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工場を無線化するにあたり、まずは無線方式を選定することになります。
本記事では、無線方式選定の際に確認すべき事項や乗り越えなければならない課題をご説明します。
このカタログについて
ドキュメント名 | 工場無線化における Wi Fi のメリット、デメリット |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 881.4Kb |
取り扱い企業 | 株式会社リョーサン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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工場無線化におけるWi-Fiのメリット、デメリット
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工場無線化におけるWi-Fiのメリット、デメリット
通信速度や安定性が高い有線LANは、工場などの産業現場でもよく使われていますが、ケーブル敷設の手間やコス
トがかかることがデメリットです。工場ラインの組み替えなど、配線変更が頻繁に発生するような現場では、より顕著な課
題となっています。これに対する有効な対策の1つとして、「無線化」が挙げられます。
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工場無線化に向けた無線方式の選定
工場を無線化するにあたり、まずは無線方式を選定することになりますが、その際には以下の項目について確認する必
要があります。
• 用途・アプリケーション
• 使用場所・距離
• データの種類・大きさ
• 通信速度・通信頻度
• 接続端末数
• 許容されるコスト
通信速度が速い、あまり大きなコストはかけられない、容易に導入したいなどの条件が付く場合、最も広く普及してい
る方式は、皆様よくご存じのWi-Fiです。本記事ではこのWi-Fiに注目し、そのメリット、デメリットについて考えてみたいと
思います。
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無線機器の選定における課題
無線の導入時には、乗り越えなければならない様々な課題があります。
• 敷地内に点在する建物や、その建物を覆う壁
• 無線機器を覆う金属の筐体
• 様々な機器から出るノイズ
• 付近に置かれている他の無線機器
• 使用エリアに舞うホコリや油、水、etc.
また実際の工場などでは、個人や会社の持ち物としてスマートフォンなどが持ち込まれているケースもありますので、それ
ら機器との電波干渉なども考慮する必要があります。
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Wi-Fi規格の歴史
一般的に Wi-Fi とは、IEEE 802.11 と呼ばれている通信規格を指します。
その歴史は古く、その第1世代は1997年に策定されています。その後11b、11a、11g、11nと更新されると共に高
速化され、2014年には11ac、そして2021年には11axが策定されました。またこの呼称は、2018年にWi-Fi
Allianceによって以下のように変更されています。
IEEE802.11n → Wi-Fi 4
IEEE802.11ac → Wi-Fi 5
IEEE802.11ax → Wi-Fi 6
次世代の規格となるWi-Fi 7は、Wi-Fi Allianceから Wi-Fi CERTIFIED 7TM として発表されました
(2024年1月8日)。
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Wi-Fi規格の歴史
これらの規格について、図にまとめてみました。
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もっと詳しく知りたい方へ
弊社テクラボサイトの『工場無線化におけるWi-Fiのメリット、デメリット』をご覧ください。
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