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スマート化実現の壁とスマート化実現のポイントをご紹介します
「スマートファクトリー」という言葉を目にしますが、その取り組みは、工場内の制御系システムから製造実行系、情報系まで広範にわたり、製造実行系の中にも多くのシステムが複雑に連携しており、導入は簡単ではありません。このホワイトペーパーでは、「工場のスマート化。どこから着手すべき?」という疑問に対し、効率よく効果を出すためのスマートファクトリー導入ステップについてご紹介しています。
このカタログについて
ドキュメント名 | スマートファクトリー「工場のスマート化3つのポイント」 |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 2.9Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社アイキューブデジタル (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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スライド番号 1
スマートファクトリー
工場のスマート化
3つのポイント
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目次
目次
1. イントロダクション
2. スマート化実現の壁
① 敷居が高い!?スマートファクトリー
② その先につながらない「見える化」
3. スマート化のポイント
① 設備管理で各種機器の見える化
② 各種機器対応を最小限の手間で
4. 設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」①②③④⑤
5. ケーススタディ
6. 一歩ずつステップアップを
7. まとめ
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1. イントロダクション
1. イントロダクション
従来、日本の製造現場における改善活動は、QCストーリー7つの道具など、
ミクロでアナログな分析をもとに、現場単位で行われてきました。
その活動は素晴らしい成果をあげ、日本の製造業の強みとなってきました
が、厳しくなる国際競争の中、「現場単位」の改善では十分と言えなく
なってきました。
ビッグデータを活用し、もっとマクロな視点からまだ課題として把握され
ていない弱点や問題点を明確にして、改善に取り組むことが、革新的な生
産性向上を実現するには必要です。
今、市場では「スマートファクトリー」という言葉を目にしますが、
その取り組みは、工場内の制御系システムから製造実行系、情報系まで
広範にわたり、製造実行系の中にも多くのシステムが複雑に連携しており、
導入は簡単ではありません。
では、効率よく効果を出すには、どこから着手したら良いのでしょうか?
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2. スマート化実現の壁①: 敷居が高い!? スマートファクトリー
2. スマート化実現の壁①:
敷居が高い!? スマートファクトリー
工場のスマート化として考えられるのはMES(製造実行系システム)。
ですが、その中で様々なシステムが連携していて、構成が複雑!
コスト的に高くなるため、面倒で敷居が高い印象を与えてしまいます。
MES ERP-インタフェース
動線分析 スケジューラ 所在管理 設備管理 保全管理
可視化
ライン
関連工場連携 シミュレータ AI品質分析
部品供給 製造実行管理
セキュリティ 製造作業ナビ BI
製造実行系システム ゲートウェイ
とはいえ、スマート化を始めなければ競争に残れません。
スマートファクトリーは「何から始めるか」がとても大切なのです。
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スライド番号 5
2. スマート化実現の壁②:
その先につながらない「見える化」
製造現場の「見える化」が重要性を増し、スマート化の第一歩として
稼動監視に取り組む企業が多くなってきました。
ですが、その「見える化」が課題解決に繋がっていないケースが
多くみられます。
データの信頼性が低い! ライン全体が見えない!
稼働監視といっても、 PLCなどの特定装置からしか
「動作中」「停止中」の信号 情報収集できておらず、人手
記録のみにとどまっていたり、 による作業など、データ化さ
手書き帳票を集計したりして れていない工程も残っていて、
いる場合が少なくありません。 全体監視に至っていません。
「見える化」自身が目的になっていませんか?
適切な「見える化」は、ボトルネック(無駄)を顕在化できます。
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3. スマート化のポイント①: 設備管理で各種機器の見える化
3. スマート化のポイント①:
設備管理で各種機器の見える化
製造ライン全体のボトルネック(無駄)を捉え、改善につなげるために
は、「設備状況の可視化」から始めるのが良いでしょう。
稼働状況のデータを収集・分析し、生産能力や稼働率を把握することで、
無駄を発見できます。
機器状態の見える化
機器の状態を監視することで異
常を早期に発見!
生産計画への影響を最小限に
留めることを目指します。
中難度 ・ 費用中 ・ 効果中
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3. スマート化のポイント②: 各種機器対応を最小限の手間で
3. スマート化のポイント②:
各種機器対応を最小限の手間で
そのためには、今まで手付かずであった専用ボードや複数機種のPLCが
存在する工程、手作業の工程の見える化も行う必要があります。
OPC-UA対応のシステムであればデータ収集の手間を削減できます。
またプロトコル変換について豊富な実績を有するかも重要な点です。
ゲートウェイ
ゲートウェイアプリケーション
OPC-UA Client プロトコル変換 専用プロトコル
OPC-UA Server
OPC-UA OPC-UA 専用プロトコル 専用プロトコル
OPC対応設備
QRコード RFID
設備 OPC非対応設備 I/O装置 ワーク
※OPC、OPC-UAは、OPC Foundationの認定規格または商標です。
© 2020 i3 DIGITAL Corporation ※RFIDは、サトーホールディングス株式会社の登録商標です。 6
※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
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4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」①
4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」①
Control
コントローラI/F I/F I/F I/F システムI/F
制御系システム OPC対応PLC OPC対応設備 OPC非対応PLC I/O装置 制御システム ココの改善に
効く!
「機器状態の見える化」&「作業状況の見える化」
・人による作業の「見える化」により、効率化・ミス防止
・製造機器の「見える化」により、 稼働率向上に向けた次のアクションへ
全ての作業を対象に、予実管理・予実の見える化を進めましょう。
今までぼんやりとしか見えてなかったムダ・ムラ・ロスなどが明瞭化できます。
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4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」②
4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」②
「生産モニタ」で 工場内の製造ラインごとに、生産状態(予実)を把握
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4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」③
4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」③
「設備情報一覧」で製造ラインごと に時系列で
機器の稼働状況や生産状況(予実)を確認
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4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」④
4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」④
「設備情報グラフ」で更に、機器ごと に詳細な情報を確認
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4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」⑤
4.設備管理ソリューション「Y’s-SF Equip」⑤
「あんどん」で工程ごと の計画※ 、実績数及び生産状態を確認
※計画の表示は生産計画の連携が必要
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5. ケーススタディ
5. ケーススタディ
「Industry 4.0」「Smart Factory」が注目
設備管理を2つの製造ラインに導入
→稼動監視を導入
・設備の運転停止状態
現状の信号のみを表示。 ・シリンダー等の動作回数・
データを蓄積していないので分析できず、 動作時間・モータ等の電流値
問題解決に繋がらない。 ・稼働時間・生産数量
・時刻等
データ蓄積
データ分析
停止中
IoT技術で
自動データ
収集
手書き帳票を手入力して集計。
転記ミスなどの可能性もあり、
データの信頼性に不安が。。。 一方の生産ラインの遅れが、ある工作機の
不安定な稼働に起因していることが多いこ
とが判明!!!
機器のメンテナンスを実行することで、
製造高アップという成果につながった。
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6. 一歩ずつステップアップを
6. 一歩ずつステップアップを
「見える化」による最適化はスマートファクトリーの第一歩です。
お客様の環境に合わせ、1歩ずつスマート化を進めることで
工場のスマート化により以下を実現できます。
製造業の
Y’s-SFシリーズなら、工場のスマート化に
必要な機能を選んで導入が可能。 イノベーション
お客様のペースでスマート化を進められます。 完全自動化
つながる工場
止まらない工場 AI最適自動運転
AI自動手配
見える工場 国内外工場連携AI故障予知 AI自動復旧 など工場・本社連携
工場設備の可視化 AI設備保全 関連工場連携
製造実績の可視化
生産計画の最適化
製造実行の最適化
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7. まとめ
7. まとめ
日本の製造業の現場において競争力を高めるため、「スマートファクトリー」
導入の検討を進めるところは少なくありません。
ですが、いきなりフルセットで取り組んだとしたら、広範で複雑なシステム構
成から、現場への負担が大きすぎ、また定着までに大きな手間がかかることか
ら、せっかくの成果が相殺されてしまうかもしれません。
工場のスマート化は以下3つのポイントを押さえ、段階的に導入を進めること
をおススメします。
1.製造ライン全体の状況を把握できる、
「設備状況の見える化」から始めるのが良い。
2.現場が必要とする機能が、少ない手間で実現出来るか要確認。
そして最後に…
3.将来的なスマートファクトリーを見据え、
展開可能なソリューションを選ぶ。
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問い合わせ先
問い合わせ先
株式会社アイキューブデジタル 営業推進本部
〒141-0022 東京都品川区東五反田5-22-33 WeWork TK 池田山 2階
Mail:sales-support@i3-digital.com
※記載している会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
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