1/28ページ
カタログの表紙 カタログの表紙 カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(3.3Mb)

マルチパワーメータ TMW

製品カタログ

グラフィック液晶を採用することにより、従来と違った計測表示画面化を実現

【特徴】
◆業界初、「グラフィック液晶」を採用
◆トレンドグラフによる「時系列表示化」
◆多彩な計測表示
◆最大10要素を一括表示
◆任意VT, CTの設定可能
◆「簡単設定」(設定サポート機能搭載)
◆「漏洩電流」にも対応

◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

このカタログについて

ドキュメント名 マルチパワーメータ TMW
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 3.3Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 東洋計器株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

Page1

表紙

TMW マルチパワーメータ ⃝業界初、「グラフィック液晶」を採用 ⃝トレンドグラフによる「時系列表示化」 ⃝彩多彩な計測表示 ⃝最大10要素を一括表示 ⃝任意VT, CTの設定可能 ⃝「簡単設定」(設定サポート機能搭載) ⃝「漏洩電流」にも対応 CAT. NO. TMW-05 1
Page2

目 次

目 次 特 徴 3 製作仕様 3・4 性 能 4 使用環境及び構造 4 形名構成 5 注文時指定事項 5 各部の名称と付属品 6 計測・表示操作方法 6・7 設定項目 8 設定項目へ移動 8 設定モードでのキーの機能 9 各種設定項目 9〜18 工場出荷時の設定値 18 警報の手動解除 18 内部動作説明 19 漏洩電流仕様 20〜21 電流仕様 22 設置方法と使用上の注意 23〜24 結線図 25〜27 測定要素記号一覧 27 2
Page3

特 徴、製作仕様

TMW マルチパワーメータ 特 徴 ◆業界初、「グラフィック液晶」を採用 グラフィック液晶を採用することにより、従来と違った計測表示画面化の実現。 ◆トレンドグラフによる「時系列表示化」 過去の計測値(電力量等)を時系列にトレンドグラフで表示します。これにより計測値の変動傾向がひと目でわかります。 ◆多彩な計測表示 従来の直線バーグラフだけでなく、円弧形バーグラフを追加しており、切り替えることが出来ます。 ◆最大10要素を一括表示 表示画面を、1要素・4要素・10要素の画面にリアルタイムで変更出来ます。(P6参照) 10要素画面では最大35要素の計測項目をスクロール画面で表示可能(3P4W仕様の場合) ◆任意VT,CTの設定可能(P9、10参照) 特殊なVT,CTにも対応できるように、一次側のVT,CT値を任意に設定出来ます。 ◆「簡単設定」(設定サポート機能搭載) 設定モードでは表示画面の下段に操作説明文が表示されますので、マニュアルが無くても設定が可能です。 製作仕様 ①計測仕様 測定項目 入力範囲 表示 電 流 (R , S , T) 0〜5(A 20A延長) 注1) 入力電流×CT比 電 圧( R-S, S-T, T-R) 0〜150V または 0〜300V 注1) 入力電圧×VT比 電   力 0〜1kW または 0〜2kW 注1) 入力電力×CT比×VT比送電時マイナス表示 無 効 電 力 LEAD 1kvar〜LAG 1kvarまたは LEAD 2kvar〜LAG 2kvar 注1) 入力無効電力×CT比×VT比 皮 相 電 力 0〜1kVA または 0〜2kVA 注1) 入力皮相電力×CT比×VT比 力   率 LEAD 0〜1.0〜LAG O 注1) LEAD 0.0〜100.0〜LAG 0.0% 周 波 数 45㎐〜65㎐ 注1) 45.00㎐〜65.00㎐ デ マ ン ド 電 力 0〜1kW または 0〜2kW 注1) 入力電力×CT比×VT比 デ マ ン ド 電 流 0〜5(A 20A延長) 注1) 入力電流×CT比 0.000〜999999.999kW(h MWh) 電 力 量        − 注1) 受電電力量 +Wh表示 送電電力量 −Wh表示 0.000〜999999.999kvar(h Mvarh) 無 効 電 力 量        − 注1) LAG 0.000〜999999.999kvar(h Mvarh) LEAD 0.000〜999999.999kvar(h Mvarh) 運 転 時 間        − 注1) 0〜999999h 電 流 歪 率 0〜100%以下波高値9.9A以下 注1) 0〜100% 0〜100%以下 電 圧 歪 率 110V定格:波高値250V以下 注1) 0〜100% 220V定格:波高値500V以下 注1)電流仕様では計測しません。 ②補助電源仕様 電源仕様 電圧範囲 消費電力 フリー電源 AC80〜264V 5VADC80〜143V 3W( 27mA) DC24V電源 DC19〜 31V 3W(123mA) ③入力仕様 入力仕様 入力定格 入力範囲 消費VA 110V/220V, 100V/200V 0〜150V/0〜300V 0.11VA/0.22VA 単相2線 5A 0〜5(A 20Aまで目盛延長あり) 0.5 VA /単相3線 /三相3線 440V 0〜600V 0.44VA 5A 0〜5(A 20Aまで目盛延長あり) 0.5 VA 110/√3‾V/220/√3‾V 0〜150/√3‾V/0〜300/√3‾V 0.04VA/0.08VA 三相4線 5A 0〜5(A 20Aまで目盛延長あり) 0.5 VA 440/√3‾V 0〜600V/√3‾V 0.16VA 5A 0〜5(A 20Aまで目盛延長あり) 0.5 VA (注)単相2線/単相3線/三相3線仕様の各入力仕様の定格電圧は設定にて切り替えます。 3
Page4

性 能、使用環境及び構造

④出力仕様 出力要素 仕様 DC4〜20mA 0〜550Ω ア ナ ロ グ 出 力 DC1〜5V 600Ω〜∞ 4点出力 送・受電時電力量、LEAD・LAG無効電力量から選択出力 パ ル ス 出 力 ON時間 約200ms 最大パルス数 12,000パルス/h 最大2出力 上下限警報(電力量、無効電力量、運転時間を除く全要素から選択) リ レ ー 出 力 AC250V 5ADC100V 0.3A, DC30V 5A 最大2出力 RS-485 伝 送 出 力 プロトコル MODBUS ボーレート 2400, 4800, 9600, 19.2k, 38.4kbpsから選択 (注) ・パルス出力、警報出力は合わせて2点出力までです。 ・伝送出力とパルス出力(警報出力)は、どちらか一方の出力になります(形名構成参照) ・パルス出力は表示更新間隔と非同期で出力されます。そのため、表示値とパルス数に時間差が生じることがございますのでご注意下さい。 ⑤リモート入力仕様 外部より電圧を印加することにより、主表示の測定項目を変更できます(表示画面1または表示画面2)。 AC80〜264Vの電圧またはDC80〜143Vの電圧を外部入力端子に印加して下さい(0.5秒以上)。1回印加することで、項目が次に移ります。 (21頁参照) ⑥表示仕様 仕様 ドットマトリックスモノクロLCD 液 晶 解像度 240×160ドット バックライト 白色 1要素表示(トレンドグラフと同時表示) デ ジ タ ル 表 示 4要素表示(バーグラフと同時表示) 10要素表示(画面スクロールで全要素を表示可能) 分解能20ドット 電力量、無効電力量、運転時間を除く全要素表示 バ ーグラフ 表 示 スケーリング可能 バーグラフタイプ 直線バーグラフ、円弧形バーグラフ2種類 計測要素の時系列表示(160サンプリング表示) トレンドグラフ表示 分解能 50ドット表示時間 1h、3h、6h、12h、24h ただし、デマンド表示時はデマンド時限の2倍の表示時間に固定 性 能 使用環境及び構造 項目 仕様 項目 仕様 電     流 ±0.5%(延長目盛(5〜20A)では表示値の±10%) 使 用 温 度 範 囲 −10〜55℃ N 相 電 流 ±3.0%(3P4W時のみ) 電     圧 ±0.5% 保 存 温 度 範 囲 −20〜70℃ 電     力 ±0.5% ケース 難燃ABS 無 効 電 力 ±1.0% 皮 相 電 力 ±1.0% カバー 難燃ABS構 造 力     率 ±3% 端子カバー ポリカーボネイト 許 容 差 周 波 数 ±0.5%デマンド電力 ±1.0% 端子ネジ 黄銅(M3.5、M3) デマンド電流 ±1.0% 質 量 約580g 電 力 量 ±2.0% 無 効 電 力 量 ±2.5% 表 示 素 子 LCD 運 転 時 間 ±1h 保 護 等 級 IP40 電 流 歪 率 ±1.0% 電 圧 歪 率 ±1.0% 漏 洩 電 流 ±1.0%(オプション) 温 度 の 影 響 ±0.3%/10℃ 応 答 時 間 約1秒※1 絶 縁 抵 抗 DC500Vメガで100MΩ以上 耐 電 圧 AC2000V 1分間(出力を除く) 雷インパルス耐電圧 6kV 1.2/50μs 振 動 ・ 衝 撃 振動 10〜55〜10㎐ 0.15㎜衝撃 490m/s2 XYZ正逆3回 ※1)電流歪率の応答時間は、約4秒となります。 《準拠規格》 性能は、JIS C 1102, JIS C 1111, JIS C 1216, JIS C 1263に準拠しています。 4
Page5

形名構成、注文時指定事項

形名構成 TMW−□□−□−□□−□ 入力回路及び入力定格 記号 内容 31 単相2線/単相3線/三相3線 110/220V, 5A 32 単相2線/単相3線/三相3線 440V, 5A 33 単相2線/単相3線/三相3線110/220V, 5A 漏洩電流入力付き 34 単相2線/単相3線/三相3線440V, 5A 漏洩電流入力付き 35 単相2線/単相3線/三相3線 電流仕様5A 41 三相4線 110/√3‾/220/√3‾V, 5A 42 三相4線 440/√3‾V, 5A 45 三相4線 電流仕様 5A 51 単相2線/三相3線 110/220V, 5A, 3CT 52 単相2線/三相3線 440V, 5A, 3CT 55 単相2線/三相3線 電流仕様5A, 3CT 99 その他 ※3CT仕様には漏洩電流入力付きはございません。 補助電源電圧 記号 内容 1 DC19〜31V 2 AC80〜264V、DC80〜143V 9 その他 出力 記号 内容 00 出力無し 11 1-5V 4chアナログ出力 12 4-20mA 4chアナログ出力 21 1-5V 4chアナログ出力+2chパルス出力 22 4-20mA 4chアナログ出力+2chパルス出力 31 1-5V 4chアナログ出力+2ch警報出力 32 4-20mA 4chアナログ出力+2ch警報出力 41 1-5V 4chアナログ出力+パルス+警報 42 4-20mA 4chアナログ出力+パルス+警報 51 1-5V 4chアナログ出力+RS-485 52 4-20mA 4chアナログ出力+RS-485 61 RS-485 表示器 記号 内容 無 設定位置「高」 D 設定位置「低」 E 設定位置「高」 英語表記 ED 設定位置「低」 英語表記 詳細につきましては、弊社営業部まで お問い合せください。 注文時指定事項 1.形名 2.入力項目及び定格 3.補助電源 4.出力 5.表示器 TMW −□□ −□ −□□ −□ 【例】TMW-31-2-22 CT100A、VT3300V、時限15分 CH1…電力 CH2…電流R相 CH3…電圧RS相 CH4…周波数 (注) 注文時に内部パラメータを指定することもできます。指定された値で工場出荷されます。 パルスCH1…電力量10kWh 1パルス 指定可能な設定事項は、CT比、VT比、デマンド時限です。 パルスCH2…遅れ無効電力量10kvar 1パルス アナログ出力付仕様では各出力の要素、パルス付ではパルスの要素と乗率です。 3P3W、110V, 5A入力 英文仕様に関しましては、お問い合せください。 5
Page6

各部の名称と付属品、計測・表示操作方法

各部の名称と付属品 端子カバー W/V/Aキー +キー 取付ネジ SETキー GRAPHキー −キー 液晶表示器 計測・表示操作方法 計測状態で使用するスイッチの動作説明と、操作方法について説明します。 計測表示画面は表示要素数より、3種類の表示画面から選択します。 同時表示要素数 グラフ表示 表示の遷移 トレンドグラフ 主表示 時間スケール要素名 表示画面1 1 トレンドグラフ キー  表示画面2 4 バーグラフ キー  表示画面3 10 − キー  各表示画面の切り替えは、 キーで行います。 ①表示画面1 計測要素のうち、任意の1要素を表示します。 測定値のデジタル表示の他、直近の160点をトレンドグラフで表示します。 トレンドグラフの表示時間は、1h、3h、6h、12h、24hから選択できます。 (デマンド表示時は、デマンド時限の2倍の表示時間になります。) また、計測値スケーリングは、バーグラフ設定のスケーリングが適用されます。 注1)VT, CTの変更、トレンドグラフ表示時間の変更、バーグラフスケーリン グの変更を行なった時にはトレンドグラフはクリアされ、再び0hから表 示を開始します。 計測値 設定指針下限値 設定指針上限値 注2)電力量、無効電力量、運転時間を表示した時のトレンドグラフはそれぞ スケーリング れ電力、無効電力、S相電流になります。 注3)トレンドグラフは4象限対応ではありません。 キーを押すと、画面の下段に要素が一覧表示されます。また、現在表示している計測要素が反転文字で表示されます。 表示要素の切り替えは キー、 キーで行います。 キーは順方向の要素切り替え、 キーは逆方向の要素切り替えになります。 再度 キーを押すと、要素一覧が消えます。 【要素切り替え】 三相4線 線間電圧(RS、ST、TR)→相電圧(R、S、T)→電流(R、S、T、N)→電力→無効電力→皮相電力→力率→周波数→ デマンド電力(瞬時、最大、最小)→デマンド電流(R、S、T)(瞬時、最大、最小)→電圧歪率(RS、ST、TR)→電流歪率(R、S、T)→ 受電電力量→送電電力量→遅れ無効電力量→進み無効電力量→運転時間 ……… 三相3線 線間電圧(RS、ST、TR)→電流(R、S、T)→電力→無効電力→皮相電力→力率→周波数→デマンド電力(瞬時、最大、最小)→ デマンド電流(R、S、T)(瞬時、最大、最小)→電圧歪率(RS、ST、TR)→電流歪率(R、S、T)→受電電力量→送電電力量→ 遅れ無効電力量→進み無効電力量→運転時間 ……… 単相3線 電圧(RN、TN、RT)→電流(R、N、T)→電力→無効電力→皮相電力→力率→周波数→デマンド電力(瞬時、最大、最小)→ デマンド電流(R、N、T)(瞬時、最大、最小)→電圧歪率(RN、TN、RT)→電流歪率(R、N、T)→受電電力量→送電電力量→ 遅れ無効電力量→進み無効電力量→運転時間 ……… 単相2線 電圧(RN)→電流(R)→電力→無効電力→皮相電力→力率→周波数→デマンド電力(瞬時、最大、最小)→ デマンド電流(R)(瞬時、最大、最小)→電圧歪率(RN)→電流歪率(R)→受電電力量→送電電力量→遅れ無効電力量→ 進み無効電力量→運転時間 ……… 6
Page7

②表示画面2 計測要素のうち、任意の4要素を表示します。また、主表示の要素を同時にバーグラフに表示します。 バーグラフは、直線型バーグラフ、円弧型バーグラフの2つのタイプから選択できます。 (副表示の表示要素、バーグラフの選択は設定モードで行います。) 副表示1段目 副表示2段目 主表示バーグラフ 副表示3段目 主表示 主表示 副表示1段目 副表示2段目 主表示バーグラフ 副表示3段目 直線型バーグラフ 円弧型バーグラフ 【要素切り替え】 キーを押すと、画面の下段に要素が一覧表示されます。また、現在表示している要素が反転文字で表示されます。 表示要素の切り換えは、 キー、 キーで行います。 キーは順方向の要素を切り替え、 キーは逆方向要素切り替えになります。 要素の切り替え順は、表示画面1と同じ順序になります。 キーを再び押すと、キー操作画面が消えます。 副表示の表示要素は固定になります。ただし、表示する要素は、設定モードで任意に選択することが可能です。 (設定項目2 表示要素設定参照) また、バーグラフについても直線型バーグラフ、円弧型バーグラフのいずれかを設定モードで選択することが可能です。 (設定項目3 バーグラフ設定参照) 注)バーグラフは4象限対応ではありません。 ③表示画面3 単位、乗率 要素名 10要素を表示します。 キー、 キーで画面をスクロールすることで、 全要素が表示可能です。 スクロール可能な方向を示しています。 計測値 全計測要素を表示します。ただし、一度に表示される要素は10要素です。 表示されていない要素は、 、 をキーを入力することで画面がスクロールし、表示されます。 ④主表示要素のマスク 表示画面2において、主表示する必要のない要素は設定によりマスクすることができます。 マスクした要素は表示の切り替え時にはスキップされます。 表示画面1,3は、マスク設定に関係なく全要素が表示されます。 ⑤電力量・無効電力量・運転時間の下位桁表示 電力量、無効電力量、運転時間の表示で通常の表示より下位の桁を表示します。 短時間で機器の動作を確認したい時に使用します。  ①電力量、無効電力量、運転時間を表示させます。  ② キー、 キーを同時に押します。押している間、通常表示の最下位桁と更にその下3桁表示します。   スイッチを離すと通常の表示に戻ります。 7
Page8

設定項目、設定項目への移動

設定項目 番号 設定項目 項目内容 1 VT・CTの設定 VT・CTの設定をします。固定VT,CT比の他、任意の値を設定できます。 2 表示要素設定 主表示要素のマスク設定及び副表示の表示要素選択。 3 バーグラフ設定 バーグラフの選択及びスケーリング設定をおこないます。実目盛、%表示から選択します。各要素毎に設定できます。 入力が設定値を越えた時に、表示を点滅して知らせます。 4 設定指針の設定 上限設定、下限設定それぞれ設定します。 電力量、無効電力量、運転時間を除く全要素について設定できます。 5 計測範囲下限値の設定 電圧、電流の測定範囲の下限値を設定します。計測値が設定値以下のときには表示値を0にします。 6 デマンドの設定 デマンド演算タイプの選択、デマンド電力、デマンド電流の時限設定、最大・最小デマンドのリセット、デマンドの正時セットをおこないます。 7 警報出力の設定 警報出力付きの場合、各CHの警報要素、警報値、復帰モードの設定をおこないます。 8 アナログ出力設定 アナログ出力付きの場合、各CHの出力要素、出力スパンを設定します。 9 パルス出力設定 パルス出力付きの場合、各CHの出力要素、パルス乗率を設定します。 10 デジタル出力設定 通信出力付きの場合、ボーレート、ステーションアドレス等の設定をします。 11 表示設定 表示更新間隔、電力量の表示乗率、相表示の選択をおこないます。 12 不感帯設定 表示更新の不感帯を設定します。計測値の変化が選定値以下のときには、表示値の更新はありません。 13 バックライト設定 バックライトのモード(常時ON、常時OFF、自動消灯)の選択、輝度調整、液晶のコントラストの調整をおこないます。 14 トレンドグラフ設定 トレンドグラフの表示時間を設定します。 15 Whのリセット 電力量、無効電力量、運転時間をリセットします。 16 設定値の初期化 設定値を初期化します。 17 入力仕様の設定 入力回路のタイプ、入力電圧を設定します。 選択されている 項目には アンダーバーが 表示されます。 設定項目 選択されている 現在の設定内容 現在の設定内容 項目には アンダーバーが 表示されます。 キー操作説明 設定メニュー画面 設定項目画面例(バーグラフ設定) 設定項目への移動 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 補助電源ON 計測画面で キーを押したと きの状態、画面下部にキー操作 計測状態 キー ・ キーを押します。 説明が表示されます。 画面にキー操作の説明が表示されます。 3秒間 ・ キーを3秒間押します。 設定項目のメニュー及び設定内容が一覧表示されます。 キー ・ キーを押すと計測状態に戻ります。 設定メニュー表示 、 キー ・ 、 キーを押して設定したい項目を選びます。 設定メニュー画面で キーを 押したときの状態、画面下部に 各設定 キー ・ キーを押すと各設定画面が表示されます。 キー操作説明が表示されます。 各設定画面へ ・設定の内容については各設定項目の頁を参照して下さい。 キー ・設定終了後、設定メニュー表示の状態で キーを押すと 画面にキー操作の説明が出ます。 計測状態 キー ・ キーを押すと、計測状態戻ります。 そのまま設定を続ける場合は キーを押します。 8
Page9

設定モードでのキーの機能、各種設定項目

設定モードでのキーの機能 設定項目及び状態 キー操作 説明 任意の設定画面 ・カーソルの移動、数値の増減。 ・設定の確定(任意の設定階層で可能です)。設定確定後、設定メニューに戻ります。 ・次の設定操作に移動。 ・前の設定操作に戻る(。 キーで設定メニューへ戻った時には設定がキャンセルされます。) 各種設定項目 番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 1 1次電圧・1次電流設定 VT・CTの設定画面 項目選択 ・入力仕様(1P2W/1P3W/3P3W, 110/220V)の変更がある場合に は、最初に設定項目17の入力仕様設定で変更後、VT, CTの設定に お進み下さい。 ・標準のVT, CTを選択するか、任意のVT, CTを選択するかを設定 します。現在有効になっている項目が反転表示されます。 ・ キーを押して、標準VT, CTか、任意VT, CTを選択して下 さい。 ・ キーを押すと、それぞれの項目に進みます。 標準VT, CT ・標準のVT, CTから選択します。 ・ キーでVTの設定かCTの設定を選択します。 ・ キーを押すと、VT, CTの選択に移動します。 ・ キーを押して、標準VT, CTの1次定格値を選択します。 VT 110.0V→110V→220.0V→220V→440.0V→440V→1100V→ 1.10kV→2200V→2.20kV→3300V→3.30kV→6600V→6.60kV→ 11.00kV→22.00kV→33.00kV→66.00kV→77.00kV CT 5.00A→6.00A→7.50A→8.00A→10.00A→10.0A→12.00A→ 12.0A→15.00A→15.0A→20.00A→20.0A→25.00A→25.0A→ 30.00A→30.0A→40.00A→40.0A→50.00A→60.00A→75.00A→ 80.00A→100.0A→100A→120.0A→120A→150.0A→150A→ 200.0A→200A→250.0A→250A→300.0A→300A→400.0A→ 400A→500.0A→600.0A→750.0A→800.0A→1000A→1.00kA→ 1200A→1.20kA→1500A→1.50kA→2000A→2.00kA→2500A→ 2.50kA→3000A→3.00kA→4000kA→4.00kA→5000A→ 5.00kA→6000A→6.00kA→7500A→7.50kA→8000A→8.00kA ・ キーを押すと、VT, CT選択に戻ります。 ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。 任意VT, CT ・任意のVT, CTを設定することができます。 また、どちらか一方を標準のVT, CTから選択することも可能です。 ・ キーで 1.標準VTから選択 2.VTの任意設定 3.標準CTから設定 4.CTの任意設定 から選択します。 なお、任意設定の場合、VTは110.0V〜77.0kV、CTは5.00A〜 8.00kAの範囲で設定が可能です。 ・ キーを押すと、各項目に進みます。 以下は任意設定を選択した場合を説明します。 任意設定(単位) ・VT、CTの単位部分が点滅します。 ・ キーを押して単位を選択します。 V→kV、A→kA 次頁へ続く 9
Page10

番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 前頁より続き 任意設定(数値) ・ キーを押すと、数値入力に進みます。 数値を入力します。現在選択されている桁が点滅します。 ・ キーを押して数値を入力します。 ・ キーを押すと、次の桁に移動します。 上記と同様にして、全ての桁の入力を行います。 任意設定(小数点位置) ・ キーで小数点位置の設定に進みます。 ・ キーで小数点を入れる位値を決定します。 ・ キーを押すと、VT, CT選択に戻ります。 ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。 2 表示要素設定 ・表示画面2の主表示要素のマスク及び副表示要素を選択します。 表示マスク設定 表示段選択 ・ キーを押して表示段を選択します。 主表示(MAIN)→副表示1(SUB1)→副表示2(SUB2)→ 副表示3(SUB3) 表示画面2(4要素表示)の対応する表示段については 計測・表示操作方法 の表示画面2を参照して下さい。 主表示マスク ・ キーを押すとカーソルが要素に移動します。    ・ キーを押すと表示段選択に戻ります。 ・ キーでマスクしたい要素を選択します。 ・ キーを押すとマスクセット/解除が行えます。 マスクされている要素は文字部分が反転します。 ・ キーを押すと表示段選択に戻ります。 副表示の表示選択を続けて行う場合は、副表示段を選択して下さい。 ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。 副表示要素選択 ・ キーを押すとカーソルが要素部に移動します。 現在マスクされている表示要素の文字が反転します。 ・ キーで表示したい要素を選択します。 選択できる要素は、1要素のみです。 ・ キーを押すと、その要素が表示選択され、文字部分の反転が 消えます。また、これまで表示選択されていた要素は、自動的 にマスクされます。 ・ キーを押すと表示段選択に戻ります。 他の副表示段も同様に設定して下さい。 ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。 3 バーグラフ設定 ・バーグラフのタイプ、各要素の表示モード、スケーリングの設定をします。  また、本設定はトレンドグラフにも適用されます。 バーグラフ設定画面 バーグラフタイプ選択 ・ キーでバーグラフのタイプを選択します。 バーグラフのタイプは2種類です。 直線型バーグラフ↕円弧型バーグラフ ・ キーを押すと設定要素の選択に移ります。    ・ キーを押すとバーグラフタイプ選択に戻ります。 次頁へ続く 10
Page11

番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 前頁より続き 要素選択 ・ キーを押して設定する要素を選択します。 要素は電圧、電流、電力、無効電力、力率、周波数です。 ・ キーを押すと表示モードの設定に移ります。 ・表示モードは要素によって変わります。 電圧バーグラフ ・電圧バーグラフを偏差表示にするか、絶対値表示にするか設定します。 また、スケーリングを%表示するか、実目盛表示するかを設定します。 ・ キーを押して電圧バーグラフを選択します。 絶対値表示(%)↕絶対値表示(実目盛)↕ 偏差表示(%)↕偏差表示(実目盛) ・偏差表示を選択した場合、 キーを押すと基準値の設定に移りま す。絶対値表示を選択した場合には、設定要素選択に戻ります。 ・ キーを押して電圧基準値を選択します。 設定値は2次側換算で 100、105、110、115Vまたは 200、210、220、230Vに相当する1次側電圧です。 ・ キーを押すと上の設定要素選択に戻ります。 電流バーグラフ ・電流バーグラフを%表示にするか、実目盛表示とするのを選択します。 実目盛の場合はフルスケールのスケーリングを設定します。 ・ キーで電流バーグラフを選択します。 ・%表示↕実目盛 ・実目盛を選択した場合、 キーを押すとフルスケール値の入力に 移ります。%表示を選択した場合には、要素選択に戻ります。 ・ キーを押してフルスケール値を入力します。 入力の上限値は定格の120%です。 ・ キーを押すと要素選択に戻ります。 電力バーグラフ ・電力バーグラフを%表示(片振れ、両振れ)、実目盛表示(片振れ、 両振れ)のいずれかを選択します。 ・ キーを押して電力バーグラフを選択します。 片振れ%表示↕片振れ実目盛↕両振れ%表示↕両振れ実目盛 ・実目盛を選択した場合、 キーを押すと、フルスケール値の入力に 移ります。%表示を選択した場合には要素選択に戻ります。 ・ キーを押してフルスケール値を入力します。 ・ キーを押すと要素選択に戻ります。 無効電力バーグラフ ・無効電力バーグラフを%表示(片振れ、両振れ)、実目盛表示(片 振れ、両振れ)のいずれかを選択します。 ・ キーを押して無効電力バーグラフを選択します。 片振れ%表示↕片振れ実目盛↕両振れ%表示↕両振れ実目盛 ・実目盛を選択した場合、 キーを押すと、フルスケール値の入力に 移ります。%表示を選択した場合には要素選択に戻ります。 ・ キーを押してフルスケール値を入力します。 ・ キーを押すと要素選択に戻ります。 力率バーグラフ ・力率バーグラフを片振れ表示とするか、両振れ表示とするかを選択 します。 ・ キーを押して力率バーグラフを選択します。 片振れ表示↕両振れ表示 次頁へ続く ・ キーを押すと要素選択に戻ります。 11
Page12

番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 前頁より続き 周波数バーグラフ ・周波数バーグラフの周波数範囲を選択します。 ・ キーを押して周波数バーグラフを選択します。 45〜55Hz↕55〜65Hz↕45〜65Hz ・ キーを押すと要素選択に戻ります。 ・設定を確定して、設定メニューへ戻ります。 ・設定をキャンセルして、設定メニューへ戻ります。 設定指針の設定画面 4 設定指針 ・入力量が設定指針で示された測定量を超えた時、表示を点滅して 知らせます。設定指針の機能を使わない場合は、設定をOFFにし ます。 要素選択 ・ キーで設定する要素を選択します。 上限値設定 ・ キーで上限値の設定に移ります。 ・ キーを押して上限値を設定します。 設定範囲の上限を超えて設定しようとすると 設定は解除され、OFFと表示されます。 下限値設定 ・ キーを押すと下限の設定に移ります。 ・ キーを押して下限値を設定します。 設定範囲の下限を超えて設定しようとすると 設定は解除され、OFFと表示されます。 ・ キーを押すと要素選択にカーソルが移動します。 ・設定を確定して、設定メニューへ戻ります。 ・設定をキャンセルして、設定メニューへ戻ります。 計測範囲下限値の設定画面 5 計測範囲下限値 ・電圧及び電流の測定範囲の下限値を設定します。 (設定はVT、CTの1次側の値で入力します) 設定値以下では0を表示します。 その他の計測要素については下表のようになります。 周 波 数 設定値以下の電圧の時、0を表示 電 力 0を表示 皮 相 電 力 0を表示 無 効 電 力 0を表示 力 率 100.0を表示 運 転 時 間 設定値以下の電流の時、積算しない 電 力 量 無効電力量 積算しない 項目選択 ・ キーを押して電圧、電流下限値のいずれかを選択します。 ・ キーを押すと数値入力へ移ります。 下限値設定 ・ キーを押して下限値を設定します。 ・ キーを押すと項目選択に戻ります。 ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。 ・項目選択時に キーを押して、設定メニューに戻ると設定がキャン セルされます。 12
Page13

番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 6 デマンド設定 ・デマンド電力、電流の演算タイプ、時限、最大デマンドのリセット、 デマンドの設定 デマンドの正時セットを行います。 項目選択 ・ キーを押して、デマンド設定の項目を選びます。 ・ キーを押して、項目を決定します。 演算タイプ ・デマンドの演算方式を選択します。 キーを押して、熱動型移動平均か算術平均のいずれかを選択 します。 算術平均タイプでは時限経過後、デマンド値が自動的に0にリセット され、積算をリスタートします。 ・ キーを押すとデマンド項目選択に戻ります。 演算タイプ ・1〜60分まで1分単位で設定できます。 ・ キーを押して時限を設定します。 ・ キーを押すと、デマンド項目選択に戻ります。 デマンドリセット ・最大デマンド、最小デマンド値を現在のデマンド値にリセットしま す。デマンド電力、電流ともにリセットされます。 ・「ジッコウ」が点滅します。まだリセットはされません。 3秒間 ・ キーを3秒間押すと、 最大デマンド、最小デマンドがリセットされて、設定メニューに戻ります。 デマンド正時セット ・現在のデマンド値を0にリセットし、デマンドの積算をリスタートします。 デマンド電力、電流ともにセットされます。 ・「ジッコウ」が点滅します。まだリセットはされません。 3秒間 ・ キーを3秒間押します。 現在のデマンド値が0になり、設定メニューに戻ります。 7 警報出力の設定 ・入力量が警報値を超えた時、警報出力(リレー接点)がONになり、 警報出力の設定画面 表示を点滅して知らせます。 チャンネル選択 ・ キーを押して設定する出力チャンネルを選択します。 オプションにより、1チャンネルのみの場合と2チャンネルの場合があ ります。 ・ キーを押すと、警報設定項目の選択へ移ります。    ・ キーを押すと、チャンネル選択に戻ります。 項目選択 ・ キーを押して、設定する項目を選択します。 ・ キーを押して、警報設定項目を決定します。 要素選択 ・ キーを押して、出力要素を選択します。 選択可能な要素は次のとおりです。 (各相線間電圧→線間電圧全相モード→ [各相相電圧→相電圧全相モード]→各相電流→ 電流全相モード→電力→無効電力→皮相電力→力率→周波数→ デマンド電力→各相デマンド電流→デマンド電流全相モード→ 各相電圧歪率→電圧歪率全相モード→各相電流歪率→ 電流歪率全相モード [ ]内は三相4線タイプ) ・ キーを押すと、警報設定項目の選択に戻ります。 上/下限設定 ・ キーを押して、上限警報/下限警報のいずれかを選択します。 ・ キーを押すと、警報設定項目の選択に戻ります。 次頁へ続く 13
Page14

番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 前頁より続き 警報値入力 ・警報値を設定します。 キーを押して、設定値に合わせます。 ・ キーを押すと、警報設定項目の選択に戻ります。 復帰モード ・ キーを押して復帰時間を選択します。 OFF、0、5、10、15、20、30、60、90分から選択します。 各数字は警報から復帰する時間を分で表しています。 OFFは手動復帰、0は瞬時復帰を意味しています。 ・ キーを押すと、警報設定項目の選択に戻ります。 他のチャンネルも同様に設定して下さい。 ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。 ・チャンネル選択時に キーを押して、設定メニューに戻ると、設定 がキャンセルされます。 8 アナログ出力設定 ・各チャンネルの出力要素と出力に対応する入力の範囲を設定します。 アナログ出力設定 チャンネル選択 ・ キーを押して出力チャンネルを選択します。 チャンネルは1〜4まであります。 ・ キーを押すと、アナログ出力設定項目の選択に移ります。    ・ キーを押すと、チャンネル選択に戻ります。 項目選択 ・ キーを押して、設定する項目を選択します。 ・ キーを押して、設定項目を決定します。 出力要素選択 ・ キーで出力要素を選択します。 ・ キーを押すと、設定項目の選択に戻ります。 出力上限値入力 ・ キーを押して出力上限値を設定します。 ・ キーを押すと、設定項目の選択に戻ります。 出力下限値入力 ・ キーを押して出力下限値を設定します。 ・ キーを押すと、設定項目の選択に戻ります。 他のチャンネルも同様に設定します。 ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。 ・チャンネル選択時に キーを押して、設定メニューに戻ると、設定 がキャンセルされます。 9 パルス出力 ・パルス出力に受電電力量、送電電力量、遅れ無効電力量、進み無効電 パルス出力設定画面 力量を割り当て、1パルス当たりの乗率を設定します。 チャンネル選択 ・ キーを押して出力チャンネルを選択します。 チャンネルはオプションにより1チャンネルのみの場合と2チャンネル の場合があります。 ・ キーを押すと、設定項目の選択に移ります。    ・ キーを押すと、チャンネル選択に戻ります。 項目選択 ・ キーを押して、設定する項目を選択します。 ・ キーを押して、設定項目を決定します。 次頁へ続く 14
Page15

番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 前頁より続き 出力要素選択 ・ キーを押して受電電力量、送電電力量、遅れ無効電力量、 進み無効電力量から選択します。 ・ キーを押すと、設定項目の選択に戻ります。 乗率設定 ・ キーを押して乗率を選択します。 0.01kWh、0.1kWh、1kWh、10kWh、100kWh、200kWh、 300kWh、400kWh、500kWh、1MWh、10MWh、100MWhから 選択します。 ・ キーを押すと、設定項目の選択に戻ります。 他のチャンネルも同様に設定します。 ・ キーを押すと設定が確定され、メニューに戻ります。 ・チャンネル選択時に キーを押して、設定メニューに戻ると、設定 がキャンセルされます。 10 デジタル出力設定 ・デジタル出力の伝送パラメータの設定を行います。 デジタル出力設定画面 項目選択 ・ キーを押して、設定する項目を選択します。 ・ キーを押して、設定する項目を決定します。 伝送モード ・ キーで伝送モードを選択します。 (RTUモードまたはASCIIモード) ・ キーを押すと、選択項目に戻ります。 ボーレート ・ キーを押して、ボーレートを設定します。 2400、4800、9600、19.2k、38.4kの5種類から選択します。 ・ キーを押すと、選択項目に戻ります。 パリティ ・ キーを押して、パリティビットを選択します。 NO(パリティ無し)、EVEN(偶数)、ODD(奇数)から選択します。 ・ キーを押すと、選択項目に戻ります。 アドレス ・ キーを押して、機器アドレスを1〜247の範囲で決めます。 ・ キーを押すと、選択項目に戻ります。 Whデータ形式 ・ キーを押して、Whのデータ形式を選択します。 8バイト長(HEX)、4バイト長(HEX)、4バイト長(BCD)形式 から選択します。 ・4バイト長を選択した時には、 キーで電力量、無効電力量の伝送データ乗率に移ります。 8バイト長を選択した時には、項目選択に戻ります。 乗率設定 ・電力量、無効電力量の伝送データの乗率設定を行います。 0.001kWh、0.01kWh、0.1kWh、1kWh、10kWh、100kWh、 1MWh、10MWh、100MWhから選択します。 ・ キーを押すと、選択項目に戻ります。 LRCタイプ ・ キーを押して、LRC(エラーチェックコード)タイプの選択 をします。 (RTUモードを選択した場合は表示されません) タイプ1(ASCII変換前にLRCをとる) タイプ2(ASCII変換後にLRCをとる)から選択します。 ・ キーを押すと、選択項目に戻ります。   ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。   ・項目選択時に キーを押して、設定メニューに戻ると、設定がキャ ンセルされます。 15
Page16

番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 11 表示設定 ・表示関係の設定を行います。 表示設定 項目選択 ・ キーで設定する項目を選びます。   ・ キーを押して、設定する項目を決定します。 表示更新間隔 ・表示更新の時間を設定します。 0.5秒から5秒まで0.5秒単位で設定します。 ・ キーで表示更新間隔を入力します。 ・ キーを押すと、選択項目に戻ります。 Wh表示乗率 ・電力量(無効電力量)の表示乗率を設定します。 ・ キーで表示乗率を選択します。   AUTO、×1kWh、×10kWh、×100kWh、×1MWh、×10MWh、 ×100MWhから選択します。 AUTOを選択した場合は設定されているVT、CTの値から 自動的に乗率を決定します。 定格電力 乗率 乗率の表示 単位 100kW未満 1 表示しない kWh、kvarh 100kW〜1MW 10 × 10 kWh、kvarh 1MW〜10MW 100 ×100 kWh、kvarh 10MW〜100MW 1 表示しない MWh、Mvarh 100MW〜1000MW 10 × 10 MWh、Mvarh 1000MW以上 100 ×100 MWh、Mvarh ・ キーを押すと、項目選択に戻ります。 Varh設定 ・無効電力量を受電時に計測するか、 送電時に計測するかを選択します。 ・ キーを押して、受電時、送電時を選択します。 ・ キーを押すと、項目選択に戻ります。 相表示 ・相表示を(R、S、T)表記、(U、V、W)表記、(R、Y、B)表記の いずれにするか選択します。 ・ キーを押して、相表示を選択します。 ・ キーを押すと、項目選択に戻ります。   ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。   ・項目選択時に キーを押して、設定メニューに戻ると、設定がキャ ンセルされます。 12 不感帯の設定 ・計測値の不感帯を設定します。 不感帯設定画面 計測値の変化が設定した範囲内の時には値を更新しません。 表示のチラツキが気になる場合には大きめに設定して下さい。 定格値の0.1%単位で1.0%まで設定できます。 要素選択 ・ キーで要素を選択します。 ・ キーで要素を決定します。 設定値入力 ・ キーで設定値を入力します。   ・ キーを押すと要素選択に戻ります。   ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。 16
Page17

番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 13 バックライト ・バックライトの消灯モードの選択、明るさ、液晶のコントラストの調 バックライト設定画面 整を行います。 項目選択 ・ キーでバックライトモード、明るさ、コントラストの いずれかを選択します。   ・ キーで設定項目を決定します。 消灯モード ・ キーで消灯モードを選択します。 消灯モードでは自動OFF、常時ON、常時OFFの いずれかを選択します。   ・ キーを押すと、項目選択へ戻ります。 自動OFFは3分間キー操作が無い時に自動的にOFFします。 明るさ設定 ・バックライトの明るさ設定では0(消灯)から最大6まで6段階で 明るさが設定できます。   ・ キーで設定を選択します。   ・ キーを押すと、項目選択へ戻ります。 コントラスト設定 ・コントラストの設定では液晶のコントラストを調整します。 設置環境により液晶画面が見づらくなった時にコントラストを調整 して見やすくします。   ・ キーで調整します。 数値が小さくなる程、コントラストが薄くなります。   標準的な値は140です。 (コントラストは120〜170の調整幅があります。)   ・ キーで項目選択へ戻ります。   ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。   ・設定をキャンセルしたい場合は項目選択で キーを押して、 設定メニューへ戻って下さい。 14 トレンドグラフ設定 ・トレンドグラフの表示時間の設定を行います。 トレンドグラフ設定画面 なお、デマンド電力・電流表示の時は、ここで設定した値とは関係 なくデマンド時限の2倍で表示されます。   ・ キーで表示時間を選択します。   選択可能な時間は1h、3h、6h、12h、24hです。   ・ キーを押すと設定が確定され、設定メニューに戻ります。   ・設定をキャンセルしたい場合は、 キーで設定メニューへ戻って 下さい。 15 Whリセット ・電力量(無効電力量)、運転時間のリセットを行います。 電力量のリセット画面 要素選択 ・ キーでリセットする要素を選択します。   リセット要素は電力量(無効電力量)、運転時間です。   ・ キーを押すと、「ジッコウ」が点滅します。  まだリセットはされません。 3秒 ・ キーを3秒間押すと選択された要素がリセットされ   設定メニューに戻ります。 電力量、無効電力量は同時にリセットされます。   ・キャンセルする場合は、 キーで設定メニューに戻ります。 17
Page18

工場出荷時の設定値、警報の手動解除

番号 設定項目及び状態 キー操作 説明 表示例 16 初期化 ・設定値を全て工場出荷時の状態に戻します。設定操作が混乱した 設定の初期化画面 場合など最初から設定をやり直す時に初期化して下さい。   ・ キーを押すと「ジッコウ」が点滅します。まだ初期化はされません。   3秒 ・ キーを3秒間押すと設定値が初期化され、設定メニューに戻ります。  初期化された設定値は、工場出荷時の設定値の項を参照下さい。   ・キャンセルする場合は、 キーで設定メニューに戻ります。 ※現在の設定項目の確認もメニュー画面でできます。 17 入力仕様 ・入力タイプを設定します。 設定可能な仕様は、 ①入力回路 1P2W、1P3W、3P3W 入力設定画面  三相4線仕様は、3P4Wのみで切替えできません。  なお、入力回路を設定した場合、各設定値は初期化されます。 ②入力電圧 110, 220V  440V仕様は440Vのみで切替えできません。 項目選択 ・ キーで設定項目を選択します。   ・ キーを押して、設定項目を決定します。 入力回路選択 ・ キーで入力回路を選択します。   ・ キーを押すと、項目選択に戻ります。 入力電圧選択 ・ キーで入力電圧を選択します。   ・ キーを押すと、項目選択に戻ります。   ・ キーを押すと、設定が確定され設定メニューへ戻ります。   ・キャンセルする場合は、 キーで設定メニューに戻ります。 工場出荷時の設定値 (標準仕様であり、電流仕様は異なります。) 項目 設定値 項目 設定値 表 示 画 面 表示画面1(トレンドグラフ表示) 警 報 出 力 CH1:デマンド電力 960kW、手動復帰表示要素:電力 CH2:デマンド電流 80.0A、手動復帰 V T 比 三相 6600V  単相 100V モード:自動消灯 C T 比 三相 100A  単相 100A バックライト 明るさ:最大(6)コントラスト:140 主表示要素マスク 全要素表示 CH1:S相電流 1段目:電力量(受電) CH2:電力 副 表 示 要 素 2段目:電力 アナログ出力 CH3:RS相電圧 3段目:S相電流 CH4:周波数 電  圧:偏差表示実目盛 CH1:受電 1kWh/パルス 電  流:実目盛 パ ル ス 出 力 CH2:LAG 1kvarh/パルス バ ー グ ラ フ 電  力:両振れ実目盛無効電量:両振れ実目盛 通 信 速 度:9600 力  率:両振れ パ リ テ ィ:無し 周 波 数:45〜65Hz ア ド レ ス:01モ ー ド:ASCII 不 感 帯 定格の0.2% 通 信 設 定 デ ー タ 長:2ワード 電圧上限値:7260V(三相)、110.0V(単相) データ形式:BCD 設 定 指 針 電圧下限値:5940V(三相)、 90.0V(単相) LRCタイプ:TYPE1 その他の要素:OFF 電力量乗率:1kWh 電圧:最大定格値の1.0% 更 新 間 隔:0.5(秒)計測範囲下限値 電流:定格の2% 相 表 示:R、S、T 表 示 Wh表示乗率:自動乗率 デ マ ン ド デマンドタイプ:熱動型 無効電力量:受電時計測時限:30分 トレンドグラフ:12H 警報の手動解除 警報出力設定の復帰モードとして、手動復帰を選択している場合は、警報リセット操作を行うまで警報は持続します。 警報リセット操作は、下記のキー操作により行います。 設定項目及び状態 キー操作 説明 警報のリセット ・ キーを押すと、キーの説明画面が表示されます。   ・ キーを押すと、警報がリセットされ、計測モードに戻ります。 18
Page19

内部動作説明

内部動作説明 ①内部ブロック図 VT P1 P2 LCD表示器 P3 入 A/D CPU力 CT 1S 回 MPX ROM 路 変 RAM 操作スイッチ 1L 換 器 3S 出力回路 3L S1 電源回路 S2 G 注)上図は三相3線式の構成を示したものです。三相4線式では、入力のVT、CTの数が異なります。 ②動作の概要 ①電圧入力、電流入力はそれぞれTMW内部の小型VT、CTにより絶縁されて、入力回路で各入力に比例した信号として検出されます。 ②MPX(マルチプレクサ)及びA/D変換器で各入力信号は、高速でサンプリングされ、デジタル値としてCPUに与えられます。 ③CPU、ROM、RAMで構成された演算部で各測定量が演算され、結果をLCD表示器で表示します。  また、仕様により、アナログ出力・デジタル出力として外部へ出力いたします。 ③測定原理 ①電圧、電流 高速サンプリングした値を、入力の8周期間について、2乗して積算し、結果を開平します。これにより、入力の波形が歪んでいる場合にも、正しく実効値を測定 いたします。 ②電力 電圧入力、電流入力をそれぞれ高速サンプリングした値を乗算し、入力の8周期間について積算することにより、電力値を得ています。 三相3線式では、2電力計法の原理より、また、三相4線式では、3電力計法の原理より、各相ごとの電力を加算することにより、全体の電力値を得ています。 ③無効電力 電力値の測定と同様に、電圧入力と電流入力のサンプリング値を乗算しますが、その際、電流入力の周期の90°分を移相させて乗算いたいします。 その結果、無効電力値が得られます。電力の場合と同様に三相3線式では2相の、三相4線式では各相ごとの無効電力を加算することにより、全体の無効電力 値を得ています。 ④皮相電力 皮相電力は、電力値及び無効電力値から下記の式で計算しています。   VA=√W²̄+var² ⑤力率 力率は、電力値及び無効電力値から下記の式で計算しています。   PF=W/√W²̄+var² 尚、動作原理の異なる計器との間では、力率の値が異なることがありますので、ご注意下さい。 ⑥周波数 周波数は、電圧入力の波形の周期をカウンタにより検出し、周波数を演算しています。 ⑦デマンド電力、デマンド電流 デマンド電力、デマンド電流は、熱動型デマンドと算術平均型デマンドの2種類のデマンド値を用意しています。熱動型デマンド値は上記の電力または電流値の 指数移動平均をとることによりデマンド値を得ています。 算術平均型デマンド値は、デマンド時間内の電力または電流値の算術平均値を算出しています。 また、算術平均型デマンドの場合、デマンド時間経過後、デマンド値は自動的に0にリセットされ、再度積算されます。 (最大最小デマンド値は電源断の後、0にリセットされます。) ⑧電力量、無効電力量 電力量、無効電力量は、上記の電力または無効電力の値を一定の時間間隔で積算することにより得ています。 また、送電、受電をそれぞれ別々に積算して、潮流対応しています。また、無効電力量についても遅れ、進みとそれぞれ別々に積算しています。 電力量、無効電力量は、内部不発揮性メモリに記憶されており、電源断の後も保持されています。 (内部不発揮性メモリの性能としては、停電後10年以上のデータ保持を保証しています。) ⑨運転時間 いずれかの相に電流下限値設定されている値以上の電流が入力された場合、通電時間を積算いたします。 積算単位はh(時間)です。運転時間は、内部の不発揮性メモリに記憶されており、電源断の後も保持されています。(内部不発揮性メモリの性能としては、停電 後10年以上のデータ保存を保証しています。) 尚、ご指定により、相電圧入力による通電時間を積算することも可能ですので、ご相談下さい。 ⑩電流歪率、電圧歪率 高速サンプリングした値を8周期にわたり、DFT処理を行い、2次から15次までの全高調波実効値を求め、基本波実効値で割った値を百分率で表した値です。 19
Page20

マルチパワーメータ漏洩電流仕様、計測要素、入力タイプ、出力タイプ、性  能、形名構成

TMW マルチパワーメータ漏洩電流仕様 計測要素 通常の計測要素の他、下記漏洩電流要素を計測します。 Io 漏洩電流 Ioは漏洩電流の大きさ(ZCTの出力)を測定しています。 Ior 有効漏洩電流 Iorは抵抗成分による漏洩電流を演算で算出しています。 入力タイプ 1P2W/1P3W/3P3W 3P4Wタイプには漏洩電流仕様はありません。 使用可能なZCT 光商工 低圧用零相変流器各種 形式 定格電流 形式 定格電流 形式 定格電流 M30 100A BM30 100A AM30B 100A SM41 200A BM41 200A BM30A 100A SM64 400A BM64 400A BM41A 200A SM106 800A BM106 800A BM64A 400A SM120 1200A DM55B 300A SM156 2400A DM70B 400A SM240 3200A DM100B 600A 注)TMW漏洩電流仕様は光商工ZCTと組み合わせてご使用下さい。 出力タイプ 性  能 全種類の出力タイプ対応 漏洩電流以外の計測要素に関しては、P4をご覧下さい。 (出力タイプに関してはカタログ形名構成(P5)をご参照ください) 1) 許容差(組み合せZCTの誤差を含みません) Io 1.0% Ior 5.0% 2) 応答時間 表示   1.0秒 警報出力 2.0秒(漏洩電流要素、他の計測要素は1.0秒) 3) 計測レンジ 下記3つのレンジから選択します。 ・0〜 100mA ・0〜 300mA ・0〜1000mA 形名構成 TMW−33−□−□□−□ :1P2W/1P3W/3P3W 110/220V 5A 漏洩電流仕様 TMW−34−□−□□−□ :1P2W/1P3W/3P3W     440V 5A 漏洩電流仕様 20