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各種ガスや圧縮空気の漏れ状態可視化による抑制対策
超音波カメラ/ガス検知カメラで温室効果ガス排出抑制の取組テーマにSDGs#12へ貢献できます。
以下の特長があります。
「直感的な簡易操作でエア/ガス漏れ箇所を特定できる」
「騒音に大きく影響せずに、エア/ガス漏れを発見できる」
「微量なエア漏れチェックにも迅速に対応できる」
「エア漏れでコンプレッサなど供給設備の消費電力量が増えている」
アンリツは、カーボンニュートラル・脱炭素化の取組みなど「環境」に配慮した事業運営が重要とし、その具体的な取組み方策として、小さな環境目標から最終的に大きな環境目標の達成へという段階的な展開を提案した。
この小さな環境目標達成の方策のひとつとして、各企業・工場に設置されているコンプレッサのエア漏れを正確に検知できる超音波カメラSi124を活用をお薦めしたい。
このカタログについて
ドキュメント名 | 企業の温暖化対策 他に何をすれば? |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.7Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | アンリツ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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WHITE PAPER
企業の温暖化対策
他に何をすれば?
CO2だけではない
企業が留意するポイントと
各種ガスや圧縮空気の
漏れ状態可視化による抑制対策
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もくじ
はじめに����������������������������������� 3
1. 温室効果ガス排出量と種類 現状����������������������� 3
2. 気候変動(環境課題)と企業経営����������������������� 4
3. どうする?環境課題に対する取組み 小さな事からコツコツと����������� 4
4. 超音波カメラでガス漏れ・圧縮空気のエア漏れを検知する������������ 5
5. 超音波カメラ「FLIR Si124」とは ���������������������� 6
6. 最後に ��������������������������������� 7
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はじめに
最近の急激な気候変動に伴い、世界中で環境への関心が一段と高まり、各国政府、企業、様々な組織や機関投
資家が脱炭素化に向けた動きを加速している。
我が国も「2050 年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする」という目標を掲げ、また企業も経営ビジョンとし
て脱炭素化やカーボンニュートラルを掲げ、CO2の削減に向けて厳しい目標を立てている。これらの動きは、企
業が持続可能な経営に向けて大きな変革を遂げるきっかけとなるが、各企業が事業発展を目指す上では、エネ
ルギー効率の向上や再生可能エネルギーの導入など、環境への配慮が脱炭素化目標に不可欠な要素となる。
こうした取組みは、企業の将来的な発展だけでなく、地球環境全体に良い影響をもたらす可能性がある。
1. 温室効果ガス排出量と種類 現状
CO2 排出量の約 1/4 は「産業部門」。産業部門の内訳として、どの業界もCO2 排出量の割合が高く産業業界全
てにおける課題と位置付けられる。
図 部門及び業界ごとのCO2排出量割合
※左側 引用:国立環境研究所「温室効果ガスイベントリ」を基に当社作成
※右側 引用:経済産業省資源エネルギー庁「エネルギー消費統計結果概要」を基に当社作成
温室効果ガスの排出量は 9割がCO2、その他ガスは微量な漏れでも地球温暖化係数が高いガスもある為、軽視
できない。
図 温室効果ガス排出量と種類及び地球温暖化係数
(引用:国立環境研究所「温室効果ガスイベントリ」を基に当社作成)
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2. 気候変動(環境課題)と企業経営
これまで、国内の産業部門では、主に「生産」「品質」「安全」の視点が優先され、これらを重視してきた。し
かし、近年では、カーボンニュートラル�脱炭素化の取組みなど「環境」の視点も同様に重要な位置づけとなり、
企業経営に影響を与えつつある。
出所: WordEcomomicForum“Globalrisksreport2021”
https://www3.weforum.org/docs/WEF_The_Global_Risks_Report_2021.pdf
図 経営層と気候変動リスクと機会
(引用:環境省「気候関連リスク�機会を織り込むシナリオ分析実践ガイド」)
カーボンニュートラル�脱炭素化の取組み遅れには、取引先からの契約解除や市場の変化による製品競争力の
低下、そして炭素税(カーボンプライシング)の導入など潜在的なリスクが潜んでいる。特に、我が国でもカー
ボンプライシングの導入に向けた議論が進行中であり、これが実際に導入されると、企業は排出量に応じて直接
的な財務コストが発生する可能性がある。
3. どうする?環境課題に対する取組み 小さな事からコツコツと
アンリツは、各企業や工場が抱えるカーボンニュートラル�脱炭素化など環境課題に対して、設置されているコン
プレッサからのエア漏れを、正確に、かつ効率的に検知し対応するするといった取組みを提案する。
エアが漏れることにより、コンプレッサは余分な電力を消費し、エネルギーコストの上昇を招くだけでなく、二酸
化炭素(CO2)排出量の増加にもつながり、環境への負荷が増大するといった問題が発生する。
以下の図が示す通り、1台ごとのコンプレッサの消費電力量は少ないものの、工場全体から見ると電力量の2割
以上占めるため、エア漏れは軽視できない。カーボンニュートラル�脱炭素化の取組みとして、排出量「ゼロ」
を目標とした場合、まず小さな取組みが結果的に大きな効果をもたらすと考える。CO2よりも温暖化係数の高い
ガスの漏れ抑制が可能となれば、この取り組みに対しさらなる効果が期待できる。
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図 一般製造業の動力源割合
(引用:日刊工業新聞「製造現場におけるエアコンプレッサの電力消費」)
4. 超音波カメラで各種ガス及び、圧縮空気のエア漏れを検知する
このようなエア漏れを検知するソリューションとして、アンリツは、設備からのエア漏れを簡単にデジタル画像に
して可視化できる超音波カメラの活用を提案する。
ここでは、超音波によるエア漏れを検知できる原理を紹介する。
ガス及び圧縮空気などの各種エア漏れが発生する際の層流(定常な流れ)と、エア漏れが原因である乱気流が
ぶつかり合うことで超音波が生じる。この超音波を検知することで、以下のようにエア漏れが発生している様子を
色分けして表示させることができる。また、従来の目視や音の聞き取りでは困難であった漏洩箇所を正確に特定
できる。
図 超音波カメラでエア漏れを可視化(当社資料より)
このように、エア漏れを超音波という客観的なデータに基づいて可視化することで、人による評価のばらつきをな
くすことができる。
また、超音波カメラによる検査では、従来の検査と比較して点検効率を大幅に改善することができる。
図 従来手段と超音波カメラの比較(点検の効率化)
(当社資料より)
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5. 超音波カメラ「FLIR Si124」とは
超音波カメラ「FLIRSi124」は、超音波マイクロフォンと可視カメラを内蔵したハンディ機で、エア漏れと併せ、
放電についても可視化できる。また、使い方は誰でもすぐ簡単に覚えられる。
図 超音波カメラ「FLIRSi124」(左)と使用例(右)
(当社資料より)
124個の低雑音マイクと周囲の環境音やノイズをキャンセルできるノイズキャンセリング機能により、エアの漏洩箇
所を正確に検知することができる。
図 外部騒音の影響でノイズが出てしまう場合(当社資料より)
また、保管された測定したデータを活用し自動で測定レポートを出力し、分析に活用することもできる。
図 自動生成された測定レポート(当社資料より)
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6. 最後に
アンリツは、カーボンニュートラル�脱炭素化の取組みなど「環境」に配慮した事業運営が重要とし、その具体
的な取組み方策として、小さな環境目標から最終的に大きな環境目標の達成へという段階的な展開を提案した。
この小さな環境目標達成の方策のひとつとして、各企業�工場に設置されているコンプレッサのエア漏れを正確
に検知できる超音波カメラSi124 を活用をお薦めしたい。
超音波カメラSi124の詳細情報は
こちらを参照してください。
環境計測カンパニー 営業本部 TEL: 046-296-6661 E-mail:an-post@zz.anritsu.co.jp
E-PEL1052-01(1.10)ddc 【公知】
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