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76%以上が不満を感じている「データ活用」の価値を高めていくためのヒント 〜現状を変えていくための第一歩は「収集・管理」の改善から〜
企業におけるデータ活用の現状把握を目的としたDomo社とZDNet Japan共同による調査レポートです。
国内企業のデータ活用に関する実態や、データを思うように活用できない具体的な理由が分かります。
企業におけるデータ活用の現状を把握することを目的に、Domo社とZDNet Japan(朝日インタラクティブ)が共同で調査を実施しました。
本アンケート結果から、データ活用の重要性は認識しているものの、7割以上がデータ活用に不満を感じ、必要なタイミングでデータを入手することの難しさや、データを思うように活用できない具体的な要因が明らかになりました。
デジタル化が進んでいる現在、企業競争力を高めるためには企業が保有するデータを最大限活用して、価値を見いだしていくことが重要です。しかしながら、今回のアンケート調査の結果から、データ活用の主な目的として、「ビジネス状況の可視化」や「業務の省力化」を挙げている企業が多数を占めている一方で、「デジタル変革を推進するため」や「顧客とのエンゲージメント向上のため」など、もう一歩進んだ取り組みにデータを活かしている企業は少なく、依然としてデータの価値を十分に活用しきれていない現状とその障害になっている要因が浮き彫りとなりました。
(提供:ドーモ株式会社)
このカタログについて
ドキュメント名 | 【調査レポート】企業のデータ活用に関するアンケート調査 |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 2Mb |
取り扱い企業 | NDIソリューションズ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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7 6 % 以上が不満を感じている
「データ活用」の価値を高めていくためのヒント
- 現状を変えていくための第一歩は「収集・管理」の改善から
社会のあらゆる領域にデジタル技術が入り込むデジタライゼーションの時代に、企業が「データ」を活用することは、ビ
ジネスを強化、拡大していくための必須条件だ。しかし、その一方で、データ活用を進め、高度化していくための取り組
みに、何らかの問題や不満を感じている企業も少なくない。今、企業は、データ活用を通じてどのようなことに取り組み
たいと考えているのか。また、その障害となっている要因は何なのだろうか。
ZDNet Japan(朝日インタラクティブ)は、クラウド型 BI サービスを提供する「Domo」と共同で、企業におけるデー
タ活用の現状を把握することを目的に、アンケート調査を行った。その結果からは、多くの企業が、自社でのデータ活用
について何らかの不満を感じていることに加え、その具体的な理由が見えてきた。
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【今回の調査で分かった企業における「データ活用」の現状】
・データ活用に不満を感じている企業は全体の「76%」
・データ活用の目的は「ビジネス状況の把握」が最多
・不満を感じる最大の原因は「データの収集・管理・整理・加工」の課題
・効果測定の難しさ、データ活用の企業文化が未成熟なことも不満の理由に
今回の調査で見えてきたのは、ビジネス状況の可視化やデータ 理されており、活用に向けた収集や管理、前処理に多大な手間
に基づく意思決定の重要性は多くの企業で認識されている一方 がかかっていることが挙げられる。また、多くの企業でデータ
で、全体の「76%」が現状のデータ活用に何らかの不満を感じ 活用に対する社内的な理解、いわば「データ活用の文化」が根
ているという現実だった。その最大の理由としては、データが 付いていないことも、全社規模でのデータ活用の満足度を下げ
事業部ごと、部課ごと、あるいは個々の社員ごとに分散して管 る要因のひとつになっていた。
「現状に不満」は「76%」-先進的な活用を視野に入れる企業も少数派
回答の詳細を見ていこう。自社で行われている「データ活用の 「どちらかと言えば満足していない」のいずれかを回答した人は、
満足度」については、「満足している」から「満足していない」 合計で全体の 76%に達した。
までの 4 段階で回答を得た。この設問に対して「満足していない」
自社のデータ活用における満⾜度
自社における「データ活用の目的」に関する設問(複数回答可) の可視化やそれに基づく意思決定、現場での生産性向上を目指
では、「ビジネス状況を把握するため」が回答者の半数を越え、 したデータ活用が、ある程度一般的なものになっている一方で、
最も多くなった。これに次ぐのは「新規ビジネスの創出」「経営 「デジタルマーケティング」や「デジタルトランスフォーメーショ
計画の策定「」生産性向上」でいずれも 3 分の 1 以上。一方で「顧 ン」といった、より先進的な取り組みを視野に入れている企業は、
客エンゲージメントの向上」「デジタル変革推進」は、4 分の 1 まだそれほど多くないことが伺える。
前後と相対的に少なくなった。この結果からは、ビジネス状況
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自社におけるデータ活用の目的
「集めにくい」「管理できない」「加工に手間」が不満の原因に
全体の 7 割以上がデータ活用に「不満」を感じている中、その ある」と感じている。次いで「可視化やレポートの自動化」(約
原因となっている「課題」は何だと認識されているのだろうか。 49%)、「分散した社内データの一元管理」(約 48%)となって
「データ活用の課題となっている部分」を聞いた設問(複数回答) おり、多くの企業において、「データ活用」に先がけた、データ
では、「データの収集と整理」が最も多く、約 61%が「課題で の「収集・管理・整理・加工」といったプロセスに問題がある
と認識している。
データ活用の課題となっている部分
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また、それぞれの企業において「データ活用の目的に必要なデータを必要なタイミングで入手できているか」を問う設問では、全体
の約 68%が「入手できていない」と回答しており、これも前出の回答を裏付けるものになっている。
データ活用の目的に必要なデータを必要なタイミングで入手できているか
これらの「課題」について、より詳しい要因を聞いた設問では「、データはあるが整形されていないため正しい分析ができていない」(約
45%)という回答が最多となっている。この結果からも「データの前処理」に関わる部分が、特に問題と認識されていることが分かる。
データ活用の課題となっている要因
ちなみに、この設問で次いで回答が多かったのは「費用対効果 多いことをうかがわせる。また「部門を越えたデータ活用への
がわかりにくい」(約 40%)というものだが、これについては「デー 理解が足りない」(約 33%)といった回答からは、データ活用
タ活用の目的設定があいまい」(約 32%)という回答と合わせて、 から新たな価値を生みだそうとする企業文化が十分に育ってい
データ活用の効果測定や KPI 設定に難しさを感じている企業が ない組織が多いことも見て取れる。
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データの入手状況 x データ活用満⾜度
今回の調査では「自社でのデータ活用に満足しているか」を問 く関連するものが多かった。一方で「満足」「どちらかと言えば
う設問の中で、その理由を自由記述で回答してもらっている。「満 満足」と答えた人の理由としては「現場での活用がはじまってい
足していない」「どちらかと言えば満足していない」と回答した る」「現在の業務に十分な情報が得られている」「使いやすいツー
人が、その理由として挙げていた内容も、ここまでの回答と深 ルが導入されている」といったものが挙げられている。
【「満⾜していない」「どちらかと言えば満⾜していない」 【「満⾜」「どちらかと言えば満⾜」と答えた理由の例
と答えた理由の例(自由記述)】 (自由記述)】
・データが入手しづらく、分散しがち ・データがしっかり管理できている
・データが未整理で、ツールも連携していない ・ツールが使いやすい
・データ整理を手作業で行っており非効率 ・現状の業務に必要な情報がタイムリーに得られている
・他部署の理解が得られない ・現場での活用が始まっている
・データの共有化とセキュリティ面でのコンセンサスがない
・利益や会社戦略との結びつきが弱い
・データを各自が勝手に解釈しており、現場で活用できる状
態にない
今回のアンケート結果を総合すると、企業としてデータの活用
レベルを高め、その満足度を上げていくためには、まず、社内
の理解を得ながら「データの収集・管理・前処理」を効率的に
行える環境を整えること。並行して、経営者や現場がそれぞれ
の価値基準で「データ活用」の価値を実感できる状況を作り、
データドリブンな意思決定や議論を活発に行える文化を醸成し
ていくことが、現状を変えていくための出発点と言えそうだ。
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「Domo」が提供するクラウド型 BI プラットフォームの利点とは?
今回、この調査を行った「Domo」は、2010 年に米国で設立 Domo では、データ活用を進めるエンタープライズ企業をター
された、クラウド型の BI プラットフォームを提供する企業だ。 ゲットとして「社内外にあるあらゆる必要なデータを取り込み」「迅
Domo の 創 業 者 兼 CEO で あ る Josh James 氏 は、Web 分 速に変換、分析し」「エンドユーザーがアクセスしやすい形で提
析およびデジタルマーケティング企業としてスタートし、後に 示する」ための一連の仕組みをクラウドサービスとして提供して
Adobe Systems に売却した「Omniture」の創業者としても知 いる。
られる。同社の経営には、Omniture だけでなく、Salesforce.
com、IBM、SAP、Oracle など、大手ビジネス系 IT 企業でのキャ
リアを持つメンバーが多数参画している。
一昔前であれば、企業がデータ活用の環境を整えるためには、 サービス、スプレッドシートなど、多様なデータソースから行える。
データコネクタ、ETL ツール、データウェアハウス、OLAP/BI ツー 収集したデータは、Domo のプラットフォーム上にあるデータウェ
ルなどを個別に導入していく必要があり、コストと手間の双方 アハウスで統合管理され、必要な形に変換、分析される。これ
がかさみがちだった。Domo のメリットのひとつは、データをビ まで、情報システム担当部署や現場の個人単位で手間をかけて
ジネスに活用するために必要なすべての機能が、オールインワ いたプロセスを自動化していくことが可能だ。さらに、エンドユー
ンで提供されている点だ。データ収集は、既存の業務システム ザーが可視化された結果を理解しやすい形で受け取り、コミュニ
だけでなく、分析データベース、データウェアハウス、クラウド ケーションするためのフロントエンド(モバイル環境を含む)まで
がプラットフォームに含まれている。
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※ Domo に含まれている「データ活用」に必須の 7 つの要素と実現するコンポーネント群
また、Domo のデータ活用プラットフォームは「オールインワン」 が不満を感じる要因に挙がっていた、全社規模での「データ収集・
ではあるものの、導入にあたって既存のデータ活用環境を必ず 管理・整理・加工」における課題に対する、有効な解決策とな
しもリプレースする必要はない点がメリットとして挙げられる。 り得るプラットフォームと言える。
例えば、早くからデータ活用に取り組んできた企業においては、
事業部単位、部門単位で個別に BI やアナリティクスの環境を
作り込んでいる場合も多いだろう。Domo では、既存環境との
接続性を重視している。既存のシステムをつなぎ込みながら、
これまでのシステム投資を生かしつつ、企業全体で統合された
新たなデータ管理の基盤を構築できる点がポイントだ。
もちろん、Domo のインフラ自体はクラウドをベースとしている
ため、導入は迅速に行え、データ容量の増大や集計・分析に
必要なリソースの増加にも柔軟に対応できる。データ活用の範
囲や規模が増大していくのに合わせて、必要なリソースをハード
ウェアベースで増強する従来のやり方と比較して、調達からセッ
トアップ、運用までの時間とコスト、さらには運用開始後のシス
テム管理コストを大きく削減できる。今回の調査で、ユーザー
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社内の理解を得て「データ活用の文化」を醸成していくための条件
今回の調査からは、企業における「データ活用の文化」が未成 いるという。また、国内ユーザーとしても、日本航空(JAL)、
熟なことも、満足度向上の阻害要因のひとつになっていること 全日本空輸(ANA)、島津製作所、KDDI、ソフトバンク、パナ
がうかがえた。「部署間でのデータ共有に関する理解が得られ ソニック、日本経済新聞社、花王、日立物流等、多様な業界、
ない」「経営陣の理解が得られない」といった場合、その理由 規模の企業が名を連ねており、データセキュリティに関しても
のひとつに「セキュリティ」が取りざたされているケースも多い 十分な評価がされているクラウドサービスと言える。
のではないだろうか。
今回のアンケートにおいて、自由回答で散 見された課 題の
Domo では、クラウド上に一時的に保管されるデータの取り扱 ひとつが「社 内でデータ活用を推 進できる人材 が 不足して
いには、細心の注意を払っている。Domo から社内システムに い る」 というものだ。Domo で は、 デ ー タプラットフォー
向けたクエリは、データベーステーブル、レコード単位で権限を ムの 構 築 やツールソリューションの 提 供 にとどまらず、 導
制限でき、データ伝送時のトラフィックはすべて暗号化される。 入 時 に、 これらを 十 分 に 活 用 するた め のコン サル ティン
また Domo に保存されるデータやクエリのキャッシュについて グ やトレ ーニン グ も 提 供してい る。 この 中 で は、 企 業 が
も、企業側の担当者が保持期間や消去タイミングを細かくコン データ活用の KPI を明 確にし、有用なインサイトを得やす
トロールできる環境を整えている。 くなるようなダッシュボード作りを支援することなども含まれる。
データ活用を全社展開していく際の進め方についても、関係部
Domo では、基盤となるプラットフォームを主に AWS の米国東 署の担当者と情報共有をしながらサポートを行っているという。
リージョンに展開しているが、ダブリン、シドニー、そして東京 このようなチーム体制によって、データ活用を円滑に進めるこ
の AWS リージョンからもサービスが提供されている。企業の とが可能となっているのだ。
IT ポリシーや扱うデータの内容によって、日本国内のデータセ
ンター利用が必須となるケースでも対応が可能だ。また、各国
のデジタルサービスに関する法規制、リスクマネジメントガイド
ラインへの準拠、ISO/IEC 27001、ISO/IEC 27018 といった国
際的な情報セキュリティ管理フレームワークの認証取得などを
積極的に行っている。Domo には現在、グローバルで 1900 社
以上のユーザーがいるが、その中には、金融サービスやヘルス
ケアといった、特に規制が厳しい業界に属する企業も含まれて
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こうしたプロセスを通じ、社内にビジネス視点のデータ活用に 視化」や「業務の省力化」を目的としたデータ活用から、より
明るい人材を育てていくことができれば、それは一部の経営層 進んだ「新しい価値を生みだすデータ活用」へと踏み出すステッ
やデータアナリストだけではなく、現場も巻き込んだ全社規模 プを、Domo と、社内の人材を通じて作っていくことも可能と
での「データ活用文化」を醸成していくことにつながる。全社 いうわけだ。現状のデータ活用への「不満」を解消しつつ、そ
で統合されたデータと、標準化された分析結果を根拠に行われ のレベルを上げていきたいと考える多くの企業にとって、Domo
る議論は、有用なインサイトの発見や、新たなビジネスアイデ が提供するプラットフォームとサービス群は、検討の価値が高
アの創出を触発する。既に取り組んでいる「ビジネス状況の可 いものなのではないだろうか。
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【「企業のデータ活用に関するアンケート」の概要】
この資料で引用したアンケート調査は、Domo と朝日インタラクティブが共同で、2020 年 4 月 1 日から 4 月 23 日に実施したものだ。
「ZDNet Japan」の読者を対象とした Web アンケート形式で、得られた回答は 445 件だった。回答者の「役職」「業種」「会社規
模(従業員数)に関する内訳は以下のグラフのとおり。
役職 x 業種
会社規模
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Domo 無償トライアル:https://www.domo.com/jp/start/free
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