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制御機器(市場シェア6割)の設計経験者がお届けする「コスト・原価」の基礎知識 技術者の必須知識を簡単に事例を交えて説明
私も技術者は良い製品を作れば、それで良いと思っていました。
「技術」を追求し、最新技術、最新インターフェースを設計に盛り込む。
でも、その製品、設備、工程は、低コスト、安いものづくりなのか?
技術者も心の中では思っている。
管理職、事業所の責任者になれば、避けては通れないコスト、原価、利益。
今から少しずつ、知識を習得しましょう。
本書は技術者に必要なコストと原価を、簡単に分かり易く事例を交えて説明しています。
弊社のツール(無料で試用)なら手を動かして学習できます。
是非、貴社の技術者が使う原価計算ツールにご指定ください。
このカタログについて
ドキュメント名 | 技術者の必須知識 「コスト・原価」の基礎 |
---|---|
ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 1.5Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | MG'sコンサルティング (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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MG’sコンサルティング
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技術者の必須知識
の基礎
制御機器(市場シェア6割)の設計経験者がお届けします
INDEX
技術者の悩み 01
原価の種類 02
原価の算出方法 03
設備費の算出方法 04
労務費の算出方法 05
原価算出のまとめ 06
原価の活用用途 07
会社概要 08
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01 技術者の悩み MG’sコンサルティング
設計者、生産技術者の皆様、日々のお仕事、本当にご苦労様です。
最新鋭の仕様とは?
皆さんが日々、どれだけ苦労され製品や設備、工程を製作しているのか、中々、 稼動率がよくならない
分かってもらえませんね。 チョコ停の原因は?
私は以前、電気電子機器の設計、試作、市場対応の仕事を経験していますので、 IoT、AI、5G?
よく分かります。(徹夜、作業服での新幹線を何回も経験しました) 頑張れ、技術者
さて、色々なご苦労がある中で、このように思った事はありませんか?
●この製品、設備、工程は、低コストで製作できただろうか?
●この製品、設備、工程で、受注できるのか?(失注しないか?)
●設備の購入申請、稟議申請をすると毎回、高いと言われる
●人員ではなく、多関節ロボットで製作したが、低コストなのか?
正直、コストや原価、受注の事まで考えている余裕は無いと思います。
本書は、そんな技術者の皆様に、少しでも簡単に「コスト」や
「原価」を知っていただきたい基礎編です。
コストや原価が分かると、工場や工程の見方が変わり、視野が広がります。
将来、管理職、海外拠点の責任者になられる皆様には、必須の知識です。 1
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02 原価の種類 MG’sコンサルティング
「コスト」や「原価」という時の計算する方法には、「実際原価」「標準原価」
「個別原価」があります。
技術者の皆さんが使用するのは「標準原価」と「個別原価」です。
それぞれ、下表のように製品、工程で使用する計算方法が異なります。
標準原価 量産品、量産品を生産する工程の場合
個別原価 金型、試作品など少量品、一品物の製品や工程の場合
今回説明します基礎編では「標準原価」「個別原価」で同じ内容となりますので、
安心してください。
本書で説明する「コスト」「原価」は、製品1個あたりの原価(円/個)の事を示します。
また、その捉え方を算出方法にて説明します。
尚、お客様に提示する見積り、販売価格は、通常、本書の「標準原価」「個別原価」を
基に算出し、受注を獲得します。
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03 原価の算出方法 MG’sコンサルティング
まず、原価は下記の計算式で算出します。
原価 = 材料費 + 加工費
設備費
この内、材料費は製品別に算出します。製品1単位あたりの使用量と材料単価を 設備費レート
掛けて算出します。 加工時間
材料費(円/個) = 使用量(Kg/個) × 材料単価(円/Kg)
(使用量の「Kg」や「個」は、「cm」「ℓ」など、製品で異なります)
加工費(労務費・経費)は、工程別に集計したレートと加工時間を掛けて、 工程Aの加工費
算出します。
(工程別)加工費(円/個) = 設備費(円/個) + 労務費(円/個)
(工程別)設備費(円/個) = 設備費レート(円/時間) × 設備の加工時間(時間/個)
労務費
(工程別)労務費(円/個) = 労務費レート(円/時間) × 人の作業時間(時間/個) 労務費レート
作業時間
(加工量を表す「個」は、「cm」「ℓ」「Kg」など、製品で異なります)
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04 設備費の算出方法 MG’sコンサルティング
加工費の「設備費レート」と「設備費」について、詳しく記載します。
設備経費の費目 経費の概要
工程A
減価償却費 工程Aの設備購入費 ÷ 耐用年数
電力費 工程Aの年間の電力費
: :
設備修理費 工程Aの年間の修理費
工程共通経費 各工程にて共通に掛かる工場建屋費、リフト、等々
[年間]工程Aの設備経費(円/年間) 工程Aの 工程Aでの製品Xの 工程Aでの製品Xの
= 設備費レート(円/時間)× 加工時間(時間/個) = 設備費(円/個)
年間の稼働時間(時間/年間) (例:30円/分) (例:2分/個) (例:60円/個)
(例: 8時間×20日×12ヵ月)
製品Xの設備の
加工時間が2分/個の場合
製品X の設備費は60円/個
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05 労務費の算出方法 MG’sコンサルティング
加工費の「労務費レート」と「労務費」について、詳しく記載します。
労務費用の費目 経費の概要
工程A
給料 現場作業者の年間給与
賞与 現場作業者の年間賞与
各種保険 現場作業者の会社が負担する年間保険料
退職金 現場作業者の退職金を年間の費用として見積もる
工程共通労務費 各工程に共通して作業、管理する間接人員の労務費
[年間]工程Aの労務費用(円/年間) 工程Aの 工程Aでの製品Xの 工程Aでの製品Xの
= 労務費レート(円/時間)× 作業時間(時間/個) = 労務費(円/個)
年間の稼働時間(時間/年間) (例:60円/分) (例:10秒/個) (例:10円/個)
(例: 8時間×20日×12ヵ月)
製品Xの人の
製品X 作業時間が10秒/個の場合の労務費は10円/個
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06 原価算出のまとめ MG’sコンサルティング
原価の算出方法について、前頁までのまとめを説明します。
下図に、前頁までに算出した設備費と労務費に材料費を追記しました。
工程A 設備費
100円/Kg 60円/個
で購入
製品Xとして2Kgを使用 ⇒ 材料費 = 2Kg × 100円/Kg = 200円/個
労務費
10円/個
工程Aにて製品Xを加工した場合の1個あたりの原価は、
原価 = 材料費 + 加工費 = 200円 + (60円 + 10円) = 270円/個
となります。
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07 原価の活用用途 MG’sコンサルティング
基礎知識として「コスト・原価」の事が、お分かりいただけたでしょうか。
このように原価とは、
弊社「標準原価」ツールのご案内
■製品1個を生産する際に掛かるコストを 無料で試用いただけます
■工程別にレートを算出し、製品別の時間を掛けて算出する 手を動かして学習する
ことで、これを「標準原価」と言います。 下のアドレス部分をクリック
一度、「標準原価」を計算して置くと、工程設計、工程改善、設備投資の際に、
●購入検討の設備を、設備の価格と加工時間から原価を試算して決める https://accounting-it.com/product-list-mon
●多関節ロボットの導入有無を、原価を試算して比較する
●その改善で幾らコストダウンできるのか、事前に評価できる
等々、事前にシミュレーションが出来ます。
「標準原価」は、設計や現場作業の仕事と原価を結び付けることが出来ます。
単に、速く、最新の設備、自働化が良いとも限りません。
正しい答えは標準原価が出してくれます。
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08 会社概要
すべての中小企業が「儲かる」ために
中小企業で働く、全ての人が幸せに
◆「儲かる標準原価計算」https://accounting-it.com/product-list-mon/product-hyojun-m
◆「儲かる個別原価計算」https://accounting-it.com/product-list-mon/product-kobetu-m
弊社の原価計算ツールは
会社名 MG’sコンサルティング 無料で試用いただけます
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代表者 右井 仁晶
事業内容 管理会計ツールおよび関連サービスの開発・販売・支援・コンサルティング
E-mail info@accounting-it.com
Webサイト https://accounting-it.com
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