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大陽工業 大電流・高放熱基板/素朴な疑問を熱解析してみよう! [第7回]◆電流を流す時間と温度上昇の関係は?(厚銅編)◆

事例紹介

電流を流す時間と温度上昇の関係は?(厚銅編)

弊社では「大電流・高放熱基板 素朴な疑問を熱解析してみよう!」キャンペーンを開催中です。

皆様が日頃気になっているプリント基板の熱に関する素朴な疑問をお寄せいただき、その中から基板を扱う技術者の方全員に役立つ内容を選定し熱解析を行い、解析結果を皆様に公開させていただきます。

第7回は、銅箔厚500umで幅1mmの片面パターンに電流を流した場合に、定常温度に落ち着くまでにどのくらい時間がかかるか?という疑問に対して解析を行いました。
ご参考になれば幸いです。

なお、第6回(薄銅編)との比較となっておりますので、ぜひ第6回分と併せてご覧ください。

※公開している資料は、特定条件下でのシミュレーション結果であり当社が保証するものではありません。
実測とは異なる可能性があることにご注意ください。
また、資料の利用によって生じる一切のトラブル・被害・損失・損害等に当社は一切の責任を負いません。

このカタログについて

ドキュメント名 大陽工業 大電流・高放熱基板/素朴な疑問を熱解析してみよう! [第7回]◆電流を流す時間と温度上昇の関係は?(厚銅編)◆
ドキュメント種別 事例紹介
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このカタログの内容

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大電流高放熱基板素朴な疑問を熱解析してみよう! [第7回] 大電流神 高放熱神 電流を流す時間と温度上昇の関係は?(厚銅) にゃん にゃん 電流を流しはじめてから温度が 定常状態に至るまでの過渡シミュレーション 10mm 銅箔厚500um 周囲温度 Ta=25℃ FR-4 100mm 銅箔厚500umで11.5Aを流した場合にパターン温度が t=1.6mm 定常状態60.3℃まで至るまでにはどれくらいの パターン幅1mm 時間がかかるか? (前回18um 2Aで定常状態60.1℃との比較です) 500um 11.5A 定常温度:60.3℃ 18um 2A 定常温度:60.1℃ 今回(500um 11.5A) 前回(18um 2A) 時間[sec] 電流値11.5A 電流値11.5A 電流値11.5A 500um 1mm幅 500um 1mm幅 500um 1mm幅 0.5sec 1sec 5sec 60℃ Tmax=25.9℃ Tmax=26.7℃ Tmax=30.4℃ 電流値11.5A 電流値11.5A 電流値11.5A 500um 1mm幅 500um 1mm幅 500um 1mm幅 10sec 30sec 60sec Tmax=32.5℃ Tmax=38.8℃ Tmax=44.8℃ 電流値11.5A 電流値11.5A 電流値11.5A 500um 1mm幅 500um 1mm幅 500um 1mm幅 25℃ 300sec 720sec 定常状態 Tmax=58.3℃ Tmax=60.3℃ Tmax=60.3℃ Ta=25℃、500umの片面パターン幅1mmで11.5Aを流した場合に、どのくらいの時間で定常温度 となるかを確認しました。 その結果、約10~11分で定常温度の60.3℃に到達しました。 前回の[18um 2Aで定常温度60.1℃]の場合と比較するため、定常温度が近い60.3℃となる電流を 設定したところ、約5分後~定常状態に到達するまでの温度上昇カーブはそこまで大きく変わり ませんでしたが、それまでは500umの方が緩やかになりました。特に最初の数秒間に関しては、 500umに大きなアドバンテージがあります。 ※本資料は特定条件下でのシミュレーション結果であり当社が保証するものではありません。実測とは異なる可能性があることにご注意ください。 本資料の利用によって生じる一切のトラブル・被害・損失・損害等に当社は一切の責任を負いません。 (2021.03) 温度[℃]