1/4ページ
ダウンロード(433.2Kb)
小さなボディーに機能満載
本器は発電機を並列接続する場合に用いられる同期検定表示 (LED) 付自動同期投入装置です。双方の電圧、周波数を一致させ正確に同期点で遮断器を閉路することで突入電流を押さえ、系統乱、発電機ショックを和らげる円滑な同期投入をおこないます。
・軽量、コンパクト化で省スペースを実現。従来品 (ASY‐100) に比べて取り付け面積が約1/6に減少しました。
・わかり易い表示、簡単設定。アナログ指示計と同じ感覚で見られるため状況を把握し易く、適切な対応が容易におこなえます。カバーを開けて前面から操作設定が容易におこなえます。
・自動手動制御切り替え機能付。自動同期スタート、手動同期スタートが任意に選択できます。
・受電複電時の逆電力防止機能付き。SLOW側投入指定 (FB>FG) により、受電復電時の逆電力流入を防止する事ができます。
・結線工数低減を実現。従来発電機側の入力は、V結線で三相電圧をとり入れていましたが、単相分の電圧入力で同機能が得られるようになりました。
このカタログについて
ドキュメント名 | 自動同期投入装置 ASY-96 |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 433.2Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社第一エレクトロニクス (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
Page1
計測システムの総合メーカ
表 示 付
自動同期投入装置 ASY-96 自動同期投入装置
自動同期投入装置(補助電源別) ASY-96-A1/ASY-96-A2
小さなボディーに機能満載
DAIICHI ELECTRONICS CO.,LTD. 自動同期投入装置 ASY-96 98-081a
h t t p : / / w w w . d a i i c h i - e l e . c o . j p /
Page2
■用途
本器は発電機を並列接続する場合に用いられる同期検定表示(LED)付自動同期投入装置です。双方の電圧、周波数を一致さ
せ正確に同期点で遮断器を閉路することで突入電流を押さえ、系統乱、発電機ショックを和らげる円滑な同期投入を行ないます。
■特長
●軽量、コンパクト化で省スペースを実現
従来品(ASY-100)に比べて取付面積が約1/6に減少しま
した。
●わかり易い表示、簡単設定
アナログ指示計と同じ感覚で見れるため状況を把握し易
く、適切な対応が容易に行なえます。
カバーを開けて前面から操作設定が容易に行なえます。
●自動手動制御切替え機能付
自動同期スタート、手動同期スタートが任意に選択できます。
■標準仕様 ●受電復電時の逆電力防止機能付
SLOW側投入指定(FB>FG)により、受電復電時の逆電力
項 目 内 容 仕 様 流入を防止する事ができます。
交流入力 母線側入力 (単相)AC110V、50/60Hz 5VA(※1)
発電機側入力 (単相)AC110V、50/60Hz 0.5VA ●結線工数低減を実現
制御信号入力 自動同期スタート( AUTO)1a接点 従来発電機側の入力は、V結線で三相電圧をとり入れてい
手動同期スタート( MANUAL) 開閉電圧・電流 DC12V、10mA ましたが、単相分の電圧入力で同機能が得られるようにな
SLOW側投入指定(SLOW) りました。
制御出力 電圧増信号 (60R)光MOS FETリレー ●補助電源別仕様(ASY-96-A □)
電圧減信号 (60L) DC100V、50mA又は ASY-96 標準品とは別に母線側入力と補助電源(AC・
ガバナ増信号 (15R) DC24V、100mA
ガバナ減信号 (15L) DC80~143V)を分離した仕様を追加しました。
アラーム信号(ALARM) [ A SY-96-A1:同期投入促進機能 ±0.05Hz同期チェック信号(±15°)(※3)光MOS FETリレー(※2) ASY-9 6-A 2:同 期投 入促進 機能 ± 0.02 Hz]
遮断器投入信号 (25) DC100V、50mA又はDC24V、100mA
表示 LED Power 緑 ●NK規格(日本海事協会)Class NK承認
電圧増信号 (60R)赤 ASY-96承認 No.96A120
2色発光 LED
電圧減信号 (60L)緑]
ガバナ増信号 (15R)赤 2色発光 LED ■設定
ガバナ減信号 (15L)緑] 設 定 項 目 記 号 初期値 設 定 範 囲
遮断器投入信号 (25)緑 電圧差 ΔV 5% 1、2、3、4、5、7、10(%)
同期チェック信号(±15°)橙 AC110V=100%
周波数設定値内 (ΔF)緑 (ロータリーコードスイッチ1)
電圧差設定値内 (ΔV)緑 電圧調整パルス幅 Vpw 0.5s 0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、
アラーム信号(ALARM)赤 (ロータリーコードスイッチ2) 0.7、1.0(s)
計測表示 位相差 LED橙(同期点 緑)計26点 電圧調整パルス周期 Vpint 2s 1、2、3、4、5(s)
/360°表示(15°間隔 24点 (ロータリーコードスイッチ3)
と同期点前後7.5°間隔2点) 周波数差 Δ F 0.1Hz 0.1、0.15、0.2、0.25、
VG-VB
電圧差; 1 1 0 ×100(%)
緑色7セグメントLED:-□□ .□% (ロータリーコードスイッチ4) 0.3(Hz)(※5)
(AC110Vに対する%表示) ガバナパルス幅 Fpw 0.5s 0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、
周波数差;FG-FB (Hz)緑色7セグメントLED:-□□ . □ Hz (ロータリーコードスイッチ5) 0.7、1.0(s)
補助電源 AC・DC80~143V 遮断器漸進時間 25T 50ms 10~310ms(10ms単位)
(※4) ̶ AC100V 50/60Hz 4.5VA 5ビットディップスイッチ (範囲以外はキャンセル)
DC110V 2.5W
※ 1 ASY-96-A1,ASY-96-A2は0.5VAです。 SW No. 積算時間 ONされたスイッチの総和が漸進時
※2 外部に使用するリレーはMM4XまたはLY-2N相当とします。 SW1 10ms 間となります。(※5)
※3 ASY-96-A1,ASY-96-A2については、同期チェック信号 SW2 20ms 例)SW1、SW2、SW3をON
( ±15°)の制御出力はございません。(表示 LED点灯のみ)
※4 ASY-96-A1,ASY-96-A2仕様のみ。 SW3 40ms 10ms+20ms+40ms=70ms
SW4 80ms
項 目 仕 様 SW5 160ms
ASY-96 ASY-96-A1,ASY-96-A2 設定範囲以上の時間を設定した場合、制御は停止し、エラーを表
電圧差 ±0.5% 示します。
許周波数差 ±0.03Hz ± 0.02Hz
パルス幅 ±50ms
容 (※5)Δ F設定と設定可能な漸進時間
電圧調整パルス周期 ±10%+(10~200ms) Δ F 設 定 設定可能漸進時間
差位相差検出 ±1° 0.1 Hz 10~ 310ms
同期投入位相精度 ±5°
使用温湿度範囲 0~55℃、5~95% RH(結露のないこと) 0.15Hz 10~ 210ms
保存温度範囲 -10~+70℃ 0.2 Hz 10~ 150ms
外観色・質量 黒色(マンセル N1.5)・1kg以下 0.25Hz 10~ 100ms
Class NK 承認 - 0.3 Hz 10~ 80ms
DAIICHI ELECTRONICS CO.,LTD. 自動同期投入装置 ASY-96 98-081a
h t t p : / / w w w . d a i i c h i - e l e . c o . j p /
Page3
■各部の名称
電源 同期チェック信号
POWER:緑色 位相差(角形LED26点) ±15°:橙色 遮断器投入信号
25:緑色
電圧差設定値内
ΔV:緑色 電圧制御信号(2色LED)
60R:赤色
60L:緑色
周波数差設定値内
ΔF:緑色 ガバナ制御信号(2色LED)
15R:赤色
15L:緑色
アラーム信号
ALARM:赤色 電圧差:%表示(7セグメントLED:緑色)
周波数差:Hz表示(7セグメントLED:緑色)
遮断器漸進時間(25T)設定
電圧差(ΔV)設定 ガバナパルス幅(Fpw)設定
電圧調整パルス幅(Vpw)設定 周波数差(ΔF)設定
電圧調整パルス周期(Vpint)設定
■機能 (6)同期投入促進機能
(1)電圧平衡機能 周波数差が±0.05Hz以内で位相差の変化が少なくなった
母線電圧と発電機電圧の差を規定範囲内に入れる様、制御 場合、同期投入を促進するため、約3秒後に自動的にガバ
パルスを出力します。 ナパルス信号を出力します。
(2)揃速機能 ガバナパルス信号はSLOW側投入指定の時は15L信号、
母線周波数と発電機周波数の差を規定範囲内に入れる様、 SLOW側投入指定無しの時は15R信号を出力します。
制御パルスを出力します。 (ASY-96-A2仕様は±0.02Hzで動作します。)
(3)同期チェック信号(±15°) ガバナパルス信号
母線と発電機の電圧差ΔV、周波数差ΔFが規定値内に入 位
り、更に、位相差が±15°以内となった時、a接点信号を 相
出力します。自動同期投入の場合、遮断器投入信号(25) 角
t
と直列接続し使用しますとより安全な同期投入が可能とな 3秒
ります。 (7)設定機能
ASY-96-A1、A2については、同期チェック信号(±15 電圧差、周波数差、遮断器の漸進時間および各制御信号の
%)の制御出力はございません。(表示 LED点灯のみ) パルス幅、パルス周期が設定可能です。
(4)同期投入機能
母線と発電機の電圧差ΔV、周波数差ΔFが規定値内に ■制御範囲
入った後、同期点で遮断器を閉路するために、投入用遮断 ●入力範囲
器の漸進時間を見込んで、同期点の手前で遮断器投入信号 母線電圧;90~125V 系統周波数;50±3Hz、60±3Hz
(25)を出力します。 発電機電圧;80V以上 周波数差;±4Hz以内
遮断器投入信号(25)のON時間は、漸進時間+200msと 上記以外は制御停止、各々エラー表示
なります。 ●制御入力(1a接点開閉電圧・電流DC12V、10mA)
25投入指令 φ 25投入指令OFF(同期投入ミス時) (1)自動同期スタートおよび手動同期スタート
同期投入ミス
スタート入力
10° 25投入出力 自動同期手動同期 出 力
同期成功 ON OFF 60RL、15RL、同期チェック信号
漸進時間 200ms (±15°)、25を出力
25投入指令OFF(同期投入成功時) OFF ON 同期チェック信号(±15°)のみ出力
(5)同期ミス(アラーム)信号 OFF OFF POWER LEDのみ点灯
同期投入ミスを3回連続した場合、約1秒後にアラームの ON ON E8表示(重複指定)
LED点灯、接点信号を出力します。なお、同期投入ミス ONは端子短絡、OFFは端子開放となります。
とは遮断器投入信号(25)を出力したにも関わらず、母線 (2)発電機SLOW側投入指定
側と発電機側の位相差が10°を超えた場合とします。ア ON(端子短絡):SLOW側(FB>FG)から投入。
ラームは入力無電圧または同期スタート(自動と手動の両 OFF(端子開放):投入方向ランダム
方)OFFにて解除されます。 (FB>FGまたはFB<FG)。
DAIICHI ELECTRONICS CO.,LTD. 自動同期投入装置 ASY-96 98-081a
h t t p : / / w w w . d a i i c h i - e l e . c o . j p /
Page4
■結線図 ■外形図 (ASY-96/ASY-96-A □)
(ASY-96) 92+0.8 0
1 60R
LINE 2 LOAD 60L
3 U V COM2
1 VT ALARM
μ γ
GENERATOR 2 LOAD COM3
3 RB
U V E
VT SB 1 9
μ γ 2 10 15R
RG 3 17 11
SG 18 15L
4 19 12 COM4
AUTO 5 20 13 同期チェック出力
MANUAL 6 14
21 COM5
SLOW 7 15 25 パネルカット
COM1 8 16 COM6
120 2.5 162.5 90
(ASY-96-A □) 8.5
1 60R 1 9
LINE 2 LOAD 60L 2 10
3 U V COM2 17
3 11
1 VT ALARM 18
4 12
GENERATOR 2 LOAD μ γ COM3 19
5 13
3 U V RB 20
6 14
VT SB 1 9 E
μ γ 2 17 10 AUX.SUPPLY( +~) 721 15
RG 3 11 AUX.SUPPLY -
SG 18 ( ~) 8 16
4 19 12 15R
AUTO 5 13 15L
MANUAL 20
6 14 COM4 M4ネジ
SLOW 21
7 15 25 96
COM1 8 16 COM5
■ご注文時の指定事項
ASY-96
①形名 ②入力電圧 ③数量 (注意)製品および試験成績書は、初期値で出荷、記録されます。
ご使用に際しては取扱説明書を参照の上、ご希望の値に変更してご使用下さい。
ASY-96-A □(補助電源別)
①形名 ASY-96-A1:同期投入促進機能 ±0.05Hz ②入力電圧 ③補助電源(AC・DC80~ 143V) ④数量
ASY-96-A2:同期投入促進機能 ±0.02Hz
安全のために必ずお守り下さい。
本製品のご使用にあたっては、下記事項を必ずお守り下さい。 安定領域で誤動作することがあります。
なお、製品には取扱説明書を同梱していますので、ご使用前に必ず ・ 同期制御終了後は原則として、交流入力(母線電圧、発電機電圧)
お読み下さい。 は無電圧、制御入力(自動同期スタート、手動同期スタート)はOFF
1.使用環境 とします。SLOW側投入指定入力はONのままで支障有りません。
下記の環境での使用および保管はしないで下さい。 ・制御出力(光MOS FETリレー)の開閉容量はDC100V、50mA
・周囲温湿度が0~55℃、95% RHを超える場所。 またはDC24V、100mAです。本器の外部に使用されるリレー
・ほこり、腐食性ガスの発生する場所。 のコイルには、開閉時に発生する逆起電圧を吸収する素子を取り
・振動、衝撃の多い場所。 付けて下さい。
・日光、雨、水滴の直接当たる場所。
・外来ノイズの多い場所。 注 意
2.取付・配線 ・ 入出力端子はカバー付です。安全のため、配線終了後は必ずカ
取付・配線は取扱説明書を参照の上、下記の注意事項を守り、専門 バーを取り付けて下さい。
技術を有する人が行って下さい。 また、通電中は端子に触れない様、ご注意下さい。感電の原因と
・相順検出および各三相電圧のバランスをチェックする機能はあ なります。
りません。別途ご検討下さい。 ・ 制御入力は無電圧接点ですので、電圧信号を印加しないで下さ
・強電側の配線と弱電側の配線は必ず分離し、ノイズに対する配 い。機械の焼損の原因となります。
慮(誤動作防止)をして下さい。 ・ 制御入力用に、外部リレーをご使用になる場合は、最小適用負
・アース端子 E(端子9)はシールド効果を上げるため、必ず接地 荷が開閉電圧・電源DC12V、10mAを十分満足するものをご
して下さい。 使用下さい。
注 意 4.設定
・ 結線は結線図を十分に確認の上、行って下さい。 設定は取扱説明書を参考の上、下記の注意事項を守り、実施願います。
不適切な結線は機械の故障・火災・感電の原因となります。 ・ 動作中および設定終了後、スイッチカバーは必ず閉めて下さい。
・ 活線作業は、禁止して下さい。感電・機械の故障・焼損・火災 ・ 設定は無電圧時(母線入力、発電機入力何れも無電圧)または制御
の原因となります。 スタートOFF(自動同期スタート、手動同期スタート何れもOFF)
・ 感電防止のために、配線終了後は必ず端子カバーを取り付けて下 の時、実施して下さい。それ以外で実施しますとエラー表示、制御
さい。 停止となります。
・ 設定範囲以外の設定をした場合、制御は停止し、エラーを表示
3.使用方法 します。正しい設定値に変更して下さい。
本製品を使用するに当たりましては、専門知識が必要です。取扱 5.保守・点検および修理方法
説明書を参照の上、正しい取扱を行って下さい。 本器は取扱説明書を参考の上、定期的に保守・点検をして下さい。
・ 動作中は装置に触れないで下さい。誤動作を起こす要因となります。 なお、異常が発見された場合には、トラブルシューティングを参考
・ 母線電圧は電圧が確立後(AC90V~125V)、印加して下さい。 にチェック願います。故障の場合は、下記の本社営業部または京都
装置の電源を共有しておりますので、電圧が上昇しますと電源不 営業所にご連絡下さい。
本 社 〒 121-8639 東京都足立区一ツ家1丁目11番13号
TEL 営業部・技術部 03(3885)2411(代)
FAX 営業部 03(3858)3966
技術センター 03(3850)4004
京都営業所 〒 610-0114 京都府城陽市市辺西川原1-19
TEL 0774(55)1391(代) FAX 0774(54)1353
千葉事業所 〒 298-0134 千葉県いすみ市行川446-1
TEL 0470(86)3815 FAX 0470(86)3805
http://www.daiichi-ele.co.jp/ ※記載内容は性能改良等により、お断わりなく変更することがございますのでご了承下さい。
98-081a 日立ドキュメントソリューションズ 2015.02 3,000
DAIICHI ELECTRONICS CO.,LTD. 自動同期投入装置 ASY-96 98-081a
h t t p : / / w w w . d a i i c h i - e l e . c o . j p /
96
92+0.890 0