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見積作成から受注、購買、製造 までプロセス全体を効率化

事例紹介

導入事例:米国最大の消防車・救急車メーカーのイーワン社、シンコムのコンフィギュレータ導入で販売プロセス改善に成功

米国最大の消防・救急車メーカーであるイーワン社のCPQ導入事例です。
イーワン社の緊急車両は、 最大 14,000 もの機能から選択してカスタマイズすることが可能で、注文ごとに、すべての部品が それ単体で問題ないばかりではなく、他の部品と組み合わせ、整合性についても厳しく調べなければなりませんでした。複雑なため「見積書と注文書を正確に作成する」 という課題に直面し、莫大なリソースとコストが必要となっていました。どのように解決したのか、事例内容詳細をご覧ください。

このカタログについて

ドキュメント名 見積作成から受注、購買、製造 までプロセス全体を効率化
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 208.2Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 シンコム・システムズ・ジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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導入事例 イーワン社 見積作成から受注、購買、製造 目標: • 高度にカスタマイズされた車両に対応 までプロセス全体を効率化 した発注処理の正確性向上 • 製造プロセスの非効率性を排除し納 期を短縮 • システム維持管理コストの削減 • 車両の柔軟なカスタマイズとシンプル なオーダー機能の提供 課題: • 硬直化した部門間の連携 • 長期化した受発注間のプロセス • 高度化、複雑化する車両構成と注文処 理の品質低下 ソリューション:Cincom CPQ™ 主な結果: • 可視性を高め、見積段階から高度なカ スタム構成に対応 • プロセス統合による納期の短縮とコス トの削減 1974年、ボブ ワームサー氏は引退するつもりで、アルミ製遊具の製造 • リードタイムを最大51%短縮 会社を売却し、のんびりと過ごしていました。しかし、ある日、錆びて朽 • パーツの最適化と緊急搬送の頻度を ち果てている古い消防車を広場で見かけ、こう思いました。「消防車もア 抑制 ルミ製ならば錆びたりしないものを。」エンジニアだった彼は、帰宅すると アルミ製の消防車を作成し、見本市に持ち込みました。それから10年 • 在庫を削減し回転率を向上 後、彼の新しい会社「イーワン社」は、米国最大の消防・救急車メーカー • 顧客のニーズにマッチしたフレキシブ となりました。 ルなカスタマイズに対応 現在、イーワン社の製作した23,000台超の車が世界中を走り回って • ディーラーサポート部門の業務効率の います。同社は、生産革新、新技術における業界リーダーであり、顧 劇的な改善 客の期待を超越する企業です。その軌跡は、Cincom CPQをベース • レガシーシステムとのシームレスな統 とした同社の製品コンフィギュレーターであるEzDRAW、EzONE、 合 EzWRITERおよびEzONE2goから始まりました。 • ディーラーおよび顧客の満足度を大 幅に向上 • 注文処理に要する時間を41%削減 「Cincomは、顧客を正確に把握しています。」 – イーワン社、ITディレクター ラリー シュネーバー氏
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高度なカスタマイズに対応 継承されてきた知識を取得 それほど多様な製品コンフィギュレーターが必要とされていた背 イーワン社の ITディレクター、ラリー シュネーバー氏は次のよう 景には、製品の複雑化にありました。イーワン社の緊急車両は、 に語っています。「これまでは、人に依存して継承されてきた経 最大14,000もの機能から選択してカスタマイズすることが可能 験に頼っていましたが、Cincom の技術によって製品の知識を自 なのです。 在に引き出せるようになりました。つまり当社のディーラーは、消 防車の熟練設計者である必要がありました。Cincomのソリュー イーワン社の構成マネージャーであるジョナサン プラント氏は次 ションを使用すると、私たちは製品に関する情報を取得し、それ のように語っています。「かつては、注文ごとに、すべての部品が をディーラーに伝えることができます。そのため、消防車を構成 それ単体で問題ないばかりではなく、他の部品と組み合わせ、整 するための詳細な情報をディーラーは完璧に把握している必要が 合性についても厳しく調べなければなりませんでした。」 なくなりました。」 その結果、イーワン社は、「見積書と注文書を正確に作成する」 販売プロセスの短縮化 という課題に直面し、莫大なリソースとコストが必要となっていま EzONEを使用することで、ディーラーは20分以内に新規見積 した。注文書は詳細が把握されないままに受け入れられ、製品は を作成し、顧客に提示することができるようになりました。ジョナ 情報が不足した状態で組み立てられていました。イーワン社では、 サン プラント氏は、「これは大幅な改善である」と評価し、次の 製品の定義と新機能のリリースに関する構造化されたプロセスが ようにコメントしています。「以前は、販売担当者とディーラーサ 存在していなかったため、ディーラーから送られる店舗への指示 ポート部門の間で数日もかけて電話でやりとりするような、大変 などでも、注文を勝手に解釈してしまう可能性がありました。この 非効率な手段が用いられていました。しかし、今ではすべての知 ような状況にあり、体系的な部品表(BOM)の管理はほぼ不可 識が1ヶ所にまとめられています。ディーラーがサポートを必要と 能な状態でした。 している場合は、EzONEがその情報を提供します。Cincomの この問題を是正しようと、イーワン社は同社の手動によるプロセ 技術により、プロセスが統合され、納期が大幅に短縮されました。」 スをベンダー提供のソリューションに置き換えるプロジェクトに取 プラント氏とプロダクトマネージャーのジョー ヘッジ氏は協力して、 り組みました。ベンダーがソシューションのサポートを終了した際 イーワン社の消防車の構成に必要なルールとオプション製品をコ には、社内のリソースを使用して、自社製の製品構成ソリューショ ンフィギュレーターにロードしました。 ンを開発し、詳細なカスタム仕様を顧客に提示できるツールを ディーラーに提供することを目指しました。 柔軟なカスタマイズが可能な見積ツールの開発 Cincom のソリューション ヘッジ氏は次のように語っています。「Cincomの技術を使用する ことで、何千ものオプションや数百ものルールを設定できる見積 2005年、イーワン社は、Cincom CPQをベースに自社製 ツールを開発できるようになりました。それにより、ディーラーは の製品コンフィギュレーターEzONEの導入を開始しました。 当社の多種多様な製品に対して高度にカスタマイズされた見積を 2007年末までに、EzONEですべての製品を扱うようになると、 作成することが可能になっています。」 顕著な改善が見られるようになりました。以前までの注文処理は、 間違いも多く所要日数も数日に及んでいましたが、今ではわずか プラント氏はこう続けます。「私たちが使用するCincomの技術 数分で、高度にカスタマイズされた車両を発注できるようになり は、高度なアプリケーションです。そこには、複雑なルール構造と、 ました タイムリーに維持管理されなければならない多くの情報が組み込 まれています。」しかし、このアプリケーションは、非技術者のユー ザーが、簡単に使い方を習得し、必要とする最終結果を容易に取 「Cincomの技術により、納期が大幅に短縮されました。」 得できるように作りこまれています。「Cincomの技術がそのす - イーワン社 コンフィギュレーションマネージャ べてを非常にシンプルにしてくれています。」 ジョナサン プラント氏
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Cincom との協働 イーワン社を成功に導く Cincomのプロフェッショナルサービスは、イーワン社のチームと Cincomの技術を導入することのメリットは極めて顕著で、注文 緊密に協力し、EzONEを作り上げました。Cincomは、製品の 処理と製造効率に大きく貢献したことです。 定義段階から、プロジェクトを成功裏に完了させるべく支援を行っ てきました。 イーワン社の転換に寄与 ラリー シュネーバー氏は、Cincomのソリューションの何がイー 製品の定義 ワン社の変革に寄与したかを挙げました。Cincomの技術を使用 シュネーバー氏は次のように語っています。「製品開発のもっとも すると、次のことが可能になります。 重要なポイントは製品の定義です。製品開発を成功させるために は、製品定義のための優れた基盤を確立しなければなりません。 • 製品構成のリリースとともに製品リリースのタイミングを計り、 それらが利用可能になり次第、ディーラーが発注できるようにす Cincomのチームは、それを支援してくれました。」 る。 プラント氏もこれに同意しています。「Cincomの技術が素晴らし • 状況を素早く確認し、必要な変更に対応する。 いのは、最終目的に到達するために多くの道が用意されていると • 構築する製品に関する情報を取得し、それをタイムリーにディー いう点です。私たちはどれが適切な道なのかを見極める必要があ ラーへ伝える。 りましたが、Cincomのチームは、非常にわかりやすくサポートし • 適正なレビューの実施と受注の正確さを向上させる。 てくれました。彼らは、私たちのニーズを分析し、本当に私たち のチームの一員となって、正しい道を見つけ出してくれました。」 新規ディーラーの採用 基礎固め イーワン社ではEzONEを、販売ツールおよび新規ディーラーの 採用ツールとして使用しているとシュネーバー氏は述べています。 プラント氏は語ります。「製品構成管理は当時のイーワン社にとっ 「EzONEは、ディーラーが電話でやり取りをしなくても、イーワ て新しい概念でしたが、Cincomは、EzONEソリューションの基 ン社から情報を得ることを可能にする非常に強力なツールです。 礎を築くための支援をしてくれました。Cincomが行った支援は、 ディーラーは、顧客向けに開発中のカスタム製品に関する詳細な 現在もなお役立っています。彼らの助けにより、当社はここまで 仕様を入手することができます。」 到達することができたのです。彼らのサポートはシステム導入当 初のみだけではなく、常にそばにいてサポートしてくれました。」 イーワン社は最近、競合他社から新しいディーラーを採用しまし た。その人物が初めてイーワン社に来社したときに、EzONE見 容易な統合 積発注アプリケーションの詳細なレビューを渡しました。「彼は非 Cincomのプロフェッショナルは、レガシーソフトウェアと新しいシ 常に驚いていました。」とシュネーバー氏は語ります。「彼が得る ステムとの統合をも容易にしました。プラント氏は続けます。「ど ことができる情報の量、簡単に設計・作成できる構成の数、短時 の会社もすでに使用しているソフトウェアがあります。そこに別の 間で顧客に提供できるイラストと図面の量を見て、彼は大変感銘 ソフトウェアを組み込むのは難しいことです。しかし、Cincomの を受けていました。彼はそれらの利点が市場における競争で優位 技術があれば、問題にはなりませんでした。当社では、ERPシ に働くとすぐに理解してくれました。 ステム、レポートシステム、財務システムにデータを供給できるよ 正直に言って、Cincomの技術がなければ、今日のようなフロン うになりました。それらはシームレスに統合されており、Cincom トエンドビジネスを行うことはできなかったでしょう。Cincomの はそれらのタッチポイントを正しく把握してくれます。 技術のおかげで、当社の販売チャネルが車両を販売し、顧客に情 実装が完了し、EzONEが稼働し始めると、Cincomのサポート 報を伝え、受注できるようになったのです。」 チームが活躍します。「ごくまれに問題が発生した時も、彼らは支 プラント氏も次のように同意しています。「Cincomの技術の主 援の手を差し伸べてくれます。電話やEメールでの問い合わせに はすぐに応じてくれ、まるで自分自身の問題のように親身に対応し てくれました。」
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要機能の1つは、ルールベースのエンジンです。このエンジン 「Cincomの技術を活用できたので、私たちは戦略的に優位な のおかげで、「当社がディーラーや顧客に対し、指定どおりの構築 立場に立てています。」 が可能な素晴らしい製品である」という自信を持てるのです。ルー - イーワン社 コンフィギュレーションマネージャ ルが正確であり、構築可能な構成が必ず導き出されると知ること ジョナサン プラント氏 は、私たちと私たちの顧客にとって、もう1つ付加価値が追加さ れたのと同じことです。」 また、Cincomのソリューションによって、販売する製品を迅速に 変更できるようになります。「変更が発生しても、わずか数分のう ちに販売チャネルに伝達されるため、常に最新の情報をディーラー に提供できます。そのことが販売にポジティブな影響を与えるの です。」とプラント氏は語ります 今後の展開 Cincom について イーワン社は次プロジェクトでもCincomを採用すること決定し、 1968年以来Cincomは、収益を増やし、コストを管理し、リス すでにスタートしています。 クを最小限に抑え、短期間でROIを達成する方法を提供すること により、世界中のパートナーと数千の顧客に競争を勝ち抜く力を 「最近、当社の次のステップについて、Cincomのチームと話し 与えてきました。 合いをしています。どこにCincomの技術を組み入れるかについ て、数多くの良いアイディアが生まれています。私たちはまだ進 詳細な情報については、次のリンクを参照してください。www. 化の途中にあります。」 cincom.co.jp シンコム・システムズ・ジャパン株式会社 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル7階 電話番号:03-4530-9702(代表) 03-4530-9731(営業部) https://www.cincom.co.jp e-Mail:info@cincom.co.jp Cincom、Quadrantのロゴ、Cincom Solution Configurator、およびCincom CPQは、Cincom Systems, Inc.の登録商標 です。その他すべての商標は、それぞれの会社に帰属します。©2017 Cincom Systems Japan Ltd. All Rights Reserved