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未来対応型ソリューションでサポート!大手鉄鋼会社への取り組みをご紹介
当資料では、ドレーゲルが長年にわたり
サポートしているSalzgitter Flachstahl社の取り組みと
プロジェクト内容について解説しています。
「クリーンで環境に配慮した未来の鉄鋼」や「常に解決策を見つける
ドレーゲルのエキスパート」など、テーマ別に写真を交えて
解説しています。
ぜひご一読ください。
【掲載内容】
■クリーンで環境に配慮した未来の鉄鋼
■常に解決策を見つけるドレーゲルのエキスパート
■装置、トレーニング、サポート-安全性の三本柱
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | 【資料】石炭ベースの製鋼の段階的廃止を成功させる方法 |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 4.9Mb |
取り扱い企業 | ドレーゲルジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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石炭ベースの製鋼の
段階的廃止を成功
させる方法 – Salzgitter社を
環境にやさしく
—
鋼鉄の製造過程をサステナブルにすることは、起業家精神を要する大きな課題です。
これは、新たな安全性の問題でもあります。
ドレーゲルはこのプロセスを、未来対応型ソリューションでサポートします。
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Salzgitter Flachstahl社の総合製鉄所にある溶鉱炉Bは、
高さ地上85メートル、内部温度は1,450℃に至るコークス
用炭を燃料とする溶解炉です。ここでは、銑鉄を溶解する
ための効率的なプロセスが採用されています。
安全性を重視するこの大手鉄鋼会社は、ドレーゲルのサポート
を長年にわたり活用してきました。 有毒性や爆発が起こる前に
適時にアラームを発生させるには、高精度のガス測定と検知
テクノロジーが必要だからです。 溶解炉Bのキャストハウスの
大気には、有毒ガスが含まれていません。 常に身に付けている
ドレーゲルのポータブルガス検知器を穏やかな表情でチェック
する溶解炉 alzgitter Flachstahl社溶解炉Bの操業マネージャー、
Bの操業マネージャー、Matthias Rami。 S
Matthias Rami (右) と測定制御計装エンジニアの
X-am 2500の画面に、異常がないことが示されています。 酸素 Marcel Ahrens (左)は、キャストハウス内での
濃度は新鮮な空気と同様の20.9パーセント。生命を脅かす 個人用保護具としてDräger X-am® 2500を
燃焼ガス、一酸化炭素の値はゼロとなっており、安心がもたら 使用しています。
されます。一酸化炭素は、人間の知覚だけでは検知できません。
あらゆるドレーゲルの装置と同様、長寿命のバッテリーが装備
されているこのコンパクトな検知器には、他のガス用センサを 試験工場のレベルで、このPEM電解槽はすでに他のすべての
取り付けることができますが、Ramiはそのような変更の必要性 SALCOSシステムと同様に運用されていました。 しかし、産業
を経験したことはありません。 製鉄の最後の段階には、より大規模でさらにパワフルな
バージョンを構築する、または相当に拡張する必要があります。
クリーンで環境にやさしい未来の鉄鋼 とは言え、小さな規模では、この新しい無公害の水素生産施設
このような状況は、近い将来変わると見られています。非常に はすでに機能しています。「 600ボルトの電流により、水を水素
野心的な変換プログラム、SALCOS 「( Salzgitter Low CO2 と酸素に分離させます」と部門長のThorsten Hinrichsが説明
Steelmaking」の略) の一環として、 Salzgitter Flachstah社は します。 ガスモニタリングも、電解過程において水素の漏れを
二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を極めて低く抑える 検知するための最重要事項です。 このシステムには、工場出荷
べく、総合製鉄所の製鋼施設の準備を進めているからです。 時にすでにガス検知器 (Dräger PEX 3000モデル) が組み込ま
これを達成するために、銑鉄の溶解において年間約800万トン れており、LEL (爆発下限界) の範囲での燃焼ガスと蒸気の
の二酸化炭素を排出する、コークス用炭を燃料とする現行の モニタリングが可能です。
3つの溶解炉は、2033年に閉鎖されます。 これらの溶解炉は、
3つの段階を経て直接還元法に変更され、天然ガスまたは水素 しかし、Salzgitter Flachstah社の測定制御エンジニアである
を使って銑鉄が生産されるようになります。 これに伴い、 Marcel Ahrensは、さらなる安全策を望んでいました。「 この
「環境にやさしい」水素は、同社の風力発電電解工場で一部 システムを全く使用したことがなかったので、私たちは追加の
生産されることになります。 水素センサーをホールに設置しました。 ドレーゲルの
スペシャリストと協力して、当社の安全コンセプトに必要となる
テクノロジーと適切な測定ポイントを選択しました」。
Salzgitter Flachstahl社は、水素の使用により
二酸化炭素排出量を大幅に削減するという、
非常に野心的な変換プログラムを遂行中です。
この大手鉄鋼会社は、新しいエネルギー源に
おいても、高精度のガス検知テクノロジーに
依存し続けています。
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常に解決策を見つけるドレーゲルのエキスパート
私たちは共に課題に立ち向かいました。 リークが発生すると、
爆発性のある無臭ガス (最後のページを参照) はホールの上部
に蓄積するため、理想的な測定ポイントは天井のすぐ下となり
ます。 しかし、このエリアへのアクセスは、数多くのパイプや
ケーブルが設置されているためほぼ不可能です。 この場合の
解決方法は何でしょう?「 答えを見つけるのに15分ほどかかり
ました。最終的にドレーゲルのエキスパートが、下からガスを
吸入し、ガス測定部を壁につけて測定することを提案してくれ
たんです」。 現在、まさにこの方法が使われています。あらゆる
ガスに対応するPolytron 7000に電気化学式水素センサを
装備することで、非常に低い濃度もppmレベルで測定すること
ができます。 内蔵ポンプ付きDräger Polytron® 7000 ガス検知器は、
壁に取り付けると簡単にアクセスできます。
さらに、電解槽内を不活性化するための窒素の使用により、呼吸
空気の酸素 の置換に備え、酸素用測定ヘッドも装備されました。
水素の値と測定値は共に、4〜20mA出力信号を介してREGARD
3910コントロールユニットに送信されます。 必要に応じて、ガス
検知システムはアラームを発したり、天窓を開けたり、システムの 「壁に取り付ける
作動を中断したりします。 もう1つのメリットは、
操業中や定期検査中に
ガス検知部にアクセス
しやすくなることです」。
Lars Diener
定置式ガス検知システムのセールスエンジニア
水素生産用電解システムには、
ドレーゲルのガス検知器が
工場出荷時点で装備されています。
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Dräger PEX 3000
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Dräger REGARD® 3910コントロール
ユニットは、測定ヘッドからの入力信号を
処理し、必要な措置を開始します。 装置、トレーニング、サポート – 安全性の三本柱
すぐ隣のコンテナでは、Salzgitteがパートナーと協力の下、2つ目
の水素製造代替プロセスを試しています。それは、水の代わりに、
850℃に加熱された蒸気をベースにする高温電解です。その
さらに高い効率性により、これは将来業界内で興味深い
オプションになる可能性があります。また、このようにパイプが
絡み合う環境でも、リューベックで製造されたガス検知器は
活躍しています。ドレーゲルはまた、すべての鉄鋼メーカーが
熟知しているとは言えない、水素に関する認識を高めるための
トレーニングプログラムもご提供しています。
とはいえ、二酸化炭素の排出量が極めて少ない銑鉄生産の
中心となるのが、近くでそびえる高さ30メートルの実験的な直接
還元プラントです。ここでは鉄鉱石が製錬されたり、液化された
りすることなく、融点以下で直接還元され、海綿鉄と呼ばれる
ものが生産されます。 Salzgitterのエンジニアと鉄鋼メーカーは
現在、海綿鉄の生産に効果的に使用できる天然ガスと水素の
「当社のお客様は、信頼できる 混合比と条件を試験中です。ここでも、ドレーゲルの装置が、
製品だけでなく、個々に合った 大気中のガス濃度のモニタリングに使用されています。 ●
アドバイス、オンサイトでのサポート
サービス、トレーニングも高く評価
しています。私たちはこれらすべてを
シングルソースからご提供します」。 水素を取扱う際の安全について詳しくお知りになりたい
場合は、あらゆる関連情報と役立つ参照資料を以下で
Lars Diener ご覧いただけます。
定置式ガス検知システムのセールスエンジニア
www.draeger.com/hydrogensafety
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当社がこのプロジェクトを共に実施した企業
Salzgitter Flachstahl 水素の課題
GmbH
Salzgitter Flachstahl社は、Salzgitter Group最大 化石燃料からの脱却過程において、化学および
の鉄鋼メーカーです。 2021年、その5,480人の 鉄鋼業界に限らず多くの企業が、水素が他の燃料の
従業員は430万トンの鉄鋼を生産し、売上高は32億 代替えになることにますます注目しています。
ユーロに上りました。 統合された鉄鋼所では、熱間 こういった新たな水素 ユーザーは、安全性の問題を
圧延ストリップ、圧延鋼板、鋼板、冷延鋼板、表面を 認識しているものの、水素を扱う際に特別に必要と
仕上げた製品を、厚さ0.4〜25ミリ、最大幅2,000ミリ なる安全対策やインフラストラクチャについての
で生産しています。 同社の最も重要顧客は、自動車 深い知識を持ち合わせていません。 例えば、LPGを
メーカー (車体パネル) とその子会社、標準・大口径 燃料として使用した経験のうち、水素の取扱いに
チューブの製造業社、冷延用ロール製造会社、鉄鋼 関連するものはほんのわずかです。水素の取扱いに
業者、建築業界です。 関連する安全上の問題には、爆発性や無色の炎など
によるものがあります。 ドレーゲルのエキスパート
は、基本的なリスクと安全面、システムメンテナンス
の安全な実施に関して、さまざまな企業にアドバイス
を提供し、トレーニングも提供しています。 水素に
関する教育と、安全な取扱い方に対する意識向上が
必要であることを、私たちは経験から理解して
います。
お客様の安全は私たちの最優先事項
—
130年近くにわたり、ドレーゲルは、その規模や業界を問わず、世界中の企業に安全製品、 刊行詳細
ソリューション、サービスを提供してきました。 企業、そしてその従業員の方々に対して、多様な Dräger Safety AG & Co. KGaA
危険物質取り扱い時における保護、サポート、救命のための製品を提供します。 当社の安全製品には Revalstraße 1
23560 Lübeck, Germany
呼吸用保護具、薬物・アルコール検知器、カスタムメイドのソリューション、個人用防護具、保守・
修理サービスとトレーニング、ポータブルおよび定置式ガス検知ソリューションが含まれます。 www.draeger.com
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