【導入事例】完全無線SIL2ガス検知システム

世界初の完全無線SIL2ガス検知システム Equinor社のカロンボー製油所 (デンマーク) 定置式ワイヤレスガス検知器と従来のケーブルシステムの利 点が、安全性とコスト削減の両面においてカロンボー製油所で 詳しく比較されました。 TA Foto Scandex ApS / Equinor – 革新的な技術ソリューションが、プロジェクトのコストを大いに削減 – GASSECUREワイヤレスガス検知器の大規模な導入 – 無線SIL2のためのシステムデザインと構成 – 多重構造の密集した製油所における信頼できるワイヤレス はじめに ノルウェーのエネルギー会社であるEquinor社は、横河電機 およびドレーゲルの子会社GasSecureとの協力の下、世界最 設置の詳細 大となるSIL2ワイヤレスガス検知システムのカロンボー製 エンドユーザー 油所 (デンマーク) への導入を成功させました。 Equinor このプロジェクトの主要目標は、リスク分析によって特定され 所在地 た3つの処理エリアのガス検知範囲を改善することでした。 デンマーク、カロンボー Equinor社のチームは、すでに密集したプラントエリアへの設 置と、閉鎖スペースでの検知において問題に直面していまし 竣工日 た。 しかし、ワイヤレス装置の設置は簡単に行うことができ、 2017年6月 物理的およびロジスティック上の障害もすばやく克服され、 設置のタイプ 後に追加や変更できる柔軟性も得られることが明らかにな 陸上製油所 りました。 設置の詳細 SIL2認証済みのGS01検知器は、世界初の完全ワイヤレス GS01 122台 SIL2ガス検知安全システムとして展開されました。 これは、 GS01-EA 8台 現場の装置とコントロールシステム間の安全なエンドツー ワイヤレスゲートウェイ 3台 エンドのコミュニケーションにより達成されます。 これは現 ワイヤレスアクセスポイント 18個 在、ISA100.11aワイヤレスプロトコルと、PROFINET上のSIL3認 シーメンス S7 証PROFIsafeアプリケーションでのみ可能です。 PROFIsafe は、各検知機とコントロールシステム間の全体的な通信経 通信 路を網羅し、両方の処理値と安全機能通信パラメータを統 ISA100 ワイヤレスTM上のPROFIsafe 合します。 ISA100.11aとPROFIsafeを組み合わせることで、安 全データのトンネリングなどのさまざまなメカニズムを通し て、SILのIEC 61784-3要件を満たしています。 D-6403-2018

まず、122台のGS01ワイヤレスガス検知器が3つの処理エリ とで、チームの技術と工学知識が大幅に改善され、将来の ア全域に配置されました。これには、複数のゲートウェイと Equinor社のプロジェクトへの道が開かれました。密集エリ アクセスポイントの設置が必要で、これらは最適なワイヤ アがいくつか存在する広大なカロンボー製油所で、ワイヤ レス通信のための調査と設計に従って配置されました。 レスガス検知システムが成功したことにより、他の導入も期 待できるようになりました。 導入の第一フェーズは、ワイヤレス信号に影響を与える 重機と閉鎖構造のエリアが関係していました。この通信 「その場合は、再びワイヤレスを選ぶでしょう。ワイヤレス 上の課題を克服するために、延長アンテナ付きGS01-EA こそが未来です」とシニアエンジニアのNiels Herløvは語っ 検知機が、構造物を通過して安全にデータを送信するた ています。 めに選択されました。その他の装置はすべて、標準アンテ ナを搭載したGS01検知器でした。 革新的な発想が保護とコスト削減を強化 当初の調査では、有線装置のプロジェクトには、多大な投 資が必要になることが示されていました。よりコスト効率 の高いソリューションが必要となり、Equinor社の安全統制 スペシャリストとともに製油所で作業を行う現地チームが 結成されました。 3カ月にわたり、チームの革新的な発想 と経済的な思考により、ワイヤレスが最良のソリューショ ンであり、当初の予算は大幅に削減されると同時に、必要 なガス検知範囲が確保されることが明らかになりました。 コスト削減に加えて、GS01のワイヤレス設計により、既 「ワイヤレスガス検知器の設置 存のワイヤレスネットワークへ検知器　を追加するだ けで、簡単に拡張したり、装置の設置を増やしたりとい は、安全な運用という目標への ったことができるようになりました。導入後その年の間 重大な貢献です」 に、Equinor社は元々設置されていた122台のGS01に17台 を追加しましたが、追加のケーブルや基礎工事は必要あ Jofrid Klokkehaug りませんでした。 カロンボー製油所、バイスプレジデント 世界初の完全ワイヤレスSIL2ガス検知システムとなった ことに加え、カロンボー製油所はその導入を経験したこ 「ワイヤレスこそが未来です」 Niels Herløv 電気的安全・運用部門、シニアエンジニア * Statoilは2018年5月16日に社名をEquinorに変更しました。 全製品、機能、またはサービスがすべての国で販売されているとは限りません。 記載された商標は、一部の国でのみ登録されており、この資料が公開される国で登録されているとは限りません。 現在の状況については、 www.draeger.com/trademarks でご覧ください。 記載内容は、予告なく変更する場合があります。 本社 ドレーゲルジャパン株式会社 大阪営業所 福岡営業所 Drägerwerk AG & Co. KGaA 東京本社 〒564-0062 〒812-0016 Moislinger Allee 53–55 セイフティー事業部 大阪府吹田市垂水町3–3–17 福岡県福岡市博多区博多駅南 23558 Lübeck, Germany 〒 141-0021 06-6310-7550 2-12-3 東京都品川区上大崎2–13–17 06-6310-7556 トーケン福岡ビル1F www.draeger.com 目黒東急ビル 4F 03-6447-7171 仙台営業所 広島営業所 03-6447-7170 〒981-3133 〒731-0124 宮城県仙台市泉区泉中央1-14-1 広島県広島市安佐南区大町東 東京サービスセンター インテレクト21ビル4階 3-24-16 〒135-0047 東京都江東区富岡2-4-10 名古屋営業所 03-5245-2390 〒460-0008 03-5245-2226 愛知県名古屋市中区栄2-12-12 アーク栄白川パークビル7階 本件に関するお問合せ： www.draeger.com/contact D-6404-2018 DMC-108679 | 24.05-1 | HQ | HO | 内容は予告なく変更される場合があります | © 2024 Drägerwerk AG & Co. KGaA