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超音波(実演)セミナー「超音波の音圧測定解析と発振制御技術」(テキスト)

製品カタログ

超音波の音圧測定・解析システムと超音波発振制御システムを利用した超音波技術

趣旨
 これまでの洗浄に関するセミナー・コンサルティング経験から、
 実機での説明が有効であることを実感しています。

 本セミナーは、
 安価な小型の超音波洗浄器を利用して、
 ファインバブルの効果、
 音圧測定解析の効果、
 発振制御の効果を
 デモンストレーションを交えながら説明します

 対面で行いますので、質疑応答しながら
 理解を深めて頂けるよう対応します

プログラム

はじめに:超音波洗浄の現実と対策

3. 洗浄で使われる超音波
   3.1 超音波の利用ノウハウ
      3.1.1 設置
      3.1.2 マイクロバブル発生システム
      3.1.3 液循環
   3.2 超音波振動の伝搬現象
      3.2.1 液体
      3.2.2 気体
      3.2.3 弾性体
   3.3 キャビテーションと音響流
      3.3.1 超音波測定
      3.3.2 音圧データの解析

【まとめ】:超音波利用のポイント

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このカタログについて

ドキュメント名 超音波(実演)セミナー「超音波の音圧測定解析と発振制御技術」(テキスト)
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 46.4Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 超音波システム研究所 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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超音波セミナー(超音波の利用技術) 日 時:2022年12月14日 13:00~16:00 場 所:東京たま未来メッセ(八王子市) 第7会議室 主 催:超音波システム研究所 斉木 2022.11.13 ver2
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はじめに::洗浄の現実と対策 3頁 1.洗浄の基礎知識 14頁 2.各種動画による説明 51頁 3.洗浄で使われる超音波 61頁 3.1 超音波の利用ノウハウ(液循環) 106頁 3.2 超音波振動の伝搬現象 115頁 3.3 キャビテーションと音響流 123頁 4.洗浄事例(めっき処理 他) 136頁 □ 質疑応答□ 5.精密洗浄事例(シャワー洗浄 他) 149頁 6.洗浄・攪拌システム 153頁 7.洗浄の問題解決テクニック 175頁 8.超音波洗浄における、洗浄対象物について 190頁 まとめ 198頁
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はじめに 洗浄の現実と対策 適切な、学習・実験・検討による 経験の積み重ねが洗浄レベルの向上に結び付く 「超音波洗浄機・キャビテーション・・により洗浄できる」 と言った単純な考え方では洗浄の改善はできない 1:超音波洗浄の主要因は非線形現象(音響流)である 2:目的に有効な超音波の測定・解析・確認が重要 3:洗浄プロセスのシステムとしての対応が重要
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脱気・ファインバブル(マイクロバブル)発生液循環装置 洗浄液を均一な(溶存気体濃度の分布)状態にすることで 超音波が水槽内の液体全体に、均一に効率よく伝搬する 吐出力の高いポンプの、吸い込み側のホースを絞る 安価なポンプの利用でファインバブルは簡単に発生する 適切な液循環の実現には総合的な技術が必要
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1)超音波洗浄の主要因は、音響流(非線形現象) 音響流のダイナミック制御が超音波洗浄技術 2)現状への応急対策 現状の洗浄装置に、非線形振動現象を追加する *洗浄液の均一化(5-6万円程度のマグネットポンプ) *低価格の機器(超音波発振システム)により 変化するメガヘルツの超音波を追加する 洗浄効果の大きい非線形振動の伝搬を実現する 3)恒久対策 洗浄物・洗浄水槽・洗浄液・・・洗浄目的に合わせた 制御条件(超音波、ポンプ、搬送装置、・・)と 超音波の伝搬条件(キャビテーション・音響流)の最適化 を統計数理に基づいて追求し続ける (統計数理の継続的な学習が必要)
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非線形振動現象の制御システム 1:脱気ファインバブル発生液循環装置 2:水槽・振動子の表面処理(表面残留応力の緩和) 3:メガへルツの超音波利用
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1)超音波の複雑な現象は誰も正確に理解していない 2)どのような 超音波現象も、調べるときりがない 3)超音波利用に対する 独自の対象物・加工方法・・・を考慮した オリジナルの利用技術開発を行う 4)実験・検討・経験・学習・・・ (メーカや識者・各種情報・・に迷わされなければ) 必ず、未知の部分への挑戦になります 従って 自分で考え追及する ことが必要 例 超音波を減衰させる効果を組み合わせることで、 減衰対策が実現できる場合もあります
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対象物の、音響特性 1)伝搬周波数特性 2)音圧レベルの減衰特性 3)高調波・低調波の発生特性 上記に基づいて、効果的な超音波洗浄機の利用方法を考案 1)発振周波数・発振出力 2)制御方法 3)効果的な治工具、効果的な洗浄方法
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1.洗浄の基礎知識 (1).洗浄の目的と原理 (2).洗浄のエネルギー a.汚れと付着力 b.洗浄と表面エネルギー (3).洗浄の方法 a.物理作用 b.化学作用 c.マイクロバブル(ファインバブル) (4).一般的な洗浄プロセス (5).洗浄液(洗剤、溶剤、・・・) (6).洗浄効果の確認・評価方法 (7).洗浄システムの具体例
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1.洗浄の基礎知識 (1).洗浄の目的と原理 どのような製品・部品・材料・・の どのような汚れ・コンタミ・パーティクル・・を どのような洗浄レベル・表面状態・・・に どのような時間・費用・操作・・・で どのような装置・システム・作業・・を通して 実現するのかということを 検討・確認して「表現する」ことが重要です この「表現(言葉による説明)」に基づいて 洗浄原理(論理モデル)、装置設計、 システム開発・・・・各種作業内容が決まります (例 クリーンルームのクラス選定・・は上記の検討から導かれます)
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洗浄目的を具体的に掘り下げることが 洗浄の改善につながります 研究レベルと大量生産ラインでの洗浄で考えると 必要な洗浄目的に関する 詳細な優先順位が決まります 具体例 洗浄レベル (全体、部分、バラツキ、・・) 次工程の歩留まり (安定性、作業者、季節、時間・・) 評価・確認方法 数値化できない場合は 標準見本・・・ ポイント 目的と評価方法の検討
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洗浄とは、 洗浄物から汚れを除去すること 写真上:洗浄でドリル先端が欠けた事例 定義1(一般的な洗浄) 洗浄とは、洗浄対象に対する作用により、 発生する現象で、洗浄物から汚れを除去すること 洗浄現象は大変複雑です 洗浄に関連した部分は、 ほとんど解明されていません 簡易的に、 実験・確認を行うことが 重要です 写真上:洗浄で角が丸くなった事例
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洗浄とは、洗浄物から汚れを除去すること 定義2(理想的な洗浄) 洗浄とは、汚れが除去された被着体の 表面性が満足される状態になるようにすること
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洗浄とは、洗浄物から汚れを除去すること 定義3(洗浄の原理) 洗浄には、物理作用と化学作用による 2種類の要素がある 、 物理作用は各種の物理力(キャビテーション、水の流速、・・) 特に、洗浄液の振動により洗浄を行うこと、 化学作用は水や洗浄液の化学反応により洗浄を行うこと 注:現実は複合作用 *写真:瓶のラベルを乳化して洗浄*
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1.洗浄の基礎知識 (2).洗浄のエネルギー a.汚れと付着力 b.洗浄と表面エネルギー 現実的には、不明な状況での取り組みが多い状況です しかし、確実に 洗浄レベルの向上、継続的な改善・・・ を実現していくためには 「不明」という設定から始めて 「**成分の汚れ」「金属粉末の汚れ」・・・ の記録をもとに 推測・想定することが重要です (その結果、オリジナルの洗浄システムにつながっている事例が多数あります)