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【ホワイトペーパー・技術資料】PantoneLIVEを用いたブランドカラーマネージメントの実現

ホワイトペーパー

サプライチェーン全体で正確で統一された特色のカラーマネージメントを 行う方法をご紹介

■ 近年,カラーの測定やモニタリング、管理、そして最も重要なカラーコミュニケーションのためのツールやテクニック、テクノロジーが大きく発展しています。

■ ブランド色の印刷にかかわるブランドオーナー、デザイナー、プリメディア、印刷・コンバーターなどの関係者は、このような最新技術を取り込むことで、正確で統一された特色のカラーマネージメントをサプライチェーン全体にわたって確保することができるようになっています。

■ 詳細はホワイトペーパーをダウンロードしご覧いただくか、エックスライト(X-Rite)社にお気軽にお問い合わせ下さい。

■ 積分球分光測色計、多角度分光測色計、インラインでご使用いただける機種も含む非接触分光測色計、標準光源装置、色彩調色ソフトウェア(CCM:コンピュータ・カラー・マッチング)、色彩管理ソフトウェア等、色のコミュニケーション(カラーコミュニケーション)に課題をお持ちのお客様に、最適なソリューションを提案します。是非お問い合わせください。

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このカタログについて

ドキュメント名 【ホワイトペーパー・技術資料】PantoneLIVEを用いたブランドカラーマネージメントの実現
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 2.5Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 エックスライト社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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v ブランド価値を管理する 白書 製品ファミリーで統一されたブランド色 近年,カラーの測定やモニタリング、管理、そして最も重要なカラーコミュニケーションのためのツールやテクニック、テクノロジ ーが大きく発展しています。ブランド色の印刷にかかわるブランドオーナー、デザイナー、プリメディア、印刷・コンバーターなど の関係者は、このような最新技術を取り込むことで、正確で統一された特色のカラーマネージメントをサプライチェーン全体にわ たって確保することができるようになっています。 はじめに 包装、ラベル、タグなど、それぞれのブランド色に変動や 不一致が見られると、商品力のアピールやブランド価値の 低下につながってしまいます。一方、色再現の複雑なグロ ® マスター&従属 ーバルサプライチェーンにおいて、これらのカラーマネー 7489 C スタンダード 76 ® 90 ジメントは時間と費用のかかる難しい課題となっていま C す。エラーがあると、作業のやり直しや生産効率の悪化、 製品の市場投入時期の延期などが発生してしまいます。 ANTONE® P V 7489 LPC PANTO ® 7 N 6 E 90 L ANTONE® PCV P B 7489 LPG このように、ブランドカラーマネージメントの実現には困 PANTO 7 N ® 6 E 90 L NE® PGB PANTO 7489 FSCT PANTONE® 難が伴いますが、次世代ツール、やテクニック、テクノロ 7690 FSCT ジーを取り入れることで、ブランドオーナーはサプライチ ェーンの複雑性やプロセスの流れを問わず、色の指定、コ ミュニケーション、測定、管理といった一連の作業を簡素 化することができます。 カラーマネージメントにとって、今日の重要で基本的なア プローチは色を判断する際に個人的な感覚に影響されず、 実情を正しく反映した分析と分光情報を利用して、全ての ブランド プリメディア 印刷&コンバーター 関係者が同じ基礎情報と理解に基づいて色を管理するとい インキメーカー うことです。また共通の用語を使用した作業進行も重要で デザイン す。このような取り組みにより、色は製造プロセスにおい それぞれの印刷素材に最適化された実現可能な て客観的に検証され、印刷技術と使用される基材でその色 カラーコミュニケーション を再現することが可能かどうかを確認できるようになりま した。 結果として、不意のミスがなくなり、生産性がアップ。コ スト効果の高いサプライチェーンが実現可能になります。 1
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白書 成功の鍵となる「標準化」 PantoneLIVE では、マスタースタンダードは Pantone の ID に基づいているため、理想的なブランド色を簡単に指定でき 多くのブランドで、特に市場に長年出回っている製品では、ブラ ます。実際に使用される印刷基材とプロセスの組み合わせで ンド色の一貫性が損なわれているケースがよく見られます。色 は、理想的なマスタースタンダードのカラーを完全に再現で の管理は時間の経過に伴い変動が発生し、印刷技術、インキタイ きないものがあります。従属スタンダードは理想的なマスタ プ、基材、作業現場などの違いによって、かなりの変動が見られ ースタンダード色に最も近似して表現するようデザインされ る場合があります。商品の購入をほんの 2、3 秒で決定する消費者 ており、さまざまな基材や印刷プロセスで出力される際の色 の立場から見ると、「色の変動」は製品の品質やメーカーに不信 の変動の影響を考慮しています。 感を抱かせる原因となります。 マスタースタンダードと従属スタンダードは、PantoneLIVE 色の合理化と PantoneTM カラーへのマッピング 内で「デジタルマスタースタンダード」または「デジタル従 属スタンダード」として定義されています。デジタルマスタ サプライチェーン全体における色の一貫性を確実にする作業は色 ースタンダードはデジタル保存されたブランド色の DNA で、 の監査から始まります。その結果として、使用するブランド色の 一般的なデザインや印刷用のアプリケーションからそのクラ カラーパレットを作成。これに対する分析/評価が完了すると、 ウドデータベースに簡単にアクセスできるようになっていま 次の作業はカラーパレットの「合理化」を図ることになります。 す。この PantoneLIVE の正確で,柔軟性に富んだ色の定義に 合理化とは、ブランド色のパレットから近似する色を一つのリファ より、ブランド色の品質を確実に守ることができるようにな っています。 レンスに整理する作業を表します。ブランドパレット内の色数を減 らすことで、正確な色をより簡単に作成できるようになります。 パントン社ではこのプロセスを簡素化するため、22 のパッケ ージング関連の印刷条件として定義された Pantone リファレ 合理化プロセスにおいて、ブランド色はマスターの Pantone® マ ンスのカラーライブラリーを開発、検証しました。この22の ッチングシステム(PMS)色や PantoneLIVE の従属スタンダード ライブラリーは、パッケージングの印刷に使用される最も一 のライブラリーにマッピングされ、サプライチェーン全体で 般的な基材と印刷方式を対象にしたものです。Pantone によ PantoneLIVE® エコシステムのマスターおよび従属ライブラリーを って承認された、これらの各 Pantone リファレンスのバージ 活用することができるようになります。PantoneLIVE はクラウド ョンは、特定のタイプのパッケージとその印刷プロセスに適 ベースの分光データベースで、グローバルサプライチェーンにお 用されます。 けるブランド色の正確性を確実に保護します。 合理化のプロセスは、既存のブランドカラーのガイドライン やブランドオーナーの嗜好を考慮に入れながら、ブランドオ ーナーのチームメンバーや、時には関連のサプライヤーと共 同で行われます。このプロセスにより、ブランド色はより少 ない色数のマスターの PMS 色で整理されたマッピングワーク シートが作成されます。ブランドオーナーはマッピングされ グローバルサプライチェーン全体における たブランド色に対して許容管理範囲を設定します。選択され 正確なカラーコミュニケーション たブランド色は分光値として PantoneLIVE に追加されます。 PANTONETM でマッピングする前 PANTONETM でマッピングした後 ブランドの拡張 主観的な決定 市場投入を迅速化 プロセスの違い やり直し作業を低減 による変動 マスター ® 基材の違いに 690 C スタンダード 7 統一されたブランド色 よる変動 2
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白書 作業はこれで終わりません。 フィードバック方式のカラーマネージメント: ブランドオーナーのための END to END の 次のステップは「ハーモナイゼーション」です。「ハーモナイ ソリューション ゼーション」作業とは、PMS 色の既存の従属スタンダードをチ ェックし、ブランドカラーの再現に必要なマッチングが実現で フィードバック方式を使用した、最初から、いつでも、正確 きるかどうかを評価するプロセスです。PantoneLIVE の従属ス なカラーマネージメントの実現は、マスターおよび従属スタ タンダードを利用することで、用途に適した結果を出力し、時 ンダードのための適切な分光値の指定から始まります。良好 間の経過や異なるサプライヤー間における色再現のハーモニー な生産性を発揮するためには、良好なカラー測定が必須で を確保します。このハーモナイゼーション作業でブランドのニ す。そのためには、分光方式によるカラーの測定値を取得 ーズが満たせない場合は、印刷条件に合わせてブランド独自の し、印刷プロセスの様々な過程において指定されたスタンダ カスタム色を個別に作成することも可能です。 ードと比較する作業を行います。結果として得られる色品質 のデータの取得、モニタリング、測定、情報のシェアリング 機能は、このフィードバック形式のワークフローに非常に重 要です。 マスター エックスライト社/パントン社は、カラーサイエンス&テク デザイナー ・ スタンダード ノロジーの分野において世界をリードする企業として今後も 制作者 7690 C 責任を持って活動してまいります。弊社では、この基本的な 従属スタンダード 問題を解決し「色の分野」にサイエンスを取り入れるため、 利用できる全ての要素を注意深く纏めてきました。その結 果、画期的なテクノロジーによる包括的でオープンなエコシ ステムを構築することができ、他の手法では難しいと考えら れる結果を実現することができました。 印刷業者と サプライチェーン 7690 FSCT 7690 LPGB 7690 LPCV 効果的なブランドカラー戦略には、製品、パッケージング、マー ス タ ン ダ ブランドオーナー ー ケティングにわたり、全ての素材やメディアに対し、明確な仕様 と正確な色再現が必要です。統一されたブランド色は、今日のグ + PantoneLIVETM ローバル市場に欠かすことのできない強力なグローバルアイデン 82 ColorCert® ColorCert ® スコアカード レポジトリー ティティを築きます。色の監査、合理化、ハーモナイゼーション を組み合わせることにより、最適で実現可能な目標色の設定を正 しい判断で実施することが可能になります。 ® ColorCert ® C olo rCert クライアント 印刷機 マスター 3 デ ー タ サ プ ライ チェ ー ン ド
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白書 結果 PantoneLIVE ライブラリーは、パッケージング印刷分 野の 80% をカバーします。最新 PantoneLIVE では、複数の印 刷プロセス、パッケージング構造、包装タイプをサポートするライ 色の問題に対する ブラリーを豊富に取り揃えています。 コストとインパクト 軟包装材 フレキソ、溶剤インキ FSCC:透明フィルムに反転印刷+透明フィルムのラミネート加工 クリエーターの 25%以上は、頻繁に FSCT:透明フィルムに反転印刷+白色インキ乗せ FSCW:透明フィルムに反転印刷+白色フィルムのラミネート加工 色の不一致や不正確さに悩まされています。 FSRC:透明フィルムに反転印刷 FSWF:白色フィルムに印刷 FVWF:白色フィルムにヘビーインキで印刷 フレキソ、水性インキ FWCP:コート紙に印刷 グラビア、溶剤インキ デザインからプリプレス/ 異なるサプライヤー間 複数のコンバーターや GVCC:透明フィルムに反転印刷+透明フィルムのラミネート加工 プリメディアから印刷まで において 異なる工場での印刷 GVCW:透明フィルムに反転印刷+白色フィルムのラミネート加工 GVWF:白色フィルムに印刷 カートン クリエーターの 60%以上は、 オフセット、コンベンショナルjインキ LPEB:リサイクルボードに印刷+グロスニュートラルコーティング 色の一貫性が重要である LPGB:バージンボードに印刷+グロスニュートラルコーティング と認識しています。 オフセット、UVインキ LUEB:リサイクルボードに印刷+グロスニュートラルコーティング LUGB:バージンボードに印刷+グロスニュートラルコーティング フレキソ、溶剤インキ FSGB:バージンボードに印刷+グロスニュートラルコーティング および フレキソ、水性インキ 制作とプルーフ段階の デザインからプリプレス/ FYBK:ブラウンクラフト紙に印刷 色の一貫性 プレメディアから製品の生産 FYWK:ホワイトクラフト紙に印刷 FYWT:リサイクルクラフト紙に印刷 ラベル フレキソ、UV インキ クリエーターの 71%は、適切に定義されたブランド色を確保し、ブランド FUCV:コート紙に印刷+グロスコーティング 色の標準化されたパレットを維持することが重要であると感じています。 FUWF:白色フィルムに印刷 フレキソ、UV インキ LPCV:コート紙に印刷+グロスニュートラルコーティング クリエーターの 70%は、様々な基材/用紙で正確な色再現を行うことが オフセット、UV インキ 重要であると認識しています。 LUCV:コート紙に印刷+グロスニュートラルコーティング 革新的なカラー精度 クリエーターの 21%は、 これらの様々な印刷条件要素の組み合わせのライブラリーは、それぞ 色に関する問題による損出が れが独自の特徴を持ち、ブランドオーナーにこれまでにない技術的な 革新をもたらします。これらの組み合わせによりその効果は一層強力 $50,000 以上にも及ぶ なものとなり、弊社の顧客およびパートナー企業から、市場で類を見 と指摘しています。 ない製品との評価を受けています。Pantone LIVE は、特色のカラーマ ネージメントから個人的・主観的な感情を取り除き、純粋な分光デー タに基づいて色を指定、モニタリング、測定、管理、コミュニケーシ ョンできるダイナミックなソリューションです。PantoneLIVE の詳細 は、www.pantone.com/live をご覧ください。 エックスライト社 〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル 西棟 6F Tel: 03-5579-6545  Fax: 03-5579-6547 L7-567-JA (2014年9月) 4