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シスコ ソリューション導入事例 パナソニック株式会社様

事例紹介

グローバルに展開する 300 ヵ所以上の製造拠点に IoT セキュリティを展開

パナソニック株式会社様はネットワーク レベルのセキュリティ対策を優先的に進めるなど、工場の
実情を十分に踏まえた方針で取り組む上で、シスコのセキュリティ技術を採用しました。本資料はパナソニック株式会社様の導入事例を詳細紹介です。

このカタログについて

ドキュメント名 シスコ ソリューション導入事例 パナソニック株式会社様
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 486Kb
取り扱い企業 シスコシステムズ合同会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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シスコ ソリューション事例 パナソニック株式会社 グローバルに展開する 300 ヵ所以上の製造拠点に IoT セキュリティを展開 製品 & サービス パナソニック株式会社は、総合エレクトロニクス メーカーとして 36 の 事業体(カンパニー /事業部)を有し、関連する事業分野で国内外の ・製造システム セキュリティ グループ企業と緊密に連携しながら、顧客により優れた価値を提供す ガイドライン解説書 レビュー支援 べく「他社と差別化するモノづくり」の実現に取り組んでいます。グロー バルで 300 ヵ所以上の製造拠点があり、全社におけるモノづくりの共 課題 通課題に対しては「生産技術の開発」「モノづくりの強化」「新規事業の ・モノづくりを支える製造 IT 基盤の強化に 創出」という 3 つの切り口で解決に向けた戦略の策定や具体的な施策 おいて、IoT セキュリティは大前提であり、 の検討と推進を行っています。 グローバル 300 ヵ所以上の製造拠点で対 策を進めていくことが必要 ネットワーク レベルのセキュリティ対策を優先的に進めるなど、工場の ・製造現場の状況や変化、生産技術と、IT 実情を十分に踏まえた方針で取り組む上で、シスコのセキュリティ技術 技術やセキュリティの両方に通じる人材の には大いに期待しています。 不足 ─パナソニック株式会社 生産技術本部 モノづくり強化担当 副本部長 製造力強化センター 所長 田中 昌行 氏 ソリューション ・シスコのネットワークに対する専門的な知 ドイツ発の「インダストリー 4.0」や米国発の「IIC」 ※1をはじめ世界各国で製造分野の IT 活用が 見、セキュリティ技術、製品やソリューショ 進み、ビジネス プロセスとビジネス モデルの革新が求められる中、パナソニックでは製造 IT 基 ン、サービスなどさまざまな支援を生か 盤として「スマート マニュファクチュアリング」の実現を目指しています。その大前提には IoT セ し、全社ポリシーの策定と適用を進める キュリティ(製造システムのセキュリティ対策)があると考え、生産技術本部に専門の部署となる ・グローバルに展開している製造拠点に対し て、シスコのグローバル サポート体制によ 「製造システムセキュリティ室」を設置して全社的な活動を促進、本格化しています。 る支援を期待 パナソニック株式会社 生産技術本部 モノづくり強化担当 副本部長 製造力強化センター 所長の田 中昌行氏は次のように話します。 結果~今後 「当社は 2018 年に創業 100 周年を迎えます。そこに向けて 300 ヵ所以上の製造拠点でモノづく りの基礎体力を強化する『MIT-2018』 ※2 活動を推進しています。私たちが考えるモノづくりの基 ・創業 100 周年となる 2018 年に向けて、 礎体力とは、現場力、原価力、製造 IT 基盤、そして人材育成の 4 つです。スマート マニュファク IoT セキュリティの取り組みを全社で進め、 理解適用の促進と定着を図る チュアリングは製造 IT 基盤に当てはまり、たとえば MES ※3 の構築などが含まれます。」 スマート マニュファクチュアリングを実現して、モノづくりのプロセスの革新を加速させたいと田中 氏は話します。そして、そのためには IoT セキュリティが極めて重要であると強調します。 「スマート マニュファクチュアリングの実現によって、対応力、原価力、品質力といったモノづくり のプロセスにおける顧客価値を高めることができるでしょう。そこでは ICT の活用によって多くの ※1 Industrial Internet Consortium ※2 Manufacturing Innovation Toward 2018 情報が収集され、ビッグデータとして蓄積され、さまざまな分析、判断、意思決定がなされるよう ※3 Manufacturing Execution System、製造実行システム になります。ですから、サイバー攻撃のリスクを低減させるセキュリティへの取り組みは必須です。 取材:2016 年 12 月 組織名、役職名は取材時点のものです。 工場の稼働停止や商品の歩留まり低下などモノづくりにおけるリスク対策の 1 つと言えます。
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自然災害でもサイバー攻撃でも、お客様への供給責任は変わりません。特にビジネス向け市場で は事業継続性、可用性の強化は重要です。工場の監査などで当社の国内外の製造拠点を訪れるお 客様もいらっしゃいますから、シスコとの協業によってグローバルに展開しているすべての製造拠 点でいちはやく IoT セキュリティを徹底し、信頼いただける基盤を確立したいと思っています。 また、当社では製造ソリューション事業も手掛けていますので、セキュリティが担保されている当社 の設備や拠点そのものをショールームとしてお客様に訴求できるようにすることも考えています。」 課題 パナソニック株式会社 生産技術本部 モノづくり強化担当 副本部長 製造力強化センター 所長 パナソニックでは、安全やコンプライアンスと同様に、サイバー攻撃への対策を優先的な課題と位 田中 昌行 様 置付けています。製造拠点に対しても仕組みの構築と統一、既存の対策との整合性などを念頭に ガイドラインの策定と事前の検証を行っており、2016 年には全社のポリシーとして「侵入防止ガ イドライン」を発行し、すべての製造拠点で展開しています。 パナソニック株式会社 生産技術本部 製造システムセキィリティ室 室長の藤井俊郎氏は取り組みに おける課題を次のように話します。 「よく『工場は生きている』と言いますが、現場は生産ラインや工程の改善をはじめ刻々と変化して いるので、そのスピードを捉えつつセキュリティ対策を定着させていくことが非常に重要になりま す。製造現場だからこそ求められる要件、オフィス向けの対策との根本的な違いといった理解しな ければならないことは多数ありますし、すでに ISO/IEC 27000 シリーズを取得するなど何らかの 対応や対策を講じている拠点もあるので、その取り組みを無駄にせず新たなポリシーを適用してい パナソニック株式会社 く方策も考慮が必要です。さらに、ある一定の期間でどこまで実現できたのか、成果を示すことも 生産技術本部 求められます。 製造システムセキュリティ室 室長 今はポリシーの策定と提供という 2 つの作業を並行して進めていますが、生産技術と IT、セキュ 藤井 俊郎 様 リティをともに理解して対応できる専門的な人材は不足しているのが実情です。また、豊富な知見 を持つ第三者の視点で提案や提言があれば、よりしっかりした取り組みにつながると考えていまし た。そこでシスコと協業している形です。」 シスコが持つ充実したグローバル サポート体制も 重要な選択要件の 1 つです。 ソリューション パナソニック株式会社 生産技術本部 製造システムセキュリティ室 坂田 祐二 様 シスコが持つ知見と高い専門性、ソリューションを自社の取り組みに生かす スマート マニュファクチュアリングの実現に不可欠な IoT セキュリティの強化というパナソニックの 取り組みに対して、シスコはネットワーク分野の専門性を発揮し、豊富な知見と実績、製造業向け 製品によるソリューションやサービスを生かした提案や提言を行っています。パナソニック株式会 社 生産技術本部 製造システムセキュリティ室の坂田祐二氏はシスコと課題を共有しながら、現場 に適用していく対策のありかたを検討していると話します。 「工場はモノを作り、その日の生産計画を達成することが最優先されるので、可用性が非常に重要 です。もしシステムに多少問題があったとしても稼働し続ける必要があり、セキュリティ対策も後手 に回りがちなところはありました。 現在当社の製造現場はすべてネットワークでつながっており、通信の内容を網羅的に見ていくと、 いろいろな状況がほぼリアルタイムにわかります。オフィスのセキュリティを担っていた情報システ ム部門の手が入ってこなかった領域なので、現場で気付かなかったこと、わからなかったことはた くさんあります。何か問題を抱えている拠点もあるでしょうし、悩んでいる人もいるでしょう。現場 になるべく負担をかけず、かつ担当者がしっかり対策を進めていけるような仕組みを考えていかな ければいけないと思っています。」
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セキュリティに対するパナソニックの取り組み オフィス系 IT セキュリティ 製品セキュリティ IoT セキュリティ(製造システム セキュリティ) 3 ヵ年計画 として実施 2016 2017 2018 ●全社体制の構築 ●「異常検知ガイドライン」の発行 ●インシデントに対応できる ●ウイルスやマルウェアの「侵入防止ガイドライン」を発行 ●重点拠点へ  体制づくり ●モデル拠点における異常検知の把握、およびソリューションの導入  異常検知ソリューションを導入 ●「復旧対応ガイドライン」の発行 2016年にはパナソニックとシスコによる計 5 回のワークショップを実施 ヒアリングやディスカッションを踏まえて施策導入のロードマップ、ソリューション提案、解説書の追記案を作成した 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 ワークショップ ワークショップ ワークショップ ワークショップ ワークショップ 解説書の 各施策 レビュー ・施策導入ロードマップ ガイドライン、 ・解説書の 解説書の CSMS との 追記案 ヒアリング 記載比較 施策の目的に 製造現場の プロジェクト 対するシスコ 特性を踏まえた 納品物 ソリューション セキュリティ レビュー の提案 対策 ソリューション 提案まとめ 製造現場の 製造現場の 特性、制約 セキュリティ 事項の確認 レベル案 工場の IT インフラ トレンド ケーススタディ 解説書検討 ソリューション提案検討 その他 検討フロー 情報のインプット グローバルに展開するシスコのサポートにも期待 今回パナソニックがシスコとの協業を決めたのは、グローバルに展開している製造拠点に対して横 断的に、一貫した対応を期待できることも理由です。導入後の日々のメンテナンス、運用管理の支 援やコストをはじめ、トータルに対応していくには、同じくグローバルに拠点を持ち、事業とサー ビスを展開しているシスコが最善のパートナーであると評価しています。 結果~今後 パナソニックは、シスコと協業しながら IoT セキュリティの取り組みを続け、新たな顧客価値として 定着させるとともに、グループ全体の成長にもつなげていくことを目指します。また、社内の研修 や技能大会などの機会を増やしながら、IoT セキュリティを推進、定着させていくための人材育成 を行っていきます。
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パナソニック株式会社 所在地 本社 大阪府門真市大字門真 1006番地 創業 1918 年(大正 7 年)3 月 設立 1935 年(昭和 10 年)12 月 15 日 資本金 2,587 億円(2016 年 3 月 31 日現在) 業種 製造業 総合エレクトロニクス メーカーとして、 部品から家庭用電子機器、電化製品、FA 機器、 情報通信機器、および住宅関連機器等に至るまでの 生産、販売、サービスを行う 規模 従業員数 249,520 人(連結、2016 年 3 月 31 日現在) URL http://www.panasonic.com/jp/home.html http://panasonic.jp/ 1918 年の創業以来、事業を通じて世界中の人々の「く らし」の向上と 社会の発展に貢献することを基本理念と する。お客様にとっての「いいくらし」をあらゆる空間 に拡げていくことをめざし、家の中から、オフィス、店 舗、自動車、航空機、さらに街まで、 ハードウェア単品 だけでなく、 ソフト、サービスを含めたトータルソリュー ションを提供し、 お客様一人ひとりにとってのより良いく らし、より良い世界 ~「A Better Life, A Better World」 を追求する。 ©2017 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco、Cisco Systems、および Cisco Systems ロゴは、Cisco Systems, Inc. またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。 本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。 「パートナー」 または「 partner」 という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1502R ) この資料の記載内容は 2017 年 4 月現在のものです。 この資料に記載された仕様は予告なく変更する場合があります。 お問い合せ シスコシステムズ合同会社 〒 107-6227 東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp 1269-1704-00A-F