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――超音波の音圧・振動データから、新しい超音波利用を導く――
超音波システム研究所は、
多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析技術を応用した、
「超音波の伝搬状態を測定・解析・評価する技術」を利用して
超音波利用に関するコンサルティング対応を行っています。
超音波テスターを利用したこれまでの
計測・解析・結果(注)を時系列に整理することで
目的に適した超音波の状態を示す
新しい評価基準(パラメータ)を設定・確認します。
注:
非線形特性(音響流のダイナミック特性)
応答特性
ゆらぎの特性
相互作用による影響
統計数理の考え方を参考に
対象物の音響特性・表面弾性波を考慮した
オリジナル測定・解析手法を開発することで
振動現象に関する、詳細な各種効果の関係性について
新しい理解を深めています。
その結果、
超音波の伝搬状態と対象物の表面について
新しい非線形パラメータが大変有効である事例による
実績が増えています。
特に、洗浄・加工・表面処理効果に関する評価事例・・
良好な確認に基づいた、制御・改善・・・が実現します。
このカタログについて
ドキュメント名 | 超音波の音圧データ解析技術 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 3.6Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 超音波システム研究所 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
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超音波の音圧データ解析技術
――超音波の音圧・振動データから、新しい超音波利用を導く――
2024.10.5 超音システム研究所 斉木
超音波システム研究所は、
多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析技術を応用した、
「超音波の伝搬状態を測定・解析・評価する技術」を利用して
超音波利用に関するコンサルティング対応を行っています。
超音波テスターを利用したこれまでの
計測・解析・結果(注)を時系列に整理することで
目的に適した超音波の状態を示す
新しい評価基準(パラメータ)を設定・確認します。
注:
非線形特性(音響流のダイナミック特性)
応答特性
ゆらぎの特性
相互作用による影響
統計数理の考え方を参考に
対象物の音響特性・表面弾性波を考慮した
オリジナル測定・解析手法を開発することで
振動現象に関する、詳細な各種効果の関係性について
新しい理解を深めています。
その結果、
超音波の伝搬状態と対象物の表面について
新しい非線形パラメータが大変有効である事例による
実績が増えています。
特に、洗浄・加工・表面処理効果に関する評価事例・・
良好な確認に基づいた、制御・改善・・・が実現します。
Page2
<統計的な考え方について>
統計数理には、抽象的な性格と具体的な性格の二面があり、
具体的なものとの接触を通じて
抽象的な考えあるいは方法が発展させられていく、
これが統計数理の特質である
科学の中の統計学 赤池 弘次 (編集)より
<< 超音波の音圧データ解析 >>
1)時系列データに関して、
多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析により
測定データの統計的な性質(超音波の安定性・変化)について
解析評価します
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2)超音波発振による、発振部が発振による影響を
インパルス応答特性・自己相関の解析により
対象物の表面状態・・に関して
超音波振動現象の応答特性として解析評価します
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3)発振と対象物(洗浄物、洗浄液、水槽・・)の相互作用を
パワー寄与率の解析により評価します
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4)超音波の利用(洗浄・加工・攪拌・・)に関して
超音波効果の主要因である対象物(表面弾性波の伝搬)
あるいは対象液に伝搬する超音波の
非線形(バイスペクトル解析結果)現象により
超音波のダイナミック特性を解析評価します
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この解析方法は、
複雑な超音波振動のダイナミック特性を
時系列データの解析手法により、
超音波の測定データに適応させる
これまでの経験と実績に基づいて実現しています。
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注:解析には下記ツールを利用します
注:OML(Open Market License)
https://www.ism.ac.jp/ismlib/jpn/ismlib/license.html
注:TIMSAC(TIMe Series Analysis and Control program)
https://jasp.ism.ac.jp/ism/timsac/
注:「R」フリーな統計処理言語かつ環境
https://cran.ism.ac.jp/
バイスペクトルは、以下のように
周波数 f1、f2、f1 + f2 のスペクトルの積で表すことができる。
B( f1 , f2 ) = X( f1 )Y( f2 )Z( f1 + f2 )
主要周波数が f1であるとき、
f1 + f1 = f2、f1 + f2 = f3 で表される
f2、f3という周波数成分が存在すれば
バイスペクトルは値をもつ。
これは主要周波数 f1の
整数倍の周波数成分を持つことと同等であるので、
バイスペクトルを評価することにより、
高調波の存在を評価できる。
超音波の伝搬特性
1)振動モードの検出(自己相関の変化)
2)非線形現象の検出(バイスペクトルの変化)
3)応答特性の検出(インパルス応答の解析)
4)相互作用の検出(パワー寄与率の解析)
注:「R」フリーな統計処理言語かつ環境
autcor:自己相関の解析関数
bispec:バイスペクトルの解析関数
mulmar:インパルス応答の解析関数
mulnos:パワー寄与率の解析関数
Page8
<<超音波システム>>
超音波の音圧測定解析システム(オシロスコープ 100MHzタイプ)
http://ultrasonic-labo.com/?p=17972
超音波の音圧測定解析システム「超音波テスターNA」
http://ultrasonic-labo.com/?p=16120
AIC(情報量規準)を利用した超音波技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1074
超音波技術:多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析
http://ultrasonic-labo.com/?p=15785
超音波の非線形現象を評価する技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=13919
超音波(キャビテーション・音響流)の分類
http://ultrasonic-labo.com/?p=17231
Page9
超音波システム(音圧測定解析、発振制御)の利用技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=16477
超音波洗浄について
http://ultrasonic-labo.com/?p=15233
超音波洗浄効果について-no2
http://ultrasonic-labo.com/?p=2878
超音波技術(コンサルティング対応)
http://ultrasonic-labo.com/?p=1401
超音波発振システム(20MHz)の製造販売
http://ultrasonic-labo.com/?p=1648
超音波洗浄セミナーテキストの公開
http://ultrasonic-labo.com/?p=12973
超音波洗浄のメカニズムと効果的な活用法
http://ultrasonic-labo.com/?p=18171
音圧測定解析に基づいた、超音波システムの開発技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1484
Page12
【本件に関するお問合せ先】
超音波システム研究所
メールアドレス info@ultrasonic-labo.com
ホームページ http://ultrasonic-labo.com/
以上
Page13
<参考>
以下のプログラムを参考にして開発・作成した、オリジナルソフト(解析システム)を
オープンソースの統計解析システム 「 R 」 で、実行・解析しています
生体のゆらぎとリズム
コンピュータ解析入門:和田孝雄/著 赤池弘次/監修:講談社
赤池モデルを臨床にいかす画期的な解説書。
1/fゆらぎ解析に必須かつ難解な赤池モデルと、臨床への応用を懇切丁寧に解説。
生体のダイナミクスに関心をもち臨床デ-タ解析に携わる医学者・工学者待望の書
内容(「MARC」データベースより)
〈CD-ROM付き〉生体のゆらぎとリズムの時系列解析への入門。
第一線の研究者である著者が、経験した者だけが知る様々な困難点について、
他に類例のないユニークな視点から細部の議論を展開する。
インパルス応答(時間領域での伝達特性:ラプラス変換するとS領域での伝達特性)
周波数伝達関数(周波数領域での伝達特性)