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BCP対策としての非常用電源設備 選び方のポイント BCP対策における、電源確保がなぜ必要なのか? 「停電対策を何から始める?」対策をスタートする方必見!
〈電源確保はBCP対策の第一歩〉
災害時に困るのはライフラインの遮断です。
災害時に速やかにBCPを実行するためにも最低限のインフラを確保しておく必要があります。
災害直後は道路の寸断、流通の乱れによる物資不足な どで孤立化の可能性があります。
こういった背景から長時間の停電に対応できる非常時の電源確保が重要視されています。
このカタログについて
ドキュメント名 | BCP対策としての非常用電源設備|選び方のポイント |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 673.7Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | CONNEXX SYSTEMS株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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BCP対策としての非常用電源設備
選び方のポイント
BCP対策における、電源確保がなぜ必要なのか?
「停電対策を何から始める?」対策をスタートする方必見!
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BCP(事業継続計画)とは
BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃な
どの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小
限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可
能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業
継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことで
す。平常時からBCPを周到に準備しておき、緊急時に事業の継
続・早期復旧を図ることが重要となります。(引用:中小企業省HP)
自然災害による
停電や断水の備えは万全ですか?
ひとたび自然災害などで停電が起こってしまうと、照明・空調・厨
房・冷蔵庫・エレベーターなどの設備や、テレビ・パソコン・サーバ
・携帯電話など情報機器、また、セキュリティ機器の活用に支障が
生じてしまいます。また電力で動く給水設備や浄化槽も停電が起
きてしまうと断水、排水ができなくなる可能性があります。数日
間断水が続くと、飲料水と生活用水(洗濯・入浴・トイレ用水等)が
足りなくなってしまいます。
ひとたび地震や大雨が エレベーター設備 厨房設備 給水ポンプ
発生すると…
停電により、通常使用している
施設・事業所の設備や機器が
使えなくなる可能性があります。
空調設備/照明設備/情報機器など
電源確保はBCP対策の第一歩
災害時に困るのはライフラインの遮断です。災害時に速やかに
BCPを実行するためにも最低限のインフラを確保しておく必要
があります。災害直後は道路の寸断、流通の乱れによる物資不足な
どで孤立化の可能性があります。こういった背景から長時間の停
電に対応できる非常時の電源確保が重要視されています。
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非常用電源設備の種類は?
非常用電源設備にもそれぞれに特長があり、用途に合わせて選ぶことが重要です。
産業用蓄電池の特徴 メリット デメリット
電気代が削減できる 導入コストが掛かる
蓄電池は太陽光発電との組み合わせることが効果的です。燃料が
燃料が不要(脱炭素につながる) 設置スペースの確保が必要
不要で長期的な電力確保が可能。定置型の場合は一定の設置ス
長期的な電力確保が可能 寿命がある(10~ 15年程度)
ペースが必要になります。導入費用は掛かるものの、平常時から
活用することで節電効果が見込め、企業の省エネ対策として非常
に有効です。
ディーゼル発電機の特徴 メリット デメリット
発電効率が良い 排気ガスが出る
軽油を燃料として使い、稼働することで発電。多様なラインナッ
燃料単価が安い 振動による騒音が大きい
プがある。注意点としては、黒煙が多い、運転時の振動や騒音が大
機種の種類・容量が豊富 燃料が劣化する
きい、いざという時に燃料が劣化していて使えなかった、また災 (保管期限は6ヶ月程度)
害時に燃料である軽油を調達することが困難な場合があります。
LPガス発電機の特徴 メリット デメリット
燃料が長期間劣化しない 燃費が高い
ガス貯槽器またはシリンダー容器からガスを供給/稼働するこ
環境にやさしい 製品の種類が少ない
とで発電。環境負荷が小さい。LPガスは供給が途絶しにくい特徴
供給が途絶えるリスクが少ない 起動に時間がかかる
があり、燃料長期間劣化しないので、維持コストが安く済みます。
しかし燃費が高く、選べる製品が少ないという課題があります。 連続運転に制限がある
可搬式(ポータブル型)発電機の特徴 メリット デメリット
小さいので小回りが効く 発電量が少ない(用途が限られる)
ガソリンやガスを使う可搬式の発電機は小回りが効くので、必要
導入費用が安い 屋内では使用できない
な個所に電気を供給できます。しかしその反面、パワー不足や排
気ガス・騒音など注意すべき点もあります。 種類が豊富 燃料備蓄が必要
非常用電源設備の選び方のポイントとは?
①何をバックアップするのかを決める
全ての設備・機器をバックアップすることは無理なため、止められない重要な業務は
何かを検討した上で、稼働させる設備・機器を選定していきます。
②消費電力や電力容量を調査・検討する
検討した優先順位の高い設備・機器について、必要な電力を調べて容量を決めます。
それぞれの機器で必要となる電力を計算し、実際には少し多めの電力を消費する想
定で電気容量をおおよそ見積もります。
③非常用電源の種類を決める
用途・優先順位を踏まえた上で、設置場所も検討する必要があります。ポイントとし
て「平常時」と「災害時」を念頭において、屋内・屋外、設置スペースや配線、運転音など
について検討する必要性があります。
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設備選びには省エネ思考が重要
非常用電源の導入で検討するべきポイントは「省エネ効果を得ることが COST DOWN
できるか?」という点です。設備を非常用電源として導入した場合は
「BCP対策」のためのコストとなります。非常用電源設備を省エネ対策も
兼ね備えたものにすることで「平常時」の電力コストを削減して導入費
用を補えることになります。また、補助金などを活用することで、導入コ
ストを下げる検討も合わせて必要です。
平常時の省エネ効果で優れている産業用蓄電池導入のメリット
▼ 3つの導入メリット
太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで自然エネルギー電源を有効活用できます。CO2排出量の削減や
CSR(企業の社会的責任)といったメリットにもなり、省エネやBCP対策に付加価値を与えることができます。
電気代が節約できる 自家消費型でコスト削減 災害時の停電対策
蓄電池は太陽光発電などの再エネ機器と 売電単価は年々下落しており、売電するよ 停電して電気の供給が止まっても、蓄電池に
の連携で、省エネ効果が飛躍的に高まり りも発電した電気を「自家消費」に優先的に 蓄えておいた電気があれば、電気を使い続け
ます。料金が安い時間帯(主に深夜)に蓄 回すことで、電力会社から買う電気の量を ることができるので、BCP(事業継続計画)対
電池へ充電。料金が高い時間帯は、充電し 減らすことができます。電気代を削減、安く 策として緊急時に備えることができます。蓄
た蓄電池から電気を使用すれば、電気代 運用していけばトータルで見れば節約にな 電池と太陽光発電の連携で、長引く停電に対
を節約できます。 ります。 応が可能です。
非常用電源設備で防災の備えを実現 安全に使える予備電源設備の1つが蓄電池
企業や医療・福祉施設などで災害時に活動が機能停止に陥 BCP対策には様々なものがありますが、電源の確保は初歩
ることを未然に防ぐBCP対策が求められています。産業用 的なものとして必要不可欠といえます。安全に電源を確保
蓄電池は「災害対策」として非常に有効です。そのため単純 できる設備の1つとして蓄電池があります。蓄電池は停電
に導入コストだけで判断してしまうことは推奨できませ 時以外にも電気代の節約などに活用できる設備です。蓄電
ん。産業用蓄電池と太陽光発電の連携で、停電が長引いた場 池と再エネ設備を合わせて導入することで、自然エネル
合でも復旧するまで自家発電と蓄電池で対応することが可 ギー電源を有効活用。つくった電気を自社で消費する「自家
能になります。万が一の停電に備えられる『安心・安全』、そ 消費」が可能に。平常時はピークカット/ピークシフトによ
して対外的な『信用・信頼』にもつながります。また、地震な る消費電力の負荷平準化を図り、電力コストの削減や環境
どによる災害時には仮に非常用発電機があっても建物内の 負荷の低減(CO2排出量削減)やCSR(企業の社会的責任)
配線が断線する等、必ずしも想定通りに給電できるとは限 への対策をすることができます。BCP対策として、さらに
りません。定置型だけでなく、機動的な対応が可能になる可 普段のコスト削減に、蓄電池の導入を検討してみてはいか
搬型の蓄電池も合わせて検討をおすすめします。 がでしょうか。
製造元
CONNEXX SYSTEMS株式会社 本社・研究所 〒619-0294 京都府相楽郡精華町精華台7-5-1けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)
TEL:0774-66-6886 FAX:0774-66-6883 https://www.connexxsys.com