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Four keys活用企業事例
本資料では、「Findy Team+」でFour Keysについて分析、ソフトウェア開発組織の改善・向上した企業事例をご紹介いたします。
開発生産性について個人レベルで注目しはじめたきっかけや、それを通して組織全体や文化づくりといった定量・定性の両側面で改善アプローチをおこなった事例まで幅広く網羅しております。
このカタログについて
ドキュメント名 | 開発生産性向上事例集-1 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 1.5Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ファインディ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
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Four Keys 活用企業 編
Findy Team+ 開発生産性向上事例集 Four Keys活用企業 編
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コード量 から Four Keys へ。
経営層に 新たな視点をもたらした 改善結果 01 振り返りの質が 向上、改善のための取っ掛かりにも
NEC ネッツエスアイの取り組み 「Findy Team+」の活用 について、 「Findy Team+」の数字を見ながら実態に則した話も
スクラムマスターをされている山下さんから できているので、振り返りの質が向上しました。
見ていかがでしょうか?
�週間のスプリントの中で、明らかに課題があった場合は
課 題 導入結果 山下 チームの活動において、自分たちがどれだけ効率 別ですが 、そうでは なく計 画 通りに 開 発 ができた 時 、
的に開発できているかを可視化できるところが、 はたして本当に効率が良かったのかどうかは、おそらく
とても有用だと思っています。スプリントごとの振 数字がないと判断できません。ですので、チームの活動を
チームの 振り返りがメンバーの 数字で実態 が可視化されることにより、 り返りで、今まではメンバーが感じていることを 改善するための取っ掛かりとしても非常に有用なツール
感 覚 をもとに 行 わ れていた 振り返りの質が向上 ベ ー ス に 話 すことが 多 かった の です が 、今 は だと感じています。
開 発 生 産 性 をコード量で 上 層部を含め、社内で Four Keys の 改善結果 02 コード 量 から Four Keys へ、生産性の考え方が変化
考える 傾 向 が あった 指標 が 浸透
開発生産性を計測することによる、 が変 化してきた部 分 があると思います。マネー ジャー
ベネフィットを感じた部分 について教えてください。 としての立場から見ると、「Findy Team+」では 活 動量が
プロジェクトやレビューにかかっている 問 題 に気づきやすくなり、 見えるので、プロジェクトの負荷が高くなっていたり、何ら
負荷 が見えにくかった 意識 的な改善の動きにつながった 坂井 「Findy Team+」を導入してから、上層部も含めて かの 問 題 があったりするときに気 付きやすくなりまし
Four Keys が浸 透してきた印 象 があります。以前 た 。加 えて、レビュアーの負 担 も見えるので、メンバー
はコ ード量 をもとに 話していた人 も、最 近 で は からもそれを意識するような発言や、改善しようとする
Four Keys の 数字で話すようになったりと、意 識 動きが出てきています。
開発生産性に関する疑念から「Findy Team+」の導入へ
改善結果 03 改善の提言に説得力が生まれたほか、メンバーの目標 設定にも
開発生産性 の 計測に 取り組み 始 めたきっかけ を教 えてください。
そのほかにも、開発生産性を計測することによる、 なるべく細かくプルリクを出すとか、そういったと
坂井 今年の�月に、社内で「アジャイルの方が、ウォーターフォールよりも生産性が低いのではないか?」 ベネフィットを感じた部分について教えてください。 ころも数字で見えるようになったので、説得力を
という声が上がりました。その時、私は「そんなことはないだろう」と感じたと同時に、生産性を 持って提言できるようになりました。
山下 スクラムマスターとしてチームに改善を促す際に、 坂井 課のメンバーが半期ごとに目標を立てるときに、
測る指標がコード量だったことにも違和感がありました。そこから、生産性をどのように測る 今までは 実 際 にやってみてどうだったかという 「Findy Team+」の数字を使って目標を立てるよう
べきかを調べ始め、『LeanとDevOpsの科学』などを読み、Four Keysのことを知りました。 体 験をもとに話をしていました。ですが、例えば になり、活 用されていることを実 感しています。
そこで、そもそも本当に生産性が低いかどうか、まずは数字で見える化しなければならないと P B I 単 位でブランチを切るとか、タスクレベルで 具 体 的 な数 字で目 標を立てられるので、評 価 も
思ったのがきっかけです。 しやすく、成長を促しやすくなったと思います。
そうした生産性に関する情 報を調べるなかで、「Findy Team+」を見つけていただいたのでしょうか。
Findy Team+ おすすめポイント
坂井 最初は私が片手間で、GitHubのAPIを使ってAWSにデータを取り込み、BIツールで可視化しよう
としていました。それを作る途中でたまたま「Findy Team+」を発見しました。これを参考に似た 社 内 で Four Keys が 浸 透し、
ものを作ろうと思ったのですが、ものすごく大変で(笑)。「Findy Team+」のサイトを見てみると、 生 産 性 に 対する意 識 の変 化につながりました。 〈 Symphonict 事業推進本部 〉
グループマネージャー:古澤さん(左) マネージャー:山内さん(右)
とても高機能だったため、これは自分で作るよりも導入した方が良いなと思いました。
会 社 名:NECネッツエスアイ株式会社 開発人数:���名~
インタビュー全文 | https://blog.findy-team.io/posts/intereview_necnsi/?utm_campaign=WP&utm_content=fourkeys この記事は ���� 年 � 月 �� 日時点のものです。
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数値の意味づけや目標設定で 改善結果 01 目標 設定 によって課 題 が 発見でき、改善 のアプローチ につながる
メンバーの意識が変化した、 開発生 産 性 を計測し、目 標 設 定 を行ったことによって、 吉次 何か課題があったときに、「仕方ないよね」で片付けるこ
全社的な取り組み どのようなベネフィットを感じられましたか? とが減って、ブレイクダウンして原因を探ることができる
ようになったと思います。目標を設定したことで、課題を
吉次 やはりチームのコンディションを自分たちで、数字で示
発見しやすくなり、アプローチを考えやすくなったところ
せる状況になったことが挙げられます。数字ではっきり
は、成果の�つかなと思いますね。プルリクのサイズに関
わかるようになると、悪くなったら改善して、良くなった
しても、どういった単位で実装を分けるか、メンバーのな
ら継続すればいいので、次のアクションについての判断
課 題 導入結果 かで意識が高まってきました。お互いにレビューし合う
がしやすくなったと思います。
ので、どうすれば助かるかという意識が浸透してきて、
取り組 み を通じた、チームメンバーの意 識 や 細かいことを伝えなくても自走できるようになってきた
組 織外 から見ると、開発チームの状況が 開発 のクオリティや、 行 動 の変 化 についてはいかがでしょうか? ように感じます。
ブラックボックスだった チームの状況を定量的に示せるように
改善結果 02 目標 設定と数字への意味 づけにより、メンバーの理解を得られた
チームの課 題 を「仕 方ない」と 原因を探りやすくなり、 パフォーマンスを数 値 化することに対して、 「その数字が良いのかどうか、どう解釈すれ ばいいかわから
メンバーが 抵 抗 感 を持 つケースも耳にします。 ない」といった 感じでした ね 。意 味 づ け ができていないま
片付けてしまうことも 課題へのアプローチを考えられるように 御社では 、そういった 部分は いかがでしたか? ま、ただ数字を出すだけではダメだということがわかりまし
た。なので、しっかり言語化したうえで目標設定をして、その
吉次 私 がいるチームでは 、あまり個 人の数 字 は 追ってお
数 字がどういう意 味で、一 般 的 な水 準 はどれくらいなのか
らず、あくまでもチームの目 標として定 めています。
プルリクのサイズ や実 装 を分ける 意識 が 浸 透し、細かく伝えずとも を伝 えるようにしました 。そうすることで 、自 分 たちの パ
チームへ の貢 献の仕 方 はさまざまで、プルリクの数
単位 に 対する意 識 が 薄かった メンバー が自走できるように フォーマンスが良いのかを実感として持てるようになり、理
やイシュー の 消 化 数 に 表 れ ない部 分 もあるからで
解を得られたのかなと思います。
す。チームとしては、目標値を定める前からある程度
は数字を追っていたのですが、抵抗感というよりは、
以前 から必要性を感じていた、開発生産性への取り組みを開始 改善結果 03 開発生産性 の目標として、� つの見るべき指 標 を設定
開 発 生 産 性 の目標として、 フォルト設定ではメインブランチになっているところを、設定次
具 体 的 に見ている 指 標 を 教えてください。 第で変えられるようになったことが大きいです。変更障害率や
開 発 生 産 性 の 計 測 に つ いて、 吉次 指標としては主に、DevOps分析のデプロイ頻度、変更障 平均修復時間については、どれくらいの品質でリリースできて
どのような 背 景 から取 り組 みを始 められたのでしょうか? 害率、平均修復時間の�つと、サイクルタイム分析のコ いるかをチェックするために見ています。この�つは、チームとし
ミットからオープンまでの時間を見ています。そのほかに て追っている目標ですね。サイクルタイム分析については、�つ
は、レビュー分析でレビューの偏りなど細かなところを適 の項目に分かれていますが、そのなかでもレビューを出した後
吉次 新規サービスの開 発 を続 けてきたなかで、企画やビジネスサイドとのコミュニケーショ 宜見ています。 の平均時間は定常的に早かったので、そこは今の状態をキープ
できれば問題ないと考えていました。コミットからオープンまで
ンにおいては、スケジュールに間に合うかどうかというところが、大きな判断材料に これらの指 標 を目 標 に設 定した背 景 についても の平均時間は、デプロイ頻度と絡めて見ています。チーム全体
教えていた だ けますか?
なっていました。ですが、それ以外にも、普段どういうクオリティで開発しているのか、 でのデプロイ頻度の目標に対して、自分がどの程度の時間で作
吉次 デプロイ頻度については、「Salaries」は月�回の定期リ 業すれば達成されるのかイメージしづらいため、個人レベルに
開発チームの状況 を定量的に示せるものが欲しいと思っていたことが背景にあります。 リースなので、開発ブランチにマージされた頻度を追っ 落とし込んだときの目安になる指標として置いています。
て、開発スピードを把握しています。これに関しては、デ
開 発 組 織 の 生 産 性 については、前々から取り組んだほうがいいだろうと感じていて、
いろいろなところでもぼんやりとしたテーマとして存在していました。組織の外から見る Findy Team+ おすすめポイント
とブラックボックスな部分が多く、それに関する声もさまざまな方面から上がっていたの 目標設定 や 数字 への意味付 けを行うことで、 「 Salaries」エンジニア:吉次さん
会 社名:パーソルキャリア 株式会社
で、「Findy Team+」を利 用してみることにしました。 メンバーの意識 の 変 化につながりました。 開発人数:��� 名~
インタビュー全文 | https://blog.findy-team.io/posts/intereview_persol/?utm_campaign=WP&utm_content=fourkeys この記事は ���� 年 � 月 �� 日時点のものです。
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マネーフォワードによる
改善結果 01 開発プロセスのボトルネックを発見し、深 掘りしやすくなった
チームと個人の課題発見を促進する
開発 生産 性 を可視 化することによるベネフィットは 、 ますが、そのなかでもプルリクのオープンからレビューまで、レ
開発生産性への取り組み 特 にどういったところに感じられていますか? ビューからアプルーブまで、と詳しく見られるので、どのプロセ
段 松 もし計 測していなかったら、例えば今週はチケットが何枚 スに時間がかかったかわかりやすいです。例えば、レビューから
はけたか、リリーススケジュールに対して何 % 進んでいる アプルーブまでが長かったということは、レビューで設計につ
か、といった部分で自分たちの調子を測っていたと思いま いて議 論 が長く発 生してしていた可 能 性 があるなど、具 体 的
す。ですが、Four Keysを計測することによって、より正しい な部 分まで深 掘りしやすくなりました 。例えば、レビューから
課 題 導入結果 チームの姿が わかるので、やはりそこがベネフィットの� アプルーブまでが長かったということは、レビューで設計につい
つだと思います。また、自分たちの開発プロセスのボトル て議 論 が長く発 生してしまったのかなとか、そういった 具体的な
ネックが、どこにあるのか判 断しやすくなりました。チーム 部分まで深 掘りできるのが、良いところだと感じます。
チームの開発 スピードが Four Keysにおける の振り返りでは「、Findy Team+」でリードタイムを見てい
定量的 に把 握できない Eliteランクでの開発ペースへ
改善結果 02 改善した 結果 が 数 字 で見え、モチベーションアップにも
内 製 ツールでは、リポジトリを 複 数 リポジトリで 開 発している 取り組 みを通じて、意 識 や 行 動 が 変 化したと 開発生産性を可視化することによるベネフィットは、
横 断して 計 測 ができない プロダクトでも 計測可 能 に 感じる部 分 はありますか? 特にどういったところに感じられていますか?
段 松 改善の結果が数字で見えるので、チームで決めたトライに 大倉 計測によって課題発見につながるので、チームでの改善の
対して、よりコミットしやすくなりました。例えば、レビュー ほか、�on�などにも活かしています。例えば、エースのエンジ
からアプルーブまでを早くするためにプルリクを小さくし ニアと歴の浅いジュニアエンジニアを比べて、ジュニアエンジ
技 術 的負債 が あり、それ が足かせに チームを比 較することで、 たり、認識の齟齬を減らすためにモブプロをしたり、そう ニアが何を良くしていけば、エースのエンジニアの数字に近
なってるチームが 存 在している 負債を解消するための意思決定がしやすくなる いったトライをしたときに、その次の週にちゃんと改善した づけるのかなど、個人の課題発見にも良いアイディアをもら
かが数字で確認できるので、よりモチベーションも高まり えています。また「、もっとここを伸ばそう」と伝えようと思って
やすくなったと感じます。 いたけれど、数字を見てみると思い込みだったとわかること
もあり、定 量的に確 認できるようになって良かったと感じま
開発 速度 に 関する疑念 から「Findy Team+」の 導入へ 改善結果 03 可視化の取り組 みが 複 数 チームに 広 がっていくメリット
可 視 化の取り組みが 複 数 チームに広 がっていくことで、 てきて、意思決定もしやすくなるのではないかと、僕個
大倉 もともとスモールチームで開発していたのですが、開発スピードを上げるため、採用 どのようなメリットがあると感じていますか? 人としては考えています。
活 動に力を入 れてメンバーを増やしました。ところが、チームの人 数 は 増えたもの 大倉 チームによってケースバイケースではありますが、なか いろいろなチー ムから声 が 掛 かり、
の、本当に開発が速くなっているのかという疑問があったんです。その時の「クラウ には 同じパターンの部 分 もあるはずです。なので、計測 負 担 に なる部 分 は ありませんか?
によって見つかった課題に対して、数字の良いチームの
ド会計Plus」チームのマネージャーからも、同じ課題認識があるという声を聞き、ど 大倉 特にきっちりとした管理体制があるわけではなく、基本的
取り組みを参考にするなど、ナレッジシェアの促進に効
にはそれぞれのチームに任せているので、それほど負担
うしようかと考えていたところ、SNS で「Findy Team+」の活 用事例 を見かけました。 果があるのではないかと思っています。それから、当社
はありません。ただ、来期からはさらに導入するチームも
にはいくつか代表的な技術的負債があり、それが足か
さらに、そのマネージャーからも「Findy Team+」を 導入してみたいという連 絡をも 増える予定です。そのためには中央で管理する体制が必
せになってるチームがある一方で、最近開発を始めたば
要になってくると思うので、そこはまた別の方に任せよう
らったので、すぐに 試してみることにしました 。 かりで技 術 的 負 債 が ないチーム もあります。そうした
と考えています。
チームを比較すると、負債を解消しておく必要性が見え
「Findy Team+」を導入する以外に、自社で内製ツールを作るなどの検討はありましたか?
Findy Team+ おすすめポイント
大倉 社 内でも 計 測 ツール が 作られていました。た だ 、それ はリポジトリを横 断しての 計
測 ができず、複 数リポジトリで開発している今のプロダクトでは、上手く測ることがで 手 間 をかけることなく計測され 、
きなかったんです。「Findy Team+」ではそれが 可 能 だったことが、導入の決 め手の かつ 見 やすいところがすごく良いです! 「マネーフォワード クラウドERP」本部副本部長:大倉さん(右)
「マネーフォワード クラウド会計Plus」エンジニア:段末さん(左)
�つになりました。
会社 名:株 式会社 マネーフォワード 開発人数:��� 名~
インタビュー全文 | https://blog.findy-team.io/posts/intereview_moneyforward/?utm_campaign=WP&utm_content=fourkeys この記事は ���� 年 �� 月 �� 日時点のものです。
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導入企業例
導入後 �ヶ月
利用率 開発効率 マネージャーの
93% UP 負担軽減
開発生産性 採用強化
可視化・向上 離職防止
エンジニア組織 の開発生産性を向上させる�つの特長
01 開発プロセスのボトルネックを特定 02 チームの成長が加速
GitHubやJiraにおけ 自社チーム、�万を超
る開 発アクティビティ える他社データとの比
を自動で可視化し、開 較 を 通 じ て、開 発 パ
発チームの課題を簡単 フォーマンスを向上さ
に特定できます。 せるヒントが得られま
す。
03 チームの改善文化を醸成 04 改善に向けた手厚いサポート
定 量 デ ー タに 基 づ い 様々な 企 業 規 模 や 開
たふりかえりをレトロ 発 スタイル に 合 わ せ
スペクティブや�on�で て、ナレッジ豊富なカ
実 施 す る 事 で 、メ ン スタマーサクセスチー
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