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TIG溶接工程の自動化検討にお役立ていただける内容を掲載しています。 センサによるティーチング補正を始め、その他お役立ち機能などをご紹介
TIG溶接とは、非活性ガス(主にアルゴン)と非消耗式電極(タングステン)を利用した溶接法で、鉄やステンレス、アルミに加え銅、チタン、真鍮などの溶接が可能です。
スパッタが発生せず、溶接ビードの仕上がり外観が美しいため、溶接ビードがそのまま製品外観に反映される製品をはじめ、様々な場面で採用されている溶接法です。
このカタログについて
ドキュメント名 | TIG溶接自動化ガイド |
---|---|
ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 2.3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | パナソニック コネクト株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
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最終化内容、スライド 1
ロボット化 リソース確保 高品質溶接
TIG溶接自動化ガイド
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スライド 2: TIG溶接について
TIG溶接について 2
スパッタが発生しない溶接法
TIG溶接とは、非活性ガス(主にアル
ゴン)と非消耗式電極(タングステ
ン)を利用した溶接法で、鉄やステン
レス、アルミに加え銅、チタン、真鍮
などの溶接が可能です。
スパッタが発生せず、溶接ビードの仕
上がり外観が美しいため、溶接ビードが
そのまま製品外観に反映される製品をは
じめ、様々な場面で採用されている溶接
法です。
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スライド 3: TIG溶接について
TIG溶接について 3
用途に応じて機種を選択
アルミ対応 鉄・SUS
TIG溶接には、溶接電源、TIG溶接用
フルデジタル フルデジタル フルデジタル
トーチ、ガス調整器、シールドガスが
BP4 BZ3 BL3 用途に応じた
必要です※1。 溶接機検索機能
はこちら
溶接電源には、主に鉄やステンレス溶
インバータ インバータ インバータ
接に対応した直流溶接モードと、アルミ
WX4 TR6 TRC
溶接に対応する交流溶接モードがあり、
溶接対象の母材に応じて、それに適した 溶
インバータ インバータ
溶接電源を使用します。 接
性 BR1 BC2※2
また、周辺設備や作業環境によりアー ・
機
クスタート時の高周波ノイズを嫌う現場 能
サイリスタ サイリスタ
では、高電圧スタート方式の溶接電源※2 性
WP / WS TSP
が採用されています。
※1 ご利用の条件により別途付帯機器や溶加棒が必要な場合があります。
※2 BC2は高電圧スタート方式を採用した溶接電源です。
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スライド 4: TIG溶接の課題とニーズ
TIG溶接の課題とニーズ 4
匠の技を持つ技術者は年々減少傾向
溶接外観や溶込み、溶接部の気密性
が求められる製品の施工に多く使用さ
れる溶接法で、施工者の技量により仕
上がりに大きな差が生じます。
また、溶加棒※1を使用する場合、施工
者が手で溶加棒を送りながら溶接するこ
とが一般的で、半自動溶接と比較すると、
施工者が行う動作が多いため、これも
「TIG溶接の施工には技術力が必要」と
言われる所以でもあります。
近年、技術者の減少※2が課題となって
おり、熟練技術の伝承が求められていま
す。
※1 TIG溶接で用いられる溶接用材料のこと。
※2 技術者の高齢化による引退や若年作業者不足が挙げられる。
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スライド 5: TIG溶接の課題とニーズ
TIG溶接の課題とニーズ 5
キーワードは 「低難度・高品質」
熟練作業者の減少による技術力の低
下に伴い、溶接作業の低難度化と高品
質な生産の両立も課題となっています。
TIG溶接の技術習得には時間がかかる
為、近年は自動化の需要が高まり多く
の溶接現場で溶接ロボットの導入が進
んでいます。
高品質な製品を低コストで製造する
ために、「誰でも」、「簡単に」扱う
ことができ、「高品質な生産ができ
る」溶接ロボットの導入は現在のTIG溶
接に携わる現場のニーズと言えます。
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スライド 6: 課題解決のための自動化
課題解決のための自動化 6
ロボットの導入は拡大の一途
2009年以降、溶接技能者と熟練工の不足
が続き人材確保が困難になると同時に、溶
接の自動化、ロボット化、省人化、溶接品
質の安定化などのニーズを受け、溶接ロ
ボットの出荷台数は飛躍的に増加してきま
した。
人の経験に頼っていた溶接スキルはロ
ボット化することで結果を再現し、ロボッ
トの特長である安定した溶接施工を生かし
つつ、生産コストを下げるための設備投資
を行う企業が年々増加しています。
ここからは、TIG溶接をロボット化する
メリットと具体的な事例をご紹介します。
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スライド 7: TIG溶接ロボット化のメリット
TIG溶接ロボット化のメリット
生産リソース 高品質
確保 安定生産
人手が足りない現場に 人の作業に比べ溶接が安定
即戦力として導入が可能 フィラーの送給も自在に設定可能
個人の技量に頼らない生産体制確立 ワークの位置ずれはセンサーで補正
高品質な溶接結果を実現 センサーが人の目の代わりに
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スライド 8: TIG溶接のお困り事解決事例 ①
TIG溶接のお困り事解決事例 ① 8
生産リソースを確保
新人溶接作業者は溶接施工を通じた教
育や経験が必要で、一人前の作業者とな
るまでに時間がかかると言われています。
その点、ロボットは導入後に即戦力とし フルサイズ動画
はこちら
ての活躍でき、生産リソースの補充に大
きな効果を発揮します。
また、人の作業では作業者固有の技量
に応じて製品の出来栄えに差が出てしま
います。ロボットは指示した内容を正確
に再現することを得意としており、高品
質な製品を安定して供給できます。
こちらの リンク から詳細をご覧いただけます
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スライド 9: TIG溶接のお困り事解決事例 ②
TIG溶接のお困り事解決事例 ② 9
フィラー送給方向の自由化で生産効率アップ
フィラーワイヤの送給経路は1方向から
に限定されている場合が多く、ロボットの
姿勢が取れずティーチングができないこと
で、ロボット化を断念せざるを得ない場合 フルサイズ動画
はこちら
があります。
これは、フィラーを任意の方向から送給
できるようにすることで解決可能です。
トーチボディ上部に付帯している青い駆動
部分が回転することでフィラーの送給方向
を任意の位置に変更できる為、より高いロ
ボット溶接適応率を実現することができま
す。
これは、ポジショナー※と連携させるこ
こちらの リンク からも動画をご覧いただけます
とでさらに大きな効果を発揮できます。
※ 対象のワークを保持し、回転させるための付帯設備(オプション)
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スライド 10: TIG溶接のお困り事解決事例 ③
TIG溶接のお困り事解決事例 ③ 10
センサで溶接位置を補正し不良低減
CO2/MAG溶接で活用されることの多い
タッチセンシングはTIG溶接でも利用可能
です。
タングステン(電極)でタッチセンシン フルサイズ動画
はこちら
グを行うと電極先端が摩耗してしまい溶
接施工に悪影響を及ぼすことから、専用
の機器を母材と接触させることで位置を
認識させる方法や、レーザセンサーを活
用し、ティーチングからの位置ずれを検
出する方法があります。
どちらの場合も、タッチセンサーの機
能を応用することで溶接位置を比較的簡
単に補正することが可能です。 こちらの リンク からも動画をご覧いただけます
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スライド 11: 自動化のお悩み・ご相談はこちら
自動化のお悩み・ご相談はこちら 11
Webサイトからご相談頂けます
リンク先にご依頼フォームをご用意しておりますので、そちらからお問い合わせください。
お客様の課題に応じた解決策をご提案させていただきます。
過去のお問い合わせ / ご要望 お問い合わせ QR
治具を含めた溶接システム検討
検討中のワーク図面を見ながら
ディスカッション
溶接工程のロボット化と
オフラインティーチングの導入
溶接時エラーや溶接結果
予防保全の為の見える化検討
溶接の自動化はこちらの リンク からもご相談頂けます。
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