1/4ページ
ダウンロード(976Kb)
液体に触れずに水路の流量を測定
非接触型面速式流量計フローダールModel460FL/465FLは、水位に超音波センサ、流速にドップラ式レーダーセンサを採用、開渠、暗渠水路用として非接触での流量測定を実現。
液面の上方にセンサを設置するため、設置の際に水路を止める必要がなく、汚水内での作業も不要です。
設置時の時間と労力の削減が可能なだけでなく、設置後のメンテナンスも軽減します。
固定型と可搬型の2種類があり、専用の処理ソフト(MS-Windows対応、英語版)で各種の設定やデータ回収、蓄積データのグラフ化などが可能です。
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。
このカタログについて
ドキュメント名 | 非接触型面速式流量計 フローダール MODEL 465FL/460FL |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 976Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日本ハイコン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ

このカタログの内容
Page1
非接触型面速式流量計フローダール
Model 465FL/460FL
技術資料 2024年 3月
Model465FL/460FL
フローダールは流体の上空から測定した センサ(共通)
流速と水位データをもとに瞬時流量を算出
する画期的な開渠・暗渠用の流量計です。
初期費用だけでなく、継続的なランニング
コストの縮減を実現します。
可搬型ロガ 固定型変換器
特 長
①流速はレーダ式と電磁式
通常時にはレーダ式流速センサから流体に向けて照射した発信波と、流れの表面で反射した
受信波の波数の変化をもとに、全体の平均流速を算出します。
水路や配管が満水になってセンサが水に浸かる場合には、電磁式流速センサで測定します。
②水位は超音波式 ③カンタン設置
センサは通常時、超音波で水位を計測します。 設置作業は流体が流れたままで行えます。
④メンテナンス作業が軽減
流体に触れない非接触型なので、クリーニングはほとんど必要ありません。
また、異物の堆積などによるセンサの故障の心配もありません。
概 要
●センサは流体の上空に設置します。
●設置の際に水路を止めたり汚水内で作業する必要はありません。
●センサに堆積物が溜まらないため故障しにくく、水路のクリーニングが不要で維持管理が容易です。
●フローダールには固定型と可搬型の 2種類があります。
●専用の処理ソフト(MS-Windows 対応、英語版)で各種設定やデータ回収が可能です。
測定対象︓河川水、海水、上・下水道、農業用水、薬液混合水、冷却水、パルプ水、工業用水、工業排水、処理液 /スラリー液etc.
NHC 日本ハイコン株式会社
Page2
変•Ï換Š·Š器íŠ外O形Œ寸`法¡‒@図}
■MODEL 460FL <可搬型ロガ> ■MODEL 465FL <固定型変換器>
<正面図> <側面図> <上面図>
587
121 133
407 387
φ220 <正面図 ( 取付方向 : 横 )> <正面図 ( 取付方向 : 縦 )>
<上面図> 4×φ8.6 165
298.5
4×φ8.6
210 254 165 298.5 318
252 288
220
318
ƒZƒ“ƒT•”ŠOŒ`¡‒@ } ※框体の外形寸法は下線の寸法です。
※寸法は公称寸法です。 (単位 :mm)
センサ部外形寸法図
<上面図> 電磁流速センサ
423 ケーブルφ12×9m
(標準長)
変換器用ケーブル
(コネクタ無)
<正面図> <側面図> <背面図>
174
72
110
センサケーブルを <下面図>
ロガに接続する場合 電磁流速センサ
ケーブルφ12×9m
(標準長)
68
変換器用ケーブル
ロガ用ケーブル (コネクタ無)
(コネクタ付き)
394
220 79 95
φ29
220 79 95 158
Page3
センサ設置例
■MODEL 460FL <可搬型ロガ> ■MODEL 465FL <固定型変換器>
マンホール
変換器
開水路
ロガ
専用ケーブル
専用ケーブル (9m標準 /延長可能)
(9m標準 /延長可能) センサ取付け金具
センサ
センサ取付け金具
センサ 流体
流体
フローダールの 測定原理
水位センサ(超音波式)
センサ本体 流速センサ(レーダ波式)
センサ取付け金具
水位センサ(圧力式)
壁面
<満水の場合>
電磁流速センサ
レーダ波 超音波
流速
流速 流体
流体
水位
センサが発信したドップラ・レーダ波は、流体の表面で発信した時とは異なる周波数となって反射します。
流 速 この周波数の違いを比較し、流速を算出します。(流速のサンプリング周期は1分間に1回です。)
センサが水に浸かる時は、電磁流速センサが作動します。
水位は超音波センサで検出します。
水 位 センサが水に浸かって電磁流速センサが作動する時は、流量は変換器に入力された水路の最高水位をもとに
算出されます。
測定された水位データと流速データは固定型変換器(または可搬型ロガ)に送られ、水路の形状に基づいて流量が
流 量 算出されます。算出されたデータは変換器(またはロガ)のメモリに記録され、パソコンで取り出すことができます。
変換器は、4-20mA信号で出力することも可能です。
Page4
仕 様
specifications
■変換器
MODEL 460FL(可搬型) MODEL 465FL(固定型)
項 目 可搬型(ロガ) 固定型(ディスプレイ付)
寸法(H×W×D) 407×252×220mm(高さ×幅×奥行) ※1 254×288×121mm(凸部除く) ※1
材 質 本体:ABS樹脂 ※2 本体:ABS樹脂、前面カバー:ポリカーボネイト ※2
電池なし:4.5kg
重 量 3.2kg
電池2個含む:6.3kg,同4個含む:8.2kg(重量は目安です)
使用温度 -18~60℃ ※3 -15~40℃ ※3
最大829,440個(16項目記録の場合、1分間隔で36日)
記憶容量 最大324,864個(3項目記録の場合、15分間隔で1,128日)
データ量が満杯になった時は古いデータから順に上書きされます。
通信方法 USB、RS232(Baud rates:9600,19200,38400,57600,115200) USB(A-Bコネクタ付ケーブル付属)
設 定 ソフト別売り(英語版) ※4 本体キーパッドで操作可能(データ処理と保存はPC専用ソフト使用) ※4
ディスプレイ - QVGA カラー液晶
4-20mA 標準:3系統
-
0/4-20mA@14VDC(選択)、外部電源使用の場合:最大18VDC
パルス出力 積算パルス×1, 警報出力2系統(high voltage relays),
-
FormC,SPDT,AC20-230V,2.0A ※5
入 力 DC8~18V(内蔵電池もしくは外部電源使用) AC電源仕様:100-240VAC,50/60Hz,15W,
最大消費電力:2.5W DC電源仕様:10-30VDC,15W ※6
6Vランタン電池×2個、
電 池 バックアップ電池接続可能(オプション)
もしくは4個(乾電池もしくは充電池。混用不要)
電池寿命 標準センサ、電池4個使用、記録間隔15分で約185日 ※7 ―
耐水規格 NEMA 6P/IP68(水深1.8mで24時間) NEMA 4X/IP66
接続可能センサ 1台 2台まで
※1 詳細寸法は外形寸法図をご覧ください。 ※2 筺体は完全防水構造ではありません。直接液体がかからない場所に設置してください。 ※3 仕様範囲外でご使用の場合はご連絡ください。
※4 設定ソフトはWindows(95/98/2000/Me/NT/XP/7/10) 対応です。 ※5 DC 入力仕様はご注文時に選択できます。受注後の変更はできません。
※6 電池寿命は、サンプリングするインターバルと設置環境によって異なります。
■センサ部
特 長 水位センサから水面までの距離が1.52m以内の時に使用
測 定 開渠・暗渠における水位、変動流の流量測定 ※1
サンプリング周期 1分間に1回
測定対象流体 ※2
寸法(H×W×D) 394×423×174mm
材 質 ポリスチレン樹脂
筐 体
耐水規格 IP68
重 量 5.4kg
周囲条件 使用温度 0~45℃
外 装 ポリウレタン被覆(外径φ12×2本) ※4
センサケーブル ※3 長さ(標準) 9m
長さ(オプション) 18,21,30,36,45,51,60,67,76,91,106m
測定方式 流速×流体断面積演算方式
流量測定
精 度 ±5.0% RS ※5
測
定 測定方式 レーダ・ドップラ方式
方流速測定 ※6 測定範囲 0.23~6m/s
式
・
通 精 度 ±0.5%;±0.03m/s
常 測定方式 超音波方式
時
水位測定 ※7 測定範囲 0.0065~1.52m
精 度 温度補償後精度 1%±0.0065m
測 測定方式 電磁誘導方式
定
方流速測定 測定範囲 -1.5~6m/s
式 精 度 2%±0.015m/s
・
越 測定方式 ―
流水位測定
時 測定範囲 水路(配管)の最大水位を維持
※1 流路断面の形状は円形、矩形を標準とします。 ※2 河川水、海水、上・下水道、農業用水、薬液混合水、冷却水、パルプ水、工業用水、工業排水、処理液/スラリー液などに対応します。
※3 ケーブルは延長が可能です。あらかじめご相談ください。現場での延長ならびに切断は出来ません。 ※4 電磁流速センサのケーブルが付加されるため、センサ・ケーブルは2本になります。
※5 測定点における水路の流れが標準的な整流状態で、且つ越流が無い場合の精度です。一般的に取付水路には上流側10D、下流側5Dの直管部が必要です。
※6 流体の表面に波や気泡などの反射対象物が無い状態では測定出来ません。 ※7 測定範囲とは、超音波センサ面から液面までの距離です。
製品に関するお問い合わせは 日本総代理店 ●お問い合わせは
日本ハイコン株式会社
〒107-0052 東京都港区赤坂2-4-1 白亜ビル
http://www.hicon.co.jp E-mail:info@hicon.co.jp
TEL 03-3586-5618 FAX 03-3586-5669
<フローダールは米国Hach社で製造しています。>
※記載内容は予告なく変更することがありますのでご了承ください。