改善事例集Vol.1　オイルシールのラビリンスシール化は、省エネにもなるんです！

改善 事例集 保全担当者・必見！ Vol. 1 ・・・・・・・ まだ知られていない？ 設備保全 のアイデア 特 集 ◆ 電気料金高騰で圧迫される工場利益 ■ シール改善で電気代を削減する 年間300万円の電気代を節約できるラビリンスシール化* *オイルシール2つが組み込まれた標準的な片持ちポンプ100台でシールリップの平均的な電力損失を29.4 [kW]とし電気代1[kWh]あたり12円としたときの概算

機械保全・電気保全・動力保全 ・・・・・・・ シールを変えて、電気代が下がる？ シールのせいで 年間300万円*1を超える電力損失も オイルシール１つ平均で147[W]の電力消費*1 シール改善は「省エネ」にもなるんです。 オイルシールは、石油化学プラントや製紙パルプ工場、製鉄所など、さまざまな工場のポンプやギヤ ボックスなど、多くの回転機械で使われ、JIS（JIS B2402）やISO（ISO6194）で規格化され比較的 安価で入手性が良いシールです。 シールとして優れた特徴がある反面、オイルシールは回転軸にシールリップを押し当てるため、必ず 寿命を迎え漏れや異物侵入が発生してしまうため、定期的な点検や交換、リップによる軸の摩耗溝の 修繕が必要など、課題が多くあるのも事実です。 さらにシールリップが軸に押し付けられるため、軸径や回転数、軸表面の状態によって 無視できない電力損失があり、平均で147 [W] 程度の電力消費があるというデータ*1もあります。 （*1：Labyrinth bearing seals can offer cost advantage (PLANT ENGINEERING STAFF JULY 30, 2004) By David Orlowski, Inpro/Seal Co., Rock Island, IL） オイルシールが2つ組み込まれた標準的な片持ちポンプが100台あれば、29.4 [kW]もの電力を消費して いることになり、仮に電気代を 12円/kWhとすれば年間300万円を超える計算になります。 国際的な紛争による原油高や円安の影響も受けて、電気代が高騰するなか、多くの工場の電気代は、 企業の利益を大きく損なう要因になっています。 日本政府が宣言した2050年までに温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラル 達成のためにも、無駄な消費エネルギーを減らすことが強く求められる時代です。 オイルシール

オイルシールを に交換したら 年300万円*1の電気代カットに加え 定期修繕･交換不要で軸摩耗･軸受早期損傷も減らせる インプロシール化がもたらすメリット INPRO/SEAL（米国）の「ベアリングアイソレータ」は、モータ･ポンプ･ ギヤボックス･蒸気タービン･プランマブロックなど、過酷な環境で潤滑漏れや 異物侵入を防ぐラビリンスシールです。 ベアリングアイソレータは、回転体と固定体が非接触であるため、シール部で摺動による電力損失を 発生させず、また実質的にシールの機械摩耗がないため長寿命でメンテナンスフリーのシールです。 軸受故障抑止でダウンタイムを減らす オイルシールをベアリングアイソレータに置き換えると潤滑漏れや異物侵入を防げ、軸受の焼付きや 故障を防ぎ、機械の信頼性を上げられます。 潤滑に0.002%の水が混入するだけで軸受寿命を48%短くすると言われ、これはだいたい1リットルの 牛乳パックに水1滴が入ったときの量に相当します。 ベアリングアイソレータはIP66相当と非常に高いシール性で、塵埃や油･水が舞う製紙パルプ工場や 製鉄所などで、莫大な損失を発生させる緊急停止やダウンタイムを減らしています。 数年で迎える損益分岐から、投資が「収益」になる オイルシールは安価でも標準的な寿命は3,000時間というデータ*2もあります。 定期交換しているオイルシールをベアリングアイソレータに置き換えれば、電気代やダウンタイム 損失、機械の整備費用や交換部品、漏洩による給油作業や点検作業などが大幅に減らせます。 （ *2 ：CIC 7810-192 Exhibit IV Percent Failure vs. Hour To Leakage） 脱炭素社会に向けた取組みに オイルシールからベアリングアイソレータに置き換えると消費エネルギーが下がり、また短期間で 繰り返し使い捨てだった部品交換を減らし、油漏れなどが減ることで環境負荷を大きく低減できます。 ・・・・・ 貴社のオイルシールの目安電気代 試算します！ ▼詳細はこちらから 厳しい環境で使われる ベアリングアイソレータ www.fukudaco.co.jp

よりよいものを世界から www.fukudaco.co.jp Vol.01(a)_2023年02月