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高硬度・電気絶縁性・潤滑性の性質を持つDLC コーティング
DLC(Diamond Like Carbon)コーティングは、プラズマを利用した気相合成法により合成される
カーボン系薄膜です。
DLC コーティングの構造は、通常水素を若干含有した平滑な非晶質(アモルファス)構造で
ダイヤモンド結合やグラファイト結合などを持つものと言われています。
JCCのDLC コーティング「スリックコート」の特長
〇高い被膜密着力で機械・電気的特性を付与
○処理(生成)温度は200℃以下
○高硬度(2500~3500HV)で耐摩耗性に優れる(スリックコート-H)
○低摩擦係数で潤滑性を持った被膜(スリックコート-H)
○処理膜厚が1μmなので高精度な製品にも利用可能(スリックコート-H)
また、DLCは、
・作製方法によって特性が異なります。
・膜中の水素の有無によって、膜の硬さおよび密着力が異なります。
・使用する条件によって膜種を選択する必要があります。
⇒是非ご相談ください。
※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください
ホームページ:https://www.jcc-coating.co.jp/
お問い合わせ:https://www.jcc-coating.co.jp/contact_pro/
このカタログについて
ドキュメント名 | DLC コーティング:スリックコート |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 772.1Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日本コーティングセンター株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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スリックコートシリーズ
高い被膜密着力で機械・電気的特性を付与
高硬度・電気絶縁性・潤滑性などを持つカーボン薄膜
DLC(Diamond Like Carbon)とは、プラズマを利用した気相合成法により生成される高硬度・電気絶縁性・
潤滑性等の性質を持つカーボン薄膜の総称です。
DLC膜の構造は平滑な非晶質(アモルファス)構造でダイヤモンド結合やグラファイト結合などを持つものと言わ
れています。従ってDLC膜は生成方法によって硬度や密着力等の特性が異なります。
ご使用条件によって膜質を選択する必要がありますのでご相談下さい。
JCCのDLC処理 5つのポイント
Point 1 電気特性により、被膜選択が可能
Point 2 絶縁物にも処理可能
Point 3 ニーズに応えるいろいろな成膜方法
Point 4 ナノオーダーで膜厚を制御可能
Point 5 大型品への処理も可能
注)スリックコートはカーボン膜です。250℃以下でのご使用をお勧めいたします。
2024.05
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Information スリックコートシリーズ
NEOスリック NEOスリックC THORスリック TETRAスリック スリックnano WIN KOTE®
処理温度 150℃以下 150℃以下 150℃以下 200℃以下 約100℃ 200℃以下
膜厚 1.0~3.0μm 1.0~3.0μm 1.0~3.0μm 0.1~1.0μm 50nm(標準) 3.0μm(標準)~10.0
被膜硬さ[NHT] 1200~2800 1200~2200 1000~2800 4500~6000 1000~3000 1000~1500
色調 黒色 黒色 黒色 干渉色 ※1 干渉色 ※1 黒色
摩擦係数 ※2 0.15~0.20 0.05~0.20 0.15~0.20 0.10~0.20 0.1~0.2 ※3 0.1~0.2
最大処理サイズ mm Ф800×800 Ф800×800 Ф800×800 Ф800×500 Ф600×300 Ф700×4000
製法 ハイブリッド ハイブリッド ハイブリッド カソードアーク P-CVD P-CVD
毎日処理 導電性 静電気対策用 高硬度 膜厚均一性 大型品の処理
特徴
106.5~9 103~6.5 105~8 耐熱性 平坦な面に限る 重量物(2t)
※1 膜厚により色調が異なります ※2 無潤滑ボールオンディスク:SUJ2 荷重5N ※3 無潤滑ボールオンディスク:A₂O₃ 荷重1N
表面抵抗値(Ω)
導電性 THOR スリック 耐静電性
金属 カーボン シールド 絶縁
NEO スリックC NEO スリック
拡散性
Metal Carbon Shielding Conductive Dissipative Anti-Static Insulative
Material 金属 カーボン シールド 導電性 拡散性 耐静電性 絶縁
炭素粉、 非帯電。 ゆっくり 初期帯電を
備考 炭素ファイバ 電荷を逃がす。 電荷をながす。 抑える。 電荷を蓄える。
急速ディスチャージャー スローディスチャージャー 電荷蓄電
マイルドディスチャージ現象
当社のコーティング技術は、製品の寿命や性能を向上させることにより、環境負荷を低減する「環境貢献型製品」です。
日本コーティングセンター株式会社
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