しています。 最小パッケージはTO-46、最大標準チップサイズは3.0 x 3.0 mm2 です。 これらのディテクタは、アプリケーションに合わせてバンドパスフィルタやウインドウを組み込むことが可能です。
LiTaO3シングルチャンネルセンサは、電流モード(CM)と電圧モード(VM)をご用意しています。
・電流モード(CM)センサ: L11&L21シリーズ
・電圧モード(VM)センサ: L31&L41シリーズ

■電流モードセンサ— CM
オペアンプベースの電流モード(CM)は、近年急速に普及しています。特に新しい製品設計、開発には、次のような利点があるためこの動作方法をお勧めします。
・小さなオフセットの上に比較的大きな信号があります。
・このオフセットは広い温度範囲にわたってより一貫しています。
このシリーズには、温度変動補償(TFC)のないL11タイプと、TFC付きL21タイプがございます。

■電圧モードセンサ - VM
JFETベースの電圧モード(VM)は、焦電センサを動作させる最も一般的な方法です。この方法は経験豊富なユーザーや焦電型センサの温度安定化を試みるユーザーに推奨されます。
このシリーズには、TFCのないL31タイプと、TFC付きL41タイプがございます。

●LiTaO3マルチチャンネルセンサ
ガス分析には、多チャンネル焦電センサが主に使用されています。 基準フィルタとは別に、各測定チャンネルには、ガス吸収ラインに合わせたバンドパスフィルタを装着します。 ガス濃度は、ランベルト・ベールの法則を適用して計算され、 基準チャンネルは測定の長期安定性を改善します。

電流モードセンサ - CM
・2チャンネル: L12&L22シリーズ
・3チャンネル: L13&L23シリーズ

電圧モードセンサ - VM
・2チャンネル: L32&L42シリーズ
・3チャンネル: L33&L43シリーズ

Laser Components社は、ガス分析(CO, CO2, NO2, SO2, 炭化水素など)および、参照用バンドパスフィルタを標準品としてご用意しております。また、お客様ご指定仕様のカスタムフィルタも提供可能です。

●DLaTGSセンサ
高性能が要求されるアプリケーションには、最も効果的な焦電効果をもたらすDLaTGSがセンサ材料として使用されています。DLaTGS焦電センサは、FTIR向けなど様々なアプリケーションに採用されています。Laser Components社はDLaTGS焦電センサにおいて一般的に使用されているVMモードに加えて、普及が進みつつあるCMモードでの提供も可能です。

温度安定化バージョン:
TECデバイスは、TO-99およびTO-37パッケージでも提供されています。これらは、制御サーミスタを備えた単段ペルチェデバイスです。

●差動型焦電センサ
焦電結晶は、反対側で同時に正および負の電荷キャリアを生成します。それぞれ増幅すると、信号は線形的に加算され2倍になりますが、ノイズ成分は統計的にしか加算されません。したがって、S/N比が大幅に改善されます。
ベストセラーのL2100シリーズと比較して、新しいLD21xxシリーズの信号を2倍にすることができました。同時に、ノイズはほぼ一貫して低く保つことに成功しています。
LD2100では、2つの増幅された信号は別々に出力されます。
LD2120では、差動構成もセンサハウジングに一体化されており、L2120よう
な一般的な標準センサとピンコンパチブルになっています。

★アプリケーション例★
・炎検知
火災には特定の特性があります(煙、熱、強度の異なる光放射)。有機物が燃えるとき、約4.3μ mで特徴的に高い放射強度を持ちます。放射線源は燃焼による高温のCO2生成物です。
赤外放射はUV放射とは異なり、霧や煙を通して炎を容易に検出されることができ、焦電センサ、サーモパイル、PbSeセンサなどが広く採用されています。
・NDIRガス分析
NDIRにより今日では、ppmから%の範囲で100種類以上のガスを確実に検出できます。医学分野においては呼吸ガス分析、自動車分野では排出ガス分析に広く採用されています。
分析されるガスには赤外線が照射され、適切な赤外センサを用いて減衰を検出することによりガスの種類を特定可能です。ガスの濃度は、減衰量に基づいて決定されます。マルチチャンネルセンサにより、複数ガスの同時検出も可能です。

このカタログについて

ドキュメント名 Laser Components社製 焦電センサ
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 475.6Kb
取り扱い企業 株式会社アイ・アール・システム (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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LiTaO3 /DLaTGS 焦電型赤外線センサ Laser Components社の高性能焦電型赤外線センサは、幅広い ラインナップと信頼性により、医療ガス分析装置、産業用ガス分 析装置、炎検知システムやFTIR分析器など、各種分野の先端 機器に採用されています ●LiTaO3シングルチャンネルセンサ 受光素子材料としてLiTaO3を使用したセンサで、様々なアクティブエリアサイズとパッケージをご用意し ています。 最小パッケージはTO-46、最大標準チップサイズは3.0 x 3.0 mm2 です。 これらのディテクタ は、アプリケーションに合わせてバンドパスフィルタやウインドウを組み込むことが可能です。 LiTaO3シングルチャンネルセンサは、電流モード(CM)と電圧モード(VM)をご 用意しています。 ・電流モード(CM)センサ: L11&L21シリーズ ・電圧モード(VM)センサ: L31&L41シリーズ ■電流モードセンサ— CM オペアンプベースの電流モード(CM)は、近年急速に普及しています。特に新しい製品設計、開発に は、次のような利点があるためこの動作方法をお勧めします。 ・小さなオフセットの上に比較的大きな信号があります。 ・このオフセットは広い温度範囲にわたってより一貫しています。 このシリーズには、温度変動補償(TFC)のないL11タイプと、TFC付きL21タイプがございます。 ■電圧モードセンサ - VM JFETベースの電圧モード(VM)は、焦電センサを動作させる最も一般的な方法です。この方法は経 験豊富なユーザーや焦電型センサの温度安定化を試みるユーザーに推奨されます。 このシリーズには、TFCのないL31タイプと、TFC付きL41タイプがございます。 ●LiTaO3マルチチャンネルセンサ ガス分析には、多チャンネル焦電センサが主に使用されています。 基準フィルタとは別に、各測定チャ ンネルには、ガス吸収ラインに合わせたバンドパスフィルタを装着します。 ガス濃度は、ランベルト・ベー ルの法則を適用して計算され、 基準チャンネルは測定の長期安定性を改善します。 電流モードセンサ - CM 電圧モードセンサ - VM ・2チャンネル: L12&L22シリーズ ・2チャンネル: L32&L42シリーズ ・3チャンネル: L13&L23シリーズ ・3チャンネル: L33&L43シリーズ Laser Components社は、ガス分析(CO, CO2, NO2, SO2, 炭化水素など) および、参照用バンドパスフィルタを標準品としてご用意しております。 また、お客様ご指定仕様のカスタムフィルタも提供可能です。
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●DLaTGSセンサ 高性能が要求されるアプリケーションには、最も効果的な焦電効果をもたらすDLaTGSがセンサ材料とし て使用されています。DLaTGS焦電センサは、FTIR向けなど様々なアプリケーションに採用されていま す。Laser Components社はDLaTGS焦電センサにおいて一般的に使用されているVMモードに加えて、 普及が進みつつあるCMモードでの提供も可能です。 温度安定化バージョン: TECデバイスは、TO-99およびTO-37パッケージでも提供されています。 これらは、制御サーミスタを備えた単段ペルチェデバイスです。 ●差動型焦電センサ 焦電結晶は、反対側で同時に正および負の電荷キャリアを生成します。それぞれ増幅すると、信号は線 形的に加算され2倍になりますが、ノイズ成分は統計的にしか加算されません。したがって、S/N比が大 幅に改善されます。 ベストセラーのL2100シリーズと比較して、新しいLD21xxシリーズの信号を2倍にすることができました。 同時に、ノイズはほぼ一貫して低く保つことに成功しています。 LD2100では、2つの増幅された信号は別々に出力されます。 LD2120では、差動構成もセンサハウジングに一体化されており、L2120よう な一般的な標準センサとピンコンパチブルになっています。 ★アプリケーション例★ 炎検知 火災には特定の特性があります(煙、熱、強度の異なる光放射)。 有機物が燃えるとき、約4.3μ mで特徴的に高い放射強度を持ちま す。放射線源は燃焼による高温のCO2生成物です。 赤外放射はUV放射とは異なり、霧や煙を通して炎を容易に検出さ れることができ、焦電センサ、サーモパイル、PbSeセンサなどが広く NDIRガス分析 NDIRにより今日では、ppmから%の範囲で100種類以上のガスを 確実に検出できます。医学分野においては呼吸ガス分析、自動車 分野では排出ガス分析に広く採用されています。 分析されるガスには赤外線が照射され、適切な赤外センサを用い て減衰を検出することによりガスの種類を特定可能です。ガスの濃 度は、減衰量に基づいて決定されます。マルチチャンネルセンサに より、複数ガスの同時検出も可能です。 株式会社アイ・アール・システム 〒206-0041 東京都多摩市愛宕 4-6-20 TEL 042-400-0373 / FAX 042-400-0374 www.irsystem.com office@irsystem.com