NXP EdgeLock SE050 セキュア・エレメント

NXP EdgeLock™ SE050 使用事例： クラウド・オンボーディングを保護する IoTデバイスにセキュア・エレメントを追加すると、公開および非公開のクラウド・サービス、エッジ・コンピュー ティング・プラットフォーム、インフラストラクチャへの接続にセキュアなゼロタッチ接続を導入し、チップから クラウドまでのエンド・ツー・エンドのセキュリティを実現できます。 アプリケーション スマートシティ インダストリアル スマートホーム 課題 サブスクリプション・ベースのクラウド接続が広く利用できるようになった やバックエンドのエンタープライズ・リソースにアクセスされる可能性も ため、IoTを身の回りの製品に導入しやすくなり、IoT対応サービスの範 あります。 囲が拡大しました。 ビル・オートメーション、輸送機関、電気やガスなどの公益事業、医療分 しかしながら、クラウドの利用が増えるほど、脆弱性も増えます。 野などのアプリケーションは、人々やコミュニティに直接的に影響を与え、 IoTデバイスがサイバー攻撃の標的になることはよくあります。 多数の IoTデバイスが使用されているため、その中の 1台に不正アクセ デバイスが適切に保護されていないと、非公開のユーザ情報が漏洩した スされただけでも、ドミノ効果によってネットワークの被害が拡大し、公 り、ハッカーに偽のデバイスの作成に必要なデータを入手されたりする可 能性があります。 ネットワークに攻撃を仕掛ける起点として悪用されて、他の接続デバイス Securing tomorrow’s IoT. Today.

共の安全が脅かされる可能性さえあります。 さらに、EdgeLock SE050には、クラウド・オンボーディングに使用でき クラウド接続を保護し、安全な運用を確保するには、IoTデバイスがクラ るセキュリティ情報が事前にプロビジョニングされています。 ウド接続の認証に使用する鍵と証明書を安全に保管し、デバイスが送信す 認証情報が ICから切り離されることはないため、製品のライフサイクル るデータを転送中も暗号化して保護する必要があります。 全体にわたって信頼のチェーンが保持されます。 その結果、IoTデバイスの真にエンド・ツー・エンドのセキュリティが実現 ソリューション されます。 EdgeLock SE050は、耐タンパ性を備えたプラットフォームであり、 SE050は、I2Cスレーブ・インターフェースを使用してホスト・プロセッ デバイスの認証に使われる鍵と証明書を保護します。 サに接続します。 また、さまざまなクラウド・サービス・プロバイダとのセキュアな接続の クラウドとの接続は、TLSハンドシェイクの一環でSE050の事前プロビジョ ために信頼された TLSチャネルを確立します。 ニングされた認証情報を使用するプラグ &トラスト・ミドルウェアによっ EdgeLock SE050アプレットは、TLSバージョン 1.3と対称鍵または一 て確立されます。 時鍵を使用する事前共有鍵暗号スイートをサポートしています。 クラウド接続が確立されると、セッション・キーがホスト・プロセッサにエ これは、今日の主要なパブリック IoTクラウド・プロバイダが推奨する形 クスポートされ、それにより、SE050はそれ以降の暗号化／復号ハンドシェ 式です。 イクから除外されます。 ブロック図 EdgeLock SE050 End-to-end TLS Cloud Host EdgeLock connection service provider controller SE050 Secure manufacturing IoT device in the field 関連情報 NXPデザイン・コミュニティのサイトでは、EdgeLock SE050用の役立 つヒント、わかりやすいハウツー、詳細なアプリケーション・ノートを提供 しています。 EdgeLock SE050製品ページでは、詳細な仕様、設計ツールおよびソフ トウェア、トレーニングとサポートなどのリンクを提供しています。 ▶ NXPデザイン・コミュニティ https://community.nxp.com/community/identification-security/ secure-authentication/people ▶ EdgeLock SE050製品ページ www.nxp.com/SE050 Find all information on www.nxp.com/SE050 NXP, the NXP logo and EdgeLock are trademarks of NXP B.V. All other product or service names are the property of their respective owners. © 2020 NXP B.V. SE050UCSecureCloudWPJP rev 0, December 2020 （原本：December 2019）