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電流計測に特化した単機能型。電流、需要電流などの計測が可能。
1台で電流×3、需要電流×3の計測監視ができます。変圧器、フィーダなどの負荷監視、受電回路の電流計測に最適です。アナログ出力、警報出力、外部操作入力のオプション追加で、システムに合せた集中監視ができます。
・三相3線、単相、単相3線共用タイプをご用意。在庫の共通化が可能。
・バーグラフ1計測とデジタル4計測を同時に表示。
・アナログ出力3回路、警報出力1回路が取り出し可能。出力要素は設定にて選択が可能 (オプション)。
・外部操作入力1点にてリセットが可能 (オプション)。また、設定にて警報出力、最大/最小値、警報出力と最大/最小値の選択が可能。
・電源はAC85~264V、DC80~143Vで交流直流両用。
・従来の110角の機械式メータと取付方法に互換性あり。取り付けは対角2点。
・バックライトは、点灯、消灯、自動消灯の選択および明るさの設定が可能。
このカタログについて
ドキュメント名 | 電子式三相電流計 SALC-110L |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 2.8Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社第一エレクトロニクス (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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Power Line Multi-Meter
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SALC-110L
■用途
1 台で電流× 3・需要電流× 3 の計測監視ができます。
変圧器、フィーダなどの負荷監視、受電回路の電流計測に最適です。
アナログ出力、警報出力、外部操作入力のオプション追加で、システムに合せた集中監視が
できます。
■特長
● 三相 3 線,単相,単相 3 線共用タイプを用意。在庫の共通化が可能。
● バーグラフ 1 計測とデジタル 4 計測を同時に表示。
● アナログ出力 3 回路、警報出力 1 回路が取り出し可能。
出力要素は、設定にて選択が可能。(オプション)
● 外部操作入力1点にてリセットが可能。(オプション) また、設定にて警報出力、最大 / SALC-110L
110 × 110 × 104mm(600g)
最小値、警報出力と最大 / 最小値の選択が可能。
● 電源は AC85 ~ 264V,DC80 ~ 143V で交流直流両用。
● 従来の 110 角の機械式メータと取付方法に互換性あり。 取り付けは対角 2 点。
● バックライトは、点灯、消灯、自動消灯の選択及び明るさの設定が可能。
●取付位置共用 上段取付用・下段取付用をご用意。(ご注文時に指定)
■形名 仕様コード
①形名 仕様コード
SALC-110L ②ハードモデル ③入力回路 ④入力レンジ ⑤補助電源 ⑥外部操作
入力(1) ⑦アナログ出力(1) ⑧接点出力1回路(1) ⑨取付位置
D R-S-T (日本語) AC85 ~ 264V 0 なし 0 なし 0 なし
バックライト 1
E R-Y-B (英語) DC80 ~ 143V兼用
1φ2W 1 1回路 1 4~ 20mA×3回路 1 警報1回路 F
白色
F U-V-W (英語) F 1φ3W
3φ3W 5 5A
共用 1 上段取付用
2 下段取付用
注(1)⑥外部操作入力、⑦アナログ出力、⑧接点出力の組み合わせは、「0-00」、「1-11」の2通りです。
■ご注文時の指定事項
・形名、仕様コード 例 SALC-110L- DF511-11 F
・台数 取付位置共用
外部操作入力1回路、アナログ出力4 ~ 20mA×3回路、警報1回路
補助電源 AC85 ~ 264V、DC80 ~ 143V兼用
入力レンジ 5A
初期設定からの変更については有償で承ります。 入力回路 1φ2W、1φ3W、3φ3W 共用
R-S-T バックライト白
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電子式三相電流計
■定格
入力回路 入力
三相3線
単相3線 AC5A 50/60Hz
単相
■仕様
固有誤差(1)
最大 最小
項目 計測要素 測定レンジ/表示仕様 備考
デジタル表示 アナログ出力(2) 計測 計測
R-S-T相切替(3)
最大需要、需要、瞬時
計測仕様 電流 ±0.5% ±0.5% ○ ○ 測定レンジとは別に表示
AC5A~ 30kA
と出力のレンジ設定可能
項目 仕様
バーグラフ 主監視要素をバーグラフ表示
表示 設定で副監視要素表示も可能
電流:実効値演算方式
動作方式
需要電流:熱動形に合わせた演算方式
0秒 / 5秒 / 10秒 / 20秒 / 30秒 / 40秒 / 50秒 / 1分 / 2分 / 3分 / 4分 / 5分 / 6分 / 7分 / 8分 / 9分 /
時限設定 需要電流
10分 / 15分 / 20分 / 25分 / 30分(95%時限)
主監視 電流(各相),需要電流(各相),最大需要電流(各相)
副監視(左) 電流(各相)
表示設定
副監視(中央) 電流(各相),需要電流(各相),最大需要電流(各相)
可能要素
副監視(右) 電流(各相),需要電流(各相),最大需要電流(各相)
バーグラフ 電流(各相),需要電流(各相),最大需要電流(各相)
オプション アナログ出力(3回路),警報出力1点,外部操作入力1点
●注意事項
注(1) 動作原理上、次のインバータ出力を直接計測した場合、誤差が大きくなります。
サイクル制御、SCR位相角制御、PWM制御
(2) アナログ出力、警報出力、外部操作入力はオプションです。
(3) 単相3線(R-T-N):R-T-N、単相3線(R-S-N):R-S-N、単相3線(S-T-N):S-T-N、単相:相表示なし となります。
■計測可能範囲
計測可能範囲
計測要素 入力
表示 アナログ出力
電流 メータフルスケールの120%(4) 出力スパンの120%
AC0 ~ 5A
需要電流 メータフルスケールの200%(4) 出力スパンの120%
注(4) 計測可能範囲内であっても表示桁数を超える場合、9999(4桁表示)または999(3桁表示)までとなります。
■レンジ設定
●電流測定レンジ
5A 40A 300A 1600A 9kA
6A 50A 400A 1800A 10kA
7.5A 60A 500A 2000A 12kA
8A 75A 600A 2500A 15kA
10A 80A 750A 3000A 20kA
12A 100A 800A 4000A 30kA
15A 120A 900A 5000A
20A 150A 1000A 6000A
25A 200A 1200A 7500A
30A 250A 1500A 8000A
電流測定レンジは、設定で表示桁数を3桁または、4桁に変更可能。
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SALC-110L
■外形寸法図
■取り付けについて
取付:液晶表示器は見る角度によりコン
トラストが変わりますので、最適な角度
となる位置へ取り付けてください。
( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
■結線図(2)
(1) 1φ2W,アナログ出力 (2) 1φ3W,アナログ出力
補助電源 補助電源
アナログ出力1 アナログ出力1
アナログ出力2 アナログ出力2
アナログ出力3 アナログ出力3
(1) (1)
警報出力 警報出力
外部操作入力(1) 外部操作入力(1)
(3) 3φ3W,アナログ出力
補助電源
アナログ出力1
アナログ出力2
アナログ出力3
(1)
警報出力
1
外部操作入力(1) 注( ) アナログ出力、警報出力、外部操作入力は
オプションとなります。
(2) 低圧回路の場合、CT の2次側接地は不要です。
●結線上の注意事項
(1)安全のために結線終了後は必ず端子カバーを取り付けてください。
(2)入力側と出力側の配線は必ず分離し、外来ノイズに対する配慮(誤動作防止)をしてください。
(3)アース端子E(7番端子)はシールド効果を上げるため、必ず接地してください。
また、アース端子と大地間の接地抵抗は100Ω以下としてください。
(4)本製品と遮断器及び、リレー接点信号線との距離は30cm以上とってください。
(5)アナログ出力を直接遠方へ送る際、伝送線路に誘導雷サージ等の影響を受ける恐れのある場合でも、本製品に保護は不要です。
なお、受信器側の機器を保護するために線間サージ保護器及び伝送線路と大地間に500V程度のアレスタ等を受信器側へ設置してください。
(6)警報出力に誘導負荷を接続する場合、サージキラーを外部に設置することをお勧めします。
サージキラーの無い場合、接点の寿命が短くなる場合があります。
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電子式三相電流計
■各部の名称と機能
バーグラフ表示部 デジタル表示部
主監視の計測値をアナログ表示します。(副監 同時に 4 要素の計測監視ができます。
視の計測値をバーグラフ表示する設定も可能で
す) 副監視(左) 副監視(中央) 主監視 副監視(右)
最大需要値
目盛数字
測定レンジ設定で自動設定します。 上限設定指標
上限設定値を表示します。
設定モードで、設定項目を切替えるス 単位表示
イッチとして使用します。
測定レンジ設定で自動設定します。
主監視の計測表示要素を切替えるス
イッチです。
連続 1 秒以上押すと、警報及び最大・ 表示切替後、10 分間無操作で元の
最小値(主監視に表示している要素)を 計測表示要素に戻ります。
リセットします。設定モードでは設定 設定モードでは設定値の変更を行うスイッチとして
項目を移動(進み)させるスイッチとし 使用します。
て使用します。
電流の相表示を切替えるスイッチです。表示切替後、
10 分間無操作で元の相表示に戻ります。
設定モードでは設定モードを終了させるスイッチとし
て使用します。
設定モードに切替えるスイッチとして
使用します。3 秒以上押し続けると設 通常の一般計測表示と最大・最小計測表示
定モードに切替わります。設定モード を切替えるスイッチです。
では設定値を決定するスイッチとして 設定モードでは、設定項目を移動(戻り)さ
使用します。 MAX/MIN
せるスイッチとして使用します。 一般計測表示 最大・最小計測表示
MAX/MIN
■設定
● 設定モード1 ● 設定モード2 ● 設定モード3
SETと SETとDISPLAY
SET 3秒 RESET/SHIFT 3 秒
3秒
111~116 211~213 311
DISPLAY DISPLAY
表示設定 測定レンジ設定 DISPLAY 入力回路相線
切替設定
MODE MODE
MODE
121AL~123AL 221A~225A
DISPLAY DISPLAY
警報出力設定 アナログ出力設定 321~326
DISPLAY
アナログ出力調整
MODE MODE
MODE
131H~132 231
DISPLAY DISPLAY
需要電流検出設定 外部操作入力設定 SET と DISPLAY を3秒以上押し続けるこ
MODE MODE とで設定モード3になります。
設定項目の移動は MODE を押して行います。
141~142 241~242
DISPLAY DISPLAY DISPLAY を押すと表示モードに戻ることが
バックライト設定 計測表示ON/OFF
設定 できます。
MODE MODE
SET を3秒以上押し続けることで設定モー 251
DISPLAY
設定値初期化
ド1になります。
設定項目の移動は MODE を押して行います。 MODE
DISPLAY を押すと表示モードに戻ることが
できます。 SET と RESET/SHIFT を3秒以上押し続け
ることで設定モード2になります。
設定項目の移動は MODE を押して行います。
DISPLAY を押すと表示モードに戻ることが
できます。
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SVLC-110L
■用途
1 台で電圧× 3・周波数の計測監視ができます。受電、母線、低圧系統の電圧計測に最適です。
アナログ出力、警報出力、外部操作入力のオプション追加で、システムに合せた集中監視が
できます。
■特長
● 三相 3 線,単相,単相 3 線共用タイプを用意。在庫の共通化が可能。
● バーグラフ 1 計測とデジタル 4 計測を同時表示。
● アナログ出力 3 回路、警報出力 1 回路が取り出し可能。
出力要素は、設定にて選択が可能。(オプション)
● 外部操作入力1点にてリセットが可能 。(オプション) また、設定にて警報出力、最大 /
最小値、警報出力と最大 / 最小値の選択が可能。 SVLC-110L
110 × 110 × 104mm(600g)
● 電源は AC85 ~ 264V,DC80 ~ 143V で交流直流両用。
● 従来の 110 角の機械式メータと取付方法に互換性あり。取り付けは対角 2 点。
● バックライトは、点灯、消灯、自動消灯の選択及び明るさの設定が可能。
● 取付位置共用 上段取付用 下段取付用をご用意。(ご注文時に指定)
■形名 仕様コード
①形名 仕様コード
SVLC-110L ②ハードモデル ③入力回路 ④入力レンジ ⑤補助電源 ⑥外部操作
入力(1) ⑦アナログ出力(1) ⑧接点出力1回路(1) ⑨取付位置
D R-S-T (日本語)
1 AC85 ~ 264V
0 なし 0 なし 0 なし
E R-Y-B (英語) バックライト DC80 ~ 143V兼用 1 1回路 1 4~ 20mA×3回路 1 警報1回路 F
白色 1φ2W
1φ3W 150V
F U-V-W (英語) F 3φ3W D 300V
共用 共用 1 上段取付用
2 下段取付用
注(1)⑥外部操作入力、⑦アナログ出力、⑧接点出力の組み合わせは、「0-00」、「1-11」の2通りです。
■ご注文時の指定事項
・形名、仕様コード 例 SVLC-110L- DFD11-11 F
・台数 取付位置共用
外部操作入力1 回路、アナログ出力4 ~ 20mA×3回路、警報1 回路
補助電源 AC85 ~ 264V、DC80 ~ 143V兼用
入力レンジ 150V、300V共用
初期設定からの変更については有償で承ります。 入力回路 1φ2W、1φ3W、3φ3W 共用
R-S-T バックライト白
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電子式三相電圧計
■定格
入力回路 入力
三相 3 線
AC110V,220V 共用 50/60Hz
単相
単相 3 線 AC100-200V(1 ) 50/60Hz
注(1) 各相と N 相の定格電圧は 100V ですが、入力電圧フルスケール 150V 設定時、バーグラフは RN,TN : 150V,RT : 300V
入力電圧フルスケール 300V 設定時、バーグラフは RN,TN,RT : 300V となります。
■仕様
固有誤差(2)
項目 計測要素 測定レンジ/表示仕様 最大 最小 備考
デジタル表示 アナログ出力(3) 計測 計測
電圧 AC150V~ 750kV ±0.5% ±0.5% ○ ○ RS-ST-TR 線間切替(4)
45~ 55Hz または 入力が電圧レンジの 20%未
計測仕様 55~ 65Hz または 満の場合 0.0Hz、出力は下
周波数 ±0.5% ±0.5% ○ ○ 限リミッタ値(下限値-1%
45~ 65Hz :出力スパンに対する%)
レンジ選択
項目 仕様
バーグラフ 主監視要素をバーグラフ表示
表示 設定で副監視要素表示も可能
動作方式 電圧 :実効値演算方式
周波数:ゼロクロス周期演算方式
主監視 電圧(各相及び線間),周波数
副監視(左) 電圧(各相及び線間)
表示設定
副監視(中央) 電圧(各相及び線間)
可能要素
副監視(右) 電圧(各相及び線間),周波数
バーグラフ 電圧(各相及び線間),周波数
オプション アナログ出力( 3 回路),警報出力 1 点,外部操作入力 1 点
●注意事項
注(2)動作原理上、次のインバータ出力を直接計測した場合、誤差が大きくなります。
サイクル制御、SCR 位相角制御、PWM 制御
(3) アナログ出力、警報出力、外部操作入力はオプションです。
(4) 単相 3 線(R-T-N): RN-TN-RT、単相 3 線(R-S-N): RN-SN-RS、単相 3 線(S-T-N): SN-TN-ST、単相:線間表示なし
となります。
■計測可能範囲
計測可能範囲
計測要素 入力(5)
表示 アナログ出力
電圧 AC0~ 150V [AC0 ~ 300V] メータフルスケールの101% 出力スパンの 101%
45~55Hz 44.9~55.1Hz
周波数 55~65Hz 54.9~65.1Hz 出力スパンの- 1%, 101%
45~65Hz 44.8~65.2Hz
注(5) [ ]は 300V 時の入力となります。
■レンジ設定
●電圧測定レンジ
150V(110V) 18kV(13.8kV/110V)
300V(220V,220V/110V) 24kV(16.5kV/110V)
500V(380V/110V) 24kV(18.4kV/110V)
600V(440V/110V) 30kV(22kV/110V)
600V(460V/110V) 45kV(33kV/110V)
600V(480V/110V) 90kV(66kV/110V)
1200V(880V/110V) 120kV(77kV/110V)
1500V(1100V/110V) 150kV(110kV/110V)
2400V(1650V/110V) 180kV(132kV/110V)
3000V(2200V/110V) 210kV(154kV/110V)
4500V(3300V/110V) 270kV(187kV/110V)
9000V(6600V/110V) 300kV(220kV/110V)
15kV(11kV/110V) 400kV(275kV/110V)
18kV(13.2kV/110V) 500kV(380kV/110V) 電圧測定レンジは、設定で表示桁数を
750kV(550kV/110V) 3桁または4桁に変更可能。
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SVLC-110L
■外形寸法図
■取り付けについて
取付:液晶表示器は見る角度によりコン
トラストが変わりますので、最適な角度
となる位置へ取り付けてください。
( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
■結線図(2)
(1) 1φ2W,アナログ出力 (2) 1φ3W,アナログ出力
補助電源 補助電源
アナログ出力1 アナログ出力1
アナログ出力2 アナログ出力2
アナログ出力3 アナログ出力3
(1) (1)
警報出力 警報出力
外部操作入力(1) 外部操作入力(1)
(3) 3φ3W,アナログ出力
補助電源
アナログ出力1
アナログ出力2
アナログ出力3
(1)
警報出力 注(1) アナログ出力、警報出力、外部操作入力は
オプションとなります。
外部操作入力(1) (2) 低圧回路の場合、VT の2次側接地は不要です。
また、110V 又は 220V ダイレクト入力でご使
用になる場合、VT は不要です。
●結線上の注意事項
(1)安全のために結線終了後は必ず端子カバーを取り付けてください。
(2)入力側と出力側の配線は必ず分離し、外来ノイズに対する配慮(誤動作防止)をしてください。
(3)アース端子E(7番端子)はシールド効果を上げるため、必ず接地してください。
また、アース端子と大地間の接地抵抗は100Ω以下としてください。
(4)本製品と遮断器及び、リレー接点信号線との距離は30cm以上とってください。
(5)アナログ出力を直接遠方へ送る際、伝送線路に誘導雷サージ等の影響を受ける恐れのある場合でも、本製品に保護は不要です。
なお、受信器側の機器を保護するために線間サージ保護器及び伝送線路と大地間に500V程度のアレスタ等を受信器側へ設置してください。
(6)警報出力に誘導負荷を接続する場合、サージキラーを外部に設置することをお勧めします。
サージキラーの無い場合、接点の寿命が短くなる場合があります。
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電子式三相電圧計
■各部の名称と機能
バーグラフ表示部 デジタル表示部
主監視の計測値をアナログ表示します。(副監 同時に 4 要素の計測監視ができます。
視の計測値をバーグラフ表示する設定も可能で
す) 副監視(左) 副監視(中央) 主監視 副監視(右)
下限設定指標
目盛数字 下限設定値を表示します。
測定レンジ設定で自動設定します。 上限設定指標
上限設定値を表示します。
設定モードで、設定項目を切替えるス 単位表示
イッチとして使用します。
測定レンジ設定で自動設定します。
主監視の計測表示要素を切替えるス
イッチです。
連続 1 秒以上押すと、警報及び最大・ 表示切替後、10 分間無操作で元の
最小値(主監視に表示している要素)を 計測表示要素に戻ります。
リセットします。設定モードでは設定 設定モードでは設定値の変更を行うスイッチとして
項目を移動(進み)させるスイッチとし 使用します。
て使用します。
電圧の線間(相)表示を切替えるスイッチです。
表示切替後、10分間無操作で元の相表示に戻りま
す。設定モードでは設定モードを終了させるスイッ
チとして使用します。
設定モードに切替えるスイッチとして
使用します。3 秒以上押し続けると設 通常の一般計測表示と最大・最小計測表示
定モードに切替わります。設定モード を切替えるスイッチです。
では設定値を決定するスイッチとして 設定モードでは、設定項目を移動(戻り)さ
使用します。 MAX/MIN
せるスイッチとして使用します。 一般計測表示 最大・最小計測表示
MAX/MIN
■設定
● 設定モード1 ● 設定モード2 ● 設定モード3
SETと SETとDISPLAY
SET 3秒 RESET/SHIFT 3 秒
3秒
111~116 211~214 311~312
DISPLAY DISPLAY
表示設定 測定レンジ設定 DISPLAY 入力回路設定
MODE MODE MODE
121AL~123AL 221A~224A 321~326
DISPLAY DISPLAY DISPLAY
警報出力設定 アナログ出力設定 アナログ出力調整
MODE MODE MODE
131H~132L 231
DISPLAY DISPLAY
電圧検出設定 外部操作入力設定 SET と DISPLAY を3秒以上押し続けるこ
MODE MODE とで設定モード3になります。
設定項目の移動は MODE を押して行います。
141~142 241~242
DISPLAY DISPLAY DISPLAY を押すと表示モードに戻ることが
バックライト設定 計測表示ON/OFF
設定 できます。
MODE MODE
251
SETを3秒以上押し続けることで設定モー DISPLAY
設定値初期化
ド1になります。
設定項目の移動は MODE を押して行います。 MODE
DISPLAY を押すと表示モードに戻ることが
できます。 SET と RESET/SHIFT を3秒以上押し続け
ることで設定モード2になります。
設定項目の移動は MODE を押して行います。
DISPLAY を押すと表示モードに戻ることが
できます。
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共通仕様
■共通仕様・性能
形名 SALC-110L SVLC-110L
固有誤差 計測仕様、固有誤差参照
バーグラフ許容差 ±10%(スパンに対する%)
温度の影響 23±10℃で許容差内
準拠規格 JIS C 1102-1:2007、JIS C 1102-2、-7、-9:1997、JIS C 1111:2006 JIS C 1102-1:2007、JIS C 1102-2、-4、-7、-9:1997、 JIS C 1111:2006
JIS C 1010-1 : 2005
安全 測定カテゴリⅢ(建造物設備で行われる測定に対するカテゴリ) 最大使用電圧300V
汚染度 2(通常、非導電性の汚染だけが発生する程度。ただし、場合によっては結露に起因する一時的な導電性が発生する)
表示更新時間 約 1 秒(バーグラフ: 0.25 秒)
主監視 文字高 11mm 4 桁
液晶表示器
副監視(左) 文字高 6mm 4 桁
表示素子/構成 数字、文字、
副監視(中央)、(右) 文字高 6mm 4 桁
セグメント色:黒
バーグラフ 20 ドット
上下方向 °、左右方向 °
LCD 視野角 上段取付用(下方) 上方向 10°、下方向 60°、左右方向 60°
下段取付用(上方) 上方向 60°、下方向 10°、左右方向 60°
LED バックライト: 白色
バックライト 常時点灯、自動消灯(無操作 5 分後)、常時消灯設定可能 明るさを1 ~5の 5段階から選択可能(1)
AC85~ 264V 50/60Hz 10VA(定格電圧AC100/110V、200/220V)
電源範囲及び消費 VA
DC80~ 143V6W (定格電圧DC100/110V)交流直流両用
定格電圧 AC110V 2.2A 以下(約 2.5ms)
突入電流(時定数) 定格電圧 AC220V 4.4A 以下(約 2.5ms)
定格電圧 DC110V 1.6A 以下(約 2.5ms)
入力消費 VA 電流回路 0.1VA 以下(5A) 電圧回路 0.25VA以下(110V)、0.5VA以下(220V)
電流回路 定格電流の40倍1秒間、20倍4秒間、10倍16秒間、1.2倍連続 電圧回路 定格電圧の2倍10秒間、1.2倍連続
過負荷耐量 定格電圧の 1.5 倍 10 秒間、1.2 倍連続
補助電源
DC110V の時、定格電圧の 1.5 倍 10 秒間、1.3 倍連続
電気回路一括と外箱(アース)間
入力、出力、補助電源相互間 DC500V 50MΩ以上
絶縁抵抗
アナログ出力と警報出力間
アナログ出力相互間は非絶縁(マイナスコモン)
電圧試験 電気回路一括と外箱(アース)間
(商用周波耐電圧) 入力、出力、補助電源相互間 AC2210V(50/60Hz)5秒間
JIS C 1102-1 アナログ出力と警報出力間
JIS C 1111 アナログ出力相互間は非絶縁(マイナスコモン)
インパルス電圧試験 電気回路一括(アナログ出力は除く)と外箱(アース)間 5kV 1.2/50μs 正負極性 各 3 回
(雷インパルス耐電圧)
JIS C 1111 入力と補助電源間(出力は接地する) 5kV 1.2/50μs 正負極性 各 3 回
(1)振動性サージ電圧
1~ 1.5MHz、ピーク電圧: 2.5 ~ 3kV の減衰性振動波形を繰り返し 30 秒間加えた時、
計測誤差:±10%以内、誤動作のないこと。
電流入力回路(コモン)、電圧入力回路(ノーマル/コモン)、電源回路(ノーマル/コモン)
(2)方形波インパルス性ノイズ
1μs、100ns 幅のノイズを繰り返し 5 分間加えた時、計測誤差:±10%以内、誤動作のないこと。
電源回路(ノーマル/コモン) 1500V 以上
ノイズ耐量 電流入力回路(コモン) 1500V 以上
電圧入力回路(ノーマル/コモン)1500V 以上
電力用規格B-402 警報出力(コモン) 1000V 以上
操作入力(コモン) 1000V 以上
アナログ出力回路(誘導) 1000V 以上
(3)電波ノイズ
150、400MHz 帯の電波を 5W、1m 及び携帯電話の電波を 1m で断続照射した時、
計測誤差: ±10%以内、誤動作のないこと。
(4)静電ノイズ
振動 JIS C 1102-1 掃引振動数範囲: 10~ 55~ 10Hz、変位振幅: 0.15mm、掃引回数: 5、掃引速度: 1 オクターブ/分
ピーク加速度: 490m/s 2 、パルスの波形:正弦半波、パルス作用時間: 11ms
衝撃 JIS C 1102-1
衝撃の回数:相互に直角な 3 軸方向に正逆方向各 3 回(計 18 回)
外形 : 横×縦×奥110×110× mm、胴径99mmφ、端子カバー付、保護等級 IP40
構造
ケース材質:ABS(V-0)外観色: 黒色(マンセル N1.5)質量 : 約 600g
停電保証 最大値、最小値、各設定値 不揮発メモリにてデータ保持
使用温湿度範囲 -10~ +55℃、30~ 85%RH 結露しないこと
保存温度範囲 -25~ +70℃
高度 2000m 以下
注(1)当製品の白色バックライトには青色LEDと特殊蛍光体との組み合わせで構成された白色LEDを複数個使用しています。
このLEDの特性上、製品ごとに色調(色合い)が異なることがあります。
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オプション・表示組み合わせ(パターン)
■オプション仕様
形名 SALC-110L SVLC-110L
出力点数 3 回路(マイナスコモン)
出力仕様 DC4 ~ 20mA(550Ω以下)
アナログ出力 出力可能要素 電流(各相)、需要電流(各相)、最大需要電流(各相) 電圧(各相及び線間)、周波数
応答時間 1 秒以下(最終定常値の±1%に収まるまでの時間)
出力リップル 固有誤差の 2 倍以内(出力スパンに対する%)
警報要素 需要電流〔各相の OR、各相個別、合成相を除く各 電圧〔各線間(相)の OR、各線間(相)個別〕、
相 OR〕、警報 OFF のいずれかを設定可能 警報 OFF のいずれかを設定可能
復帰方式 自動復帰 又は 手動復帰(設定)
出力接点 無電圧 a 接点
接点容量 AC250V 5A, DC125V 0.3A(抵抗負荷)
警報出力 AC250V 2A, DC125V 0.1A(誘導負荷)
警報要素 項目 仕様
SALC-110L: 機能 需要計測値≧上限設定値で警報表示・警報出力 計測値≧上限設定値で警報表示・警報出力
需要電流 計測値≦下限設定値で警報表示・警報出力
SVLC-110L: 設定精度 ±0.5%(フルスケールに対する%) ±0.5%(フルスケールに対する%)
電圧 設定範囲 最大目盛値に対して 5~ 100%(1%ステップ) フルスケールを150%とし、30~150%(1%ステップ)
機能 外部から電圧信号を加えることで、下記の 3 種類の機能(設定にて切替)が操作できます。
警報 警報出力のリセット(出力オフ)を行います。
リセット
最大/最小
リセット 最大/最小値をリセット(その時点の瞬時値に更新)を行います。
外部操作入力
一括 上記警報出力と最大/最小リセットを一括でリセットします。
リセット
最小動作パルス幅 300ms、連続印加可能
入力定格は補助電源と同一となります。
入力定格 AC100/110V 0.4VA、AC200/220V 1.4VA、DC100/110V 0.4W 交流直流両用
接点容量:約 3mA(AC,DC100/110V)、約 6mA(AC200/220V)
●外部操作入力使用上の注意事項(オプション) P N
外部の消費電力は AC110V 時 0.4VA、DC110V 時 0.4W、AC220V 時は 1.4VA となっております。
電源供給にリレーまたはスイッチを使用する場合、最小適用負荷1mA 程度のものをご使用ください。 28
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■表示組み合わせ(パターン)
SALC-110L SVLC-110L
●三相3線 ●三相3線
№ パターン№ 主監視 副監視 副監視 副監視 副監視 副監視 副監視
(左) (中央) (右) バーグラフ № パターン№ 主監視 (左) (中央) (右) バーグラフ
1 パターン1 A(S) A(R) なし A(T) A(S) 1 パターン1 V(RS) V(ST) なし V(TR) V(RS)
2 パターン2 DA(S) A(S) なし MDA(S) MDA+DA(S) 2 パターン2 V(RS) V(ST) V(TR) Hz V(RS)
3 パターン3 MDA(S) A(S) なし DA(S) MDA+DA(S)
4 パターン4 DA(S) A(S) DA(S) MDA(S) MDA+DA(S)
● 単相3線(R-T-N) ●単相3線(R-T-N)
№ パターン№ 主監視 副監視 副監視 副監視
(左) (中央) (右) バーグラフ № パターン№ 主監視 副監視 副監視 副監視
(左) (中央) (右) バーグラフ
1 パターン1 A(R) A(T) なし A(N) A(R) 1 パターン1 V(RN) V(TN) なし V(RT) V(RN)
2 パターン2 DA(R) A(R) なし MDA(R) MDA+DA(R) 2 パターン2 V(RN) V(TN) V(RT) Hz V(RN)
3 パターン3 MDA(R) A(R) なし DA(R) MDA+DA(R)
4 パターン4 DA(R) A(R) DA(R) MDA(R) MDA+DA(R)
● 単相 ●単相
№ パターン№ 主監視 副監視 副監視 副監視 副監視 副監視 副監視
(左) (中央) (右) バーグラフ № パターン№ 主監視 (左) (中央) (右) バーグラフ
1 パターン1 A なし なし なし A 1 パターン1 V なし なし なし V
2 パターン2 DA A なし MDA MDA+DA 2 パターン2 V なし なし Hz V
3 パターン3 MDA A なし DA MDA+DA
4 パターン4 DA A DA MDA MDA+DA
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安全にご使用頂くために
本カタログ掲載の製品のご使用にあたっては、以下の事項を必ずお守り下さい。
また製品には取扱説明書を同梱しています。ご使用前に取扱説明書を、必ずお読み下さい。
取扱説明書は、最終の使用者まで確実にお届け下さい。
■使用環境や使用条件について ■故障・異常時の処理について
次の条件を満たす場所でご使用ください。これ以外のご使用条件では ● 本カタログ掲載の製品に異常が生じた場合は、電源及び入力を止め、
誤動作・寿命低下につながることがあります。 使用を中止し、当社または販売店までご連絡下さい。
● 周囲温度- 10℃~ 55℃の範囲内の場所 ● 分解や改造した場合、保証の対象から外れますのでご注意下さい。
● 日平均温度が 40℃を超えない場所 ■結露について
● 湿度 85% RH以下で結露のない場所
● ほこり、腐食性ガス、塩分、油煙の少ない場所 製品が無通電のとき、設置場所の温度や湿度が急激に変化すると、
雨、水滴、日光の直接あたらない場所 表示部内側に結露による水滴が付く事があります。(表示部中央で
●
標高 2000m以下の場所 フィルターが液晶表示器表面に吸い付き、丸や楕円状の模様が発生
●
● サイクル制御・SCR位相制御・PWM制御のインバータ出力を直接 します。)
計測した場合、誤差が大きくなります。 この現象は補助電源を通電し、約2時間放置する事で無くなります。
そのままご使用ください。
■屋外盤での使用に関する注意事項 ■保守・点検について
屋外盤で使用される場合、以下の事項にご注意ください。
● 表面の汚れは柔らかい布でふきとって下さい。また汚れがひどいと
● 雨、水滴が直接当たらない場所に設置してください。防水、防滴構
きは水でうすめた中性洗剤にひたし、よく絞った布でふきとって下
造ではないため故障の原因となります。(保護等級 IP40)
さい。
● 塵埃の発生する場所には設置しないでください。
● 化学ぞうきんやベンジン、シンナー有機溶剤や化学薬品、クリーナ
● 直接日光が当たる場所には設置しないでください。ガラス越しで
等は使用しないで下さい。
あってもできるだけ直射日光が当たらないよう配慮してください。
● フィルタを押した時、フィルタと液晶表示面が接して丸や楕円状の
メータに直射日光があたりますとメータの表面温度が上昇し、80℃
模様が発生することがありますので、フィルタを強く押さないでく
を超えるとケースの変形が起こることがあります。
ださい。
● メータ周囲の平均温度が40℃を超えると寿命低下の原因となります。
● 製品は次のような点検を行って下さい。
■取り付けについて (1)製品の損傷
● 取付用M5フランジナットは、約 2.0 ~ 2.5N・mのトルクで締め (2)指示の異常(入力に対応しない指示)がないか
付けて下さい。 (3)取り付けまたは端子台のねじに緩みがないか
● 本体前面の液晶表示器には衝撃を与えないで下さい。故障や破損の (4)端子部の埃はないか
原因となります。 以上の点検は、必ず停電状態で行って下さい。
■接続について ■保管について
● 安全のため接続は電気工事、電気配線などの専門の技術を有する人 長期間保管する場合は次のような場所で保管して下さい。
が行って下さい。 条件を越えた環境では、故障や寿命低下につながることがあります。
● 圧着端子をご使用下さい。 ● 周囲温度- 20~+ 70℃の範囲内の場所
● M4端子ねじは 1.0 ~ 1.3N・m のトルクで、M3端子ねじは 0.5 ● 日平均温度が 40℃以下の場所
~ 0.6N・mのトルクで締め付けて下さい。 ● ほこり、腐食性ガス、塩分、油煙の少ない場所
● 端子カバーは感電防止のため、作業終了後に必ず取り付けて下さい。 ● 振動、衝撃のない場所
■使用前準備について ● 標高 2000m以下の場所
● 雨、水滴、日光の直接あたらない場所
● 本製品は使用前に測定レンジ、デマンド時限などを正しく
設定して下さい。設定に誤りがあると正しく指示をしません。 保管は電源を切り、補助電源、入出力の配線をはずしてビニール袋な
■使用方法について どで保護して下さい。
● 定格範囲外での使用は誤動作または本体故障の原因となりますので ■ について
各機種に定めた定格範囲内でご使用下さい。 計器にはニッカド電池を使用していません。
● 設定値は取扱説明書をよくお読みのうえ正しく設定して下さい。 一般産業廃棄物(不燃ゴミ)として処理して下さい。
危険 取り付けや配線を行う時は取扱説明書を参照の上、下記注意事項を守り専門技術を有する人が行って下さい。
①結線は結線図を確認の上、行って下さい。不適切な結線は機器の故障や焼損、火災の原因となります。
感電注意 ②活線作業は禁止して下さい。感電・機器の故障・焼損・火災・ガスなどの爆発の原因となり大変危険です。
③端子カバーは感電防止のために取り付けておりますので、作業終了後は必ず端子カバーを取り付けて下さい。
計測システムの総合メーカ
DAIICHI ELECTRONICS CO.,LTD.
本 社 〒121-8639 東京都足立区一ッ家一丁目11番13号 ■第一エレクトロニクス
(東京営業所) 03(3885)2411(代) 企画・編集/㈱第一エレクトロニクス<令和4年9月発行>
FAX 営業部03(3858)3966 技術センター03(3850)4004 ※カタログ掲載内容については、製品改良のため
京都営業所 〒610-0114 京都府城陽市市辺西川原1-19 予告なしに変更する場合がありますので、あら
0774(55)1391(代) FAX 0774(54)1353 かじめご了承ください。
千葉事業所 〒298-0134 千葉県いすみ市行川446-1
0470(86)3815 FAX 0470(86)3805 f13699c
URL https://www.daiichi-ele.co.jp/ 98-131c