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マニュアルDXで業務改善・属人化解消事例

事例紹介

PC操作マニュアル作成のDojo、現場作業マニュアル作成のDojoウェブマニュアルを導入してどう課題を解決したのか。具体的な事例をご覧いただけます。

PC操作マニュアル作成のDojo、現場作業マニュアル作成のDojoウェブマニュアルを導入してどう課題を解決したのか。7社の具体的な事例をご覧いただけます。
・NTTグループ
・美濃加茂市役所
・トランスコスモス株式会社
・株式会社ダスキン
・株式会社ロイヤルホテル
・ワッティー株式会社
・JFEミネラル株式会社

このカタログについて

ドキュメント名 マニュアルDXで業務改善・属人化解消事例
ドキュメント種別 事例紹介
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このカタログの内容

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Case Study 導入企業7社が語る マニュアルDXで業務改善・ 属人化解消事例
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NTTコムウェア株式会社/NTTファイナンス株式会社 株式会社NTT ExCパートナー/NTTアドバンステクノロジ株式会社 セットアップから始められるレベル。容易な や、随時更新される改訂版マニュアルがある ザー数が多いため、リバースプロキシを立て 管理者よって「微妙にフォーマットが異なる」 が終わる頃には、ほとんどのユーザーから4点 利用している学習管理システムを提供して オペレーションだと感じました。③はひとつ なかから、目的のマニュアルを面倒な手間な てシミュレーションコンテンツの表示を高速 「編集の繰り返しでアンカータグが挿入され の回答をもらうことができました。理解に遅 ユーザーの学習履歴を可視化。その可視化 「NTTグループのDXを推進し、お客様のDX支援につなげる の製品でマニュアルと動的コンテンツの両方 く、どれだけ手軽かつピンポイントに参照で 化させるなど、システム面を含めた導入支援 てしまう 」場 合 が ありま す 。そ の 場 合 、 延がみられる個社については関連企業のサ データを調達部門リーダーにフィードバック を作成できるわけですから、十分なコストパ ある程度、開発が進まないとマニュアルは作 きるかがポイントになります。まず、これだけ を実施しました。さらに、マニュアル作成に MatchManualで管理するとエラーが発生す ポートを仰ぐなど、コミュニケーション強化 し、さらなる業務習熟の醸成を促しました。 バックオフィス業務改革DXプロジェクト『グループ共通IT』の業務習熟に フォーマンスがあります。よって「グループ共 成できませんから、本格的に業務習熟が始 膨大な量になると、これまでのような「圧縮 関わる管理者が多数となることから、管理権 る可能性がありますが、Dojoで作成しジェネ によって業務習熟を醸成。最終的にはすべて 毎週ディスカッションを行って調達部門リー Dojoが大きな役割を果たしました」 通IT」の業務習熟におけるツールはDojoが適 まったのは2022年8月以降です。また、5領域 したマニュアルファイルをダウンロードし、 限設定の雛形を提供しました。 レートしたWordファイルは一切エラーが起 の会社から「準備が整いました」と回答を得 ダーと信頼関係を築いていったこと、個人の していると判断し、導入することにしました。 のシステム開発は横並びのスタートではない ローカル環境で参照」といった手法は使えま MatchManualはGPUなしでの運用にも対応し きませんでした。最初に600件ほど登録し、 ることができました。 進捗状況しっかりウォッチしていったことな ため、習熟を開始するタイミングは同時では せん。ユーザビリティを考えると、クラウドの ているため、GPUが必須である製品に比べて まったくエラーが起きなかったため、我々が ちなみに、財務のマニュアルは目次項目でい どにより、無事にカットオーバーを迎えるこ NTTグループ115社約25万人が利用するバックオフィス業務改革DXプロジェクト「グループ共通IT」を推進したNTTコムウェア株式会社様、 NTTファイナンス株式会社様、株式会社NTT ExCパートナー様、NTTアドバンステクノロジ株式会社様に、Dojoを導入した経緯と効果などについて話を伺いました。 ありません。そういった状況のなか、それぞれ 共有スペースにマニュアルやシミュレーショ サーバ調達・維持コストを安価に抑えることが 驚いたほどです。 うと400項目ほどありました。そのなかで、と とができました。 の領域の担当会社がマニュアルとシミュ ンコンテンツを集約し、ブラウザだけで手軽 できます。さまざまな企業のナレッジや履歴の くに重要なのは操作手順を学習する約150 の推進、株主還元の充実による企業価値の向 レーションコンテンツを作成し、個社のチェ に参照できる仕組みがベストです。そういっ 管理、FAQの整備などにご活用いただけます。 項目。この項目について、財務システムのプロ 上」という4つの柱を掲げました。そのなかの ンジエージェントと連携しながら、秋から年 たソリューションを社内外でリサーチしたと トタイプ版をベースに、マニュアルやシミュ 「お客さまのデジタルトランスフォーメーショ 業務習熟において、ツールと同等に重要だと 末にかけて「知る(認知)」「分かる(理解)」の ころ、NTTアドバンステクノロジのナレッジ 今回はバックスオフィス5領域のプロジェク レーションコンテンツを作成していったわけ ンを支援」を推進していくには、「自らのデジ かなければなりません。そこで、システムの根 境でシミュレーション操作を行い、オペレー 考えたのは「業務習熟を高める体制づくり」 ステップを展開。2023年1月初旬からカット 検索システムMatchManualが合致しました。 トでしたが、今後もDXを推進するなかで着手 ですが、Dojoは操作画面を自動的にキャプ タルトランスフォーメーションを推進」が前提 幹にはSAPを中心としたグローバルスタン ションを理解するステップです。我々が求め です。とくに今回は財務、調達、ビリング、決 オーバー前までは「できる(体得)」ステップを MatchManualは、マニュアルやシミュレー しなければならないバックスオフィス業務が チャーし文字入力スペースも用意してくれま ということで、白羽の矢が立ったのがバック ダード製品を選定「。アプリケーション(システ たデジタルツールは、ステップ1における業務 裁、勤務管理の5領域を同時に刷新するわけ 実施し、最終的なオペレーションを体感し業 ションコンテンツをデータベース化し一元管 マニュアルを作成する環境によってインター 出てきます。また、個社に目を向けると、マ すから、慌ただしいなかでも効率的に作業を オフィスでした。 ム開発)」と「データ(移行)」を並行させなが マニュアルを効率的に作成するためのツール ですから、例えば、財務担当であっても調達、 務遂行が可能であるという意識の醸成に注 理が可能。更新や差し替えも、最小限の工数 ネット接続の可否がありましたが、Dojoは環 ニュアルでの管理が行き届いていない業務、 進めることができました。Dojoを導入して本 これまでバックオフィスは、個社ごとに最適 らプロジェクトを進めていきました。 と、ステップ2における本番環境を疑似体験 ビリング、決裁、勤務管理の業務習熟が求め 力していきました。駆け足ではありましたが、 で行うことができます。何よりも、参照したい 境に合わせてライセンスを選ぶことができま あるいはマニュアル化されていない業務が 当に助かったと実感しています。 化したシステムを利用してきました。しかし、 「グループ共通IT」のような大規模なプロジェ できる動的コンテンツ作成ツールの2つ。最 られます。このように、ユーザーが理解しな 各社チェンジエージェントの責任感を持った マニュアルやシミュレーションコンテンツの した。インターネットにつながっているOA環 数多くあると考えています。 「自らのデジタルトランスフォーメーションを クトとなると、開発の部分を注視しがちです 終場面のステップ3の「できる(体得)」では、 ければならない領域が多岐にわたるため、業 取り組みにより、業務習熟をスムーズに進め 検索キーワードをブラウザ画面に入力すれ 境では、インターネットで認証するライセン 今回の「グループ共通IT」を通じ、Dojoと 推進」を展開し、「お客さまのデジタルトラン が、実は今回、重視したのは「プロセス(業務)」 実機で本番のシステムを操作して業務習熟 務習熟を高める体制に必要な旗振り役は、 ることができました。 ば、AIエンジンが該当するページやコンテン ス、インターネットにつながっていない開発 MatchManualの知見とノウハウを蓄積でき 左から NTTファイナンス株式会社 アカウンティング部 システム部門 経理DX推進担当 担当課長 村田 和信様/株式会社NTT ExCパート スフォーメーションを支援」していくには、 の部分です。「アプリケーション(システム)」 度を滞りなく業務実施できる水準まで高め 「グループ共通IT」を開発・提供する我々だけ ツを見つけ出し、ピンポイントで提示する機 環境では、ライセンスサーバーを立てて認証 ましたから、EX(Employee Experience)を ナー DX調達事業部 業務システム部門 業務推進担当 担当課長 小沼 豊様/NTTコムウェア株式会社 エンタープライズソリューション事 業本部 エンタープライズビジネスソリューション部 ソリューションコンサル部門 担当課長 佐藤 匡様/NTTアドバンステクノロジ株式会社 バックオフィスのデータ共有と一元化は必 「データ(移行)」に関しては、開発側に依存す ていきます。 では足りません。 能が秀逸でした。現在、MatchManualで管理 するライセンスが選べます。マニュアルづく 向上させるためにも、今後もDX推進と並行し Value Co-creation事業本部 カスタマーエンゲージメントビジネスユニット 主査 眞田 仁衛様、主任 板垣 涼子様 須。勘定科目をはじめ、取引先コードや提供 る領域であり、これまでの実績から高い信頼 そこで、業務習熟全体の体制づくりに取り組 マニュアルとシミュレーションコンテンツを しているマニュアルおよびシミュレーション りをするうえで、環境を問わず同じアプリ てマニュアル作成とその管理に取り組んでい 2023年4月に一斉導入するという一大プロ サービス、売り上げまで含めたマスタデータ を置いています。憂慮していたのは、2023年4 み、図2のようなピラミッド型の仕組みを考 用いて業務習熟を展開するうえで、テンダさ コンテンツは700以上。集約する仕組みを標 ケーションでマニュアル作成ができるのは本 きたいと思います。 (2023年 現在) ジェクトがバックオフィス業務改革DXプロ をグループ全体で共有できれば、このデータ 月一斉にカットオーバーした際、グループ115 案。この体制で重要な役割を担うのは、個社 んの講習会とセミナーは大きな支えとなりま 準化できたため、これを機に「グループ共通 当に便利でした。 ジェクト「グループ共通IT」です。当該システム を活用して「お客さまのデジタルトランス 社約25万人がシステムを理解し、滞りなく利 推進リーダ(チェンジエージェント)です。そ した。NTTコムウェアに関しては、2022年8月 I T 」以 外 の人 事 シス テムマ ニ ュアル も の開発、および導入の横断体制を推進してい フォーメーションを支援」を戦略的に推進す 用できる状況にあるかということ。つまり、約 れぞれ個社のチェンジエージェントが旗振り ぐらいから初級編と中級編の操作指導講習 MatchManualで管理するようになりました。 NTTコムウェア株式会社 く事務局の役割を担ったのがNTTコムウェア ることができます。 25万人の利用者にくまなく業務習熟を行き渡 役となり、自社における業務習熟のサポート 会を開催してもらい、その様子を動画にして 不要となる重複したキャプチャー画面を一気 創   業 :1997年9月 で、新業務プロセスの策定および利用各社向 そこで、バックオフィスのベースとなる財務、 代 表 者 :代表取締役社長 社長執行役員 らせ、新システムを利用開始するという機運 と意識改革を推進していきます。この体制な 参加できなかった開発メンバーにも共有。さ に削除する機能や、ファイルサイズを節約す 黒岩 真人 けにサービスとして提供する役割が NTTファ 調達、ビリング、決裁、勤務管理の5領域を を醸成させる必要がありました。 ら業務習熟の機運醸成に加え、当事者となる らに、無料のトレーニングセミナーも活用さ る機能など、痒いところに手が届く機能が豊 業務習熟を高めるには実機環境を使ってい 資 本 金 :200億円 イナンス(財務システム担当)、NTT ExCパー ピックアップ。これらのシステムをグループ全 ことで「自らのデジタルトランスフォーメー せていただきました。また、NTTファイナン 富に用意されていました。こうした実作業に ただくのがベストですが、どうしてもアカウン 従 業 員 数 :6,201名(2023年6月末) 業 務 内 容 : トナー(調達システム担当)となります。また、 体の横軸で連携するエンタープライズアーキ ションを推進」の加速も期待できると考え、 ス、NTT ExCパートナーにおいても、前述し 即したユーザビリティの高い機能により、効率 ト数に制限があります。そこで、大きな補助 1.情報通信システム及びこれに関わるソフトウェア又 Dojoとともにアダプションツールとして採用 テクチャを設計し、それを共通言語にグルー マニュアル作成ツールと動的コンテンツ作成 2022年4月から体制をスタートさせました。 たようにマニュアル作成に取り掛かるタイミ 良くマニュアルを作成することができました。 となったのがDojoのシミュレーションコン は、各種装置の開発、製作、運用、保守及びそれらの受託、 2.情報通信システム及びこれに関わるソフトウェア又 させていただいたMatchManualの提供者 プの垣根を越えたバックオフィス業務改革 ツールに分け、いくつかの製品を比較・検討し 機運醸成に加え、当事者となることで「自ら ングが異なっていたため、それぞれに対して テンツです。実機を操作しているような感覚 は、各種装置の販売及び賃貸、3.電気通信事業法に基づ が、NTTアドバンステクノロジとなります。 DXプロジェクト「グループ共通IT」として進 く電気通信事業、4.電気通信工事の請負、5.通信機器及 まず、旧来の「印刷したマニュアルをもとにし ていきました。そのなかで唯一、ひとつの製 のデジタルトランスフォーメーションを推 同様の講習会とセミナーを開催いただき、テ で画面遷移を確認できますから、ユーザーは び各種ネットワークサービスの販売取次業務、6.情報処 おかげさまで今回の「グループ共通IT」は、日 めていくことにしました。 た説明会」というスタイルは、「グループ共通 品でマニュアルと動的コンテンツ(Dojoでは 進」の加速も期待できると考え、2022年4月 ンダさんには大きな負荷をかけてしまいまし Dojoを導入していない個社から、編集可能な 2022年10~12月にかけては、Dojoで作成し 実機を操作しなくても、大まかな作業イメー 理サービス業並びに情報提供サービス業、7.ネットワー クを介して提供される音声・映像・文字等のコンテンツ 本国内におけるさまざまなシーンにおいてプ IT」の規模と期間を考えると、労力と時間が シミュレーションコンテンツ)の両方を作成 から体制をスタートさせました。 た。テンダさんの柔軟なサポートには大変感 PowerPointファイルのマニュアルがほしい たマニュアルとシミュレーションコンテンツ ジは確認できたと思います。また、Dojoを利 製作及び販売、8.前各号に関する企画、調査、研究、研修 ロジェクト・マネジメントが適用され、優れた 及びコンサルティングの受託 カットオーバーまでの全体フロー かかり過ぎます。新型コロナウイルスの影響 できたのがDojoでした。そこで、Dojoを購入 謝しています。 というリクエストがありました。もちろん、 による「知る(認知)」「分かる(理解)」のオン 用するうえでテンダさんに設けていただいた 成果を生み出しているプロジェクトを表彰す ■NTTグループ115社約25万人の業務習熟に でリモートワークが中心になっている状況 し、以下の観点でPoC(Proof of Concept: DojoはPowerPointファイルにジェネレート ライン研修、2023年からは実機による「でき トレーニングの機会は、スムーズなマニュア る「PM Award 2023」にて、優秀プロジェク と、DXで業務習熟を効率化したいという2つ 概念実証)を実施することにしました。 できるため、まったく問題ありません。ほかに る(体得)」の業務習熟を展開しました。その ル作成に欠かせないものでした。ヘルプデス 「グループ共通IT」の概要  課題 ト賞と特別賞のウェルビーイング賞を受賞す の面を考慮し、我々はデジタルツールに活路  ①SAPなどのグローバルスタンダード製品 も、WordやExcel、PDFなどにもジェネレート なかで2022年度のオンライン研修時、個社 クのレスポンスも良く、Dojoの操作手順を丁 NTTコムウェア株式会社  ることができました。 「グループ共通IT」では「、アプリケーション(シ を求めました。   上で問題なく動作するか できるため、データ共有はもちろん、個社仕 のチェンジエージェントを通じて「2023年4 寧にレクチャーしていただきました。ありが エンタープライズソリューション事業本部 ステム)「」データ(移行)「」プロセス(業務)」の 様に編集・加筆する場合も対応することが可 月に業務ができる準備」の可否を問うユー とうございました。 ■財務、調達、ビリング、決裁、勤務管理の そこで、業務習熟度の向上について「知る(認  ②誰でも使える操作性を有しているか MatchManualは利用環境に合わせてカスタ エンタープライズビジネスソリューション部 3つの観点を注視しながら進めてきました。ま ソリューションコンサル部門 担当課長 佐藤 匡様   5領域をDXで一元化 知)」「分かる(理解)」「できる(体得)」の3つの  ③コストパフォーマンス マニュアルやシミュレーションコンテンツを マイズできるシステムです。当初、Dojoで作成 能です。 ザーアンケートを実施。5段階評価4点の回答 「2023年4月に業務ができる準備」は我々も ず「、アプリケーション(システム)」で重視した ステップに分けました(図1)。「知る(認知)」 ①はSAPほか、対象となるすべてのグローバ 活用する際、標準マニュアルのほかに、段階 したシミュレーションコンテンツの参照に問 を目標にしていましたが、当初はなかなか到 重視していました。導入会社の調達部門リー ■NTTコムウェアがシステム開発と NTTが2018年に策定した中期経営戦略 のは、グローバルスタンダードであること。長 はマニュアルをもとに、作業イメージを認知 ル製品で問題なく軽快に動作することを確認 的にリリースされるマニュアル(準正常処理 題がありましたが、すぐにカスタマイズで対 達しませんでした。そこで、シミュレーション ダーを通じ、ユーザーアンケートや進捗管理  導入に向けた横断事務局を推進 「Your Value Partner 2025」では、「お客さ い歴史と知見を併せ持つNTTグループです するステップです。「分かる(理解)」は疑似環 できました。②は説明書を読めば誰でも初期 や異常時の対応を記した補助マニュアル) 応させていただきました。また、今回はユー 手作業でWordのマニュアルを編集すると、 コンテンツをフル活用したところ、実機研修 の報告はもちろん、希望した個社には当社で 財務、調達、請求(以下、ビリング)、決裁、勤務 まのデジタルトランスフォーメーションを支 が、国内外を問わずグローバルにビジネスを 管理の5領域において、NTTグループ115社約 援」「自らのデジタルトランスフォーメーショ 展開していくには、グローバルスタンダードを 25万人が利用する新たな共通システムを ンを推進」「人・技術・資産の活用」「ESG経営 取り入れてスピーディーに業務を推進してい
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Dojoの活用事例 セットアップから始められるレベル。容易な や、随時更新される改訂版マニュアルがある ザー数が多いため、リバースプロキシを立て 管理者よって「微妙にフォーマットが異なる」 が終わる頃には、ほとんどのユーザーから4点 利用している学習管理システムを提供して 図1 オペレーションだと感じました。③はひとつ なかから、目的のマニュアルを面倒な手間な てシミュレーションコンテンツの表示を高速 「編集の繰り返しでアンカータグが挿入され の回答をもらうことができました。理解に遅 ユーザーの学習履歴を可視化。その可視化 業務習熟 の 醸 成フェーズ の製品でマニュアルと動的コンテンツの両方 く、どれだけ手軽かつピンポイントに参照で 化させるなど、システム面を含めた導入支援 てしまう 」場 合 が ありま す 。そ の 場 合 、 延がみられる個社については関連企業のサ データを調達部門リーダーにフィードバック を作成できるわけですから、十分なコストパ ある程度、開発が進まないとマニュアルは作 きるかがポイントになります。まず、これだけ を実施しました。さらに、マニュアル作成に MatchManualで管理するとエラーが発生す ポートを仰ぐなど、コミュニケーション強化 し、さらなる業務習熟の醸成を促しました。 フォーマンスがあります。よって「グループ共 成できませんから、本格的に業務習熟が始 膨大な量になると、これまでのような「圧縮 関わる管理者が多数となることから、管理権 る可能性がありますが、Dojoで作成しジェネ によって業務習熟を醸成。最終的にはすべて 毎週ディスカッションを行って調達部門リー 通IT」の業務習熟におけるツールはDojoが適 まったのは2022年8月以降です。また、5領域 したマニュアルファイルをダウンロードし、 限設定の雛形を提供しました。 レートしたWordファイルは一切エラーが起 の会社から「準備が整いました」と回答を得 ダーと信頼関係を築いていったこと、個人の していると判断し、導入することにしました。 のシステム開発は横並びのスタートではない ローカル環境で参照」といった手法は使えま MatchManualはGPUなしでの運用にも対応し きませんでした。最初に600件ほど登録し、 ることができました。 進捗状況しっかりウォッチしていったことな ため、習熟を開始するタイミングは同時では せん。ユーザビリティを考えると、クラウドの ているため、GPUが必須である製品に比べて まったくエラーが起きなかったため、我々が ちなみに、財務のマニュアルは目次項目でい どにより、無事にカットオーバーを迎えるこ 業務習熟のための体制づくり ありません。そういった状況のなか、それぞれ 共有スペースにマニュアルやシミュレーショ サーバ調達・維持コストを安価に抑えることが 驚いたほどです。 うと400項目ほどありました。そのなかで、と とができました。 の領域の担当会社がマニュアルとシミュ ンコンテンツを集約し、ブラウザだけで手軽 できます。さまざまな企業のナレッジや履歴の くに重要なのは操作手順を学習する約150 の推進、株主還元の充実による企業価値の向 ■個社ごとに旗振り役の レーションコンテンツを作成し、個社のチェ に参照できる仕組みがベストです。そういっ 管理、FAQの整備などにご活用いただけます。 項目。この項目について、財務システムのプロ 上」という4つの柱を掲げました。そのなかの 図版提供:  チェンジエージェントを配置 NTTコムウェア株式会社 ンジエージェントと連携しながら、秋から年 たソリューションを社内外でリサーチしたと トタイプ版をベースに、マニュアルやシミュ 「お客さまのデジタルトランスフォーメーショ 業務習熟において、ツールと同等に重要だと 末にかけて「知る(認知)」「分かる(理解)」の ころ、NTTアドバンステクノロジのナレッジ 今回はバックスオフィス5領域のプロジェク レーションコンテンツを作成していったわけ ンを支援」を推進していくには、「自らのデジ かなければなりません。そこで、システムの根 境でシミュレーション操作を行い、オペレー 考えたのは「業務習熟を高める体制づくり」 ステップを展開。2023年1月初旬からカット 検索システムMatchManualが合致しました。 トでしたが、今後もDXを推進するなかで着手 ですが、Dojoは操作画面を自動的にキャプ タルトランスフォーメーションを推進」が前提 幹にはSAPを中心としたグローバルスタン ションを理解するステップです。我々が求め です。とくに今回は財務、調達、ビリング、決 オーバー前までは「できる(体得)」ステップを MatchManualは、マニュアルやシミュレー しなければならないバックスオフィス業務が チャーし文字入力スペースも用意してくれま ということで、白羽の矢が立ったのがバック ダード製品を選定「。アプリケーション(システ たデジタルツールは、ステップ1における業務 裁、勤務管理の5領域を同時に刷新するわけ 実施し、最終的なオペレーションを体感し業 ションコンテンツをデータベース化し一元管 マニュアルを作成する環境によってインター 出てきます。また、個社に目を向けると、マ すから、慌ただしいなかでも効率的に作業を オフィスでした。 ム開発)」と「データ(移行)」を並行させなが マニュアルを効率的に作成するためのツール ですから、例えば、財務担当であっても調達、 務遂行が可能であるという意識の醸成に注 理が可能。更新や差し替えも、最小限の工数 ネット接続の可否がありましたが、Dojoは環 ニュアルでの管理が行き届いていない業務、 進めることができました。Dojoを導入して本 これまでバックオフィスは、個社ごとに最適 らプロジェクトを進めていきました。 と、ステップ2における本番環境を疑似体験 ビリング、決裁、勤務管理の業務習熟が求め 力していきました。駆け足ではありましたが、 で行うことができます。何よりも、参照したい 境に合わせてライセンスを選ぶことができま あるいはマニュアル化されていない業務が 当に助かったと実感しています。 化したシステムを利用してきました。しかし、 「グループ共通IT」のような大規模なプロジェ できる動的コンテンツ作成ツールの2つ。最 られます。このように、ユーザーが理解しな 各社チェンジエージェントの責任感を持った マニュアルやシミュレーションコンテンツの した。インターネットにつながっているOA環 数多くあると考えています。 「自らのデジタルトランスフォーメーションを クトとなると、開発の部分を注視しがちです 終場面のステップ3の「できる(体得)」では、 ければならない領域が多岐にわたるため、業 取り組みにより、業務習熟をスムーズに進め 検索キーワードをブラウザ画面に入力すれ 境では、インターネットで認証するライセン 今回の「グループ共通IT」を通じ、Dojoと 推進」を展開し、「お客さまのデジタルトラン が、実は今回、重視したのは「プロセス(業務)」 実機で本番のシステムを操作して業務習熟 務習熟を高める体制に必要な旗振り役は、 ることができました。 ば、AIエンジンが該当するページやコンテン ス、インターネットにつながっていない開発 MatchManualの知見とノウハウを蓄積でき スフォーメーションを支援」していくには、 の部分です。「アプリケーション(システム)」 度を滞りなく業務実施できる水準まで高め 「グループ共通IT」を開発・提供する我々だけ ツを見つけ出し、ピンポイントで提示する機 環境では、ライセンスサーバーを立てて認証 ましたから、EX(Employee Experience)を バックオフィスのデータ共有と一元化は必 「データ(移行)」に関しては、開発側に依存す ていきます。 では足りません。 能が秀逸でした。現在、MatchManualで管理 するライセンスが選べます。マニュアルづく 向上させるためにも、今後もDX推進と並行し 須。勘定科目をはじめ、取引先コードや提供 る領域であり、これまでの実績から高い信頼 そこで、業務習熟全体の体制づくりに取り組 マニュアルとシミュレーションコンテンツを しているマニュアルおよびシミュレーション りをするうえで、環境を問わず同じアプリ てマニュアル作成とその管理に取り組んでい 2023年4月に一斉導入するという一大プロ サービス、売り上げまで含めたマスタデータ を置いています。憂慮していたのは、2023年4 み、図2のようなピラミッド型の仕組みを考 用いて業務習熟を展開するうえで、テンダさ コンテンツは700以上。集約する仕組みを標 ケーションでマニュアル作成ができるのは本 きたいと思います。 ジェクトがバックオフィス業務改革DXプロ をグループ全体で共有できれば、このデータ 月一斉にカットオーバーした際、グループ115 案。この体制で重要な役割を担うのは、個社 んの講習会とセミナーは大きな支えとなりま 準化できたため、これを機に「グループ共通 当に便利でした。 ジェクト「グループ共通IT」です。当該システム を活用して「お客さまのデジタルトランス 社約25万人がシステムを理解し、滞りなく利 推進リーダ(チェンジエージェント)です。そ した。NTTコムウェアに関しては、2022年8月 I T 」以 外 の人 事 シス テムマ ニ ュアル も の開発、および導入の横断体制を推進してい フォーメーションを支援」を戦略的に推進す 用できる状況にあるかということ。つまり、約 れぞれ個社のチェンジエージェントが旗振り ぐらいから初級編と中級編の操作指導講習 MatchManualで管理するようになりました。 く事務局の役割を担ったのがNTTコムウェア ることができます。 25万人の利用者にくまなく業務習熟を行き渡 役となり、自社における業務習熟のサポート 会を開催してもらい、その様子を動画にして 不要となる重複したキャプチャー画面を一気 で、新業務プロセスの策定および利用各社向 そこで、バックオフィスのベースとなる財務、 らせ、新システムを利用開始するという機運 と意識改革を推進していきます。この体制な 参加できなかった開発メンバーにも共有。さ に削除する機能や、ファイルサイズを節約す けにサービスとして提供する役割が NTTファ 調達、ビリング、決裁、勤務管理の5領域を を醸成させる必要がありました。 ら業務習熟の機運醸成に加え、当事者となる らに、無料のトレーニングセミナーも活用さ る機能など、痒いところに手が届く機能が豊 業務習熟を高めるには実機環境を使ってい イナンス(財務システム担当)、NTT ExCパー ピックアップ。これらのシステムをグループ全 ■マニュアルと動的コンテンツの両方を ことで「自らのデジタルトランスフォーメー せていただきました。また、NTTファイナン 富に用意されていました。こうした実作業に ただくのがベストですが、どうしてもアカウン トナー(調達システム担当)となります。また、 体の横軸で連携するエンタープライズアーキ 業務習熟のためのツール  作成できるDojo ションを推進」の加速も期待できると考え、 ス、NTT ExCパートナーにおいても、前述し 即したユーザビリティの高い機能により、効率 ト数に制限があります。そこで、大きな補助 Dojoとともにアダプションツールとして採用 テクチャを設計し、それを共通言語にグルー マニュアル作成ツールと動的コンテンツ作成 2022年4月から体制をスタートさせました。 たようにマニュアル作成に取り掛かるタイミ 良くマニュアルを作成することができました。 となったのがDojoのシミュレーションコン させていただいたMatchManualの提供者 プの垣根を越えたバックオフィス業務改革 ■業務習熟に求めたデジタルツール ツールに分け、いくつかの製品を比較・検討し 機運醸成に加え、当事者となることで「自ら ングが異なっていたため、それぞれに対して テンツです。実機を操作しているような感覚 が、NTTアドバンステクノロジとなります。 DXプロジェクト「グループ共通IT」として進 まず、旧来の「印刷したマニュアルをもとにし ていきました。そのなかで唯一、ひとつの製 のデジタルトランスフォーメーションを推 同様の講習会とセミナーを開催いただき、テ で画面遷移を確認できますから、ユーザーは おかげさまで今回の「グループ共通IT」は、日 めていくことにしました。 た説明会」というスタイルは、「グループ共通 品でマニュアルと動的コンテンツ(Dojoでは 進」の加速も期待できると考え、2022年4月 ンダさんには大きな負荷をかけてしまいまし Dojoを導入していない個社から、編集可能な 2022年10~12月にかけては、Dojoで作成し 実機を操作しなくても、大まかな作業イメー 本国内におけるさまざまなシーンにおいてプ IT」の規模と期間を考えると、労力と時間が シミュレーションコンテンツ)の両方を作成 から体制をスタートさせました。 た。テンダさんの柔軟なサポートには大変感 PowerPointファイルのマニュアルがほしい たマニュアルとシミュレーションコンテンツ ジは確認できたと思います。また、Dojoを利 ロジェクト・マネジメントが適用され、優れた かかり過ぎます。新型コロナウイルスの影響 できたのがDojoでした。そこで、Dojoを購入 謝しています。 というリクエストがありました。もちろん、 による「知る(認知)」「分かる(理解)」のオン 用するうえでテンダさんに設けていただいた 図2 成果を生み出しているプロジェクトを表彰す でリモートワークが中心になっている状況 し、以下の観点でPoC(Proof of Concept: 業務習熟 の DojoはPowerPointファイルにジェネレート ライン研修、2023年からは実機による「でき トレーニングの機会は、スムーズなマニュア る「PM Award 2023」にて、優秀プロジェク 展開体 制 と、DXで業務習熟を効率化したいという2つ 概念実証)を実施することにしました。 できるため、まったく問題ありません。ほかに る(体得)」の業務習熟を展開しました。その ル作成に欠かせないものでした。ヘルプデス ト賞と特別賞のウェルビーイング賞を受賞す の面を考慮し、我々はデジタルツールに活路  ①SAPなどのグローバルスタンダード製品 も、WordやExcel、PDFなどにもジェネレート なかで2022年度のオンライン研修時、個社 クのレスポンスも良く、Dojoの操作手順を丁 ることができました。 「グループ共通IT」では「、アプリケーション(シ を求めました。   上で問題なく動作するか できるため、データ共有はもちろん、個社仕 のチェンジエージェントを通じて「2023年4 寧にレクチャーしていただきました。ありが ステム)「」データ(移行)「」プロセス(業務)」の そこで、業務習熟度の向上について「知る(認  ②誰でも使える操作性を有しているか MatchManualは利用環境に合わせてカスタ 様に編集・加筆する場合も対応することが可 月に業務ができる準備」の可否を問うユー とうございました。 3つの観点を注視しながら進めてきました。ま 知)」「分かる(理解)」「できる(体得)」の3つの  ③コストパフォーマンス マニュアルやシミュレーションコンテンツを マイズできるシステムです。当初、Dojoで作成 能です。 ザーアンケートを実施。5段階評価4点の回答 「2023年4月に業務ができる準備」は我々も ず「、アプリケーション(システム)」で重視した ステップに分けました(図1)。「知る(認知)」 ①はSAPほか、対象となるすべてのグローバ 活用する際、標準マニュアルのほかに、段階 したシミュレーションコンテンツの参照に問 を目標にしていましたが、当初はなかなか到 重視していました。導入会社の調達部門リー NTTが2018年に策定した中期経営戦略 のは、グローバルスタンダードであること。長 はマニュアルをもとに、作業イメージを認知 ル製品で問題なく軽快に動作することを確認 的にリリースされるマニュアル(準正常処理 題がありましたが、すぐにカスタマイズで対 達しませんでした。そこで、シミュレーション ダーを通じ、ユーザーアンケートや進捗管理 「Your Value Partner 2025」では、「お客さ い歴史と知見を併せ持つNTTグループです するステップです。「分かる(理解)」は疑似環 できました。②は説明書を読めば誰でも初期 図版提供:NTTコムウェア株式会社 や異常時の対応を記した補助マニュアル) 応させていただきました。また、今回はユー 手作業でWordのマニュアルを編集すると、 コンテンツをフル活用したところ、実機研修 の報告はもちろん、希望した個社には当社で 財務、調達、請求(以下、ビリング)、決裁、勤務 まのデジタルトランスフォーメーションを支 が、国内外を問わずグローバルにビジネスを 管理の5領域において、NTTグループ115社約 援」「自らのデジタルトランスフォーメーショ 展開していくには、グローバルスタンダードを 25万人が利用する新たな共通システムを ンを推進」「人・技術・資産の活用」「ESG経営 取り入れてスピーディーに業務を推進してい 0120-114-392 E-mail: psg@tenda.co.jp https://tepss.com/
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Dojoの活用事例 セットアップから始められるレベル。容易な Dojoの活用状況 や、随時更新される改訂版マニュアルがある ザー数が多いため、リバースプロキシを立て 管理者よって「微妙にフォーマットが異なる」 が終わる頃には、ほとんどのユーザーから4点 利用している学習管理システムを提供して オペレーションだと感じました。③はひとつ なかから、目的のマニュアルを面倒な手間な てシミュレーションコンテンツの表示を高速 「編集の繰り返しでアンカータグが挿入され の回答をもらうことができました。理解に遅 ユーザーの学習履歴を可視化。その可視化 の製品でマニュアルと動的コンテンツの両方 ■2022年夏以降に業務習熟が加速化 く、どれだけ手軽かつピンポイントに参照で 化させるなど、システム面を含めた導入支援 てしまう 」場 合 が ありま す 。そ の 場 合 、 延がみられる個社については関連企業のサ データを調達部門リーダーにフィードバック を作成できるわけですから、十分なコストパ ある程度、開発が進まないとマニュアルは作 きるかがポイントになります。まず、これだけ を実施しました。さらに、マニュアル作成に MatchManualで管理するとエラーが発生す ポートを仰ぐなど、コミュニケーション強化 し、さらなる業務習熟の醸成を促しました。 フォーマンスがあります。よって「グループ共 成できませんから、本格的に業務習熟が始 膨大な量になると、これまでのような「圧縮 関わる管理者が多数となることから、管理権 る可能性がありますが、Dojoで作成しジェネ によって業務習熟を醸成。最終的にはすべて 毎週ディスカッションを行って調達部門リー 通IT」の業務習熟におけるツールはDojoが適 まったのは2022年8月以降です。また、5領域 したマニュアルファイルをダウンロードし、 限設定の雛形を提供しました。 レートしたWordファイルは一切エラーが起 の会社から「準備が整いました」と回答を得 ダーと信頼関係を築いていったこと、個人の していると判断し、導入することにしました。 のシステム開発は横並びのスタートではない ローカル環境で参照」といった手法は使えま MatchManualはGPUなしでの運用にも対応し きませんでした。最初に600件ほど登録し、 ることができました。 進捗状況しっかりウォッチしていったことな ため、習熟を開始するタイミングは同時では せん。ユーザビリティを考えると、クラウドの ているため、GPUが必須である製品に比べて まったくエラーが起きなかったため、我々が ちなみに、財務のマニュアルは目次項目でい どにより、無事にカットオーバーを迎えるこ ありません。そういった状況のなか、それぞれ 共有スペースにマニュアルやシミュレーショ サーバ調達・維持コストを安価に抑えることが 驚いたほどです。 うと400項目ほどありました。そのなかで、と とができました。 の領域の担当会社がマニュアルとシミュ ンコンテンツを集約し、ブラウザだけで手軽 できます。さまざまな企業のナレッジや履歴の くに重要なのは操作手順を学習する約150 の推進、株主還元の充実による企業価値の向 レーションコンテンツを作成し、個社のチェ に参照できる仕組みがベストです。そういっ 管理、FAQの整備などにご活用いただけます。 項目。この項目について、財務システムのプロ 上」という4つの柱を掲げました。そのなかの ンジエージェントと連携しながら、秋から年 たソリューションを社内外でリサーチしたと トタイプ版をベースに、マニュアルやシミュ 「お客さまのデジタルトランスフォーメーショ 業務習熟において、ツールと同等に重要だと 末にかけて「知る(認知)」「分かる(理解)」の ころ、NTTアドバンステクノロジのナレッジ Dojoに対する評価と導入効果 今回はバックスオフィス5領域のプロジェク レーションコンテンツを作成していったわけ ンを支援」を推進していくには、「自らのデジ かなければなりません。そこで、システムの根 境でシミュレーション操作を行い、オペレー 考えたのは「業務習熟を高める体制づくり」 ステップを展開。2023年1月初旬からカット 検索システムMatchManualが合致しました。 トでしたが、今後もDXを推進するなかで着手 ですが、Dojoは操作画面を自動的にキャプ ■環境に合わせて選択できるライセンス形態 タルトランスフォーメーションを推進」が前提 幹にはSAPを中心としたグローバルスタン ションを理解するステップです。我々が求め です。とくに今回は財務、調達、ビリング、決 オーバー前までは「できる(体得)」ステップを MatchManualは、マニュアルやシミュレー しなければならないバックスオフィス業務が チャーし文字入力スペースも用意してくれま ということで、白羽の矢が立ったのがバック ダード製品を選定「。アプリケーション(システ たデジタルツールは、ステップ1における業務 裁、勤務管理の5領域を同時に刷新するわけ 実施し、最終的なオペレーションを体感し業 ションコンテンツをデータベース化し一元管 マニュアルを作成する環境によってインター 出てきます。また、個社に目を向けると、マ すから、慌ただしいなかでも効率的に作業を オフィスでした。 ム開発)」と「データ(移行)」を並行させなが マニュアルを効率的に作成するためのツール ですから、例えば、財務担当であっても調達、 務遂行が可能であるという意識の醸成に注 理が可能。更新や差し替えも、最小限の工数 ネット接続の可否がありましたが、Dojoは環 ニュアルでの管理が行き届いていない業務、 進めることができました。Dojoを導入して本 これまでバックオフィスは、個社ごとに最適 らプロジェクトを進めていきました。 と、ステップ2における本番環境を疑似体験 ビリング、決裁、勤務管理の業務習熟が求め 力していきました。駆け足ではありましたが、 で行うことができます。何よりも、参照したい 境に合わせてライセンスを選ぶことができま あるいはマニュアル化されていない業務が 当に助かったと実感しています。 化したシステムを利用してきました。しかし、 「グループ共通IT」のような大規模なプロジェ できる動的コンテンツ作成ツールの2つ。最 られます。このように、ユーザーが理解しな 各社チェンジエージェントの責任感を持った マニュアルやシミュレーションコンテンツの した。インターネットにつながっているOA環 数多くあると考えています。 「自らのデジタルトランスフォーメーションを クトとなると、開発の部分を注視しがちです 終場面のステップ3の「できる(体得)」では、 ければならない領域が多岐にわたるため、業 取り組みにより、業務習熟をスムーズに進め 検索キーワードをブラウザ画面に入力すれ 境では、インターネットで認証するライセン 今回の「グループ共通IT」を通じ、Dojoと 推進」を展開し、「お客さまのデジタルトラン が、実は今回、重視したのは「プロセス(業務)」 実機で本番のシステムを操作して業務習熟 務習熟を高める体制に必要な旗振り役は、 ることができました。 ば、AIエンジンが該当するページやコンテン ス、インターネットにつながっていない開発 MatchManualの知見とノウハウを蓄積でき スフォーメーションを支援」していくには、 の部分です。「アプリケーション(システム)」 度を滞りなく業務実施できる水準まで高め 「グループ共通IT」を開発・提供する我々だけ ツを見つけ出し、ピンポイントで提示する機 環境では、ライセンスサーバーを立てて認証 ましたから、EX(Employee Experience)を バックオフィスのデータ共有と一元化は必 ■テンダが講習会とセミナーで支援 「データ(移行)」に関しては、開発側に依存す ていきます。 では足りません。 能が秀逸でした。現在、MatchManualで管理 するライセンスが選べます。マニュアルづく 向上させるためにも、今後もDX推進と並行し 須。勘定科目をはじめ、取引先コードや提供 る領域であり、これまでの実績から高い信頼 そこで、業務習熟全体の体制づくりに取り組 マニュアルとシミュレーションコンテンツを しているマニュアルおよびシミュレーション りをするうえで、環境を問わず同じアプリ てマニュアル作成とその管理に取り組んでい 2023年4月に一斉導入するという一大プロ サービス、売り上げまで含めたマスタデータ を置いています。憂慮していたのは、2023年4 み、図2のようなピラミッド型の仕組みを考 用いて業務習熟を展開するうえで、テンダさ コンテンツは700以上。集約する仕組みを標 ケーションでマニュアル作成ができるのは本 きたいと思います。 ジェクトがバックオフィス業務改革DXプロ をグループ全体で共有できれば、このデータ 月一斉にカットオーバーした際、グループ115 案。この体制で重要な役割を担うのは、個社 んの講習会とセミナーは大きな支えとなりま 準化できたため、これを機に「グループ共通 当に便利でした。 ジェクト「グループ共通IT」です。当該システム を活用して「お客さまのデジタルトランス 社約25万人がシステムを理解し、滞りなく利 推進リーダ(チェンジエージェント)です。そ した。NTTコムウェアに関しては、2022年8月 I T 」以 外 の人 事 シス テムマ ニ ュアル も の開発、および導入の横断体制を推進してい フォーメーションを支援」を戦略的に推進す ■ユーザビリティを考えた機能の数々 用できる状況にあるかということ。つまり、約 れぞれ個社のチェンジエージェントが旗振り ぐらいから初級編と中級編の操作指導講習 MatchManualで管理するようになりました。 く事務局の役割を担ったのがNTTコムウェア ることができます。 25万人の利用者にくまなく業務習熟を行き渡 役となり、自社における業務習熟のサポート 会を開催してもらい、その様子を動画にして 不要となる重複したキャプチャー画面を一気 で、新業務プロセスの策定および利用各社向 そこで、バックオフィスのベースとなる財務、 らせ、新システムを利用開始するという機運 と意識改革を推進していきます。この体制な 参加できなかった開発メンバーにも共有。さ さまざまな企業のナレッジや に削除する機能や、ファイルサイズを節約す けにサービスとして提供する役割が NTTファ 調達、ビリング、決裁、勤務管理の5領域を を醸成させる必要がありました。 ら業務習熟の機運醸成に加え、当事者となる らに、無料のトレーニングセミナーも活用さ 履歴の管理、FAQの整備に る機能など、痒いところに手が届く機能が豊 業務習熟を高めるには実機環境を使ってい イナンス(財務システム担当)、NTT ExCパー ピックアップ。これらのシステムをグループ全 ことで「自らのデジタルトランスフォーメー せていただきました。また、NTTファイナン 活用できるシステム 富に用意されていました。こうした実作業に ただくのがベストですが、どうしてもアカウン トナー(調達システム担当)となります。また、 体の横軸で連携するエンタープライズアーキ ションを推進」の加速も期待できると考え、 ス、NTT ExCパートナーにおいても、前述し 即したユーザビリティの高い機能により、効率 ト数に制限があります。そこで、大きな補助 Dojoとともにアダプションツールとして採用 テクチャを設計し、それを共通言語にグルー マニュアル作成ツールと動的コンテンツ作成 2022年4月から体制をスタートさせました。 たようにマニュアル作成に取り掛かるタイミ 良くマニュアルを作成することができました。 となったのがDojoのシミュレーションコン させていただいたMatchManualの提供者 プの垣根を越えたバックオフィス業務改革 ツールに分け、いくつかの製品を比較・検討し 機運醸成に加え、当事者となることで「自ら ングが異なっていたため、それぞれに対して テンツです。実機を操作しているような感覚 が、NTTアドバンステクノロジとなります。 DXプロジェクト「グループ共通IT」として進 ■リクエストに対応できるジェネレート(出力) まず、旧来の「印刷したマニュアルをもとにし ていきました。そのなかで唯一、ひとつの製 のデジタルトランスフォーメーションを推 同様の講習会とセミナーを開催いただき、テ で画面遷移を確認できますから、ユーザーは おかげさまで今回の「グループ共通IT」は、日 めていくことにしました。 た説明会」というスタイルは、「グループ共通 品でマニュアルと動的コンテンツ(Dojoでは 進」の加速も期待できると考え、2022年4月 ンダさんには大きな負荷をかけてしまいまし Dojoを導入していない個社から、編集可能な 2022年10~12月にかけては、Dojoで作成し 実機を操作しなくても、大まかな作業イメー 本国内におけるさまざまなシーンにおいてプ IT」の規模と期間を考えると、労力と時間が シミュレーションコンテンツ)の両方を作成 から体制をスタートさせました。 た。テンダさんの柔軟なサポートには大変感 PowerPointファイルのマニュアルがほしい たマニュアルとシミュレーションコンテンツ ジは確認できたと思います。また、Dojoを利 ロジェクト・マネジメントが適用され、優れた かかり過ぎます。新型コロナウイルスの影響 できたのがDojoでした。そこで、Dojoを購入 謝しています。 というリクエストがありました。もちろん、 による「知る(認知)」「分かる(理解)」のオン 用するうえでテンダさんに設けていただいた 成果を生み出しているプロジェクトを表彰す でリモートワークが中心になっている状況 し、以下の観点でPoC(Proof of Concept: DojoはPowerPointファイルにジェネレート ライン研修、2023年からは実機による「でき トレーニングの機会は、スムーズなマニュア NTTアドバンステクノロジ株式会社 る「PM Award 2023」にて、優秀プロジェク と、DXで業務習熟を効率化したいという2つ 概念実証)を実施することにしました。 MatchManual Value Co-creation事業本部 できるため、まったく問題ありません。ほかに る(体得)」の業務習熟を展開しました。その ル作成に欠かせないものでした。ヘルプデス ト賞と特別賞のウェルビーイング賞を受賞す の面を考慮し、我々はデジタルツールに活路  ①SAPなどのグローバルスタンダード製品 (マッチマニュアル)の導入 カスタマーエンゲージメントビジネスユニット も、WordやExcel、PDFなどにもジェネレート なかで2022年度のオンライン研修時、個社 クのレスポンスも良く、Dojoの操作手順を丁 ることができました。 「グループ共通IT」では「、アプリケーション(シ 主査 眞田 仁衛様、 主任 板垣 涼子様 を求めました。   上で問題なく動作するか できるため、データ共有はもちろん、個社仕 のチェンジエージェントを通じて「2023年4 寧にレクチャーしていただきました。ありが ステム)「」データ(移行)「」プロセス(業務)」の ■Dojoのコンテンツを一元管理 そこで、業務習熟度の向上について「知る(認  ②誰でも使える操作性を有しているか MatchManualは利用環境に合わせてカスタ 様に編集・加筆する場合も対応することが可 月に業務ができる準備」の可否を問うユー とうございました。 3つの観点を注視しながら進めてきました。ま 知)」「分かる(理解)」「できる(体得)」の3つの  ③コストパフォーマンス マニュアルやシミュレーションコンテンツを マイズできるシステムです。当初、Dojoで作成 能です。 ザーアンケートを実施。5段階評価4点の回答 「2023年4月に業務ができる準備」は我々も ず「、アプリケーション(システム)」で重視した ステップに分けました(図1)。「知る(認知)」 ①はSAPほか、対象となるすべてのグローバ 活用する際、標準マニュアルのほかに、段階 したシミュレーションコンテンツの参照に問 を目標にしていましたが、当初はなかなか到 重視していました。導入会社の調達部門リー NTTが2018年に策定した中期経営戦略 のは、グローバルスタンダードであること。長 的にリリースされるマニュアル(準正常処理 題がありましたが、すぐにカスタマイズで対 ■MatchManualとの高い親和性 はマニュアルをもとに、作業イメージを認知 ル製品で問題なく軽快に動作することを確認 達しませんでした。そこで、シミュレーション ダーを通じ、ユーザーアンケートや進捗管理 「Your Value Partner 2025」では、「お客さ い歴史と知見を併せ持つNTTグループです するステップです。「分かる(理解)」は疑似環 できました。②は説明書を読めば誰でも初期 や異常時の対応を記した補助マニュアル) 応させていただきました。また、今回はユー 手作業でWordのマニュアルを編集すると、 コンテンツをフル活用したところ、実機研修 の報告はもちろん、希望した個社には当社で 財務、調達、請求(以下、ビリング)、決裁、勤務 まのデジタルトランスフォーメーションを支 が、国内外を問わずグローバルにビジネスを 管理の5領域において、NTTグループ115社約 援」「自らのデジタルトランスフォーメーショ 展開していくには、グローバルスタンダードを 25万人が利用する新たな共通システムを ンを推進」「人・技術・資産の活用」「ESG経営 取り入れてスピーディーに業務を推進してい 0120-114-392 E-mail: psg@tenda.co.jp https://tepss.com/
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Dojoの活用事例 セットアップから始められるレベル。容易な や、随時更新される改訂版マニュアルがある ザー数が多いため、リバースプロキシを立て 管理者よって「微妙にフォーマットが異なる」 が終わる頃には、ほとんどのユーザーから4点 利用している学習管理システムを提供して オペレーションだと感じました。③はひとつ なかから、目的のマニュアルを面倒な手間な てシミュレーションコンテンツの表示を高速 「編集の繰り返しでアンカータグが挿入され の回答をもらうことができました。理解に遅 ユーザーの学習履歴を可視化。その可視化 の製品でマニュアルと動的コンテンツの両方 く、どれだけ手軽かつピンポイントに参照で 化させるなど、システム面を含めた導入支援 てしまう 」場 合 が ありま す 。そ の 場 合 、 延がみられる個社については関連企業のサ データを調達部門リーダーにフィードバック を作成できるわけですから、十分なコストパ ある程度、開発が進まないとマニュアルは作 きるかがポイントになります。まず、これだけ を実施しました。さらに、マニュアル作成に MatchManualで管理するとエラーが発生す ポートを仰ぐなど、コミュニケーション強化 し、さらなる業務習熟の醸成を促しました。 フォーマンスがあります。よって「グループ共 成できませんから、本格的に業務習熟が始 膨大な量になると、これまでのような「圧縮 関わる管理者が多数となることから、管理権 る可能性がありますが、Dojoで作成しジェネ によって業務習熟を醸成。最終的にはすべて 毎週ディスカッションを行って調達部門リー 通IT」の業務習熟におけるツールはDojoが適 まったのは2022年8月以降です。また、5領域 したマニュアルファイルをダウンロードし、 限設定の雛形を提供しました。 レートしたWordファイルは一切エラーが起 の会社から「準備が整いました」と回答を得 ダーと信頼関係を築いていったこと、個人の していると判断し、導入することにしました。 のシステム開発は横並びのスタートではない ローカル環境で参照」といった手法は使えま MatchManualはGPUなしでの運用にも対応し きませんでした。最初に600件ほど登録し、 ることができました。 進捗状況しっかりウォッチしていったことな ため、習熟を開始するタイミングは同時では せん。ユーザビリティを考えると、クラウドの ているため、GPUが必須である製品に比べて まったくエラーが起きなかったため、我々が ちなみに、財務のマニュアルは目次項目でい どにより、無事にカットオーバーを迎えるこ ありません。そういった状況のなか、それぞれ 共有スペースにマニュアルやシミュレーショ サーバ調達・維持コストを安価に抑えることが 驚いたほどです。 うと400項目ほどありました。そのなかで、と とができました。 の領域の担当会社がマニュアルとシミュ ンコンテンツを集約し、ブラウザだけで手軽 できます。さまざまな企業のナレッジや履歴の くに重要なのは操作手順を学習する約150 の推進、株主還元の充実による企業価値の向 レーションコンテンツを作成し、個社のチェ に参照できる仕組みがベストです。そういっ 管理、FAQの整備などにご活用いただけます。 今後の展開 項目。この項目について、財務システムのプロ (2023年 現在) 上」という4つの柱を掲げました。そのなかの ンジエージェントと連携しながら、秋から年 たソリューションを社内外でリサーチしたと トタイプ版をベースに、マニュアルやシミュ 「お客さまのデジタルトランスフォーメーショ 業務習熟において、ツールと同等に重要だと 末にかけて「知る(認知)」「分かる(理解)」の ころ、NTTアドバンステクノロジのナレッジ 今回はバックスオフィス5領域のプロジェク レーションコンテンツを作成していったわけ ンを支援」を推進していくには、「自らのデジ NTTファイナンス株式会社 かなければなりません。そこで、システムの根 境でシミュレーション操作を行い、オペレー 考えたのは「業務習熟を高める体制づくり」 ステップを展開。2023年1月初旬からカット 検索システムMatchManualが合致しました。 トでしたが、今後もDXを推進するなかで着手 ですが、Dojoは操作画面を自動的にキャプ 設   立 :1985年4月 タルトランスフォーメーションを推進」が前提 幹にはSAPを中心としたグローバルスタン ションを理解するステップです。我々が求め です。とくに今回は財務、調達、ビリング、決 オーバー前までは「できる(体得)」ステップを MatchManualは、マニュアルやシミュレー しなければならないバックスオフィス業務が チャーし文字入力スペースも用意してくれま 代 表 者 :代表取締役社長 伊藤 正三 ということで、白羽の矢が立ったのがバック ダード製品を選定「。アプリケーション(システ たデジタルツールは、ステップ1における業務 裁、勤務管理の5領域を同時に刷新するわけ 実施し、最終的なオペレーションを体感し業 ションコンテンツをデータベース化し一元管 マニュアルを作成する環境によってインター 出てきます。また、個社に目を向けると、マ すから、慌ただしいなかでも効率的に作業を 資 本 金 :167億7,096万円 従 業 員 数 :4,012人(2023年3月期/連結) オフィスでした。 ム開発)」と「データ(移行)」を並行させなが マニュアルを効率的に作成するためのツール ですから、例えば、財務担当であっても調達、 務遂行が可能であるという意識の醸成に注 理が可能。更新や差し替えも、最小限の工数 ネット接続の可否がありましたが、Dojoは環 ニュアルでの管理が行き届いていない業務、 進めることができました。Dojoを導入して本 業 務 内 容 : これまでバックオフィスは、個社ごとに最適 らプロジェクトを進めていきました。 と、ステップ2における本番環境を疑似体験 ビリング、決裁、勤務管理の業務習熟が求め 力していきました。駆け足ではありましたが、 で行うことができます。何よりも、参照したい 境に合わせてライセンスを選ぶことができま あるいはマニュアル化されていない業務が 当に助かったと実感しています。 1.通信サービス等料金の請求・回収業務、2.集金代行、支払 化したシステムを利用してきました。しかし、 代行及び企業の計算事務代行、3.クレジットカード業、4.金 「グループ共通IT」のような大規模なプロジェ できる動的コンテンツ作成ツールの2つ。最 られます。このように、ユーザーが理解しな 各社チェンジエージェントの責任感を持った マニュアルやシミュレーションコンテンツの した。インターネットにつながっているOA環 数多くあると考えています。 銭の貸付、債務保証、債務引受、各種債権の売買、ファクタリ 「自らのデジタルトランスフォーメーションを クトとなると、開発の部分を注視しがちです 終場面のステップ3の「できる(体得)」では、 ければならない領域が多岐にわたるため、業 取り組みにより、業務習熟をスムーズに進め 検索キーワードをブラウザ画面に入力すれ 境では、インターネットで認証するライセン 今回の「グループ共通IT」を通じ、Dojoと ング及びその他の金融業務、5.株式未公開企業への投資、 融資、債務保証及び経営指導、6.経理にかかる事務、制度の 推進」を展開し、「お客さまのデジタルトラン が、実は今回、重視したのは「プロセス(業務)」 実機で本番のシステムを操作して業務習熟 務習熟を高める体制に必要な旗振り役は、 ることができました。 ば、AIエンジンが該当するページやコンテン ス、インターネットにつながっていない開発 MatchManualの知見とノウハウを蓄積でき 学習管理システムで 調査、コンサルティングなど スフォーメーションを支援」していくには、 ユーザーの学習履歴を可視化し、 の部分です。「アプリケーション(システム)」 度を滞りなく業務実施できる水準まで高め 「グループ共通IT」を開発・提供する我々だけ ツを見つけ出し、ピンポイントで提示する機 環境では、ライセンスサーバーを立てて認証 ましたから、EX(Employee Experience)を バックオフィスのデータ共有と一元化は必 業務習熟の醸成を促す 「データ(移行)」に関しては、開発側に依存す ていきます。 では足りません。 能が秀逸でした。現在、MatchManualで管理 するライセンスが選べます。マニュアルづく 向上させるためにも、今後もDX推進と並行し (2023年 現在) 須。勘定科目をはじめ、取引先コードや提供 る領域であり、これまでの実績から高い信頼 そこで、業務習熟全体の体制づくりに取り組 マニュアルとシミュレーションコンテンツを しているマニュアルおよびシミュレーション りをするうえで、環境を問わず同じアプリ てマニュアル作成とその管理に取り組んでい 2023年4月に一斉導入するという一大プロ サービス、売り上げまで含めたマスタデータ を置いています。憂慮していたのは、2023年4 み、図2のようなピラミッド型の仕組みを考 用いて業務習熟を展開するうえで、テンダさ コンテンツは700以上。集約する仕組みを標 ケーションでマニュアル作成ができるのは本 きたいと思います。 株式会社NTT ExCパートナー ジェクトがバックオフィス業務改革DXプロ をグループ全体で共有できれば、このデータ 月一斉にカットオーバーした際、グループ115 案。この体制で重要な役割を担うのは、個社 んの講習会とセミナーは大きな支えとなりま 準化できたため、これを機に「グループ共通 当に便利でした。 設   立 :2023年7月 ジェクト「グループ共通IT」です。当該システム を活用して「お客さまのデジタルトランス 推進リーダ(チェンジエージェント)です。そ した。NTTコムウェアに関しては、2022年8月 I T 」以 外 の人 事 シス テムマ ニ ュアル も 株式会社NTT ExCパートナー 社約25万人がシステムを理解し、滞りなく利 代 表 者 :代表取締役社長 矢野 信二 シミュレーションコンテンツを DX調達事業部 資 本 金 :106億円 の開発、および導入の横断体制を推進してい フォーメーションを支援」を戦略的に推進す 用できる状況にあるかということ。つまり、約 れぞれ個社のチェンジエージェントが旗振り ぐらいから初級編と中級編の操作指導講習 MatchManualで管理するようになりました。 フル活用して業務習熟を支援 業務システム部門 従 業 員 数 :756人(2023年7月1日現在) く事務局の役割を担ったのがNTTコムウェア ることができます。 25万人の利用者にくまなく業務習熟を行き渡 役となり、自社における業務習熟のサポート 会を開催してもらい、その様子を動画にして 不要となる重複したキャプチャー画面を一気 業務推進担当 業 務 内 容 : で、新業務プロセスの策定および利用各社向 そこで、バックオフィスのベースとなる財務、 担当課長 小沼 豊様 1.雇用、人事、給与、および福利厚生の業務・システム・制度コン らせ、新システムを利用開始するという機運 と意識改革を推進していきます。この体制な 参加できなかった開発メンバーにも共有。さ に削除する機能や、ファイルサイズを節約す サルティングに関する事業、2.教育、研修、セミナーに関する事 けにサービスとして提供する役割が NTTファ 調達、ビリング、決裁、勤務管理の5領域を を醸成させる必要がありました。 ら業務習熟の機運醸成に加え、当事者となる らに、無料のトレーニングセミナーも活用さ る機能など、痒いところに手が届く機能が豊 業務習熟を高めるには実機環境を使ってい 業、3.社宅・寮の管理運営、および不動産に関する事業、4.映像、 音響技術を活用したコンテンツ制作等のソリューションに関す イナンス(財務システム担当)、NTT ExCパー ピックアップ。これらのシステムをグループ全 ことで「自らのデジタルトランスフォーメー せていただきました。また、NTTファイナン 富に用意されていました。こうした実作業に ただくのがベストですが、どうしてもアカウン る事業、5.インターネット・その他情報通信ネットワークに関す トナー(調達システム担当)となります。また、 体の横軸で連携するエンタープライズアーキ NTTファイナンス株式会社 る事業、6.調達・契約の業務・システム・制度コンサルティングに ションを推進」の加速も期待できると考え、 ス、NTT ExCパートナーにおいても、前述し 即したユーザビリティの高い機能により、効率 アカウンティング部 ト数に制限があります。そこで、大きな補助 関する事業、7.前記に付帯、および関連する一切の事業 Dojoとともにアダプションツールとして採用 テクチャを設計し、それを共通言語にグルー マニュアル作成ツールと動的コンテンツ作成 2022年4月から体制をスタートさせました。 たようにマニュアル作成に取り掛かるタイミ 良くマニュアルを作成することができました。 システム部門 となったのがDojoのシミュレーションコン させていただいたMatchManualの提供者 プの垣根を越えたバックオフィス業務改革 ツールに分け、いくつかの製品を比較・検討し 機運醸成に加え、当事者となることで「自ら ングが異なっていたため、それぞれに対して 経理DX推進担当 テンツです。実機を操作しているような感覚 (2023年 現在) が、NTTアドバンステクノロジとなります。 DXプロジェクト「グループ共通IT」として進 担当課長 村田 和信様 まず、旧来の「印刷したマニュアルをもとにし ていきました。そのなかで唯一、ひとつの製 のデジタルトランスフォーメーションを推 同様の講習会とセミナーを開催いただき、テ で画面遷移を確認できますから、ユーザーは おかげさまで今回の「グループ共通IT」は、日 めていくことにしました。 た説明会」というスタイルは、「グループ共通 品でマニュアルと動的コンテンツ(Dojoでは 進」の加速も期待できると考え、2022年4月 ンダさんには大きな負荷をかけてしまいまし Dojoを導入していない個社から、編集可能な 2022年10~12月にかけては、Dojoで作成し 実機を操作しなくても、大まかな作業イメー 本国内におけるさまざまなシーンにおいてプ IT」の規模と期間を考えると、労力と時間が シミュレーションコンテンツ)の両方を作成 から体制をスタートさせました。 た。テンダさんの柔軟なサポートには大変感 PowerPointファイルのマニュアルがほしい たマニュアルとシミュレーションコンテンツ ジは確認できたと思います。また、Dojoを利 NTTアドバンステクノロジ株式会社 ロジェクト・マネジメントが適用され、優れた かかり過ぎます。新型コロナウイルスの影響 できたのがDojoでした。そこで、Dojoを購入 謝しています。 というリクエストがありました。もちろん、 による「知る(認知)」「分かる(理解)」のオン 用するうえでテンダさんに設けていただいた 設   立 :1976年12月 成果を生み出しているプロジェクトを表彰す 代 表 者 :代表取締役社長 伊東 匡 でリモートワークが中心になっている状況 し、以下の観点でPoC(Proof of Concept: DojoはPowerPointファイルにジェネレート ライン研修、2023年からは実機による「でき トレーニングの機会は、スムーズなマニュア 資 本 金 :50億円 る「PM Award 2023」にて、優秀プロジェク と、DXで業務習熟を効率化したいという2つ 概念実証)を実施することにしました。 できるため、まったく問題ありません。ほかに る(体得)」の業務習熟を展開しました。その ル作成に欠かせないものでした。ヘルプデス 従 業 員 数 :2,049名(2023年3月31日現在) ト賞と特別賞のウェルビーイング賞を受賞す の面を考慮し、我々はデジタルツールに活路  ①SAPなどのグローバルスタンダード製品 も、WordやExcel、PDFなどにもジェネレート なかで2022年度のオンライン研修時、個社 クのレスポンスも良く、Dojoの操作手順を丁 業 務 内 容 : 1.トータルソリューション事業:システムインテグレーション、ネッ ることができました。 「グループ共通IT」では「、アプリケーション(シ を求めました。   上で問題なく動作するか できるため、データ共有はもちろん、個社仕 のチェンジエージェントを通じて「2023年4 寧にレクチャーしていただきました。ありが トワークインテグレーション、関連ソフトウェア・サービス開発等、 ステム)「」データ(移行)「」プロセス(業務)」の そこで、業務習熟度の向上について「知る(認  ②誰でも使える操作性を有しているか MatchManualは利用環境に合わせてカスタ 様に編集・加筆する場合も対応することが可 月に業務ができる準備」の可否を問うユー とうございました。 2.スマートコミュニティ事業:まちづくり防災、スマートエネル ギー、地域コミュニティ、関連ソフトウェア・サービス開発等、3.セ 3つの観点を注視しながら進めてきました。ま 知)」「分かる(理解)」「できる(体得)」の3つの  ③コストパフォーマンス マニュアルやシミュレーションコンテンツを マイズできるシステムです。当初、Dojoで作成 能です。 ザーアンケートを実施。5段階評価4点の回答 「2023年4月に業務ができる準備」は我々も キュリティ事業:セキュリティ関連サービス・保守、関連製品販売 等、4.クラウド・IoT事業:クラウド・IoTサービス・保守、関連製品販 ず「、アプリケーション(システム)」で重視した ステップに分けました(図1)。「知る(認知)」 ①はSAPほか、対象となるすべてのグローバ 活用する際、標準マニュアルのほかに、段階 したシミュレーションコンテンツの参照に問 を目標にしていましたが、当初はなかなか到 重視していました。導入会社の調達部門リー 売等、5.AI×ロボティクス事業:RPA等、6.グローバル事業:ネット NTTが2018年に策定した中期経営戦略 のは、グローバルスタンダードであること。長 はマニュアルをもとに、作業イメージを認知 ル製品で問題なく軽快に動作することを確認 的にリリースされるマニュアル(準正常処理 題がありましたが、すぐにカスタマイズで対 達しませんでした。そこで、シミュレーション ダーを通じ、ユーザーアンケートや進捗管理 ワーク・メディアアプリケーション関連の海外製品販売・保守、光関 連製品開発、先端材料開発・分析、環境マネジメント等、7.知的財産 「Your Value Partner 2025」では、「お客さ い歴史と知見を併せ持つNTTグループです するステップです。「分かる(理解)」は疑似環 できました。②は説明書を読めば誰でも初期 や異常時の対応を記した補助マニュアル) 応させていただきました。また、今回はユー 手作業でWordのマニュアルを編集すると、 コンテンツをフル活用したところ、実機研修 の報告はもちろん、希望した個社には当社で 事業:特許・商標など知的財産の調査分析および管理、研修 財務、調達、請求(以下、ビリング)、決裁、勤務 まのデジタルトランスフォーメーションを支 が、国内外を問わずグローバルにビジネスを 管理の5領域において、NTTグループ115社約 援」「自らのデジタルトランスフォーメーショ 展開していくには、グローバルスタンダードを 25万人が利用する新たな共通システムを ンを推進」「人・技術・資産の活用」「ESG経営 取り入れてスピーディーに業務を推進してい 0120-114-392 E-mail: psg@tenda.co.jp https://tepss.com/
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美濃加茂市役所 とつの部門に留まることはほとんどありま 者が計2回、操作指導講習会を受講。操作指 せん。マニュアル化やマニュアル更新の前 導講習会に参加できなかった職員は、毎月 「業務のマニュアル化が浸透し、業務の引き継ぎがスムーズになれば、業務効率化や に異動になることも多いため、業務の引き 開催されているトレーニングセミナーを受 継ぎに手間取るケースも出てきます。複数 講することができるため、取りこぼしがあり 生産性向上につながって、今まで以上に市民サービスへの注力が可能になります」 の職員が異動し、経験者が少なくなってし ません。当市もさまざまなITソリューション まう部門の場合、前任者の応援を仰ぐこと を導入していますが、非常に手厚いサービス 総務省の「自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画」に呼応し、DX推進室を設置して行政、公共サービス、役所内業務の もありました。そこでDX推 進室では、ス だと感じています。 DXに取り組む美濃加茂市役所様に、Dojoを導入した経緯と効果などについて話を伺いました ムーズな業務の引き継ぎをDXで解決する (2024 年1月25日現在) 方法を思案し、マニュアル作成ツールの導 入を検討するようになりました。 グループウェアを介してDojoを予約でき <教育用に最適なシミュレーションコンテ る仕組みにしていますが、予約表から日に ンツ> インターネット検索などを行い、マニュア 日に利用頻度が高まっていると感じていま HTML5形式・DHTML形式で生成する動的 ロゴ後送 ル作成に適したツールを比較・検討しまし す。正確に調査したわけではありませんが、 なシミュレーションコンテンツは、教育用 た。その際、市場の評価が高く、当市にも 操作指導講習会に参加した職員の3割以上 のマニュアルとして非常に有効だと感じて 合 ってい ると 感じた の は テン ダさん の がDojoを利用しているのではないでしょ います。 美濃加茂市役所 Dojoでした。その際、重要な要件として三 うか。とくにパソコンでの作業量が多い部 通常のマニュアルや言葉だけのOJTで理 市   長: 藤井 浩人 層分離への対応を挙げさせていただきま 門は、満遍なく利用している印象を受けて 解させるのは容易ではありませんが、シ 所 在 地: 〒505-8606 岐阜県美濃加茂市 した。 います。 ミュレーションコンテンツがあれば、自分       太田町3431番地1 人   口: 57,518人 ※2023年12月1日現在 三層分離とは、セキュリティ強化を重視し マニュアル作成の具体例としては、まず税 で繰り返し操作しながら復習でき、自然と 面   積: 74.81km2 た自治体特有の仕組みで、①個人番号(マ 関係が挙げられます。例えば、一括納付が 操作を身に付けることができます。効率的 職 員 数: 358人 ※2022年4月1日現在 イナンバー)利用事務系、②LGWAN(総合 難しい場合、分納誓約という特別措置で納 に作業手順を覚えられる素晴らしい機能だ 総務部 総務課 自治体DX推進室 課長 兼 室長 渡辺 春文様(写真左) 行政ネットワーク)接続系、③インターネッ 税の便宜を図りますが、この処理の仕方が と思っています。 総務部 総務課 自治体DX推進室 システム係 主任 楯 雄至様(写真中) ト接続系の3つに分かれたネットワークを 若干複雑なため、Dojoで作成したマニュア 総務部 総務課 自治体DX推進室 DX推進マネージャー 大國護 智貴様(写真右) 指します。今回導入するマニュアル 作成 ルが役立っています。個人番号利用事務系 <業務の見える化> 2023年には富士通JAPANから地域活性 とくにオンライン相談窓口(試験中)は、新 ツールは、①~③のどのネットワークでも はルーティン化したパソコン操作が多く、 Dojoによってマニュアルの体裁が統一化さ DX推進室の概要 化企業人を招き、より一層、美濃加茂市の たな市民向けサービスの重要な施策として 利用できることを要件としました。 ほかにもDojoでのマニュアル化を進めて れ、さらにマニュアル作成が定着してくれ Dojoにはライセンス認証にUSBのドング いるようです。また、企画課では文書管理 ■2022年にDX推進室を設置 DX推進に取り組んでいます。 位置付けています。オンライン相談窓口と ば、「業務の見える化」が期待できます。例え は、わざわざ本庁舎に足を運ばなくても、 ルを利用するスタンドアローン版が用意さ システムのマニュアルを作成。このマニュ ば、業務を引き継いだ職員がマニュアルを ■行政、公共サービス、役所内業務の 2020年12月に総務省が策定した「自治体 参照し、より効率的なやり方に気づけば、業  DXを推進 市内の連絡所に設置したパソコンを利用 れており、ネットワーク環境に依存しませ アルは、Dojoを利用する職員に向けた参 デジタル・トランスフォーメーション(DX) し、オンラインで職員とやり取りできる仕 ん。三層分離であっても、Dojoがインス 考資料としても活用しています。 務改善につなげることが可能。マニュアル 推進計画」、そして、2021年9月には「地方 具体的に申し上げますと、行政や公共サー 組み。申請書類などの記入で分からない箇 トールされていれば、どのパソコンでも利 を 起 点に、ゆくゆくは B P R(B u s i n e s s 公共団体情報システムの標準化に関する法 ビスの部分では、オンライン申請や地域情 所があれば、パソコンにつながっている書 用することができます。そこで、2023年3 Process Reengineering)へ発展させてい 律」が施行され、我々自治体はDX推進が急 報に関する業務のDX推進、役所内業務に 画カメラで共有し、中身を確認しながらレ 月にDojoを導入させていただきました。 くことができればと考えています。 務の状況でした。とくに自治体システムの おいては、SNSツール、ノーコードのアプリ クチャーを受けることもできます。連絡所 <制作スピードが半分以下に> 対象となる20業務については、2025年度 開発ツール、Web会議システム、電子黒板 は8カ所あり、試験結果により、今後の展開 これまでのマニュアル作成は、画面をキャ 末までの標準化対応が求められています。 などを新たに導入。業務効率化や生産性向 を検討します。本庁舎の職員がすぐに対応 プチャーしてWordもしくはExcelに貼り付 Dojoによって作業効率が高まり、無駄な時 そこで美 濃 加茂市役 所では、行政、公共 上に努めています。実証実験の段階です できないこともあることから、事前予約制 け、説明文を添える一般的なスタイルでし 間を削減できれば、市民への対応時間を増 サービス、役所内業務などにおけるDXをこ が、市民向けのオンライン窓口、役所内業 を検討しています。次年度以降は利用状況 Dojo導入後、DX推進室職員がテンダさんの た。すべて手作業ですから、当然、時間もか やすことができます。自治体のDXは、業務 れまで以上に推進すべく、2022年にDX推 務においてはAIやRPA、OCR、音声認識シ に応じて拡大も検討します。 トレーニングセミナー(無料)に参加。初級 かります。複雑な業務の場合、マニュアル 効率化や生産性向上をはかり、市民に対す 進室(総務課システム係が前身)を設置。 ステムなどにも取り組んでいます。 編と中級編を受講し、使いやすさを実感す 作成に数時間かかることもありました。作 る行政サービスの維持と向上を目指す取り Dojoの導入背景 ることができました。次に市役所全職員に 業時間を精査していないため、定量的な数 組みですから、これからもDojoにはDXを ■業務の引き継ぎに課題 展開したいと考え、テンダさんがユーザーサ 字は出せませんが、Dojo導入後は作業時間 加速させる役割を期待しています。 ポートの一環で行っている個別の操作指導 が半分以下になったと感じます。利用して また、マニュアル作成だけでなく、当市が 従来から、異動にともなう業務の引き継ぎ 講習会を開催。DXを担当している各部門の いる職員からも「操作の画面と流れを記録 DXを進めていくなかでテンダさんが展開 に課題がありました。自治体の職員は「不 システムサポーターに呼びかけ、2023年9月 し、自動的にマニュアルのベースを作成し するソリューションでマッチするものがあ 正の防止」「職員の能力開発」「職場の活性 に約30名が計2回受講しました。さらに同年 てくれるのは時間短縮になります」との声 れば、ぜひご紹介ください。引き続き、今後 化」という観点から、平均3年で部門を異動 10月には、Dojoに興味を持つ約15名の希望 が届いています。 ともよろしくお願いいたします。 するのが一般的と言われることもあり、3 つの観点に当てはまらない一部の専門性 に特化した職員を除き、長期にわたってひ
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Dojoの活用事例 とつの部門に留まることはほとんどありま 者が計2回、操作指導講習会を受講。操作指 せん。マニュアル化やマニュアル更新の前 導講習会に参加できなかった職員は、毎月 に異動になることも多いため、業務の引き 開催されているトレーニングセミナーを受 継ぎに手間取るケースも出てきます。複数 講することができるため、取りこぼしがあり の職員が異動し、経験者が少なくなってし ません。当市もさまざまなITソリューション まう部門の場合、前任者の応援を仰ぐこと を導入していますが、非常に手厚いサービス もありました。そこでDX推 進室では、ス だと感じています。 ムーズな業務の引き継ぎをDXで解決する ■パソコン作業量が多い部門が積極的に 方法を思案し、マニュアル作成ツールの導  活用 入を検討するようになりました。 グループウェアを介してDojoを予約でき <教育用に最適なシミュレーションコンテ ■マニュアル作成ツールの選定 る仕組みにしていますが、予約表から日に ンツ> インターネット検索などを行い、マニュア 日に利用頻度が高まっていると感じていま HTML5形式・DHTML形式で生成する動的 ル作成に適したツールを比較・検討しまし す。正確に調査したわけではありませんが、 なシミュレーションコンテンツは、教育用 た。その際、市場の評価が高く、当市にも 操作指導講習会に参加した職員の3割以上 のマニュアルとして非常に有効だと感じて 合 ってい ると 感じた の は テン ダさん の がDojoを利用しているのではないでしょ います。 Dojoでした。その際、重要な要件として三 うか。とくにパソコンでの作業量が多い部 通常のマニュアルや言葉だけのOJTで理 層分離への対応を挙げさせていただきま 門は、満遍なく利用している印象を受けて 解させるのは容易ではありませんが、シ した。 います。 ミュレーションコンテンツがあれば、自分 三層分離とは、セキュリティ強化を重視し マニュアル作成の具体例としては、まず税 で繰り返し操作しながら復習でき、自然と た自治体特有の仕組みで、①個人番号(マ 関係が挙げられます。例えば、一括納付が 操作を身に付けることができます。効率的 イナンバー)利用事務系、②LGWAN(総合 難しい場合、分納誓約という特別措置で納 に作業手順を覚えられる素晴らしい機能だ 行政ネットワーク)接続系、③インターネッ 税の便宜を図りますが、この処理の仕方が と思っています。 ト接続系の3つに分かれたネットワークを 若干複雑なため、Dojoで作成したマニュア 指します。今回導入するマニュアル 作成 ルが役立っています。個人番号利用事務系 <業務の見える化> 2023年には富士通JAPANから地域活性 とくにオンライン相談窓口(試験中)は、新 ツールは、①~③のどのネットワークでも はルーティン化したパソコン操作が多く、 Dojoによってマニュアルの体裁が統一化さ 化企業人を招き、より一層、美濃加茂市の たな市民向けサービスの重要な施策として 利用できることを要件としました。 ほかにもDojoでのマニュアル化を進めて れ、さらにマニュアル作成が定着してくれ DX推進に取り組んでいます。 位置付けています。オンライン相談窓口と Dojoにはライセンス認証にUSBのドング いるようです。また、企画課では文書管理 ば、「業務の見える化」が期待できます。例え は、わざわざ本庁舎に足を運ばなくても、 ルを利用するスタンドアローン版が用意さ システムのマニュアルを作成。このマニュ ば、業務を引き継いだ職員がマニュアルを 2020年12月に総務省が策定した「自治体 市内の連絡所に設置したパソコンを利用 れており、ネットワーク環境に依存しませ アルは、Dojoを利用する職員に向けた参 参照し、より効率的なやり方に気づけば、業 デジタル・トランスフォーメーション(DX) し、オンラインで職員とやり取りできる仕 ん。三層分離であっても、Dojoがインス 考資料としても活用しています。 務改善につなげることが可能。マニュアル 推進計画」、そして、2021年9月には「地方 具体的に申し上げますと、行政や公共サー 組み。申請書類などの記入で分からない箇 トールされていれば、どのパソコンでも利 を 起 点に、ゆくゆくは B P R(B u s i n e s s 公共団体情報システムの標準化に関する法 ビスの部分では、オンライン申請や地域情 所があれば、パソコンにつながっている書 用することができます。そこで、2023年3 導入効果と今後の展開 Process Reengineering)へ発展させてい 律」が施行され、我々自治体はDX推進が急 報に関する業務のDX推進、役所内業務に 画カメラで共有し、中身を確認しながらレ 月にDojoを導入させていただきました。 くことができればと考えています。 務の状況でした。とくに自治体システムの おいては、SNSツール、ノーコードのアプリ クチャーを受けることもできます。連絡所 <制作スピードが半分以下に> ■行政サービスの維持と向上を目指す 対象となる20業務については、2025年度 開発ツール、Web会議システム、電子黒板 は8カ所あり、試験結果により、今後の展開 導入プロセスと利用状況 これまでのマニュアル作成は、画面をキャ 末までの標準化対応が求められています。 などを新たに導入。業務効率化や生産性向 を検討します。本庁舎の職員がすぐに対応 ■テンダのセミナーや講習会で操作を学習 プチャーしてWordもしくはExcelに貼り付 Dojoによって作業効率が高まり、無駄な時 そこで美 濃 加茂市役 所では、行政、公共 上に努めています。実証実験の段階です できないこともあることから、事前予約制 け、説明文を添える一般的なスタイルでし 間を削減できれば、市民への対応時間を増 サービス、役所内業務などにおけるDXをこ が、市民向けのオンライン窓口、役所内業 を検討しています。次年度以降は利用状況 Dojo導入後、DX推進室職員がテンダさんの た。すべて手作業ですから、当然、時間もか やすことができます。自治体のDXは、業務 れまで以上に推進すべく、2022年にDX推 務においてはAIやRPA、OCR、音声認識シ に応じて拡大も検討します。 トレーニングセミナー(無料)に参加。初級 かります。複雑な業務の場合、マニュアル 効率化や生産性向上をはかり、市民に対す 進室(総務課システム係が前身)を設置。 ステムなどにも取り組んでいます。 編と中級編を受講し、使いやすさを実感す 作成に数時間かかることもありました。作 る行政サービスの維持と向上を目指す取り ることができました。次に市役所全職員に 業時間を精査していないため、定量的な数 組みですから、これからもDojoにはDXを 展開したいと考え、テンダさんがユーザーサ 字は出せませんが、Dojo導入後は作業時間 加速させる役割を期待しています。 ポートの一環で行っている個別の操作指導 が半分以下になったと感じます。利用して また、マニュアル作成だけでなく、当市が 従来から、異動にともなう業務の引き継ぎ 講習会を開催。DXを担当している各部門の いる職員からも「操作の画面と流れを記録 DXを進めていくなかでテンダさんが展開 に課題がありました。自治体の職員は「不 システムサポーターに呼びかけ、2023年9月 し、自動的にマニュアルのベースを作成し するソリューションでマッチするものがあ 正の防止」「職員の能力開発」「職場の活性 に約30名が計2回受講しました。さらに同年 てくれるのは時間短縮になります」との声 れば、ぜひご紹介ください。引き続き、今後 化」という観点から、平均3年で部門を異動 10月には、Dojoに興味を持つ約15名の希望 が届いています。 ともよろしくお願いいたします。 するのが一般的と言われることもあり、3 つの観点に当てはまらない一部の専門性 に特化した職員を除き、長期にわたってひ 0120-114-392 E-mail: psg@tenda.co.jp https://tepss.com/
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トランスコスモス株式会社 BPOセンター熊本 「本番環境を疑似体験できるシミュレーションコンテンツで、スタッフの理解度が 大きく向上。これにより、OJTの期間を10日から7日に短縮できました」 BPO業務を手掛ける事業所のなかでも最大級の規模を誇るトランスコスモス株式会社 BPOセンター熊本様に、 Dojoを導入した経緯と効果などについて話を伺いました (2024 年1月16日現在) ミュレーションコンテンツに注目しました。 いった具合に入力を進めていきますが、この どのOJT期間を設けていますが、シュミレー 前述したように「言葉だけで理解してもらう」 フローのなかでエラーが発生した場合、業務 ション環境を導入した第3フェーズはスタッ ことは非常に難しく、OJTでは本番環境でレ が分岐することになります。例えば、単価が フの理解度が早く、本番前に行うテストは クチャーするものの、トラブルにつながるよ マスタと合わない場合、アラートの通知とと 全員が早期に合格しました。これにより、 うな操作はできません。 もに通常とは異なる操作に分岐します。こう OJTは3割削減の7日で修了。新たなスタッ しかし、疑似操作できるDojoのシミュレー した業務上の重要な分岐を、シミュレーショ フがこれまでより早期に業務に対応できた トランスコスモス株式会社 設   立: 1985年6月 ションコンテンツなら、自ら操作することで ンコンテンツ内に5つ作成しました。 ので、業務効率化、生産性向上はもちろん、 代表取締役 :牟田 正明、神谷 健志 リアルにイメージすることが可能です。本番 シミュレーションコンテンツはDojoのなか 管理者にかかる工数や負荷も軽減すること 共同社長 環境への影響も心配ありません。研修で「話 でも高度な部類だと思いますが、コーディン ができました。 資 本 金: 290億6,596万円 従 業 員 数: グループ:70,218名 を聞く=インプット」を行い、OJTで「手を動 グが必要になるわけではありませんから、作       (国内:44,102名、海外:26,116名) かす=アウトプット」ができれば、スタッフの 成する側がしっかりイメージを持っていれ <管理者が教育に関わる時間を削減>        ※2023年9月末現在 業 務 内 容: CX事業・BPO事業 理解度も向上し、管理者の負荷も軽減でき ば、それほど難しい作業ではありません。そ 管理者が行う教育時間は、イニシャルで12 るのではないかと考え、Dojoを導入するこ ういう意味では、構成を考えるまでが一番大 時間程度設けていました。Dojo導入後は、 BPOサービス統括 ビジネスプロセスイノベーション総括 セールスロジスティクストランスフォーメーション本部 セールスサービス2部 部長 荒木 円様 とにしました。 変かもしれません。Dojoの操作はコツを掴ん 16.6%の削減効果を見込んでおり、その分 でしまえば、直感的に作業ができます。まず を本来の業務に充てることができると考え は、Dojoの操作フローや設定方法などを理 ています。 課題のひとつは 理 解度のバラツキです。 通常より業務の負荷が増加します。当社とし Dojoの導入は2023年1月。タイミングよく4 解することが先決だと感じました。 事業所概要と業務の課題 研修では管理者が業務マニュアルに沿っ ては管理者の負荷を軽減し、業務を円滑に 月にスタートする新規のBPOプロジェクト て説明していきますが、やはり理解力には 回すために、研修とOJTにかかる工数を削 があったため、ここでDojoを活用すること ■トランスコスモス社最大級のBPOセンター 個人差があります。経験が浅いスタッフの 減したいと常々考えていました。 になりました。その間、新規プロジェクトの トランスコスモス株式会社 BPOセンター熊 場合、緊張などで重要な部分を聞き逃して 準備に追われながら、テンダさんのトレー <理解度の向上> 今回の新規プロジェクトでは、しっかりと準 本は、大手企業のバックオフィス業務を支援 しまうケースもあります。実際の業務に携 導入経緯と導入プロセス ニングセミナーに参加するなどしてDojoの シミュレーションコンテンツを導入した第 備をしながらDojoを導入することができま するBPOに特化した事業所です。主な業務 わっていませんから、「言葉だけで理解し ■シミュレーションコンテンツに注目 操作を学習。シミュレーションコンテンツの 3フェーズは、これまでより明らかにスタッ した。この方法なら、これまでの課題を解決 はSCM(Supply Chain Management)に てもらう」のは容易ではないと感じていま 作成方法も理解することができました。 フの理解度が向上しました。導入前の第2 できることが分かり、大きな収穫が得られ 関連する受発注業務、営業サポート、カス した。 解決策として、当社のプロジェクト推進部か 新規プロジェクトは4つのフェーズに分け、 フェーズは、初めてお客様環境を前にする ました。今後の展開としては、管理者が不在 タマーサポートなど。単なる間接業務のコ もうひとつの課題は管理者への負荷です。 らDojoを紹介されました。マニュアル作成 徐々にプロジェクトの規模を拡大するスタ ので戸惑いが大きく、「間違えてはいけな でも「これを見て操作すれば理解できるシ スト削減ではなく、ビジネスフロー全体の 言い方ひとつでスタッフへの伝わり方が異 ツールという内容でしたが、本番環境の操作 イルを採用しました(図)。第2フェーズを研 い」という緊張感もあって、ぎこちない操作 ミュレーションコンテンツ」の作成に取り掛 最適化など幅広くBtoB事業を展開してい なるため、丁寧に説明する必要があります。 を疑似体験できるHTML5/DHTML形式のシ 修と平行してシミュレーションコンテンツを の場面が多々ありました。第3フェーズはシ かる予定です。また、今後の新規プロジェク ます。 さらに、研修とOJTの期間は、管理者がほぼ 作成するフェーズと位置付け、Dojoの導入 ミュレーションコンテンツを操作し、動的 ト立ち上げの際は、お客様とのヒアリング後 付きっきりで対応しなければならないため、 は第3フェーズとしました。 に理解できていましたから、お客様環境を に作成する業務マニュアルもDojoで作成す ■研修とOJTに課題 目の前にして業務の分岐が発生しても戸惑 るつもりです。 BPO業務のプロジェクトを立ち上げる際の いはほぼありません。非常にスムーズな入 一方、スタッフのスキルが平準化していない 基本的なフローからお話させていただきま 力を行うことができました。 プロジェクトもあるので、マニュアル作成や す。まず、お客様へのヒアリングや資料をご 第2フェーズで、5つの分岐パターンを有する 教育に豊富な知見を持つテンダさんからも 教示いただきながら、業務のベースとなる業 シミュレーションコンテンツを作成しまし <OJT期間の短縮> アドバイスをもらいながら、良い施策を見つ 務マニュアルを当社で作成します。そして、 た。一般的な受注作業は、得意先 → 帳合先 Dojo導入により、理解度が早く、OJT期間を けられればと考えています。引き続き、よろ その業務マニュアルをもとにスタッフへの → 納品日 → 商品名 → 手数料 → 登録と 短縮することができました。通常は10日ほ しくお願いいたします。 研修とOJTを行っていきます。研修とOJTの 期間を経て、本番のBPO業務に携わるわけ BPOサービス統括 ビジネスプロセスイノベーション総括 セールス ですが、このOJTに課題がありました。 ロジスティクストランスフォーメーション本部 セールスサービス2部 サービス2課 事業所責任者 甫足 泉様
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Dojoの活用事例 ■図 Dojo導入のフロー ミュレーションコンテンツに注目しました。 いった具合に入力を進めていきますが、この どのOJT期間を設けていますが、シュミレー 前述したように「言葉だけで理解してもらう」 フローのなかでエラーが発生した場合、業務 ション環境を導入した第3フェーズはスタッ ことは非常に難しく、OJTでは本番環境でレ が分岐することになります。例えば、単価が フの理解度が早く、本番前に行うテストは クチャーするものの、トラブルにつながるよ マスタと合わない場合、アラートの通知とと 全員が早期に合格しました。これにより、 うな操作はできません。 もに通常とは異なる操作に分岐します。こう OJTは3割削減の7日で修了。新たなスタッ しかし、疑似操作できるDojoのシミュレー した業務上の重要な分岐を、シミュレーショ フがこれまでより早期に業務に対応できた ションコンテンツなら、自ら操作することで ンコンテンツ内に5つ作成しました。 ので、業務効率化、生産性向上はもちろん、 リアルにイメージすることが可能です。本番 シミュレーションコンテンツはDojoのなか 管理者にかかる工数や負荷も軽減すること 環境への影響も心配ありません。研修で「話 でも高度な部類だと思いますが、コーディン ができました。 を聞く=インプット」を行い、OJTで「手を動 グが必要になるわけではありませんから、作 かす=アウトプット」ができれば、スタッフの 成する側がしっかりイメージを持っていれ <管理者が教育に関わる時間を削減> 理解度も向上し、管理者の負荷も軽減でき ば、それほど難しい作業ではありません。そ 管理者が行う教育時間は、イニシャルで12 るのではないかと考え、Dojoを導入するこ ういう意味では、構成を考えるまでが一番大 時間程度設けていました。Dojo導入後は、 とにしました。 変かもしれません。Dojoの操作はコツを掴ん 16.6%の削減効果を見込んでおり、その分 ■新規プロジェクトにDojoを導入 でしまえば、直感的に作業ができます。まず を本来の業務に充てることができると考え は、Dojoの操作フローや設定方法などを理 ています。 課題のひとつは 理 解度のバラツキです。 通常より業務の負荷が増加します。当社とし Dojoの導入は2023年1月。タイミングよく4 解することが先決だと感じました。 研修では管理者が業務マニュアルに沿っ ては管理者の負荷を軽減し、業務を円滑に 月にスタートする新規のBPOプロジェクト 今後の展開 て説明していきますが、やはり理解力には 回すために、研修とOJTにかかる工数を削 があったため、ここでDojoを活用すること Dojo導入の効果 ■ベースの業務マニュアルもDojoで作成 個人差があります。経験が浅いスタッフの 減したいと常々考えていました。 になりました。その間、新規プロジェクトの トランスコスモス株式会社 BPOセンター熊 場合、緊張などで重要な部分を聞き逃して 準備に追われながら、テンダさんのトレー <理解度の向上> 今回の新規プロジェクトでは、しっかりと準 本は、大手企業のバックオフィス業務を支援 しまうケースもあります。実際の業務に携 ニングセミナーに参加するなどしてDojoの シミュレーションコンテンツを導入した第 備をしながらDojoを導入することができま するBPOに特化した事業所です。主な業務 わっていませんから、「言葉だけで理解し 操作を学習。シミュレーションコンテンツの 3フェーズは、これまでより明らかにスタッ した。この方法なら、これまでの課題を解決 はSCM(Supply Chain Management)に てもらう」のは容易ではないと感じていま 作成方法も理解することができました。 フの理解度が向上しました。導入前の第2 できることが分かり、大きな収穫が得られ 関連する受発注業務、営業サポート、カス した。 解決策として、当社のプロジェクト推進部か 新規プロジェクトは4つのフェーズに分け、 フェーズは、初めてお客様環境を前にする ました。今後の展開としては、管理者が不在 タマーサポートなど。単なる間接業務のコ もうひとつの課題は管理者への負荷です。 らDojoを紹介されました。マニュアル作成 徐々にプロジェクトの規模を拡大するスタ ので戸惑いが大きく、「間違えてはいけな でも「これを見て操作すれば理解できるシ スト削減ではなく、ビジネスフロー全体の 言い方ひとつでスタッフへの伝わり方が異 ツールという内容でしたが、本番環境の操作 イルを採用しました(図)。第2フェーズを研 い」という緊張感もあって、ぎこちない操作 ミュレーションコンテンツ」の作成に取り掛 最適化など幅広くBtoB事業を展開してい なるため、丁寧に説明する必要があります。 を疑似体験できるHTML5/DHTML形式のシ 修と平行してシミュレーションコンテンツを の場面が多々ありました。第3フェーズはシ かる予定です。また、今後の新規プロジェク ます。 さらに、研修とOJTの期間は、管理者がほぼ 作成するフェーズと位置付け、Dojoの導入 ミュレーションコンテンツを操作し、動的 ト立ち上げの際は、お客様とのヒアリング後 付きっきりで対応しなければならないため、 は第3フェーズとしました。 に理解できていましたから、お客様環境を に作成する業務マニュアルもDojoで作成す ■シミュレーションコンテンツで業務の 目の前にして業務の分岐が発生しても戸惑 るつもりです。 BPO業務のプロジェクトを立ち上げる際の  分岐を学習 いはほぼありません。非常にスムーズな入 一方、スタッフのスキルが平準化していない 基本的なフローからお話させていただきま 力を行うことができました。 プロジェクトもあるので、マニュアル作成や す。まず、お客様へのヒアリングや資料をご 第2フェーズで、5つの分岐パターンを有する 教育に豊富な知見を持つテンダさんからも 教示いただきながら、業務のベースとなる業 シミュレーションコンテンツを作成しまし <OJT期間の短縮> アドバイスをもらいながら、良い施策を見つ 務マニュアルを当社で作成します。そして、 た。一般的な受注作業は、得意先 → 帳合先 Dojo導入により、理解度が早く、OJT期間を けられればと考えています。引き続き、よろ その業務マニュアルをもとにスタッフへの → 納品日 → 商品名 → 手数料 → 登録と 短縮することができました。通常は10日ほ しくお願いいたします。 研修とOJTを行っていきます。研修とOJTの 期間を経て、本番のBPO業務に携わるわけ ですが、このOJTに課題がありました。 0120-114-392 E-mail: psg@tenda.co.jp https://tepss.com/
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株式会社ダスキン ニュアル をつくるより、言葉で伝えた方 が早い」と思っていたのかもしれません 「人的資本経営に不可欠な従業員教育にDojoが寄与。マニュアル整備から が、操作したことをそのまま記録し、さら にマニュアル の 体 裁までつくってくれる 人材基盤を強化し、持続的成長につながっていくことに期待します」 D ojoなら「言葉よりも早い」と、その 便 利さを実 感したのでしょう。マニュアル 清掃・衛生用品のレンタルと販売や役務サービスを中心とした訪販グループとミスタードーナツ事業をはじめとするフードグループなど、 作成を定着させるという意味では、非常 多岐にわたってさまざまな事業でフランチャイズビジネスを展開している株式会社ダスキン様に、Dojoを導入した経緯と効果などについて話を伺いました。 に大きな効果だと感じています。 (2023 年10月13日現在) さらに「中期経営方針2022」における人 材基盤の強化については、人的資本経営 に欠かせない教育のところでDojoが一 助になっていると思います。しっかりマ ロゴ後送 ニュアルを整備することで、上長は教育 の時間を削減でき、新人はマニュアルを 株式会社ダスキン 見て覚えることができます。このまま予 設   立: 1963年2月 き出しを付けて自動的に7~8割の完 成 導入しています。 定通りマニュアルが整備されれば、持続 代 表 者: 代表取締役 社長執行役員 大久保 裕行 資 本 金: 113億円( 2023年3月31日現在) 形にしてくれるのはDojoだけだったから 具体的には、BPRツールとDojoをセット 的成長に向けたサステナビリティ経営に 従 業 員 数: 連結 3,739名、単体 1,989名 です。直感的に操作できる点も高く評 価 にして利用する仕組みにしました。BPR 貢献する人的リソースの有効利用にもつ ( 2023年3月31日現在) し ま し た 。さ ら に 、出 力 先 は W o r d 、 ツールで洗い出した 業 務フローに対し、 ながっていくと考えています。 業 務 内 容: 清掃・衛生用品のレンタル・販売、 役務提供サービスおよびフード P o w e r P o i n t 、E x c e l だ け で な く 、 その業務フローのステップごとに紐づく サービス事業活動におけるフラン HTML5といった動的ファイルへの出力 マ ニ ュ アル をリン ク さ せる方 法 で す 。 チャイズ事業 も可能。動画ファイルの取り込み・編集も BPRツールで業務を可視化する場合、細 ここまで作成したマニュアルは、説明会を 株式会社ダスキン シェアードサービスセンター 部長 沼波 昭男様(左) 行 うこと が で きま す 。つ まり 、D o j o は かく記載し過ぎると逆に分かり難くなっ 起点にグループ会社に配布する段取りと 株式会社ダスキン シェアードサービスセンター 山口 裕人様(右) 我々がやりたいことをほぼ網羅していま てしまうことがありますが、細かいとこ なっており、現在はその準備をしている最 した。 ろをD ojoで作成したマニュアルにすれ 中です。説明会はオンラインも考えたの 化。とくに重要課 題である人材基盤の強 す。しかし、こうした社内業務は属人化し そこで、Dojoのスタンドアロン版を5ラ ば、この問題は解決します。「全体の流れ ですが、コロナ禍から通常勤務の状況に 会社概要 化については、人的資本経営の観点から てしまう傾向にあり、担当者でなければ イセンス導入。購入後、テンダさんに講習 はBPRツールで把握、実際の操作につい なりつつありますから、大阪にある本社で ■長期戦略「ONE DUSKIN」に取り組む ダイバーシティ&インクルージョンなど、 分からないという状況が散見していまし 会を実 施していただきました。初級 編は ては紐づいているマニュアルをクリック の集合説明会を検討しています。グループ 時代の先を見据えた取り組みを進めてい た。もちろん、我々としては「人に仕事が 全員、中級 編は各セクションから選 抜し して確認」という仕組みは、共有サーバー 会社の皆さんと顔を合わせながら説明さ 多様化するお客様の暮らしや働き方に合 ます。しかし、グループ会社においては雇 つくのではなく、業務に人をつけていく」 参加してもらいましたから、Dojoを利用 にマニュアルを入れておくよりも分かり せていただき、まずは全体的な擦り合わ わ せ、「衛 生」「ワークライフマネジメン 用自体に難しさがあり、人材基盤の強化 ことを念 頭に、業 務フローに基づいたマ する段階には知識やスキルは身に付いて やすく、使い勝 手も格段に向上している せをしていきたいと考えています。集合説 ト」「高齢 者 サ ポート」の3つの領域にお は容易ではありません。そのため、外注委 ニュアルの整備を推進してきました。 いたと思います。実際 の利用にあたって と自負しています。 明会で足りないところについては、eラー いて生活調律の実現を目指す訪販グルー 託費用などの管理コストが増加傾向にあ しかし、画面をキャプチャーしてWordや は、シェアードサービスセンターの 各セ ニングや個別のオンラインミーティング プ、ミスタードーナツをはじめ、お客様の りました。 Exce lに貼り付ける制作作業は手間がか クションにライセンスを割り当て、台帳で などで補完していく予定です。 ニーズに応える商品開発と居心地のよい そこで、設置されたのが我々の部門、シェ か るた め 、遅々として進 みません 。さら 管理するスタイルにしました。 我々、シェアードサービスセンターは、成 空間づくりとおもてなしを追求し続けて アードサービスセンターです。「ダスキン に、フォーマットも内 容もバラバラで統 功事 例をつくってそれを全社に発信して いるフードグループなど、当社はこれらの および子会社の経営効率向上への貢献」 一感 がありませんでした。これ からさま 1 画 面 ず つ キ ャプ チ ャーして W o r d や いくことを期待されています。BPRツー 事業活動においてフランチャイズシステ をミッションに 掲 げ 、重 複 する人事・経 ざまな業務システムやワークフローシス 実は今回、マニュアル 作成だけを効率化 Excelに貼り付けていたときと比べると、 ルで業務フローを可視化し、Dojoで作成 ムを中心に展開しています。 理・労務などの管理業務のデジタル 化を テムのマニュアルを数百種類つくる必要 したいと考 えていた わ け では ありま せ 作成時間は1/10ほどになっていると感 したマニュアルを紐づける今回の取り組 当社は 現在、すべての事業が一つになっ 推 進し、グループ会 社を横断して管 理 業 があったため、どうにか効率化できない ん 。もっとも重 視していたのは 、業 務フ じます。間接的に管理業務の効率化やコ み も そ の ひと つ で す 。ま だ ま だ ブ ラッ てホスピタリティあふれる対応ができる 務の効率化とコスト削減に取り組んでい かと思案していました。 ローの可 視化です。そもそもの目的は、 スト削減に貢献しているのは間違いあり シュアップしていく必 要は あります が、 企業へ進化していくことを目指した長期 ます。 グループを横断して人事・経理 全体 の管 ません。また、デザインをひとつのフォー 「業 務の無 駄を省き、効率化を期待でき 戦略「ONE DUSKIN」のもと、2023年3 製品の比較・検討と利用状況 理業務を効率化しコスト削減することで マットにしたことで統一感も得られてい るパッケージ」として発信していくことは 月期~2025年3月期までの3年間を第3 導入前の課題 ■やりたいことを網羅していたDojo すから、それを実現するには何よりも業 ます。 十分に可能だと考えています。そのため フェーズと定めた「中期経営方針2022」 ■進まない管理業務のマニュアル作成 務 の可 視 化 が 不 可欠 だと考えていまし もうひとつ、手間を惜しんでマニュアル には、今後もテンダさんの支援は欠かせ の取り組みを実 行しています。そのなか 2022年夏頃、ベンダーの紹介 や検 索な た 。そ のた めに 、別 途 B P R( B u s i n e s s 作成に二の足を踏んでいた人が積極的に ません。引き続きよろしくお 願いいたし で、リアルとデジタル の両面から目指す シェアードサービスセンターでは人事・経 どを通じて数製品のマニュアル作成ツー Proces s Re-eng inee r ing)ツールも 関 わ るようになりました 。「 わざ わざ マ ます。 CX(Cus tomer E xpe r i ence︓顧客体 理業務の集約に加え、これらを実現する ル をピック アップし 、比 較・検 討しまし 験)の向上や成長機会の創出と同等に注 ワークフローシステムなどを全社共通の た 。そ の な か の ひとつ が D o j oでした 。 力しているのが、中長 期にわたる持続的 管理 業 務基盤とするべく、システムの 構 Dojoを選定した理由は、操作フローを記 成長に向けたサステナビリティ経営の強 築や業務フローの策定に取り組んでいま 録して画面をキャプチャー、説明用の吹
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Dojoの活用事例 ニュアル をつくるより、言葉で伝えた方 が早い」と思っていたのかもしれません が、操作したことをそのまま記録し、さら にマニュアル の 体 裁までつくってくれる Dojoなら「言葉よりも早い」と、その 便 利さを実 感したのでしょう。マニュアル 作成を定着させるという意味では、非常 に大きな効果だと感じています。 さらに「中期経営方針2022」における人 材基盤の強化については、人的資本経営 に欠かせない教育のところでDojoが一 助になっていると思います。しっかりマ ニュアルを整備することで、上長は教育 の時間を削減でき、新人はマニュアルを 見て覚えることができます。このまま予 き出しを付けて自動的に7~8割の完 成 導入しています。 定通りマニュアルが整備されれば、持続 形にしてくれるのはDojoだけだったから 具体的には、BPRツールとDojoをセット 的成長に向けたサステナビリティ経営に です。直感的に操作できる点も高く評 価 にして利用する仕組みにしました。BPR 貢献する人的リソースの有効利用にもつ し ま し た 。さ ら に 、出 力 先 は W o r d 、 ツールで洗い出した 業 務フローに対し、 ながっていくと考えています。 P o w e r P o i n t 、E x c e l だ け で な く 、 その業務フローのステップごとに紐づく ■BPRツール+Dojoの仕組みを発信 HTML5といった動的ファイルへの出力 マ ニ ュ アル をリン ク さ せる方 法 で す 。 も可能。動画ファイルの取り込み・編集も BPRツールで業務を可視化する場合、細 ここまで作成したマニュアルは、説明会を 行 うこと が で きま す 。つ まり 、D o j o は かく記載し過ぎると逆に分かり難くなっ 起点にグループ会社に配布する段取りと 我々がやりたいことをほぼ網羅していま てしまうことがありますが、細かいとこ なっており、現在はその準備をしている最 した。 ろをD ojoで作成したマニュアルにすれ 中です。説明会はオンラインも考えたの 化。とくに重要課 題である人材基盤の強 す。しかし、こうした社内業務は属人化し そこで、Dojoのスタンドアロン版を5ラ ば、この問題は解決します。「全体の流れ ですが、コロナ禍から通常勤務の状況に 化については、人的資本経営の観点から てしまう傾向にあり、担当者でなければ イセンス導入。購入後、テンダさんに講習 はBPRツールで把握、実際の操作につい なりつつありますから、大阪にある本社で ダイバーシティ&インクルージョンなど、 分からないという状況が散見していまし 会を実 施していただきました。初級 編は ては紐づいているマニュアルをクリック の集合説明会を検討しています。グループ 時代の先を見据えた取り組みを進めてい た。もちろん、我々としては「人に仕事が 全員、中級 編は各セクションから選 抜し して確認」という仕組みは、共有サーバー 会社の皆さんと顔を合わせながら説明さ 多様化するお客様の暮らしや働き方に合 ます。しかし、グループ会社においては雇 つくのではなく、業務に人をつけていく」 参加してもらいましたから、Dojoを利用 にマニュアルを入れておくよりも分かり せていただき、まずは全体的な擦り合わ わ せ、「衛 生」「ワークライフマネジメン 用自体に難しさがあり、人材基盤の強化 ことを念 頭に、業 務フローに基づいたマ する段階には知識やスキルは身に付いて やすく、使い勝 手も格段に向上している せをしていきたいと考えています。集合説 ト」「高齢 者 サ ポート」の3つの領域にお は容易ではありません。そのため、外注委 ニュアルの整備を推進してきました。 いたと思います。実際 の利用にあたって と自負しています。 明会で足りないところについては、eラー いて生活調律の実現を目指す訪販グルー 託費用などの管理コストが増加傾向にあ しかし、画面をキャプチャーしてWordや は、シェアードサービスセンターの 各セ ニングや個別のオンラインミーティング プ、ミスタードーナツをはじめ、お客様の りました。 Exce lに貼り付ける制作作業は手間がか クションにライセンスを割り当て、台帳で 導入効果と今後の期待 などで補完していく予定です。 ニーズに応える商品開発と居心地のよい そこで、設置されたのが我々の部門、シェ か るた め 、遅々として進 みません 。さら 管理するスタイルにしました。 我々、シェアードサービスセンターは、成 ■マニュアル作成に関わる人が増加 空間づくりとおもてなしを追求し続けて アードサービスセンターです。「ダスキン に、フォーマットも内 容もバラバラで統 功事 例をつくってそれを全社に発信して いるフードグループなど、当社はこれらの および子会社の経営効率向上への貢献」 一感 がありませんでした。これ からさま ■業務フローの可視化 1 画 面 ず つ キ ャプ チ ャーして W o r d や いくことを期待されています。BPRツー 事業活動においてフランチャイズシステ をミッションに 掲 げ 、重 複 する人事・経 ざまな業務システムやワークフローシス 実は今回、マニュアル 作成だけを効率化 Excelに貼り付けていたときと比べると、 ルで業務フローを可視化し、Dojoで作成 ムを中心に展開しています。 理・労務などの管理業務のデジタル 化を テムのマニュアルを数百種類つくる必要 したいと考 えていた わ け では ありま せ 作成時間は1/10ほどになっていると感 したマニュアルを紐づける今回の取り組 当社は 現在、すべての事業が一つになっ 推 進し、グループ会 社を横断して管 理 業 があったため、どうにか効率化できない ん 。もっとも重 視していたのは 、業 務フ じます。間接的に管理業務の効率化やコ み も そ の ひと つ で す 。ま だ ま だ ブ ラッ てホスピタリティあふれる対応ができる 務の効率化とコスト削減に取り組んでい かと思案していました。 ローの可 視化です。そもそもの目的は、 スト削減に貢献しているのは間違いあり シュアップしていく必 要は あります が、 企業へ進化していくことを目指した長期 ます。 グループを横断して人事・経理 全体 の管 ません。また、デザインをひとつのフォー 「業 務の無 駄を省き、効率化を期待でき 戦略「ONE DUSKIN」のもと、2023年3 理業務を効率化しコスト削減することで マットにしたことで統一感も得られてい るパッケージ」として発信していくことは 月期~2025年3月期までの3年間を第3 すから、それを実現するには何よりも業 ます。 十分に可能だと考えています。そのため フェーズと定めた「中期経営方針2022」 務 の可 視 化 が 不 可欠 だと考えていまし もうひとつ、手間を惜しんでマニュアル には、今後もテンダさんの支援は欠かせ の取り組みを実 行しています。そのなか 2022年夏頃、ベンダーの紹介 や検 索な た 。そ のた めに 、別 途 B P R( B u s i n e s s 作成に二の足を踏んでいた人が積極的に ません。引き続きよろしくお 願いいたし で、リアルとデジタル の両面から目指す シェアードサービスセンターでは人事・経 どを通じて数製品のマニュアル作成ツー Proces s Re-eng inee r ing)ツールも 関 わ るようになりました 。「 わざ わざ マ ます。 CX(Cus tomer E xpe r i ence︓顧客体 理業務の集約に加え、これらを実現する ル をピック アップし 、比 較・検 討しまし 験)の向上や成長機会の創出と同等に注 ワークフローシステムなどを全社共通の た 。そ の な か の ひとつ が D o j oでした 。 力しているのが、中長 期にわたる持続的 管理 業 務基盤とするべく、システムの 構 Dojoを選定した理由は、操作フローを記 成長に向けたサステナビリティ経営の強 築や業務フローの策定に取り組んでいま 録して画面をキャプチャー、説明用の吹 0120-114-392 E-mail: psg@tenda.co.jp https://tepss.com/
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株式会社ロイヤルホテル Dojoに関してはナレッジを貯めている段階 です。まずは、テンダさんが開催するDojoの DojoとDojoウェブマニュアルで教育基盤を整備し、デジタルトレーニングを実施。 操作講習会に、ITシステム部全員が参加させ ていただくことになると思います。Dojoのオ 人材育成、インバウンド需要対応などを通じ、より高いホスピタリティ提供の実現へ ペレーションはそれほど難しくないため、今 のところ社内の操作講習会開催は考えてい リーガロイヤルホテル(大阪)を中心に13のホテルを運営する株式会社ロイヤルホテル様に、 ません。テンダさんが開催する操作講習会は DojoとDojoウェブマニュアルを導入した経緯と今後の展開などについて話を伺いました。 録画して配信できると伺っていますから、ど うしても詳しく知りたいと考えるスタッフに は、その録画を参照してもらう形を考えてい (2024 年8月1日現在) ます。 ません。また、マニュアル作成担当のスタッ ちました。DojoおよびDojoウェブマニュア Dojoは動的マニュアルをSharePoint形式 フが異動した場合、マニュアル作成のノウハ ルが当社の活用イメージと合致したため、 に出力できると伺っています。わざわざダウ ウが引き継がれることはなく、内容や体裁が 2024年3月に当社へ導入を決定しました。 ンロードする必要がなく、SharePoint上で 変わってしまう課題もありました。 Dojoはマニュアル作成の作業を簡略化し、 再生できるということなので、非常に期待し 3つ目はマニュアルの管理です。自主的に業 統一化できるところがポイント。Wordや ています。この機能を積極的に利用すれば、 株式会社ロイヤルホテル 務を推進する企業文化などにより、各部門・ PowerPointでマニュアルを作成する場合、 「マニュアルをSharePointに集約し、一元管 設   立: 1932年2月 本   社: 〒530-0005 大阪市北区中之島5丁目3番68号 各ホテルが独自にマニュアルを作成し、管理 画面をキャプチャーし操作のコメントを書く 理する」ことを訴求できるのではないかと考 代表取締役社長 :植田 文一 もそれぞれが行っていました。とくに管理は という作業を何ページも繰り返す必要があ えています。 資 本 金: 1億円 煩雑になりがちで、「マニュアルの原本が分 るため、かなりの負担がありました。その点、 また、Dojoウェブマニュアルには生成AIの 従 業 員 数: 1,079名 業 務 内 容: リーガロイヤルホテルグループの運営 からない」「複数のバージョンがある」「マ Dojoは操作画面を自動でキャプチャーし、さ 機能が用意されています(ブラウザ版のみ)。 ニュアルの体裁が統一されていない」といっ らにコメントスペースも作成してくれますか まだ本格的に利用したことはありませんが、 ITシステム部 部長 DX推進室 室長 岡山 雅保様(写真左) ITシステム部 DX推進室 課長代理 平野 友貴様(写真右) たことが起きていました。 ら、大幅な時間短縮と作業負担の軽減が期 マニュアルのタイトルや希望ステップ数、概 4つ目は外国人従業員向けのマニュアルで 待できます。Dojoで用意されているデザイン 要を入力するだけで、例えば、「荷物の預かり す。人手不足やインバウンドに対応するた を活用すれば、マニュアル作成のフローも統 方と返却手順」といったマニュアルのベース ム )の 検 討 や 、A I や B I( B u s i n e s s います。そのなかで、「マニュアル作成が大き 会社・部門概要 め、ホテル業界全体において積極的に外国人 一化することが可能。前述した1つ目と2つ目 を作成することができるとのこと。100点満 Inte l l igence)ツール、MA(Market ing な負担になっている」という声が多数上がっ 従業員を雇用しています。当社の場合、日本 の課題を解決できると考えました。 点ではないにしても、ベースのマニュアルを ■お客様や社内に新たな価値を Automation)ツールなどの導入を主管する ていました。マニュアル作成の課題は4つあ 語が堪能な外国人従業員を雇用しています Dojoウェブマニュアルは接客や立ち振る舞 自動で作成できれば、作成時間は大幅に短 提供するDXを推進 役目を担っていきます。 り、1つ目は必要な種類の多さです。ホテル が、それぞれの母国語のマニュアルは用意し いなど、現場ならではの部分を紙ではなく動 縮できます。ぜひ、生成AIも積極的に活用し はバックヤードの業務手順マニュアルに加 ていないため、細かなニュアンスが伝わって 画でレクチャーできるのが秀逸。スマート ていきたいですね。 大阪政財界の「賓客のための近代的ホテル ホテル運営の課題 え、接客マニュアルも必要不可欠なため、自 いるか不安がありました。 フォンだけで操作できるところも魅力でし を大阪に」という要望から、1935年にリーガ ■マニュアル作成・管理が負担に 然と数が多くなります。ITシステム部だけで た。しかも、言語を切り替えるだけで英語や ロイヤルホテルの前身「新大阪ホテル」が誕 も100種類以上のマニュアルがありますか 中国語などに翻訳した動画で視覚的に伝え 冒頭で申し上げたDXの取り組みは、単にIT 生しました。1990年に名称を「リーガロイヤ 当社では生産性の向上によってお客様とス ら、マニュアル作成が現場の大きな負担に ることが可能。これにより、外国人従業員の 技術を活用した業務効率化が目的ではあり ルホテルグループ」とし、現在は日本各地と タッフの接点を増やし、お客様の体験価値を なっていることは我々も認識していました。 理解度が向上すれば、4つ目の課題も解決で ません。ホテルの原点である「あたたかいお グアムに13のホテルを展開。国賓をはじめ 高める活動として「お客様体験価値向上プロ 2つ目は属人化です。マニュアル作成は現場 DX推進室は、DXにつながるソリューション きると思いました。 もてなし」「美味しい料理」「心地よい空間」の 国内外のお客様をお迎えし、常に感動と満 ジェクト」を推進しており、運営するホテル毎 のリーダーや、WordやPowerPointといった をキャッチアップするのも大きな役割。その 実現と向上のため、「デジタル技術をいかに 足の追求を主軸としたホテル経営を行って に経営層も参加してのミーティングを毎月1 コンピュータスキルを持つスタッフが担当す 業務を遂行するため、当社のインフラ全般を 活用し、お客様や社内に新たな価値を提供 きました。 度開催、進捗報告やさまざまな議論を行って ることが多く、属人化してしまう傾向が否め 保守していただいているNECネッツエスアイ するか」を課題として、中長期的に変革を継 DX推進室はDXを活用した新しい価値創造 さん主催のホテルITフェア(大阪 2024年2 続することが目的です。その意味では、Dojo と業務の変革を目的とし、2023年12月に情 月6~7日開催)に足を運びました。そこで、テ 実際に導入したのはDojoが2ライセンス、 の導入もホテルDXの取り組みのひとつなの 報システム部門であるITシステム部内に新 ンダさんのDojoに出会いました。テンダさ Dojoウェブマニュアルが250ライセンスで は間違いありません。教育基盤を整備してデ 設された部門です。とくに2024年6月発表の んの話を伺い、Dojoは「当社のマニュアル問 す 。現 在は 3 つ 目 の 課 題 を 解 決すべく 、 ジタルトレーニングを行い、DX人材の育成 中期経営計画で掲げている「オペレーション 題を解決する重要なソリューションになるの Microsoft 365のSharePointでマニュアル を通じた業務効率化から得られる時間を、 DX」「マネジメントDX」「ヒューマンリソース ではないか」と感じ、後日、あらためてテンダ を一元管理する仕組みを構築しているフェー 本来の業務やお客様と関わる時間に注ぎた DX」の3つは、DX推進室に課せられた重要な さんから機能について詳しく伺う機会を持 ズです。 いと考えています。 ミッションとなります。具体的には、フロント 業務を効率化する新たなPMS(Property Management System︓ホテル管理システ
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の活用イメージ Dojoに関してはナレッジを貯めている段階 Before After です。まずは、テンダさんが開催するDojoの 操作講習会に、ITシステム部全員が参加させ ていただくことになると思います。Dojoのオ ペレーションはそれほど難しくないため、今 のところ社内の操作講習会開催は考えてい ません。テンダさんが開催する操作講習会は 録画して配信できると伺っていますから、ど SharePoint うしても詳しく知りたいと考えるスタッフに は、その録画を参照してもらう形を考えてい 各拠点が複数のマニュアルを Dojoで作成した共通のマニュShアaルreをPoint ます。 独自に作成・管理 SharePoint上で一元管理 ■SharePoint形式で共有を訴求 ません。また、マニュアル作成担当のスタッ ちました。DojoおよびDojoウェブマニュア Dojoは動的マニュアルをSharePoint形式 フが異動した場合、マニュアル作成のノウハ ルが当社の活用イメージと合致したため、 に出力できると伺っています。わざわざダウ ウが引き継がれることはなく、内容や体裁が 2024年3月に当社へ導入を決定しました。 ンロードする必要がなく、SharePoint上で 変わってしまう課題もありました。 Dojoはマニュアル作成の作業を簡略化し、 再生できるということなので、非常に期待し 3つ目はマニュアルの管理です。自主的に業 統一化できるところがポイント。Wordや ています。この機能を積極的に利用すれば、 務を推進する企業文化などにより、各部門・ PowerPointでマニュアルを作成する場合、 「マニュアルをSharePointに集約し、一元管 各ホテルが独自にマニュアルを作成し、管理 画面をキャプチャーし操作のコメントを書く 理する」ことを訴求できるのではないかと考 もそれぞれが行っていました。とくに管理は という作業を何ページも繰り返す必要があ えています。 煩雑になりがちで、「マニュアルの原本が分 るため、かなりの負担がありました。その点、 また、Dojoウェブマニュアルには生成AIの からない」「複数のバージョンがある」「マ Dojoは操作画面を自動でキャプチャーし、さ 機能が用意されています(ブラウザ版のみ)。 ニュアルの体裁が統一されていない」といっ らにコメントスペースも作成してくれますか まだ本格的に利用したことはありませんが、 たことが起きていました。 ら、大幅な時間短縮と作業負担の軽減が期 マニュアルのタイトルや希望ステップ数、概 4つ目は外国人従業員向けのマニュアルで 待できます。Dojoで用意されているデザイン 要を入力するだけで、例えば、「荷物の預かり す。人手不足やインバウンドに対応するた を活用すれば、マニュアル作成のフローも統 方と返却手順」といったマニュアルのベース ム )の 検 討 や 、A I や B I( B u s i n e s s います。そのなかで、「マニュアル作成が大き め、ホテル業界全体において積極的に外国人 一化することが可能。前述した1つ目と2つ目 を作成することができるとのこと。100点満 Inte l l igence)ツール、MA(Market ing な負担になっている」という声が多数上がっ 従業員を雇用しています。当社の場合、日本 の課題を解決できると考えました。 点ではないにしても、ベースのマニュアルを Automation)ツールなどの導入を主管する ていました。マニュアル作成の課題は4つあ 語が堪能な外国人従業員を雇用しています Dojoウェブマニュアルは接客や立ち振る舞 自動で作成できれば、作成時間は大幅に短 役目を担っていきます。 り、1つ目は必要な種類の多さです。ホテル が、それぞれの母国語のマニュアルは用意し いなど、現場ならではの部分を紙ではなく動 縮できます。ぜひ、生成AIも積極的に活用し はバックヤードの業務手順マニュアルに加 ていないため、細かなニュアンスが伝わって 画でレクチャーできるのが秀逸。スマート ていきたいですね。 大阪政財界の「賓客のための近代的ホテル え、接客マニュアルも必要不可欠なため、自 いるか不安がありました。 フォンだけで操作できるところも魅力でし を大阪に」という要望から、1935年にリーガ 然と数が多くなります。ITシステム部だけで ■DXを活用したホテル事業のバリューアップ た。しかも、言語を切り替えるだけで英語や ロイヤルホテルの前身「新大阪ホテル」が誕 も100種類以上のマニュアルがありますか Dojoとの出会い 中国語などに翻訳した動画で視覚的に伝え 冒頭で申し上げたDXの取り組みは、単にIT 生しました。1990年に名称を「リーガロイヤ 当社では生産性の向上によってお客様とス ら、マニュアル作成が現場の大きな負担に ■Dojoでマニュアルの課題を解決 ることが可能。これにより、外国人従業員の 技術を活用した業務効率化が目的ではあり ルホテルグループ」とし、現在は日本各地と タッフの接点を増やし、お客様の体験価値を なっていることは我々も認識していました。 理解度が向上すれば、4つ目の課題も解決で ません。ホテルの原点である「あたたかいお グアムに13のホテルを展開。国賓をはじめ 高める活動として「お客様体験価値向上プロ 2つ目は属人化です。マニュアル作成は現場 DX推進室は、DXにつながるソリューション きると思いました。 もてなし」「美味しい料理」「心地よい空間」の 国内外のお客様をお迎えし、常に感動と満 ジェクト」を推進しており、運営するホテル毎 のリーダーや、WordやPowerPointといった をキャッチアップするのも大きな役割。その 実現と向上のため、「デジタル技術をいかに 足の追求を主軸としたホテル経営を行って に経営層も参加してのミーティングを毎月1 コンピュータスキルを持つスタッフが担当す 業務を遂行するため、当社のインフラ全般を Dojoの展開と期待 活用し、お客様や社内に新たな価値を提供 きました。 度開催、進捗報告やさまざまな議論を行って ることが多く、属人化してしまう傾向が否め 保守していただいているNECネッツエスアイ ■マニュアルを共有フォルダで一元管理 するか」を課題として、中長期的に変革を継 DX推進室はDXを活用した新しい価値創造 さん主催のホテルITフェア(大阪 2024年2 続することが目的です。その意味では、Dojo と業務の変革を目的とし、2023年12月に情 月6~7日開催)に足を運びました。そこで、テ 実際に導入したのはDojoが2ライセンス、 の導入もホテルDXの取り組みのひとつなの 報システム部門であるITシステム部内に新 ンダさんのDojoに出会いました。テンダさ Dojoウェブマニュアルが250ライセンスで は間違いありません。教育基盤を整備してデ 設された部門です。とくに2024年6月発表の んの話を伺い、Dojoは「当社のマニュアル問 す 。現 在は 3 つ 目 の 課 題 を 解 決すべく 、 ジタルトレーニングを行い、DX人材の育成 中期経営計画で掲げている「オペレーション 題を解決する重要なソリューションになるの Microsoft 365のSharePointでマニュアル を通じた業務効率化から得られる時間を、 DX」「マネジメントDX」「ヒューマンリソース ではないか」と感じ、後日、あらためてテンダ を一元管理する仕組みを構築しているフェー 本来の業務やお客様と関わる時間に注ぎた DX」の3つは、DX推進室に課せられた重要な さんから機能について詳しく伺う機会を持 ズです。 いと考えています。 ミッションとなります。具体的には、フロント 業務を効率化する新たなPMS(Property Management System︓ホテル管理システ 0120-114-392 E-mail: psg@tenda.co.jp https://tepss.com/
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ワッティー株式会社 「作業手順書のペーパーレス化に成功、 生成AIマニュアル診断も活用しています」 様々な医療器具や輸送機器、家電などの幅広い製品に組み込まれているIoT関連のセンサなどを開発・生産している ワッティー株式会社 センサ事業部様に、Dojoウェブマニュアルを導入した背景と導入効果について伺いました。 (2023 年10月3日現在) そのような状況下、展示会でDojoウェブマ かり、すべてのマニュアルを各言語に翻訳す などの変更によるマニュアルコンテンツの追 ニュアルのことを知ったのですが、機能面で るのは難しく、身振り手振りを交えながら何 加・修正などにも、柔軟かつ迅速に対応でき は、PCだけでなくスマートフォンやタブレッ とかコンセンサスを取っている状況が続いて るようになりました。 ロゴ後送 ト端末で「マニュアルの閲覧だけでなく作成 いました。 一方、マニュアルコンテンツが一元的に管理 も簡単にできる」こと、「写真や動画を簡単に Dojoウェブマニュアルでは、簡単な操作で英 されるようになり、作業者は必要なとき、目的 取り込み、閲覧できる」こと、そして「翻訳機 語はもちろん、ポルトガル語など9種類の言 とする最新バージョンのマニュアルへアクセ ワッティー株式会社 創   立: 1967年10月 能が標準で搭載されていること」に興味を惹 語に対応した翻訳機能が提供されており、加 スできるようになりました。紙文書の管理で 代表取締役社長 :菅波希衣子 かれました。そして、何よりテンダ様の説明や えて動画や画像を用いたマニュアルを作成 問題となっていたような作業負荷や混乱から 資 本 金: 9,500万円 プレゼンテーションがとてもわかりやすく、 することで、日本語の読めない従業員もとて も解放され、紙によるマニュアルの配布が不 従 業 員 数: 162名 業 務 内 容: 防犯・セキュリティ関連商社、半導体 マニュアルを作成するツールを提供している もスムーズに作業手順を理解できるようにな 要となり、ペーパーレス化も進みました。しか 製造装置・電気部品開発製造販売 会社として信頼できると判断したことから、 りました。 し、進捗確認や履歴管理にはまだ紙を用いて 導入を検討することにしました。 また、細かな所では、1工程の作業目安時間を いますので、全体で見るとペーパーレスの効果 明示し、デバイス上で時間を計測できるタイ はまだ限定的なものとなります。 写真左より センサ事業部 品質保証部 鈴木 菜央様、センサ事業部 品質保証部 朝倉 郁様、センサ事業部 営業部 浜松営業 袴田 星来様、 マー機能も便利だと思います。加えて、最近 センサ事業部 生産部 課長 鈴木 智明様、センサ事業部 品質保証部 大城 杏菜様、センサ事業部 品質保証部 増田 楓子様 バージョンアップで新たにサポートされたAI 機能も活用しています。作成したマニュアル 現在、センサ事業部では、新しく立ち上げる 文の長さや読みやすさなどをAIが判断して、 ■各種センサ、セキュリティ製品を製造・販売 正に作成・管理することや、進捗確認や履歴 それなりに必要で、作業環境によって汚れや 製造ラインにおける「製造用作業手順書」、 改善案を提案してもらえるのでマニュアルの 今後は、新規製造ラインだけでなく、既存の 管理を適正に記録・保管することなどが求め 破損などにより不鮮明になってしまう場合も 「製品梱包手順書」、「最終検査手順書」、「購 品質向上を図ることができます。 主力製品に関するマニュアルの作成を進め ワッティーは、防災・防犯機器の卸売業として られますが、現在、センサ事業部の生産アイ あることなど、取り扱いが面倒であるという 入検査手順書」、「設備取り扱いマニュアル」 ていきたいと考えており、閲覧できる端末も 1967年に創業されました。以来、メーカー兼 テム数は約1,000種類におよびます。 問題も現場では散見されていました。 といったマニュアルをDojoウェブマニュア 追加する予定です。 商社として、半導体製造に不可欠な産業用 そのため、手順を記載したマニュアルの作成 ルを使い2名体制で作成しています。対象ア また、コンテンツの内容に関しても、マニュア ヒータやIoT環境で利用される、各種センサ や修正、バージョン管理はもちろんですが、マ 導入前の比較・検討 イテムは制作中のものを含めると約100種 ルの作成や修正が手軽にできるようになっ の販売・製造を手掛けております。 ニュアルのコピーを作業者へ配布したり、紙 ■マルチデバイス対応や翻訳機能を評価 類となります。マニュアルは、事業部内だけ 作業面では、従来の紙のマニュアルと比べ たことで、製造ラインを設計する段階からマ 本社は東京都品川区に設けていますが、全国 の原本を保管したりするのに大きな手間がか でなく協力会社にも展開しており、現在、約 て、作業内容がわかりやすく、理解しやすく ニュアルの制作に取りかかることができるよ に3事業所を含む7拠点を展開しており「、熱シ かり、さらに原本の紛失や破損、保管の間違い このような紙のマニュアル文書ならではの課 100名が利用しています。 なったことから、作業効率が改善され、生産 うになり、設計者の思想を取り入れたり、設 ステム事業部」と「センサ事業部」という2つの といった管理上のリスクも内在していました。 題や問題点を解決するため、センサ事業部で マニュアルコンテンツの作成は、基本的なひ 性の向上につながっています。その要因とし 計時にしか撮影できない動画を掲載したりす メーカー部門と商社部門となる「特機事業部」 また、進捗確認や履歴管理に関しても、作業 はマニュアルの電子化を検討してきたのです な形に合わせて見出しや説明文、画像・動画 て、画面上で直感的に目的のコンテンツを閲 るようにしていきたいとも考えています。 の計3事業部でビジネスを展開しています。 手順書に記録するようにしているため、1か月 が、スマートフォンやタブレット端末のように を入力していくだけでマニュアルが完成する 覧できるようになったことや、動画や画像に さらに少し先の話となるかもしれませんが、 静岡県浜松市に拠点を置くセンサ事業部で 間で平均1万枚という膨大な量の紙を使用し 作業現場での取り扱いや閲覧が手軽で、マ ので、とても簡単です。特別な知識や経験が よる説明が増えて作業手順のわかりやすさ 単に作業手順を示すだけのマニュアルでは は、液体の水位制御に最適な液面センサをは ており、ペーパーレス化による紙使用量の削 ニュアルコンテンツの作成や管理に関しても あったわけではありませんが、使い方を習っ が向上したこと、さらには英語圏以外の国籍 なく、製品の不良やエラーを減少させたり、 じめ、自動車のエンジンオイルの検知などに 減も重要な課題となっています。 簡単なツールやシステムは、これまで出会う たり、マニュアルを読んだりせず、直感的に基 を持つ従業員に対しても、母国語でのマニュ 労働安全衛生を高めたりする項目なども反 使われるフロートスイッチ、化学薬品の水位 そもそも紙のマニュアルは、設置スペースも ことができずにいました。 本的な機能は操作できるようになりました。 アルを手軽に提供できるようになったことが 映できるようになれば理想的です。 検知などに使用されるフロートセンサなどを Dojoウェブマニュアルを利用していて便利 挙げられます。 Dojoウェブマニュアルには、既存機能の改善 開発・生産しています。 だと感じるのは、翻訳機能です。当社の場合、 また、マニュアルの作成に関しては、これま はもちろんですが、そのようなマニュアルの 英語圏以外の国籍を持つ従業員も数多く在 でExcelで作業していたときと比べると、手軽 付加価値を高めるような機能の追加を期待 導入前の課題 籍しており、言葉の壁という問題があります。 で、スマートフォンで撮影した動画や画像な するとともに、テンダ様にはこれまでと変わ ■課題が多い、紙による作業手順指示 これまでも日本語以外の手順書もできる範 どもすぐ取り込むことができるので、大幅に らない、迅速かつ丁寧なサポートを継続して 囲で対応していたのですが、作成に手間がか 効率化かつ省力化されています。生産ライン もらうことを希望します。 当社ではISO9001の要求事項に従って品質 マネジメントシステムを確立し、製品の製造 を行っています。ISO9001では、手順書を適
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Dojoウェブマニュアルの活用事例 そのような状況下、展示会でDojoウェブマ かり、すべてのマニュアルを各言語に翻訳す などの変更によるマニュアルコンテンツの追 ニュアルのことを知ったのですが、機能面で るのは難しく、身振り手振りを交えながら何 加・修正などにも、柔軟かつ迅速に対応でき は、PCだけでなくスマートフォンやタブレッ とかコンセンサスを取っている状況が続いて るようになりました。 ト端末で「マニュアルの閲覧だけでなく作成 いました。 一方、マニュアルコンテンツが一元的に管理 も簡単にできる」こと、「写真や動画を簡単に Dojoウェブマニュアルでは、簡単な操作で英 されるようになり、作業者は必要なとき、目的 取り込み、閲覧できる」こと、そして「翻訳機 語はもちろん、ポルトガル語など9種類の言 とする最新バージョンのマニュアルへアクセ 能が標準で搭載されていること」に興味を惹 語に対応した翻訳機能が提供されており、加 スできるようになりました。紙文書の管理で かれました。そして、何よりテンダ様の説明や えて動画や画像を用いたマニュアルを作成 問題となっていたような作業負荷や混乱から プレゼンテーションがとてもわかりやすく、 することで、日本語の読めない従業員もとて も解放され、紙によるマニュアルの配布が不 マニュアルを作成するツールを提供している もスムーズに作業手順を理解できるようにな 要となり、ペーパーレス化も進みました。しか 会社として信頼できると判断したことから、 りました。 し、進捗確認や履歴管理にはまだ紙を用いて 導入を検討することにしました。 また、細かな所では、1工程の作業目安時間を いますので、全体で見るとペーパーレスの効果 明示し、デバイス上で時間を計測できるタイ はまだ限定的なものとなります。 現在の稼働状況 マー機能も便利だと思います。加えて、最近 ■新規製造ラインの手順書作成に活用 バージョンアップで新たにサポートされたAI 今後の展開 機能も活用しています。作成したマニュアル ■既存の主力製品への対応を拡大 現在、センサ事業部では、新しく立ち上げる 文の長さや読みやすさなどをAIが判断して、 正に作成・管理することや、進捗確認や履歴 それなりに必要で、作業環境によって汚れや 製造ラインにおける「製造用作業手順書」、 改善案を提案してもらえるのでマニュアルの 今後は、新規製造ラインだけでなく、既存の 管理を適正に記録・保管することなどが求め 破損などにより不鮮明になってしまう場合も 「製品梱包手順書」、「最終検査手順書」、「購 品質向上を図ることができます。 主力製品に関するマニュアルの作成を進め ワッティーは、防災・防犯機器の卸売業として られますが、現在、センサ事業部の生産アイ あることなど、取り扱いが面倒であるという 入検査手順書」、「設備取り扱いマニュアル」 ていきたいと考えており、閲覧できる端末も 1967年に創業されました。以来、メーカー兼 テム数は約1,000種類におよびます。 問題も現場では散見されていました。 といったマニュアルをDojoウェブマニュア 導入後の評価 追加する予定です。 商社として、半導体製造に不可欠な産業用 そのため、手順を記載したマニュアルの作成 ルを使い2名体制で作成しています。対象ア ■作業効率が改善され、生産性が向上 また、コンテンツの内容に関しても、マニュア ヒータやIoT環境で利用される、各種センサ や修正、バージョン管理はもちろんですが、マ イテムは制作中のものを含めると約100種 ルの作成や修正が手軽にできるようになっ の販売・製造を手掛けております。 ニュアルのコピーを作業者へ配布したり、紙 類となります。マニュアルは、事業部内だけ 作業面では、従来の紙のマニュアルと比べ たことで、製造ラインを設計する段階からマ 本社は東京都品川区に設けていますが、全国 の原本を保管したりするのに大きな手間がか でなく協力会社にも展開しており、現在、約 て、作業内容がわかりやすく、理解しやすく ニュアルの制作に取りかかることができるよ に3事業所を含む7拠点を展開しており「、熱シ かり、さらに原本の紛失や破損、保管の間違い このような紙のマニュアル文書ならではの課 100名が利用しています。 なったことから、作業効率が改善され、生産 うになり、設計者の思想を取り入れたり、設 ステム事業部」と「センサ事業部」という2つの といった管理上のリスクも内在していました。 題や問題点を解決するため、センサ事業部で マニュアルコンテンツの作成は、基本的なひ 性の向上につながっています。その要因とし 計時にしか撮影できない動画を掲載したりす メーカー部門と商社部門となる「特機事業部」 また、進捗確認や履歴管理に関しても、作業 はマニュアルの電子化を検討してきたのです な形に合わせて見出しや説明文、画像・動画 て、画面上で直感的に目的のコンテンツを閲 るようにしていきたいとも考えています。 の計3事業部でビジネスを展開しています。 手順書に記録するようにしているため、1か月 が、スマートフォンやタブレット端末のように を入力していくだけでマニュアルが完成する 覧できるようになったことや、動画や画像に さらに少し先の話となるかもしれませんが、 静岡県浜松市に拠点を置くセンサ事業部で 間で平均1万枚という膨大な量の紙を使用し 作業現場での取り扱いや閲覧が手軽で、マ ので、とても簡単です。特別な知識や経験が よる説明が増えて作業手順のわかりやすさ 単に作業手順を示すだけのマニュアルでは は、液体の水位制御に最適な液面センサをは ており、ペーパーレス化による紙使用量の削 ニュアルコンテンツの作成や管理に関しても あったわけではありませんが、使い方を習っ が向上したこと、さらには英語圏以外の国籍 なく、製品の不良やエラーを減少させたり、 じめ、自動車のエンジンオイルの検知などに 減も重要な課題となっています。 簡単なツールやシステムは、これまで出会う たり、マニュアルを読んだりせず、直感的に基 を持つ従業員に対しても、母国語でのマニュ 労働安全衛生を高めたりする項目なども反 使われるフロートスイッチ、化学薬品の水位 そもそも紙のマニュアルは、設置スペースも ことができずにいました。 本的な機能は操作できるようになりました。 アルを手軽に提供できるようになったことが 映できるようになれば理想的です。 検知などに使用されるフロートセンサなどを Dojoウェブマニュアルを利用していて便利 挙げられます。 Dojoウェブマニュアルには、既存機能の改善 開発・生産しています。 だと感じるのは、翻訳機能です。当社の場合、 また、マニュアルの作成に関しては、これま はもちろんですが、そのようなマニュアルの 英語圏以外の国籍を持つ従業員も数多く在 でExcelで作業していたときと比べると、手軽 付加価値を高めるような機能の追加を期待 籍しており、言葉の壁という問題があります。 で、スマートフォンで撮影した動画や画像な するとともに、テンダ様にはこれまでと変わ これまでも日本語以外の手順書もできる範 どもすぐ取り込むことができるので、大幅に らない、迅速かつ丁寧なサポートを継続して 囲で対応していたのですが、作成に手間がか 効率化かつ省力化されています。生産ライン もらうことを希望します。 当社ではISO9001の要求事項に従って品質 マネジメントシステムを確立し、製品の製造 を行っています。ISO9001では、手順書を適 0120-114-392 E-mail: psg@tenda.co.jp https://tepss.com/
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JFEミネラル株式会社 「スマートフォンで手軽に作成・編集できるので、マニュアル作成の ストレスと負荷が大幅に軽減されました」 土壌汚染調査から評価・浄化工事・浄化材料・モニタリングまで、大地を最良のコンディションにするための業務をワンストップソリューションで提供する JFEミネラル株式会社 環境プロジェクト部様に、Dojoウェブマニュアルを導入した背景と期待する効果などを伺いました。 (2023年9月1日現在) JFEミネラル株式会社 設   立: 20ロ04ゴ年7後月 送 はマニュアルを現場に持ち込んで作業す ニ ュアル な ど 、数 種 類 のマ ニ ュアル を 意事 項を示すことが できます。また、現 代表取締役社長: 斉藤 輝弘 る 必 要 が ありま すので 、P C やスマート Dojoウェブマニュアルで作成し、共有し 場で何か気付きがあったときに、その場 資 本 金: 20億円 従 業 員 数: 1,296名 フォンで簡単にマニュアルを閲覧できる ています。また、協力会社へ作業の指示を で写真を撮 影し、注意事項としてマニュ 業 務 内 容: 石灰石、ドロマイト、珪石、その他 という使い勝手の良さは重要なポイント 行う際、Dojoウェブマニュアルのデータ アルに載せるといった使い方もできるの 鉱産品の採掘、加工、販売/合金 でした。 をPDFに出力して渡すこともあります。 で、マニュアルの生産性が向上しただけ 鉄の製造および販売/鉄鋼スラ グ製品の製造/製鉄関連諸作業 一方、マニュアル の 作成や編集に関して でなく、内容面でも充実してきていると の請負/ニッケル超微粉、圧電単 は、操作がシンプルで、PCだけでなく、ス 実感しています。 結晶、窒化ホウ素、その他機能素 マートフォンでも作成・編集ができるとい 加えて、マニュアルの作成時に特に意識す 材製品の製造、販売/土壌・地下 水の調査および浄化工事 うのも、Dojoウェブマニュアルの導入を ることなく、目次を設けたり、マニュアルを 決めた大きな要因となりました。 Dojoウェブマニュアル を使い始めてま 分類したりしているので、自然と体系化さ JFEミネラル株式会社 環境プロジェクト部 副課長 野村 知哉氏(右) JFEミネラル株式会社 環境プロジェクト部 黒澤 良太氏( 左) また、コストパフォーマンスに関して、大 だ日が浅く、作成中のマニュアルもある れているという印象も持っています。 規模な初期コストやランニングコストが ので具体 的な効 果 の 検 証などはこれ か 必要だという話になると、私たちの部署 らとなりますが、現 場に紙のマニュアル だけで導入するのは難しいところがあり を持ち込む機会が減り、スマートフォンで ■豊かな社会づくりに幅広く貢献 ト設備や 浄 化 材を用いた土壌 浄 化 処 理 系的にマニュアルを管理・運用する仕組 ました 。さらに 、そ のような システムや 対応できるようになりました。 など、様々な 現 場で様々な作業をしてい みを整 備。さらに、業 務の 効率化や 作業 サービスだと、運用担当者を設けなけれ また、テンプレートを使ってマニュアル 今後さらにマニュアルの本数を増やしてい JFEミネラルはJFEグループの資源・素材 ま す 。安 全 か つ 適 正に作 業 を 進 め るた の平準化を図ることで、より働きやすい ばならないケースもあり、人的余 裕やノ を作成するのがとても便利かつ手軽なの きたいと考えています。機能面では、時間 の事業会社です。「資源・素材の価値の創 め、作 業 手順 が決められていますが、そ 業 務環 境を目指すというねらいのもと、 ウハウもありませんでした。そのため、ク で、作成者の作業負荷軽減につながって 計測・記録機能なども活用できればと考え 造を通じて社会に貢献します」を経営理念 れぞれの現場において作業内容が異なる 今回、Dojoウェブマニュアルを導入しま ラウドで運 用担当者が不要、かつコスト います。これまではフリーフォーマットで ていますが、新たにChatGPTの機能をサ と定め、豊かな社会づくりに貢献する事業 ため、現 場ごとのマニュアルが必要とな した。 面でもスモールスタートが 可能なD ojo マニュアルを作成していたため、構成や ポート(2023年7月リリース)すると聞いて を幅広い領域において展開しています。 ります。マニュアルを紙に印刷して、現場 ウェブマニュアルには大きな魅力を感じ レイアウトを考えながら作業を進めてい いますので、文章作成のさらなる効率化や 資源・素材に関する事業と言っても、一般 に持ち込むことになりますが、何かとか 導入前の比較・検討 ました。 かなければならず、操作性も含めストレ 省力化につながればと期待しています。 生 活の中では 聞き馴 染 み のない分 野 か さばる紙のマニュアルは、現 場において スや 作 業面での 負荷となっていました。 また、現在利用している部署は環境プロ ■使い勝手の良さや もしれません。具体的には、鉄の生産にお 使いやすいものではありませんでした。 Dojoウェブマニュアルでは、テンプレー ジェクト部のみとなりますが、社内の 他   コストパフォーマンスを評価 ける副原料の 供 給 から、道 路やビル・橋 また、マニュアルに関して、社内や部内で トに必要な情報を当て込んでいくような 部 署 やDX関連 の 担当者も、当部におけ などの インフラ 、さらには P C・スマート 体系的に管理するための明確な取り決め これまでもマニュアルをデジタル化する 感覚で、マニュアルが出来上がっていく るDojoウェブマニュアル利用の様子や フォンなどの身近な電子機器にいたるま や管 理ツールなどは 導入されておらず、 ツールは探していたのですが、マニュア ので、余計なことに煩わされることなく、 成果などに注目しており、社内での横 展 で、社会生活の様々な場面で当社の事業 基 本的には個人や現場単位で作成され、 ル の閲 覧や 作成に関する使い勝 手はも 環 境 プ ロジェクト 部 では 全 員 が 同じマ 内容に集中できます。しかも、PCがなく 開も検討していければと考えています。 は活躍しており、私たち環 境プロジェク 使用されてきました。 ちろん、コストパフォーマンスや 運 用性 ニュアルを利用するわけではありません てもスマートフォンで作業ができるので、 リモートでの対応となりました が、テン ト部では、土壌・地下水の調 査および浄 マニュアル の 作成に関しては、Wor dや などを検 討する中で、当部にとって最 適 が、現在、部内メンバー全員がDojoウェ 事 務 所以 外 の 場所でもマニュアル の 作 ダは 検 討開 始 時 から丁寧かつ 柔 軟に対 化工事といった土壌環境エンジニアリン Excel、PowerPointを使って作業をして なものを見つけることができずにいまし ブマニュアルを利用できるようにしてい 成や・編集ができるようになりました。 応してくれました。そのおかげで、安心し グ事業を展開しています。 きました。しかし、作成するのに手間と時 た 。DX 関 連 の 展 示 会 で D o j o ウェブ マ ます。 スマートフォンで撮影した写真や動画を、 て導入を進めることができ、とても感謝 間がかかる上、複数の案件を同時に担当 ニュアルを見つけたことが転機となりま プラントなどの設備に関する操作方法を 手軽にマニュアルへ貼り付けることがで しています。これ からも変わらない丁寧 導入前の課題 することが多く、作成時間の短 縮と標準 した。最終的には、トライアルをさせても 示したマニュアルをはじめ、土壌環境など きるのもとても便利です。写真や動画に なサポートはもちろん、機能追 加や使い ■作業現場に持ち込まれる紙マニュアル 化は大きな課題でした。 らい、使い勝手などを実際に確認した上 のモニタリングの手順を示したマニュア コメントや画像を記載したりすることも 方に対するアドバイスなどの情報提供に そのような状況下、マニュアル運用のDX で、社内規定によるセキュリティチェック ル、作業現場での注意事項を記載したマ できるので、よりわかりやすく、手順や注 も期待しています。 環 境プロジェクト部では、土壌汚染の調 化を進めることで、マニュアル のモビリ も行い、導入にいたりました。 査 や定 期モニタリングをはじめ、プラン ティや利便性を向上させると同時に、体 導入を決める上で、まず私たちの業務で
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Dojoウェブマニュアルの活用事例 を利用すればスマートフォンで作業手順を確認できる かさばる紙のマニュアルは いつでも手軽にスマートフォンで 現場では使い勝手が悪い 作業手順を確認できる はマニュアルを現場に持ち込んで作業す ニ ュアル な ど 、数 種 類 のマ ニ ュアル を 意事 項を示すことが できます。また、現 る 必 要 が ありま すので 、P C やスマート Dojoウェブマニュアルで作成し、共有し 場で何か気付きがあったときに、その場 フォンで簡単にマニュアルを閲覧できる ています。また、協力会社へ作業の指示を で写真を撮 影し、注意事項としてマニュ という使い勝手の良さは重要なポイント 行う際、Dojoウェブマニュアルのデータ アルに載せるといった使い方もできるの でした。 をPDFに出力して渡すこともあります。 で、マニュアルの生産性が向上しただけ 一方、マニュアル の 作成や編集に関して でなく、内容面でも充実してきていると は、操作がシンプルで、PCだけでなく、ス 導入後の評価 実感しています。 マートフォンでも作成・編集ができるとい ■マニュアル作成の業務負荷を大幅に軽減 加えて、マニュアルの作成時に特に意識す うのも、Dojoウェブマニュアルの導入を ることなく、目次を設けたり、マニュアルを 決めた大きな要因となりました。 Dojoウェブマニュアル を使い始めてま 分類したりしているので、自然と体系化さ また、コストパフォーマンスに関して、大 だ日が浅く、作成中のマニュアルもある れているという印象も持っています。 規模な初期コストやランニングコストが ので具体 的な効 果 の 検 証などはこれ か 必要だという話になると、私たちの部署 らとなりますが、現 場に紙のマニュアル 今後の展開 だけで導入するのは難しいところがあり を持ち込む機会が減り、スマートフォンで ■新たな拡張機能にも期待 ト設備や 浄 化 材を用いた土壌 浄 化 処 理 系的にマニュアルを管理・運用する仕組 ました 。さらに 、そ のような システムや 対応できるようになりました。 など、様々な 現 場で様々な作業をしてい みを整 備。さらに、業 務の 効率化や 作業 サービスだと、運用担当者を設けなけれ また、テンプレートを使ってマニュアル 今後さらにマニュアルの本数を増やしてい JFEミネラルはJFEグループの資源・素材 ま す 。安 全 か つ 適 正に作 業 を 進 め るた の平準化を図ることで、より働きやすい ばならないケースもあり、人的余 裕やノ を作成するのがとても便利かつ手軽なの きたいと考えています。機能面では、時間 の事業会社です。「資源・素材の価値の創 め、作 業 手順 が決められていますが、そ 業 務環 境を目指すというねらいのもと、 ウハウもありませんでした。そのため、ク で、作成者の作業負荷軽減につながって 計測・記録機能なども活用できればと考え 造を通じて社会に貢献します」を経営理念 れぞれの現場において作業内容が異なる 今回、Dojoウェブマニュアルを導入しま ラウドで運 用担当者が不要、かつコスト います。これまではフリーフォーマットで ていますが、新たにChatGPTの機能をサ と定め、豊かな社会づくりに貢献する事業 ため、現 場ごとのマニュアルが必要とな した。 面でもスモールスタートが 可能なD ojo マニュアルを作成していたため、構成や ポート(2023年7月リリース)すると聞いて を幅広い領域において展開しています。 ります。マニュアルを紙に印刷して、現場 ウェブマニュアルには大きな魅力を感じ レイアウトを考えながら作業を進めてい いますので、文章作成のさらなる効率化や 資源・素材に関する事業と言っても、一般 に持ち込むことになりますが、何かとか ました。 かなければならず、操作性も含めストレ 省力化につながればと期待しています。 生 活の中では 聞き馴 染 み のない分 野 か さばる紙のマニュアルは、現 場において スや 作 業面での負荷となっていました。 また、現在利用している部署は環境プロ もしれません。具体的には、鉄の生産にお 使いやすいものではありませんでした。 現在の稼働状況 Dojoウェブマニュアルでは、テンプレー ジェクト部のみとなりますが、社内の 他 ける副原料の 供 給 から、道 路やビル・橋 また、マニュアルに関して、社内や部内で トに必要な情報を当て込んでいくような 部 署 やDX関連 の 担当者も、当部におけ ■社内だけでなく協力会社への などの インフラ 、さらには P C・スマート 体系的に管理するための明確な取り決め これまでもマニュアルをデジタル化する   作業指示にも活用 感覚で、マニュアルが出来上がっていく るDojoウェブマニュアル利用の様子や フォンなどの身近な電子機器にいたるま や管 理ツールなどは 導入されておらず、 ツールは探していたのですが、マニュア ので、余計なことに煩わされることなく、 成果などに注目しており、社内での横 展 で、社会生活の様々な場面で当社の事業 基 本的には個人や現場単位で作成され、 ル の閲 覧や 作成に関する使い勝 手はも 環 境 プ ロジェクト 部 では 全 員 が 同じマ 内容に集中できます。しかも、PCがなく 開も検討していければと考えています。 は活躍しており、私たち環 境プロジェク 使用されてきました。 ちろん、コストパフォーマンスや 運 用性 ニュアルを利用するわけではありません てもスマートフォンで作業ができるので、 リモートでの対応となりました が、テン ト部では、土壌・地下水の調 査および浄 マニュアル の 作成に関しては、Wor dや などを検 討する中で、当部にとって最 適 が、現在、部内メンバー全員がDojoウェ 事 務 所以 外 の 場所でもマニュアル の 作 ダは 検 討開 始 時 から丁寧かつ 柔 軟に対 化工事といった土壌環境エンジニアリン Excel、PowerPointを使って作業をして なものを見つけることができずにいまし ブマニュアルを利用できるようにしてい 成や・編集ができるようになりました。 応してくれました。そのおかげで、安心し グ事業を展開しています。 きました。しかし、作成するのに手間と時 た 。DX 関 連 の 展 示 会 で D o j o ウェブ マ ます。 スマートフォンで撮影した写真や動画を、 て導入を進めることができ、とても感謝 間がかかる上、複数の案件を同時に担当 ニュアルを見つけたことが転機となりま プラントなどの設備に関する操作方法を 手軽にマニュアルへ貼り付けることがで しています。これ からも変わらない丁寧 することが多く、作成時間の短 縮と標準 した。最終的には、トライアルをさせても 示したマニュアルをはじめ、土壌環境など きるのもとても便利です。写真や動画に なサポートはもちろん、機能追 加や使い 化は大きな課題でした。 らい、使い勝手などを実際に確認した上 のモニタリングの手順を示したマニュア コメントや画像を記載したりすることも 方に対するアドバイスなどの情報提供に そのような状況下、マニュアル運用のDX で、社内規定によるセキュリティチェック ル、作業現場での注意事項を記載したマ できるので、よりわかりやすく、手順や注 も期待しています。 環 境プロジェクト部では、土壌汚染の調 化を進めることで、マニュアル のモビリ も行い、導入にいたりました。 査 や定 期モニタリングをはじめ、プラン ティや利便性を向上させると同時に、体 導入を決める上で、まず私たちの業務で 0120-114-392 E-mail: psg@tenda.co.jp https://tepss.com/
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