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厚板冷間鍛造成形

製品カタログ

厚板冷間鍛造成形のご紹介

掲載内容

・ISC厚板加工製造プロセス
・冷間鍛造とは
・冷間鍛造成形加工と熱間鍛造成形加工の違い
・冷間鍛造設備紹介
・冷間鍛造成形実施例

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このカタログについて

ドキュメント名 厚板冷間鍛造成形
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 5.8Mb
登録カテゴリ
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このカタログの内容

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・厚板ブランキング加工 ・高周波部分焼鈍加工 ・ショット・ボンデ処理 ・冷間鍛造成形加工 ISC 茨城スチールセンター株式会社 IBARAKI STEEL CENTER CO.,LTD.HP
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~目次~ ・ISC厚板加工製造プロセス ・・・PAGE.1 ・冷間鍛造とは ・・・PAGE.2~3 ・冷間鍛造成形加工と 熱間鍛造成形加工の違い ・・・PAGE.4 ・冷間鍛造設備紹介 ・・・PAGE.5~6 ・冷間鍛造成形実施例 ・・・PAGE.7~14
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・ISC厚板加工製造プロセス ・冷間鍛造とは ・冷間鍛造成形加工と熱間鍛造成形 加工の違い ・冷間鍛造設備紹介 ・冷間鍛造成形実施例
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製造工程設備概要 1/14 ISC ブランキング 材料 (高周波部分焼 ショット・ボンデ 冷間鍛造成形 加工 鈍処理) 処理加工 加工 厚板冷間鍛造加 工に適した素材を 材料メーカーと 研究し割れない・ 伸び率の良い 材料を提供可能 1200ton 1000ton 高周波部分焼鈍処理装置 ショット・ボンデ処理装置 クランクプレス ULMプレス (2ライン) ブランキング後の抜き断面の加工 冷間鍛造成形加工時の成形品と 能力:板厚 8mm~16mm 硬化が冷間鍛造の割れ原因になり、その割れ 金型間の摩擦抵抗を軽減させる 外径 max 175mm を防ぐために部分的に焼鈍処理を行う装置。 潤滑皮膜を付ける装置。 内径 max 60mm 加熱工程: 上下6電極(6工程) 脱脂ライン⇒ ショットブラスト 35ストローク/分(1200ton) 加熱時間: 約3秒(1工程) ⇒ ボンデ処理ライン 40ストローク/分(ULM1000ton (初回1枚は18秒、以後3秒間隔) ) ワーク投入から処理完了までの 高周波誘導加熱装置により部分的 一貫ラインでの処理が可能。 に焼鈍処理を施すことが出来る。 順送多列抜き加工が可能 ロータリードラム方式により 加熱コストの低減・省エネルギー化が図れる。 (特許取得済) 無人化一貫ライン製造が可能。
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・ISC会社概要 ・ISC厚板加工製造プロセス ・冷間鍛造とは ・冷間鍛造成形加工と熱間鍛造成形 加工の違い ・冷間鍛造設備紹介 ・冷間鍛造成形実施例
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冷間鍛造とは(cold forging) 2/14 ISC 炭素鋼、非鉄金属、合金鋼など の金属材料を再結晶温度以下で 冷間鍛造成形加工の種類: ある常温で金型を用いて成形する ①(前方・後方)押し出し成形 加工。 ②据え込み成形 ③打ち抜き加工 材料内部組織の流れをコントロ ④絞り加工 ⑤シゴキ加工 ール(塑性流動)することにより、 ⑥曲げ加工 高精度、高強度で目的に同等もし ⑦圧印加工 くは近似した加工形状を得ること ⑧密閉鍛造(半密閉鍛造) が出来る。(ネットシェイプ) ⑨複合成形 上述により二次工程の削減など 省資源で環境に優しいものづくり など、多種に亘る加工法が存在 が可能である加工法。
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冷間鍛造とは・・・加工方法の紹介 3/14 ISC 前方押し出し成形 後方押し出し成形 自由据え込み成形 打ち抜き加工 パンチの進む方向と同じ方 パンチの進む方向と逆方 平行な工具間でワークを 余分な部分などの切り落し 向にワークが押し出される 向にワークが押し出される 圧縮させる や、穴明け シゴキ加工 密閉鍛造 半密閉鍛造 複合成形 ワークの精度向上、ギヤな ワークを工具内に密閉し加 密閉鍛造にスキマを作り、 各加工法を2種類以上、 どの形状成形 工。エッジなどの形状付け 荷重を軽減させる 同時に加工する
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・ISC厚板加工製造プロセス ・冷間鍛造とは ・冷間鍛造成形加工と熱間鍛造成形 加工の違い ・冷間鍛造設備紹介 ・冷間鍛造成形実施例
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冷間鍛造成形加工と熱間鍛造成形加工の違い 4/14 ISC 冷間鍛造(再結晶温度以下(常温)で加工) クッション・金型技術を使用し複雑 形状も可能。また、大変形は多工程 メリット デメリット 1ステージにより対応可。 ・成形後の歪みが少ない。 ・材料が常温のまま加工するので大変形 は困難。 ULプレスは、定格荷重までの荷重を ・加工硬化を利用できる。(焼き入れ処理 ・高荷重となるため大型の設備を要する の省略。) 場合がある。 許容できる剛性を持っているため、 限界荷重に近い成形も可能。 ・高精度の加工が可能。 ・成形加工が困難な場合は、熱処理(焼き なまし)が必要。 ・仕上げ加工が不要な場合もある。 ・金型も高精度・高強度となるため高価で 材料に於いても材料メーカーと (必要であっても少量である場合が多い) ある。 研究・開発し成形性の優れた材料を →(ニア)ネットシェイプ 使用できる。 ・金型寿命が長期的。 熱間鍛造(再結晶温度以上に加熱して加工) メリット デメリット 弊社冷間鍛造成形加工はデメリ ・材料温度が高い為、柔らかく、大変形が ・加工時の熱膨張による冷却時の歪みが ットである部分を技術・設備・経 可能である。 発生し精度が劣る。 験により補い、高い加工精度を ・大型の製品が加工できる。 ・酸化膜が発生する。 実現できるので後工程の削減も ・短い工程で加工できる。 ・仕上げ加工が不可欠。(加工代が 可能となりCOST DOWNが図 多い。) れます。 ・金型が安価である。 ・金型寿命が短期的。
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・ISC厚板加工製造プロセス ・冷間鍛造とは ・冷間鍛造成形加工と熱間鍛造成形 加工の違い ・冷間鍛造設備紹介 ・冷間鍛造成形実施例
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製造工程設備概要(冷間鍛造プレス) 5/14 ISC ISC プレス機仕様 ISC保有の冷間鍛造成形加工機 ①加圧能力 :2000トン Sモーション9点支持成形プレス UL-2000(tf)プレス ⇒ULtimate(究極の精密鍛造機) ②ストローク長 :250mm ③ストローク数 :10~25SPM ④製品ノックアウト :油圧式、100トン ⑤トランスファ装置 :3次元サーボ駆動トランスファ装置 ⑥成形用クッション圧力装置:75トン(クッション圧) ULプレス機導入の目的 ULプレス機の性能を最大限に 活かし、最終製品の形状、 1号機 2号機 精度に限りなく近い冷間鍛造品 の開発・量産を目指す 2006年8月導入 2018年12月導入 (高付加価値品の開発・量産)
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ULプレス機の性能について 6/14 ISC ISC ULプレス機の特徴 ・上型と下型がズレずに加工が出来る (繰り返し同じ位置で加工が出来る) ①スキマ“ゼロ”のスライドを持つ 高精度の直進性 ・フレームのたわみが少ないので下死点精度が高い ・偏芯荷重にも強いため多工程に亘る加工も一度で出来る ②プレス機本体が高い剛性を持った ・定格荷重限界までの加圧能力がある フレーム構造 ③荷重に対して本体がコンパクト ・場所を選ばず、大荷重プレスを選択出来る ④総合的に機械精度・剛性が高い ・金型寿命の向上も期待できる ため設備寿命が超長期的 ⾼品質・⾼精度の安定したものづくりが出来る ※ただし、原理原則に基づいた正しい工法、高精度の金型が無ければ ULプレス機の性能を100%発揮させることは難しい。
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・ISC厚板加工製造プロセス ・冷間鍛造とは ・冷間鍛造成形加工と熱間鍛造成形 加工の違い ・冷間鍛造設備紹介 ・冷間鍛造成形実施例
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製品例(発電機用ローター) 7/14 ISC 従来品製造工程 弊社製造工程 ※材料から成形まで サイズ 外径:Φ190 社内一貫体制で 高さ:75mm ヨーク・ハブ 一体 ハブ 一体型量産を実現 ヨーク 材料:S35C丸棒 材料:SPHC 鋼鈑 材料:SAE1018 鋼鈑 安価な材料の選択 丸棒切断 ブランク ブランク 加熱 絞り加工(プレス) ショット・ボンデ 熱間鍛造成形加工 切削加工 加工硬化により 冷間鍛造成形加工 焼き入れ 焼き入れ品と同等 以上の強度を保証 ショット 一体化により 粗加工 廃止 大幅な工程削減による リベット圧入後、かしめ コストダウン、省資源、 省エネルギー化に成功 仕上げ加工 ⇒ 完成 仕上げ加工 ⇒ 完成
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製品例(カーエアコン用Magプーリー) 8/14 ISC 他社プーリー冷間鍛造成形加工は、複数工程での場合、 冷間鍛造成形加工品 1工程当り1台のプレスが必要となる。 当社の場合、ULプレスであるため多工程を1台のプレス内に 製品仕様 配列できることから、1パンチ(ショット)にて鍛造可能。 材料:SPHC鋼板 SIZE :最外径Φ120×L 40mm ブランク素材を投入し、一回のプレス加工で最終形状 まで成形加工することが可能。 歩留り向上を目的 として開発 詳細断面 図中赤部分:ボリューム低減部 鍔付きMagプーリー →外周V溝切削加工分の ボリュームを低減させ、 材料の歩留り 材料の歩留りを向上。 また、内径部ベアリング 約15%UP 受け部も合せて成形。
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製品例(Magプーリースリット抜き) 9/14 ISC 当社スリット抜き加工の特徴 ・スリット数に関わらず1工程1パンチ内外同時抜き の加工を実現。 ・バリ(カエリ)、2次剪断など異常無く加工可能。 ・板厚に対するスリット幅の大幅な加工率をクリア →3.3倍の加工比率 断面 1.5mm 幅と板厚の関係 5.0÷1.5=3.3(倍) ※通常:抜き穴径、幅は2倍程度 5mm
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製品例(ATクラッチ用ピストン(バネ座成形)) 10/14 ISICSC 使用用途 変速機内部のクラッチに使用される部品。 油圧にてクラッチのON/OFFを切り替えるためのピストン。 OFFの際にピストンを解放させるのでバネが必要である。 製品仕様 材料:SAE1020鋼板 (S25C相当) SIZE :最外径Φ130×L 25mm ※バネ座成形の特徴 機械加工によるバネ座加工 当社バネ座成形加工 ①ドリル加工で穴あけ ①プレス金型をバネ座穴 ②リーマ加工で底部の 個数分配置し、1パンチ 面仕上げ加工 で成形加工 ①、②を全穴に対して加工 1ストロークで加工可能 基本的には、左の写真の様に薄板板金のものが主流。肉厚の するので約5分/個 約4秒/個 製品に於いては、全て機械加工でバネ座を加工している。 バネ座は、油圧の抜け防止のため未貫通の止まり穴でありバネの 本数分の多くの穴が配列されている。 当社冷間鍛造加工の特徴 特許取得済み:第4943374号 名称:自動車変速機用ピストンのバネ座止まり穴 バネ座穴を製品形状造り込みと同時に成形加工 で付加させることを実現した。 加工方法
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製品例(その他の開発品) 11/14 ISC 船外機用パルサープレート カムシャフト用リアエンドピース 一体キー 六角形状の成形 製品仕様 製品仕様 材料:SPHC 鋼板 材料:S45C 丸棒 SIZE :最外径Φ103×L 45mm SIZE :最外径Φ65×L 45mm 当社冷間鍛造加工の特徴 当社冷間鍛造加工の特徴 ボス部とプレート部を一体で成形。且つ、クランクシャフト 六角形状の押し出し加工を実現。 と勘合させる「キー」も一体成形を実現。 S45Cを割れなどの異常無く成形することが可能。 → キー精度(キー幅公差)=2/100mm 使用用途 使用用途 自動車エンジンのバルブ昇降用カムシャフト端部の 船外機のクランクシャフト端部に取り付けられる部品。 エンドピース。 エンジンのシリンダー角度の点火タイミングを検出する。 カムシャフトをエンジン組み付け時に調整用として使用 (本開発品は、2000ccクラス 直列4気筒エンジン) する部品。そのため六角形状が必要。
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製品例(その他の開発品) 12/14 ISICSC AT用キャリアプレート 4速用 5速用 AT ASS’Y キャリア 製品仕様 製品仕様 材料:S45C 丸棒 材料:S25C 丸棒 SIZE :最外径Φ95×L 50mm SIZE :最外径Φ120×L 40mm CARR. ASS’Y 写真のものは、ボス付プレート キャリアと組付けたもの。 使用用途 ATの内部に組み込まれており、遊星ギヤの保持を ボス付プレートキャリアについて 行う部品となるものがキャリアプレート。 も開発実績あり。 一つのユニットで大きいトルクが得られ、且つ大きな 当社冷間鍛造加工の特徴 減速比を得ることが出来る特徴がある。 ・金型設計技術及びクッション装置を駆使し、本部品 の様な複雑形状製品の難加工が実現。 ・中炭素鋼の加工率の高い加工を実現。 遊星ギヤ摺動面のため 脚部押し出しの加工率:70%~80% 高精度の平面が必要。 (通常の冷間鍛造=70%の加工率が限界値) ・脚部中間面部の平面度0.05mm以下
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製品例(ブランク加工品) 13/14 ISC ロータコア用ブランク カーエアコンプーリー用ブランク 材質・サイズ 材質・サイズ SPHC(鋼板) SPHC(鋼板) 板厚: 9~12mm 板厚: 8~14mm 外径: Φ100~Φ140 外径: Φ100~Φ170 次工程:ショット・ボンデ処理も可能 次工程:内径部分焼鈍 ⇒ ショット ボンデ処理も可能 ※順送多列抜き加工により約100個/分のタクトで製造可能