事例で解説　設備の選び方

MG’sコンサルティング 事例で解説 https://accounting-it.com/ 高性能設備 vs 人員 vs ロボット ⇒ その答えを具体的な数字でご紹介 INDEX 技術者の悩み 01 設備選定 事例のご説明 02 設備選定 事例のまとめ 03 事例の答え その前に 04 設備選定 事例の答え 05 事例の答えを解説 06 事例の答えを数字で 07 ツールのご紹介 08 会社概要 09 1

MG’sコンサルティング https://accounting-it.com/ 01 技術者の悩み MG’sコンサルティング 設計者、生産技術者の皆様、日々のお仕事、本当にご苦労様です。 最新鋭の仕様とは? さて、皆さんは今日も設備や工程を製作し、設備の導入に貢献されていますね。 稼動率がよくならない ところで、その設備や工程を設計する際に、どのように設備や装置を選定されて チョコ停の原因は? いますか? IoT、AI、5G? ●価格、コストが安いから 頑張れ、技術者 ●この設備の方が高性能だから ●自働化やロボットを導入したい 色々な選定基準があると思いますが、Q（品質）C（コスト）D（納期）E（環境） を比較して、最も良い設備、工程を選んでいると思います。 本書では、C（コスト・利益）に着目し、設備や工程を選ぶ際に必要な 考え方、計算方法の概要を具体的な数字を交えてご紹介します。 コスト・利益に着目するのは、どれだけ速く、自働的に、高品質な工程 でも、儲からないと意味が無いからです。 1

MG’sコンサルティング https://accounting-it.com/ 02 設備選定 事例のご説明 MG’sコンサルティング 今ある生産設備が古くなり老朽化対応で、設備を更新する必要があります。 そこで、どの設備、装置を導入するのか良いか検討し、以下の3つの案を考えました。 さて、あなたなら、どの案を選び投資しますか? ⇒ 情報が足りませんね ⇒ 次のページへ 案1 案2 案3 今の設備と同等な設備を導入する 今より高性能な設備を導入する 今の設備と同等な設備を導入し、 （ワークの投入排出は人の作業） （ワークの投入排出は人の作業） 投入排出は多関節ロボットにする 加工時間:50秒 加工時間:40秒 加工時間:50秒 今の設備 今より 今の設備 相当 高性能 相当 投入:5秒 排出:5秒 投入:5秒 排出:5秒 投入:5秒 排出:5秒 2

MG’sコンサルティング https://accounting-it.com/ 03 設備選定 事例のまとめ MG’sコンサルティング さて、あなたなら、どの案を選び投資しますか? また、その理由は何ですか? 案1 案2 案3 今の設備と同等な設備を導入する 今より高性能な設備を導入する 今の設備と同等な設備を導入し、 （ワークの投入排出は人の作業） （ワークの投入排出は人の作業） 投入排出は多関節ロボットにする 加工時間:50秒 加工時間:40秒 加工時間:50秒 今の設備 今より 今の設備 相当 高性能 相当 投入:5秒 排出:5秒 投入:5秒 排出:5秒 投入:5秒 排出:5秒 設備価格:15,000,000円 設備価格:18,000,000円 設備価格:15,000,000円 労務費:8,000,000円（2交代2人分） 労務費:8,000,000円（2交代2人分） ロボット:8,000,000円（1台） この工程は2交代勤務とします。案2は高性能な設備で価格が高い分、速く加工（10秒短縮）できます。 ロボットでも、投入排出時間は人の作業時間と同じで変わらない事とします。 3

MG’sコンサルティング https://accounting-it.com/ 04 事例の答え その前に MG’sコンサルティング 次のページから、事例の答えと解説を記載しています。 ポイントは、 ●設備は3,000,000円高いが、10秒速く加工ができる、案2 ●案2と案3 ⇒ 労務費とロボット費用が同じ、投入排出時間も同じ（5秒） ●費用が一番少ない、案1（今のまま）が良いのかもしれません よろしければ、答えを見る前に、この欄にご自身の答えをご記入ください。 考え、答えは出ましたか? それでは、次のページをご覧ください。 4

MG’sコンサルティング https://accounting-it.com/ 05 設備選定 事例の答え MG’sコンサルティング 事例の案1～3のどれが一番いいのか、どの設備を導入すればいいのか、答えと 解説を記載します。 結論から申し上げますと、「案3」が正しい答えです。 投資の前に算出し 比較検討する 案3が最も安く生産でき、儲かります。 下表に、投資後の加工費と利益を算出した、シミュレーション結果を記載します。 製品1個あたりの原価（加工費）と利益を算出し、比較します。 投資 案件 投資概要 販売価格 投資後の加工費 投資後の利益 （円／個） （円／個） （円／個） 案1 今の設備と同等な設備を導入 28.46 1.54 案2 今より高性能な設備を導入 30.00 25.19 4.81 案3 今の設備と同等な設備と 多関節ロボットを導入 23.04 6.96 あくまでも、この事例（設備費や労務費、加工時間）の場合の正解です。 必ずしも、ロボットを導入すれば安いコストで生産出来るとは限りません。 次ページ以降の考え方、ツールで、ちゃんと計算してみないと分かりません。 5

MG’sコンサルティング https://accounting-it.com/ 06 事例の答えを解説 MG’sコンサルティング さて、それでは、どのように投資後の原価を算出したのか、説明します。 尚、投資後の利益（円／個）は以下の算出式です。 投資後の利益 ＝ 現在の販売価格 － 投資後の加工費 設備費 設備費レート 事例では、材料費は案1~3で変わらない事として算出式から除いています。 加工時間 加工費（労務費・経費）は、工程別（案1~3毎）に集計したレートと加工時間を掛けて、 算出します。 工程の加工費 （工程別）加工費（円/個） ＝ 設備費（円/個） ＋ 労務費（円/個） （工程別）設備費（円/個） ＝ 設備費レート（円/時間） × 設備の加工時間（時間/個） （工程別）労務費（円/個） ＝ 労務費レート（円/時間） × 人の作業時間（時間/個） （加工量を表す「個」は、「cm」「ℓ」「Kg」など、製品で異なります） 労務費 労務費レート 作業時間 6

MG’sコンサルティング https://accounting-it.com/ 07 事例の答えを数字で MG’sコンサルティング 前頁の加工費の算出方法を、具体的な数字でご紹介します。 下表は、案1の加工費の算出例です。 案1の加工費 レート（円／秒） 時間（秒／個） 金額（円／個） 設備費 0.39 50 19.5 労務費 0.68 10 6.8 段取り費用 2.16 加工費 合計 28.46 時間は加工時間、作業時間ですので問題ないと思いますが、やはり、レートが課題になると思います。 各工程、設備の「時間当たりのレート」を、どのように算出するのか? その方法は、下記、別冊のホワイトペーパーに記載してございますので、ご覧いただければと思います。 技術者の必須知識「コスト・原価」の基礎 また、本書でご紹介しました事例は、弊社の原価計算ツールで算出しました。 弊社の原価計算ツールには、本事例と同じ内容が収録（説明書も付属）されております。 7

MG’sコンサルティング https://accounting-it.com/ 08 ツールのご紹介 MG’sコンサルティング 設備の選定では、機能や仕様も大事ですが、原価と利益を計算し、その設備や工程で儲かるのか? を事前に把握する必要があります。 何故なら、MT、CTが短くなっても、儲からないと意味が無いからです。 弊社の原価計算ツールは、原価や利益を簡単、安価に計算することが出来ます。 また、設備導入や工程変更で、原価や利益がどうなるのか、事前にシミュレーションが可能です。 これで儲からないライン、工程は無くなります。 https://accounting-it.com/product-list-mon/product-hyojun 「原価計算・見積計算ツール」のご案内 手を動かして習得する URLアドレス部分をクリック 8

MG’sコンサルティング https://accounting-it.com/ 09 会社概要 すべての中小企業が「儲かる」ために 中小企業で働く、全ての人が幸せに 原価計算・見積計算ツール https://accounting-it.com/product-list-mon/product-hyojun 今すぐClick 会社名 MG’sコンサルティング 代表者 右井 仁晶 事業内容 管理会計ツールおよび関連サービスの開発・販売・支援・コンサルティング E-mail info@accounting-it.com Webサイト https://accounting-it.com 9