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最大需要電流計 BRL-110CH
最近工場・ビル等の大口電力需要家においては、省エネルギー化にともなう経済負荷利用および設備容量の見直しにおいてデマンド計測監視がとみに必要とされてきました。当社BRL-110CHはこのニーズに応えて開発された製品で、熱動形バイメタル方式によりあらかじめ決定された時間 (時限) 内での平均電流 (需要電流) を測定し、かつその最大値を最大需要電流として記録指針で把握することができます。
オプションにより瞬時計の内蔵、警報出力接点付きとしますと、瞬時電流の計測および需要電流が設定値を超えたとき警報信号を取り出せます。電力の合理的なご利用にお役立てください。JIS C 1102-1~9の規格 (IEC 60051-1と整合) を十分満足する信頼性の高い計器です。
・高品質、高性能計器です。
・1台で4役。最大需要電流の記録、需要電流の測定、瞬時電流の測定、警報出力信号の発生。
・零位調整器、記録指針の手動復帰および警報出力の設定は計器前面より調整可能です。
・警報出力接点は無接点式指針通過形です。
このカタログについて
ドキュメント名 | 最大需要電流計 BRL-110CH |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
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取り扱い企業 | 株式会社第一エレクトロニクス (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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最大需要電流計 BRL-110CH
(バイメタル形) BRL
最近工場・ビル等の大口電力需要家においては,省エネ
ルギー化にともなう経済負荷利用及び設備容量の見直しに
おいてデマンド計測監視がとみに必要とされてきました。
当社 BRL-110CH はこのニーズにこたえて開発された製
品で,熱動形バイメタル方式によりあらかじめ決定された
時間(時限)内での平均電流(需要電流)を測定し,かつ
その最大値を最大需要電流として記録指針で把握すること
ができます。
オプションにより瞬時計の内蔵,警報出力接点付としま
すと,瞬時電流の計測および需要電流が設定値を超えた時
警報信号をとりだせます。電力の合理的なご利用にお役立
てください。
JIS C1102-1~9の規格(IEC 60051-1と整合)を十分満
足する信頼性の高い計器です。
■特 長
● 高品質,高信頼性計器です。
● 1台で4役
・最大需要電流の記録
・需要電流の測定
・瞬時電流の測定
・警報出力信号の発生
● 零位調整器,記録指針の手動復帰および警報出力の設定
は計器前面より調整可能です。
● 警報出力接点は無接点式指針通過形です。
最
大
需
要
電
流
計
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BRL 最大需要電流計 BRL-110CH仕様一覧
(バイメタル形) BRL
■形名の構成
(1) (2) (3) (4) (5)
B R L − 1 1 0 C H −
●仕様記号
(1)時限 (2)カバー色 (3)警報接点出力
記号 時限の種類 記号 カバー色の種類 記号 警報接点出力の種類
02 2分 B 黒色(N1.5) 0 なし
05 5分 C 暗青色(7.5BG4/1.5) 1 瞬時出力接点付
10 10分 2 持続出力接点付(補助電源:AC100/110V)
15 15分 3 持続出力接点付(補助電源:AC200/220V)
(4)瞬時計(オプション) (5)電磁復帰(オプション)
記号 瞬時計の種類 記号 電磁復帰の種類 ※1 瞬時計の 2 倍延長,3 倍延長の場合,電磁復
0 なし 00 なし(手動復帰) 帰付,持続出力接点付は対応できません。
1 瞬時計付 A1 電磁復帰付(AC110V)
2※1 瞬時計付(2倍延長) B1 電磁復帰付(DC110V)
3※1 瞬時計付(3倍延長) B2 電磁復帰付(DC48V)
B3 電磁復帰付(DC24V)
A0 電磁復帰付(上記以外のAC電源)
B0 電磁復帰付(上記以外のDC電源)
■標準仕様 ■需要計時限特性
項 目 仕 様
JISC1102:2007 「直動式指示電気計器」
規 格 JISC1103 「配電盤用指示電気計器寸法」
IEC 60051-1 準拠
定 格 入 力 AC5Aまたは1A
支 持 方 式 ピボット
入 力 時 限 2分 5分 10分 15分
消費VA 標 準 7.5VA 7.0VA 5.0VA 4.6VA
瞬時計付 7.6VA 7.1VA 5.1VA 4.7VA
需計 器 正 面 寸 法 110×110mm
要確 度 定格入力の±1.5%
計指 針 の 振 れ 角 205°
目 盛 長 158mm
目 盛 板 白色
指 針 槍形(黒色) 最
大
時 限 t:2分,5分,10分または15分 需
(ステップ入力を加えた時最終定常値の95±3%に達する時間) 要
記最確 度 定格入力の±2.0% 電
録大
指需指 針 槍形(赤色) ■機能 流
針要復 帰 方 式 手動復帰用プッシュボタン付 計
計 器 取 付 姿 勢 鉛直(⊥)
取 付 パ ネ ル 材 質 鉄板及び非鉄板共用
取 付 パ ネ ル の 厚 さ 10mm以下
カ バ ー 色 黒色:マンセルN1.5
暗青色:マンセル7.5BG4/1.5
ケ ー ス 材 料 カバー:メタクリル酸樹脂成形品,帯電防止処理ベース:難燃性ABS樹脂
絶 縁 抵 抗 電気回路と外箱間 DC500Vにて50MΩ以上
電 圧 試 験 電気回路と外箱間 AC2210V 5秒間
規 格 JIS C 1010-1
絶 縁 電気回路と外箱間:基礎絶縁
安 全 に 使 用 屋内使用(キュービクル等)
関 す る 高 度 2000m以下
要 求 事 項 汚 染 度 汚染度2
測定カテゴリ CATⅢ
最高回路電圧 300V(電流計)
使 用 温 湿 度 範 囲 −10~55℃ 日平均温度40℃以下 25~85%RH
保 存 温 度 範 囲 −20~70℃
■記録指針復帰装置
●手動復帰装置(標準装備)
計器カバー中央に復帰用プッシュボタンがついており,これを操作することにより記録指針を復帰させることができます。
この装置は全機種に取り付けられています。
●電磁復帰装置(要ご指定)
3-4端子間に電磁復帰電圧を印加することにより記録指針を復帰させることができます。記録指針は約1秒間で復帰し
ます。なお,1分間以上印加しないでください。電磁復帰電圧が直流の場合は結線図の極性にしてください。
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最大需要電流計 BRL-110CH仕様一覧
(バイメタル形) BRL
■オプション仕様 ■警報出力接点動作
項 目 仕 様 ●瞬時出力接点形
色 線 赤,緑,黄 ご指定ください
目 盛 色 帯 赤,緑,黄 ご指定ください
特 殊 記 号 ご指定ください
出力信号による種類 瞬時出力接点 持続出力形接点
指針可動範囲 通過式 全スケール
設 定 範 囲 5~100% 0~100%
ピックアップ値の許容差 目盛り長の±3.0%
警
報 リレー動作制御方式 H(上限)
出 設 定 指 標 三角形,黄色
力 リレー制御電源 なし AC110Vまたは220V
接 ±15%(1VA)
点 接 点 構 成 1a接点
DC100V 100mA
接 点 容 量 DC24V 250mA DC30V 2A
( 抵抗負荷) AC220V 50mA AC250V 0.5A ●持続出力接点形
AC110V 100mA
許容差及び特性 JIS C1102-2の1.5級
瞬 動 作 原 理 整流形
時 計器の振れ角 86°
計 目 盛 長 66mm
指 針 槍形(黒色)
AC110V±15%
電 圧 DC110V,48V,24V±20%
記 録 指 針 電 磁 ご指定ください。
復 帰 方 式 消 費 VA 10VA
印加時間 1分以下(1)
計 器 取 付 姿 勢 水平,傾斜取付
(角度指定0~90° 0°=水平 90°=鉛直)
試 験 成 績 表 使用周波数,部数をご指定ください。
カ バ ー の 色 ご指定ください
端 子 カ バ ー 計器形名とあわせてご指定ください。
そ の 他 特殊周波数も製作いたしますご相談ください。
注( 1) 電磁復帰電圧:この電圧を印加することにより最大
需要記録指針が現在の需要指針の位置まで復帰しま
す。記録指針は約 1 秒間で復帰しますので 1 分以上
印加しないでください。
●外形図 (単位: mm) ▲結線図
瞬時出力接点形 接続出力接点形
最
大
需
要
電
流
計
項 目 D寸法
仕 様 2分計 5・10・15分計
標 準
220 190
瞬時出力接点形
オプション
持続出力接点形 250 220
端子カバーが必要な際はご指定ください。
本器の端子カバー形名,寸法,必要数については 113 ページ
をご参照ください。
ご注文時の指定事項
形名 BRL-110CH(- 1) (2) (3) (4) (5)
(1)時限 (6) CT 比 記入例 100A/5A
(2)計器カバー色 (7) 最大目盛 記入例 100A
(3)警報接点出力 (8) 端子カバー(必要な場合はご指定ください)
(4)瞬時計 (9) 台数
(5)電磁復帰 (10)試験成績表(必要な場合は周波数,部数をご指定ください)
形名の構成は 88ページをご参照ください
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目盛区分 目盛例
■目盛例
目盛仕様 広角度計器 角形計器
例:L-110C 例:PK-80C
標準目盛
目盛数字:黒
目盛線 :黒
単位記号:黒
目盛区分数は槍形指針標準区分参照
可動鉄片形は目盛りの下部が省略されます。
目盛区分数は槍形指針標準区分参照
±目盛計器(両振計器)
目盛数字:黒
目盛線 :黒
単位記号:黒
延長目盛(2倍延長)
目盛数字:黒 延長部分は赤
目盛線 :黒 延長部分は赤
単位記号:黒
単目盛二重捺印目盛
目盛数字:黒
目 目盛線 :黒
盛
区 単位記号:黒
分 標準は数値の大きい方を上に、小さい
方を下に目盛数字を捺印します。
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目盛区分 目盛例
■目盛例
目盛仕様 広角度計器 角形計器
例:L-110C 例:PK-80C
二重目盛二重捺印
目盛数字:黒
目盛線 :黒
単位記号:黒
目盛り区分は、槍形指針標準区分をご
参照ください。標準の目盛線は、定格数
値の大きい方を上(外側)に、小さい方
を下(内側)に表示します。広角度計器
の目盛捺印は、定格数値の大きい方を
内側に、小さい方を外側に表示します。
着色目盛(色線)
目盛線色:赤、黄、緑
二重目盛時に目盛線色と目盛数字色を
組み合わせて識別することも可能です。
色 帯 例 例 色帯
帯色:赤、黄、緑
例の他各種対応いたしますのでご相談
ください。
目盛線と目盛数字について
(1)目盛線の種類
親線には目盛数字を印字します。
目盛区分は、槍形指針標準目盛区分、 親線 中線 細線 親線 中線 細線
刃形指針標準目盛区分をご参照くだ
さい。
(2)目盛数字は、最大4桁(9999)となります。
10000を超える場合は、6.6kVのように単位の変更、または36×1000min-1のように乗数をつけて対応してください。
(3)目盛区分が標準と異なる(半端目盛)場合はご相談ください。
各機種の最大区分以下でご指定ください。
(4)目盛数の小数部が0の場合は「0」表示を省略します。(目盛数字1の部分参照)
(5)整数部が0の場合は小数点と小数部を表示し整数部の0は省略します。(目盛数字0.5の部分参照)
例:定格値 1.5の場合
目
0 .5 1.0 1.5 盛
区
広角度計器 広角度計器(BRL、RLシリーズを除く)の場合は 分
「1.0」表示となります。
0 .5 1 1.5
角形計器
BRL、RLシリーズは角形計器と同様の目盛となります。
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目盛区分 槍形指針標準目盛区分
■槍形指針標準目盛区分
L PK
L-65C RL-80C F-10
PK-60C, 80C, 100C PK-120C
機 種 LK-8C, 10C LK-12C
BRL-110CH 瞬時計 EP-120C
EP-60C, 80C, 100C EK-12C
最大目盛値 目 盛 区 分 図 区分数 目 盛 区 分 図 区分数
0 2 4 6 8 10 0 2 4 6 8 10
1 20 20
※1
1.5 0 5 10 15 30 0 5 10 15 30
※2
0 5 10 15 20 0 5 10 15 20
2 20 40
0 5 10 15 20 25 0 5 10 15 20 25
2.5 25 25
※1
3 0 10 20 30 30 0 10 20 30 30
※2
0 10 20 30 40
4 20 0 10 20 30 40 40
0 10 20 30 40 50 0 10 20 30 40 50
5 25 25
0 20 40 60 0 20 40 60
6 30 30
※3
0 20 40 60 75
7.5 15 0 20 40 60 75 37.5
目
盛
区
分 ※6
0 20 40 60 80 0 20 40 60 80
8 16 40
0 30 60 90 ※7
0 30 60 90
9 18 45
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目盛区分 槍形指針標準目盛区分
■槍形指針標準目盛区分
LK F F
◦
RL-110C F-15, 17 ( 注)2Tの目盛は4ケタ表示製作不可 可動鉄片形計器及び
BRL-110CH 需要計 L-110C BRL-110CH 需要計の場
L-80C 合は 部分の区分線
EL-110C が省略されます。
EF-15, 17
◦延長目盛計器の場合,延
目 盛 区 分 図 区分数 目 盛 区 分 図 区分数 長目盛の部分は,赤目盛線
※2 ※2 赤目盛数字となります。
0 2 4 6 8 10 50 0 2 4 6 8 10 50 ◦±計器,最大目盛値が表記
外,多重目盛の計器等につ
L-80は30区分 ※8 いてはお問合せください。
0 5 10 15 30 0 5 10 15 75 ◦※1 PK-60C,PK-80Cと
LK-8C形の延長目盛付電
流計の場合15区分となり
※2
0 5 10 15 20 0 5 10 15 20 ます。
40 40
◦※2 PK-120C,LK-12C,
F-10,15,17,RL-80C,
※4 RL-110C形の延長目盛
0 5 10 15 20 25 50 0 5 10 15 20 25 50 付電流計の場合,20区分
となります。
※8 ◦※3 PK-120C,LK-12C,
0 10 20 30 0 5 10 15 20 25 30 F-10,15,17,RL-80C形
30 60 の延長目盛付電流計の場
合15区分となります。
※2
◦
0 10 20 30 40 0 10 20 30 40 ※4 RL-110C形の延長目
40 40 盛付電流計の場合,25区
分となります。
※4 ◦※5 F-15,17形の場合数
0 10 20 30 40 50 50 0 10 20 30 40 50 50 字捺印が,0,30,60,90と
なります。
※8 ◦※6 PK-120C,LK-12C,
0 20 40 60 0 10 20 30 40 50 60 F-10,RL-80C形の延長
30 60 目盛付電流計の場合16
区分となります。
L-110,EL-110,L-80は37.5区分 ※9
0 20 40 60 75 ◦
0 20 40 60 75 ※7 PK-120C,LK-12C,
37.5 75 F-10,RL-80C形の延長 目
目盛付電流計の場合18 盛
区分となります。 区
分
0 20 40 60 80 0 20 40 60 80
40 40 ◦※8 F-15,17形の延長目
盛付電流計の場合30区
分となります。
※5
0 30 60 90 0 20 40 60 80 90 ◦※9 F-15,17形の延長目
45 45 盛付電流計の場合37.5
区分となります。
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目盛区分 刃形指針標準目盛区分
■刃形指針標準目盛区分
PK LK FK
●可動鉄片形計器の場合には 部分の区分線が省略されます。
PK-60C, 80C, 100C PK-120C
機 種 LK-8C, 10C LK-12C
FK-5C, FK-7C
最大目盛値 目 盛 区 分 図 区分数 目 盛 区 分 図 区分数
0 2 4 6 8 10 0 2 4 6 8 10
1 50 50
0 5 10 15 0 2 4 6 8 10 12 14 15
1.5 30 75
0 5 10 15 20 0 5 10 15 20
2 40 40
0 5 10 15 20 25 0 5 10 15 20 25
2.5 50 50
0 10 20 30 0 5 10 15 20 25 30
3 30 60
0 10 20 30 40 0 10 20 30 40
4 40 80
0 10 20 30 40 50 0 10 20 30 40 50
5 50 50
0 20 40 60 0 10 20 30 40 50 60
6 30 60
目 0 20 40 60 75 0 20 40 60 75
盛 7.5 37.5 75
区
分
0 20 40 60 80 0 20 40 60 80
8 40 80
0 30 60 90 0 30 60 90
9 45 45
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