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---超音波データの統計数理(R言語・環境による解析)---
超音波システム研究所は、
多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析技術を応用した、
超音波伝搬状態の「測定・解析・制御・評価技術」を開発しました。
超音波テスターと超音波発振制御プローブを利用したこれまでの
計測・解析結果(注)を、洗浄・攪拌・検査・・加工・・の効果として
整理することで、目的に適した超音波の状態を示す
新しい評価基準(パラメータ)を開発しました。
注:
非線形特性
応答特性
ゆらぎの特性
相互作用による影響
統計数理の考え方を参考に
対象物の音響特性・表面弾性波を考慮した
オリジナル測定・解析手法を開発することで
振動現象に関する、詳細な各種効果の関係性について
新しい理解を深めています。
その結果、
超音波の伝搬状態と対象物の表面について
非線形パラメータ(注)が大変有効である事例を確認しています。
注:
バイスペクトルの変化
自己相関の変化
特に、洗浄・加工・表面処理効果に関する評価事例・・
解析結果に基づいた、制御・改善・・・が実現しています。
関連メディア
このカタログについて
ドキュメント名 | 音圧測定・解析に基づいた、超音波のコントロール技術を開発 |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 2Mb |
取り扱い企業 | 超音波システム研究所 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
Page1
音圧測定・解析に基づいた、超音波のコントロール技術
---超音波データの統計数理(R言語・環境による解析)---
2024.3.17 超音波システム研究所
超音波システム研究所は、
多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析技術を応用した、
超音波伝搬状態の「測定・解析・制御・評価技術」を開発しました。
超音波テスターと超音波発振制御プローブを利用したこれまでの
計測・解析結果(注)を、洗浄・攪拌・検査・・加工・・の効果として
整理することで、目的に適した超音波の状態を示す
新しい評価基準(パラメータ)を開発しました。
注: 非線形特性 応答特性 ゆらぎの特性 相互作用による影響
統計数理の考え方を参考に
対象物の音響特性・表面弾性波を考慮した
オリジナル測定・解析手法を開発することで
振動現象に関する、詳細な各種効果の関係性について、
新しい理解を深めています。
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その結果、超音波の伝搬状態と対象物の表面について
非線形パラメータ(注)が大変有効である事例を確認しています。
注: バイスペクトルの変化 自己相関の変化
特に、洗浄・加工・表面処理効果に関する評価事例・・
解析結果に基づいた、制御・改善・・・が実現しています。
Page3
<統計的な考え方について>
統計数理には、抽象的な性格と具体的な性格の二面があり、
具体的なものとの接触を通じて
抽象的な考えあるいは方法が発展させられていく、
これが統計数理の特質である 科学の中の統計学 赤池 弘次 (編集)より
<参考>
以下の書籍添付のプログラムを参考にして開発・作成した
オリジナルソフト(解析システム)を
オープンソースの統計解析システム 「 R 」 で、実行・解析しています
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生体のゆらぎとリズム コンピュータ解析入門:和田孝雄/著:講談社
赤池モデルを臨床にいかす画期的な解説書。
1/fゆらぎ解析に必須かつ難解な赤池モデルと、
臨床への応用を懇切丁寧に解説。
生体のダイナミクスに関心をもち臨床デ-タ解析に携わる医学者・工学者待望の書
内容(「MARC」データベースより)
〈CD-ROM付き〉生体のゆらぎとリズムの時系列解析への入門。
第一線の研究者である著者が、
経験した者だけが知る様々な困難点について、
他に類例のないユニークな視点から細部の議論を展開する。
インパルス応答
(時間領域での伝達特性:ラプラス変換するとS領域での伝達特性)
周波数伝達関数
(周波数領域での伝達特性)
超音波の音圧測定解析
超音波システム研究所は、
多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析技術を応用した、
「超音波の伝搬状態を測定・解析・評価する技術」を利用して
利用目的に合わせた、超音波プローブの特性を確認評価しています。
Page5
<<超音波の音圧データ解析・評価>>
1)時系列データに関して、
多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析により
測定データの統計的な性質(超音波の安定性・変化)について
解析評価します
2)超音波発振による、発振部が発振による影響を
インパルス応答特性・自己相関の解析により
対象物の表面状態・・に関して
超音波振動現象の応答特性として解析評価します
3)発振と対象物(洗浄物、洗浄液、水槽・・)の相互作用を
パワー寄与率の解析により評価します
4)超音波の利用(洗浄・加工・攪拌・・)に関して
超音波効果の主要因である対象物(表面弾性波の伝搬)
あるいは対象液に伝搬する超音波の
非線形(バイスペクトル解析結果)現象により
超音波のダイナミック特性を解析評価します
この解析方法は、複雑な超音波振動のダイナミック特性を
時系列データの解析手法により、超音波の測定データに適応させる
これまでの経験と実績に基づいて実現しています。
注:解析には下記ツールを利用します
注:OML(Open Market License)
注:TIMSAC(TIMe Series Analysis and Control program)
注:「R」フリーな統計処理言語かつ環境
超音波プローブの伝搬特性
1)振動モードの検出(自己相関の変化)
2)非線形現象の検出(バイスペクトルの変化)
3)応答特性の検出(インパルス応答特性の解析)
4)相互作用の検出(パワー寄与率の解析)
注:「R」フリーな統計処理言語かつ環境
autcor:自己相関の解析関数
bispec:バイスペクトルの解析関数
mulmar:インパルス応答の解析関数
mulnos:パワー寄与率の解析関数
Page6
参考 https://youtu.be/beEY713KwN0
音圧測定・解析に基づいた、超音波のコントロール技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=15028
<<超音波システム>>
超音波の音圧測定解析システム(オシロスコープ 200MHz タイプ)
http://ultrasonic-labo.com/?p=17972
超音波の音圧測定解析システム「超音波テスターNA」
http://ultrasonic-labo.com/?p=16120
統計的な考え方を利用した超音波
http://ultrasonic-labo.com/?p=12202
超音波技術:多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析
http://ultrasonic-labo.com/?p=15785
超音波の非線形現象を評価する技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=13919
Page7
<<超音波技術>>
超音波の音圧測定・解析・発振制御システム
http://ultrasonic-labo.com/?p=1546
超音波発振システム(20MHz)
http://ultrasonic-labo.com/?p=18817
超音波システム(音圧測定解析、発振制御)
http://ultrasonic-labo.com/?p=19422
二種類の超音波プローブを発振制御する技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=14350
Page8
2台のファンクションジェネレータの利用技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=2295
ファインバブルと超音波による、表面処理技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=18109
超音波装置(設計・製造・・)のコンサルティング対応
http://ultrasonic-labo.com/?p=7378
Page9
超音波とファインバブルを利用した「めっき処理」技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=18093
超音波の音圧測定解析に基づいた、超音波伝搬現象の分類
http://ultrasonic-labo.com/?p=10013
Page10
参考書籍
1:統計数理
1)叩いて超音波で見る―非線形効果を利用した計測
佐藤 拓宋 (著) 出版社: コロナ社 (1995/06)
2)電気系の確率と統計
佐藤 拓宋 (著) 出版社: 森北出版 (1971/01)
3)不規則信号論と動特性推定
宮川 洋 (著), 佐藤拓宋 (著), 茅 陽一 (著)
出版社: コロナ社 (1969)
4)赤池情報量規準 AIC―モデリング・予測・知識発見
赤池 弘次 (著), 室田 一雄 (編さん), 土谷 隆 (編さん)
出版社: 共立出版 (2007/07)
5)ダイナミックシステムの統計的解析と制御
赤池 弘次 (著), 中川 東一郎 (著) 出版社: サイエンス社(1972)
2:シミュレーション
「波動解析と境界要素法」
福井 卓雄 小林 昭一 京都大学学術出版会 (2000/03)
3:弾性波動
「弾性波動論の基本 」 田治米 鏡二 (著) 槇書店 (1994/10)
「弾性波動論 」佐藤 泰夫 (著) 岩波書店 (1978/03)
4:流体力学
「内部流れ学と流体機械」 妹尾 泰利 (著) 養賢堂 (1973)
「流体力学 」日野 幹雄 (著) 朝倉書店 (1974/03)
「流体力学 」日野 幹雄 (著) 朝倉書店 (1992/12)
「噴流工学 」社河内敏彦(著) 森北出版(2004/03)
5:超音波
「やさしい超音波工学―拡がる新応用の開拓」
川端 昭 (編著), 高橋 貞行 (著) 一ノ瀬 昇 (著)
工業調査会 増補版 (1998/01)
Page11
6:振動
「振動について」リチャード・ビジョップ(著)講談社(1981)
7:コンストラクタル法則
「流れとかたち」エイドリアン・ベジャン(著)紀伊國屋書店 (2013)
参考書籍:超音波技術
1)超音波工学と応用技術
ベ.ア.アグラナート (他共著),青山 忠明 (訳),遠藤 敬一 (訳)
発行年月:1991 出版社: 日ソ通信社
主要内容
衝撃波の形成、音響流、キャビテーション、・・
超音波場内の湿式冶金プロセスの強化
晶出過程にある金属の超音波処理の基礎
超音波清浄
高純度金属及び半導体の作製時の超音波の採用
・・・
2)超音波入門 (科学普及新書)
エリ・デ・ローゼンベルク 著, 上田光隆 訳
発行年月:1967 出版社:東京図書
目次
第 1章 聞こえない音
第 2章 超音波の発振
第 3章 観察と検査をする超音波
第 4章 超音波写真
第 5章 物質に対する超音波の作用
https://www.ipros.jp/catalog/detail/747280
https://www.aperza.com/catalog/page/10010511/73656/
以上