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タンク内作業における改善

事例紹介

【資料】タンク内作業における改善

タンク洗浄は難しい仕事です。体力が必要な仕事であるだけでなく、
個人用保護具を着装するため、作業員にさらなる負荷がかかるためです。

この場合、快適性を高めることは贅沢ではなく、パフォーマンスと
効率の向上をもたらします。

当資料では「タンク洗浄に好適なPPEソリューションの開発」や
「冷却による快適性コンセプト」などを掲載しています。

ぜひ、ご一読ください。

【掲載内容】
■課題:タンク洗浄に好適なPPEソリューションの開発
■ソリューション:冷却による快適性コンセプト
■付加価値:より高い安全性、より高いパフォーマンス、より高い効率性
■一目でわかるシングルコンポーネント

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

このカタログについて

ドキュメント名 タンク内作業における改善
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 1.6Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 ドレーゲルジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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タンク内作業における改善 タンク洗浄は難しい仕事です。  体力が必要な仕事であるだけでなく、個人用 保護具を着装するため、作業員にさらなる負荷がかかるためです。  この場 合、快適性を高めることは贅沢ではなく、パフォーマンスと効率の向上をもた らします。 © Drägerwerk AG & Co. KGaA DL-18259-2014
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タンク内作業における改善 課題: タンク洗浄に最適なPPEソリューションの開発 作業員に適した個人用保護具(PPE)は、タンク洗浄に不可欠 正確な規制 です。 し  かし同時に、保護具の重さ、保護具内の気温と湿度 タンク洗浄は、石油・ガス産業や化学産業におけるルーチン の上昇、マスクがもたらす呼吸抵抗により、着用者にかなり 作業の一つである同時に、極めて危険な作業です。  通常、コ 大きな負担がかかります。 このため、保護具を着用できる時 ンテナへの入槽が必要となります。  残留物から発生する硫 間には厳しい制限が課されています。 化水素、フッ化水素、アンモニア、二酸化硫黄、その他の有毒 ガスや蒸気は、作業員がタンクに入槽する際の危険になり 最も快適な保護具を選択することは、労働衛生や安全性 得ます。  他に安全管理者が注意しておくべきことには、酸素 の面だけでなく、経済的な面を考慮しても理にかなって 不足の可能性、さらに爆発のリスクがあります。  有害物質の います。 吸入を防止するとともに、水しぶきや微粒子による皮膚や目 への接触を回避することは不可欠です。 こ  れに対処する作 1. 作業中のより高いパフォーマンス: 防護服や呼吸用保護 業員の個人用保護具(PPE)の設定方法は、それぞれのリスク 具による装着者の負担が軽減され、作業によりエネルギー 分析および適用される法律や規制に基づいて定義されてい を注ぐことができます。これによりモチベーションも ます。 向上します。 コンテナへの入槽に関する特別ルールや規制の例には、以 2. より高い安全性: 熱によるストレスや心臓血管系へのスト 下があります。 レスが高まると、集中力が削がれ、間違いや事故のリスク •DGUV タンク、サイロ、閉鎖空間での作業( BGR 117-1) が高まります。 •O SHA 規則1910.146「閉所空間内作業に伴う許可証取得 の義務」 3. より高い効率性: 保護具の快適性が向上すると、作業員は 呼吸保護具の選択と使用については、EN  529またはOSHA それほど疲れを感じなくなるため、その後のタスクにおけ 1910.134などのガイドラインに規定されています。 呼吸用空 るパフォーマンスが改善されます。 気の品質に関する要件は、EN 12021、OSHA ANSI/Compressed Gas AssociationのCommodity Specification for Air、G-7.1-1989 のガイドラインに記載されています。 熱によるストレスは効率を損なう 大気と体温の上昇は、パフォーマンスを損ない、間違いを犯すリスクを高めます。このネガティブな関連性は様々な研究で 確認されています。 化学防護服内は冷却を行わなければ、すぐに温度は上昇し、心臓血管系のストレスが高まります。 深部体温(直腸) 熱的快適性 心拍数 単位:°C 分毎 38.0 +10 160 非常に 快適 +5 140 37.5 快適 ±0 普通 120 37.0 +5 不快 100 -10 非常に 36.5 不快 80 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 出典: Dräger © Drägerwerk AG & Co. KGaA 02
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タンク内作業における改善 PPE選択の基本 実践例 適切な呼吸・身体保護具の選択は常に、いわゆる防 従って、要件となるのは、 最大限の安全性と可能な限り最高 護係数に基づいて行わなければなりません。 防護 の快適性です。  こ  れを実践に取り入れるにはどうすれば良 係数は、測定された有害物質の濃度を、それぞれの いでしょうか?この分析の出発点として、石油・ガス産業でよ 有害物質の上限値で割った数値に基づいて計算さ く見られるシナリオを見てみましょう。 れます。 • 固 定式の呼吸用空気供給システムが、タンクの近傍にな 必要となる防護係数 = 有害物質の最大濃度 いことがよくある。 そのため、呼吸用空気の供給に移動式 / 最大許容濃度(MAC) システムを使用しなければならない。 この例では以下のように計算されます。 • 作業は2人組のチームで行う必要がある。  洗浄作業は身 H2S 500ppm / 5ppm (MAC) = 100 体的負担が大きいため、呼吸用空気の消費量は約60 l/分 になると考えられている。 中でも、必要となる呼吸用空気量が、呼吸用空気供給の 決断における重要要素です。 供給する人数に基づいた • 作業時間は120分を超えないように設定されている。 必要となる空気量が、計画した展開期間中を通して常に 利用可能であることを確認しなければなりません。 • 液 体や微粒子による重大な汚染が予想される。 こ  のシナ リオでは、保護具の洗浄にはコストがかかると見られるた 必要となる合計空気量は、以下の公式を使用して計算し め、使用後に廃棄する使い捨て密閉形防護服の方が経済 ます。 的である。 必 要となる空気量 = 一人当たりに必要な空気量 x • 入 槽前ガス測定の結果によると、タンク内の大気の硫化 該当空気源から供給する作業員数 x 水素(H2S))による汚染は、最大500ppmに達すると見られ 計画された作業時間 ている。 職業安全衛生のための許容濃度は5ppm。この場 合、必要となる防護係数は100となる(計算例を参照)。 説明されたシナリオでは、必要となる呼吸用空気量は 14,400リットル(60L/分・人) x 120分 x 2人です。 • タ ンク内の視界が悪く、タンク内から出るために数分かか る。 そのため、緊急用空気供給が不可欠である。 呼吸用空気源の評価において重要となるもう一つの要 素は、呼吸用空気の品質です。 呼吸用空気は例えばEN • タ ンク内の温度は簡単に35°C以上になり得る。そのため、 12021など、一定の品質要件に準拠していなければなり 身体の冷却が推奨される。 ません。 © Drägerwerk AG & Co. KGaA 03
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タンク内作業における改善 ソリューション: 冷却による快適性コンセプト ここでご紹介するPPEの組み合わせなら、作業員は完全に 空気供給: 350l/分 x 120分 x 2人 = 84,000リットル( ボンベバ 保護され、全体が最適に冷却されます。   最新のCVA     0700冷 ンドル使用の際はこの容量が必要) 却ベストがそれを確実にします。   防護服の下に着用するこ の冷却ベストは、分毎約350リットルの空気を防護服全体に ボンベのサイズは以下を使用して計算できます。 循環させます。特に冷却力が最大の時は、   着用者の背中と ボンベの数 x ボンベサイズ x (ボンベ圧 – 頭部にも行き渡ります。 警報発生後の残圧) つまり、 8 x 50l x (300〜50bar) = 100,000リットル 呼吸用空気の供給は、移動式呼吸用空気コンプレッサ(MAC) またはボンベバンドルを通じて確実に行われます。   必要と 空気供給に問題があった場合、MAV 1200移動式空気供給 なる空気供給は、上記の公式を使って以下のように計算さ ユニットが、作業員の安全なタンクからの退去を確実に れます。 します。 © Drägerwerk AG & Co. KGaA 04 D-11526-2014
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タンク内作業における改善 タンク洗浄のための保護具: 全体にわたる安全性とさらなる快適性 5 1 3 2 6 4 1 SPC 3700飛沫防護服、Tychem® Fを使用したタイプ3/4、 • 切 り替えた予備の呼吸用空気供給が限りがある場合、警 N 14605に準拠し一回のみの使用 + 報音と警報表示を発生 X -plore® 9000ベルトセットに換気ベストCVA 0700を装備、 • 2 つのボンベ(6.8リットル / 300bar)による避難時間: 5分 ベストを常に換気し呼吸用空気供給と身体冷却を提供。 • 内 蔵フィルタユニットを通じてろ過した最大1000l/分の • エアフロー率約350l/分で、展開期間全体にわたり最適 呼吸用空気(EN12021に準拠) な冷却を提供。 • 安全で使いやすい 3 移 動式呼吸用空気コンプレッサまたはボンベバンドル • 高い防護係数:1000 を通した基本空気供給 • ベストと防護服の組み合わせでEN 14594 クラス 4Aに 準拠 4 長さ20メートルの2つの接続ホースと供給ホース設置用 コネクターセット 2 M AV  1200移動式呼吸用空気供給は、予備の空気供給と フィルタユニット付き: 5 Tricotril®オーバーグローブ • 保護力の高いプラスチック製ハウジングにカプセル化 されているため堅牢で洗浄しやすい 6 PVC安全長靴 • 外部供給に問題が生じた場合、内蔵された予備の呼吸 用空気供給に自動的に切り替える、高信頼の連続呼吸 防護服、グローブ、長靴のサイズは、個々の着用者にそれぞ 用空気供給 れ適合します。 © Drägerwerk AG & Co. KGaA 05
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タンク内作業における改善 付加価値: より高い安全性、 より高いパフォーマンス、 より高い効率性。 冷却ベストには3つの機能があります。  それは、快適な換気、 呼吸用空気は、移動式呼吸用空気コンプレッサまたはボン 防護服内の温度と湿度の低下、着用者への呼吸用空気の供 ベバンドルを通して簡単に供給されます。 MAVに内蔵された 給です。 フードのおかげで、呼吸抵抗は問題になりません。 予備の空気供給のおかげで、独立した予備の空気供給シス ベスト全体にわたり空気が循環してバイザーの曇りを防ぐ テムを作業者が持ち運ぶ必要はありません。 MAVは、予備の ため、着用者は長時間にわたる作業の後でも良い視界を保 空気供給が有効化されると警告信号を発します。 てます。 例えば、処理空気に沿った固定式リングが全く存在しない 場合など、供給した空気が呼吸用空気の基準を満たさない 作業者の身体的ストレスは大幅に削減されます。   着用者の 際にはシステムが、処理空気(5〜10bar)から水、微粒子、オイ 快適性が上がり、効率も向上されます。 業務内容に合わせて ルミスト、蒸気、悪臭をしっかりとろ過し、国際基準であるEN リスクアセスメントを調節することで、このソリューションで 12021*に準拠するよう洗浄・調節します。 は着用時間、さらには展開期間を延長するために使用する こともできます。 (* CO/ CO2 ろ過なし) © Drägerwerk AG & Co. KGaA 06 D-11509-2014
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タンク内作業における改善 一目でわかるシングルコンポーネント パノラマビュー 調節可能な保護さ ワイドなバイザーが左 れたエアフロー 右と上方に広い視野を 冷却空気を胴部と 提供 防護服内に提供し、 呼吸用空気を 装着者へ供給 非常時脱衣コード 瞬時に保護具を脱ぐ 際に引きます 自動テスト機能 適切なエアフローを 確保するため 予備テストの必要なし 排気弁 防護服内を過圧し、 装着者をリー クから守ります 警報ホイッスルユニット 空気供給が中断または エアフローが低すぎる場合 にアラームを発生 MAV 空気から微粒子、液体、オイルミスト、悪臭を 外部空気供給 ろ過し、緊急時呼吸用空気供給を備えた警 安全で信頼のおける 報器として機能します。空気を2人の作業員 外部空気供給への接続 に提供できます IMPRINT Dräger Safety AG & Co. KGaA Revalstraße 1 23560 Lübeck, Deutschland www.draeger.com Tricotil®は、KLC GmbHの登録商標です。 © Drägerwerk AG & Co. KGaA 07 D-18003-2014 D-15737-2014 D-15736-2014 D-6871-2014 PDF-10882