スマートファクトリー化へむけた RFID システム構築

スマートファクトリー化へむけた RFIDシステム構築 2021.05.10

作業の時短、人員削減に 話題の RFID 導入で効率アップ RF タグで無線通信 「非接触、遠隔、一括」読み取り可 　RFID（Radio Frequency identification）は RF タグによる電波（を 利用した無線通信）を使い、データを非接触で識別する技術・システ ムのことです。 　RFID には様々な種類がありますが、私たちの身近なところでは 「Suica」や「Pasmo」などの交通系 IC カードでもこのシステムが使 われています。 　在庫・資産管理や位置情報把握のために、店舗や流通といった場面 でも RF タグが導入・利用されています。 　RFID システムには IC チップを埋めた媒体 RF タグ、データを読み 取るリーダー、アンテナ、そしてデータ処理を行う PC などの上位機 器が必要です。 　RF タグには様々な種類がありますが、電池を内蔵せず、アンテナ からの電波に反応して無線通信を行うパッシブタグは、近年世界的に 大量生産が行われ始めたことにより、価格が低下し、導入しやすくな りました。 　電池を持たないため薄く小型で、ラベルとして物品に貼り付けるこ とで、在庫管理などに利用できます。 RFID の特徴 ①複数のタグを一括読み取り 　　電波が届く範囲であればRFタグを一括読み取りすることができます。 　　バーコードのように１つ１つをスキャンする必要がありません。 ②非接触、長距離での読み取り 　　無線通信を行うので数メートル離れた距離でも読み取れます。 　　遠くにあるタグ、高い位置にあるタグなど移動や脚立の使用をしなくて済みます。 　　非接触なので接触感染といったリスクを減らせます。 ③箱の外からの読み取り 　　無線通信を行うので箱の外からでも読み取れます。 　　箱を開封していちいち取り出すといった手間が省けます。 ④汚れに強い 　　無線通信を行うのでタグ表面が汚れていても読み取りに問題がありません。 ⑤データの書き換えができる 　　入荷、加工、出荷時の状況や工場データ、作業者、製造月日などを記録できます。 →棚卸しなどに要する時間が短縮、安全確保

RFID の活用シーン 資産管理・在庫管理 　RFID のアンテナをスペースの天井、壁、出入り口などに複 数枚設置し、定期的に自動で RF タグを読み込むことで、棚卸 しを自動化することができます。また、ハンディリーダーで一 定区間の RF タグを読み取る方法もあり、設置するアンテナの 数量やコストなどの兼ね合いによっては、この方法で人的にタ グを読み込むことも可能です。 　タグをつけた物品の動線を把握できるため、監視や貸し借り の自動化も行えます。カートや工具に RF タグをつけることで、 紛失防止や保全管理を行うこともできます。 ▲ RFID による資産管理の流れ 　RF タグは RFID プリンターを利用すると IC チップへのデー タの書き込み、及びラベルを作成することができます。 ▲とにかく量の多い物品の管理には RF タグの導入をすすめたい 作業指示 履歴管理 　工場のラインなどで、流れてくる物品に RF タグをつけ、 　流通過程で RF タグに情報の書き込みができます。生産、 各ポイントに設置したリーダーで情報を読み込むことで、 加工、出荷を行ったそれぞれの場所や作業者、製造日、賞 現在の状況を把握できます。 味期限、検査結果などの情報を追加していくことが可能で 　その読み込んだデータを利用してマシーンと連携させる す。一元管理ができるためトレーサビリティが実現できる ことで、仕分けを自動化などが行えます。 ほか、生産性、品質の向上を狙えるでしょう。 　人為的なミスを抑えるのに役立ちます。 　RF タグに入れた情報を消費者に開示し、ブランド品の 証明としても利用できます。 ギガテックでは RFID のシステム開発を行なっています。 「RFID を利用して在庫管理を行いたい」 「導入したいがどういった RF タグ、リーダーが必要か、また相場感がわからない」 といった、RFID 導入に対するご相談も受け付けています。 ギガテック株式会社 URL giga -technology .co.jp TEL 050-5830-4039 Mail support @giga -technology.com