【活用事例】アイスクリームメーカーALGIDA社 様・ アイスクリームの色を測る最適なソリューションを提案しました。

アイスクリームの「色」で心をつかむ ＜VS450＞ 世界 6 位のアイスクリームメーカー　トルコ　ALGIDA の事例 消費者がスーパーやコンビニでアイスクリームを選び、購入する際、商品の色と外観に大 きく影響されます。消費者はまだ食べたことのないアイスを色と外観で判断し、一番美味 しそうに見える商品を購入しています。 問題となったこと セールスマネージャーのシモン・ヴィスコーミはこの トルコ北部のチョルルに位置する Algida アイスクリー ように説明しています。「高速な食品加工において精 ム工場では、バニラ、チョコレート、ストロベリーな 密な測色を行う VeriColor® Spectro 450 分光測色計の どのそれぞれの色を統一させるために生産管理を改善 パッケージをご提案しました。VS450 は測定物の表面に することにしました。理由は、店頭で販売する同じ味 接触せずに正確に測色を行う製品で、このように非接 のアイスの色が、生産ロットによって微妙に異なるこ 触での測色が可能であることは食品物を取り扱う際に とが問題となったためです。 非常に重要です。」 アイスクリームの色を測る難しさとは？ エックスライトとのパートナーシップ アイスクリームは使用成分やプロセスにより、正確な 世界のアイスクリーム市場で６番目の規模を誇るチョ 色を確保するのが非常に難しいとされています。アイ ルル工場は、カラーマネージメントプロセスのパート スクリームの成分は主にカゼインミセル、脂肪球、気 ナー企業にエックスライト社を選びました。パントン 室、氷晶で、これらは全て照明を反射しますが、構造 社を子会社に持つカラースタンダードのリーダー企 成分によって強度が異なります。例えば、粒子や大量 業、エックスライト社では、加工食品、パッケージン の気泡は、色付けされていないアイスクリームを薄い グ、印刷、化粧品、その他の工業用アプリケーション 色にします。チョコレート風味を作るココアのタイプ にカラーマネージメントソリューションをデザインお によっても、茶色や赤などシェードが異なります。 よび製造しています。 エックスライト社は、Algida 工場に適した測色計とソ フトウェアを組み合わせたパッケージを用意しまし た。同工場では、消費者および食品業界向けに年間 10 億個単位のアイスクリームを生産しています。エック スライト社／パントン社でトルコと中近東を担当する www.xrite.co.jp

エックスライトからの提案 品質管理の向上 エックスライト社の専門家は、Algida 社が商品の仕様を 世界最大のアイスクリームメーカーのユニリーバ社が 満たせるようカラー許容値を判断した上で、必要条件 所有する Algida 社にとって、カラー品質は最も重要な に応じた装置とソフトウェアのパッケージを特別に用 要素です。イタリアやその他のヨーロッパ諸国で長年 意しました。またエックスライト社は、ベンチトップ 人気のある Algida アイスクリームは、商品が紹介され 分光測色計で測定するテストサンプル専用のホルダを た 20 年前からトルコでも大変人気のある商品ブランド 製造し、生産ラインの VS450 非接触式分光測色計に設 です。また、トルコや中近東ではアイスクリームの消 置しました。 費量が年々高まっています。 チョルル工場は高速処理が著しい工場であり、生産ラ Algida 社は、エックスライト社のテクノロジーを用いて インで飛び交うコンテナーに対応するためにカラー品 カラー品質の評判を維持し、今後さらに東ヨーロッ 質管理における測色は非接触、正確かつ瞬時でなけれ パ、中近東、アフリカにおいて高品質なアイスクリー ばいけません。また、厳格な生産環境にも対応するた ムの生産量を増加する予定です。 めに堅牢性も必要です。 VS450 は精密な非接触式の測色技術を採用し、アイス クリーム、パスタ、チョコレート、着色された液体、 ジャムやベーカリー製品など、継続的に高速生産され る加工食品のわずかなカラー変動も監視します。この フレキシブルで経済的なテクノロジーは統計プロセス コントロールおよびプロセス監視に使用でき、コスト を削減しながら品質を維持します。 また、小型の非接触式装置 VS450 は生産ラインに取り 付けが可能で、高速に生産される製品の色を精密に測 定します。同装置は、温度変動、振動、高湿気、照明 変化が常に発生する過酷な生産環境において、素早く 信頼のある測定を行うようデザインされた製品です。 ビデオジェット・エックスライト株式会社 〒135-0064　東京都 江東区青海2-5-10 テレコムセンター 西棟 6F Tel: 03-5579-6545　Fax: 03-5579-6547　（2013年4月）