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2液型コーティング Belzona 5892

製品カタログ

温水や炭化水素に浸漬する金属面を腐食から守る高温コーティング

浸漬条件にさらされる金属面の腐食防止に最適な費用対効果の高い2液型コーティングです。
最大95℃までの温度条件下で、各種水溶液および炭化水素類の化学成分と
その腐食作用から母材を保護します。
・設備の寿命を延長
・復旧時間を短縮
・腐食による損傷から保護

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このカタログについて

ドキュメント名 2液型コーティング Belzona 5892
ドキュメント種別 製品カタログ
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取り扱い企業 ジャパンモレキュラーサービス株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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Product Data 温水や炭化水素に浸漬する 金属面を腐食から守る 高温コーティング 浸漬条件にさらされる金属面の腐食防止に最適な Belzona® 5892 費用対効果の高い2液型コーティングです。 最大95°Cまでの温度条件下で、各種水溶液および 炭化水素類の化学成分とその腐食作用から母材を 保護します。 Belzona® 5892 は • 設備の寿命を延長 • 復旧時間を短縮 • 腐食による損傷から保護 ハケ塗り、またはスプレー施工が可能です。 施工後は、運転中のポストキュア実施が可能なため 復旧時間の短縮に繋がります。 ディフューザー フィルター Belzona® 5892 の用途 • セパレーター • 貯蔵タンク • 復水器 • ノックアウトドラム • 蒸発器 • 復水タンク • フィルター(ろ過装置) • ディフューザー • コアレッサー(液液分離装置) • 熱交換器 貯蔵タンク • ボイラー給水装置 • ストックチェスト(紙料チェスト) セパレーター www.belzona.jp ベルゾナは、補修とメンテナンスの諸問題に対する優れたソリューションを提供します。
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Belzona® 5892 は シンプル • ハケ塗り、またはスプレー施工が可能 ® • Belzona 5892常温で硬化 • 運転時の昇温による自動的なポストキュア • 重ね塗りの許容時間が長く施工性に優れる 安全 • 高温の飲料水との接触箇所に使用可 ( 米国 NSF および英国 WRAS 認証) • スパークテスト可 • 完全無溶剤 多機能 • 最大95°Cの水、各種水溶液、炭化水素類などへの 継続的な浸漬に適応 • 電気防食工法にも対応 効果的 • ビニルエステル樹脂ガラスフレーク塗料との比較 において機械的強度、接着性、非収縮性に優れ、 揮発性有機化合物(VOC)の 排出抑制にも貢献 • 長期的な防食を実現 • 急減圧および蒸気洗浄にも対応 コアレッサー 現地代理店 製品品質と技術サポート 全てのベルゾナ製品は、国際標準規格である ISO 9001:2008および ISO 14001:2004 に準拠し、厳格な品質管理体制と環境管理体制に 基づいて製造されています。 ベルゾナは世界120カ国、140社以上の海外販売代理店からなる グローバルなサービスネットワークを展開しています。 経験豊富な 技術コンサルタントによる問題箇所の診断からソリューションの提案、 現場監督および施工管理を含めた各種の現地サポートサービスを ご利用いただけます。 ISO 9001:2008 Q 09335 ISO 14001:2004 EMS 509612 国際標準規格 ISO 9000 に準拠した 品質管理基準で製造されています。 Copyright © Belzona International Limited 2014 ZPD5892(JP)11/14www.belzona.jp
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製品仕様書 製品概要 製品説明 費用対効果に優れる 2 液性の耐熱コーティング材です。最大 95°C までの水溶液および炭化水素類への継続的な浸漬条件下で耐用可能です。 また最大 210°C までの乾熱および蒸気に対する耐性を有します。高温条件下においても高い耐食性を発揮し、多岐にわたる薬品に対する耐薬品性に優れます。 用途 製品付属の取扱説明書に従い適切な条件で施工を行った場合、主に以下の用途に最適です。 - ボイラー給水装置 - 蒸発器 - 配管 - 復水タンク - 熱交換器 - セパレーター - 復水器 - 高温ベッセル - 貯蔵タンク 施工情報 塗布方法 混合比(ベース:硬化剤) ハケ 容量比 3.5 : 1 加熱エアレススプレー(外部混合式、自動計量混合式、スピンスプレーなど) 重量比 5.74 : 1 温度条件 混合後の材料 10~40°C で施工を行ってください。 色調 グレーまたはホワイト 密度 1.49 g/cm3 可使時間 粘度 (BS 5350-B8) 5.0~6.5 Pa・s (25°C) 、1.0~2.0 Pa・s (40°C) 温度条件によって異なります。温度 20°C で混合した材料の可使時間は、 ゲル化時間 (BS 5350-B5) 150~210 分 (20°C) 約 40 分です。詳細は取扱説明書をご確認ください。 たるみ性 (BS 5350-B9) すき間幅 500 µm でたるみなし 表面光沢度 (ASTM D2457) 90~100 GU (60°) 重ね塗り許容時間 揮発性有機化合物含有量 (ASTM D2369 / EPA ref. 24) 0.53%、7.89 g/L 環境条件によって異なります。温度 20°C では、最長 24 時間以内であれば そのまま重ね塗り可能です。詳細は取扱説明書をご確認ください。 硬化時間 環境条件によって異なります。取扱説明書に記載の硬化時間を確認のうえ、 各状況下で耐用可能となるまで適宜十分な硬化養生を行ってください。 塗布面積 2 層コートで塗布を行いつつ、合計膜厚 400 μm 以上を確保してください。 膜厚 400 μm の場合、塗布面積(理論値)は 2.5 m2/L です。 上記のうち施工に関連する内容については、あくまで基礎情報として掲載しています。 実際の施工手順および製品の取り扱い詳細については、製品付属の取扱説明書をご確認ください。 品質保証 製品付属の取扱説明書に従い適切に保管および使用された場合に限り、当製品は本仕様書上の特性および性能を満たします。当製品を含む全ての Belzona 製品は、 最良の品質を保つため厳格な品質管理体制のもとで製造を行うとともに、国際的に認知される相応の規格(ANSI、ASTM、BS、DIN、ISO 他)に従い試験を行って います。当社の管理が及ばない範囲での製品の使用に関して、当社はその施工に関する一切の責任を負いかねます。 製造元 健康と安全 Belzona Polymerics Ltd. Belzona Inc. 製品をご使用いただく前に、該当する製品安全データシート(SDS)を Claro Road, Harrogate, 2000 N.W. 88th Court, HG1 4DS, UK Miami, Florida 33172, USA ご確認ください。 ご購入方法 技術サービス 各国の Belzona 販売代理店からなる流通サービスネットワークを通じて 経験豊富な技術コンサルタント、テクニカルサービス、研究開発スタッフから お求めいただくことにより、世界各地の施工地へ迅速にお届けいたします。 なる万全のサポート体制を整えており、問題解決のためのソリューションを 詳しくは、該当する現地代理店までお問い合わせください。 ご要望に応じてご提案いたします。
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製品仕様書 耐摩耗性 耐食性 テーバー摩耗 陰極剥離 ASTM D4060 に従い、荷重 1 kg で測定した 1000 回転あたりの体積減少量は ASTM G42 に従い測定した剥離半径の平均値は以下のとおりです。 以下のとおりです。 80°C で試験 3.0 mm CS17 摩耗輪(ドライ) 90°C で硬化 15 mm3 H10 摩耗輪(ウェット) 100°C で硬化 576.5 mm3 塩水噴霧 ASTM B117 に従い試験を行った結果、1,000 時間経過後も腐食の兆候は一切 見られませんでした。 接着強さ 圧縮特性 引張せん断 ASTM D1002 に従い、グリットブラスト処理した軟鋼を用いて測定した 標準値は以下のとおりです。 ASTM D695 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 硬化条件と試験温度 結果 硬化条件と試験温度 圧縮降伏応力 圧縮弾性率 20°C で硬化後、20°C で試験 19.2 MPa 20°C で硬化後、20°C で試験 73.8 MPa 1,140 MPa 60°C で硬化後、60°C で試験 21.2 MPa 100°C で硬化後、20°C で試験 87.4 MPa 1,070 MPa 100°C で硬化後、100°C で試験 23.3 MPa 100°C で硬化後、100°C で試験 43.9 MPa 885 MPa 付着性(プルオフ法) ASTM D4541 および ISO 4624 に従い、グリットブラスト処理した 引張特性 厚さ 10mm の軟鋼を用いて測定した標準値は以下のとおりです。 結果 ASTM D638 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 >37.9 MPa 硬化条件と 引張強さ ヤング率 伸び率 試験温度 割裂 20°C で硬化後 ASTM D1062 20°C 13.6 MPa 4,030 MPa 0.35% に従い、グリットブラスト処理した軟鋼を用いて測定した で試験 標準値は以下のとおりです。 100°C で硬化後 20°C 19.0 MPa 2,920 MPa 0.69% 硬化条件と試験温度 結果 で試験 20°C 20°C 100°C で硬化後で硬化後、 で試験 306 N/mm 100°C 17.9 MPa 2,940 MPa 0.68% で試験 100°C で硬化後、20°C で試験 282 N/mm 100°C で硬化後、100°C で試験 234 N/mm 曲げ特性 化学分析 ASTM D790 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 硬化条件と試験温度 曲げ強さ 曲げ弾性率 ハロゲン、重金属、腐食を誘発する不純物などを対象に、混合直後の材料を 第三者機関で分析した結果は以下のとおりです。 20°C で硬化後、20°C で試験 39.2 MPa 4,730 MPa 分析物 全濃度 (ppm) 100°C で硬化後、20°C で試験 63.3 MPa 3,770 MPa 19 100°C で硬化後、100°C で試験 55.0 MPa 2,850 MPa フッ化物 塩化物 786 臭化物 不検出 (<11) 硬さ 硫黄 263 (<9) 亜硝酸塩 不検出 下記試験法に従い測定した標準値は以下のとおりです。 硝酸塩 不検出 (<9) ショア D バーコル ケーニッヒ振り子 亜鉛、アンチモン、インジウム、カドミウム、 硬化条件 不検出 (<3.0) ASTM D2240 ASTM D2583 ISO 1522 ガリウム、銀、水銀、スズ、鉛、ビスマス、ヒ素 20°C で硬化 84 80 190 秒 100°C で硬化 86 86 186 秒 耐薬品性 飲料水規格 ISO 2812 および ISO 4628 に従い検証した結果、多岐にわたる薬品に対し 非常に優れた耐性を示します。詳細は耐薬品性表をご参照ください。 NSF/ANSI 61 WQA(米国水質協会)による認証のもと、 NSF/ANSI 規格 61(飲料水用部品)を取得しています。 電気特性 詳細は、販売代理店までお問い合わせいただくか 右記サイトにてご確認ください。www.wqa.org 絶縁耐力(ASTM D149, method A に従い測定) 2,000 V/s で試験 49,700 V/mm WRAS(英国) WRAS(英国水質規制諮問会議)による飲料水への 使用基準に適合しています。
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製品仕様書 耐熱性 耐衝撃性 荷重たわみ温度(熱変形温度、HDT)・ガラス転移点温度(Tg) アイゾッド衝撃強さ ASTM D648 および ISO 11357-2 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 ASTM D256 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 硬化条件 HDT Tg 硬化条件と試験温度 ノッチ付き ノッチなし 20°C で硬化 50°C 54°C 20°C で硬化後、20°C で試験 2.1 kJ/m2 2.3 kJ/m2 60°C で硬化 95°C 96°C 100°C で硬化後、20°C で試験 5.8 kJ/m2 5.6 kJ/m2 80°C で硬化 111°C 117°C 100°C で硬化 128°C 128°C 落下衝撃強さ ASTM D2794 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 120°C で硬化 ‐ 144°C 150°C ‐ 157°C 硬化条件と試験温度 結果 で硬化 20°C で硬化後、20°C で試験 1.85 N・m 耐乾熱性 100°C で硬化後、20°C で試験 3.44 N・m ISO 11357 に従い、示差走査熱量測定(DSC)で測定した空気中における 劣化温度は 230°C です。また下限温度−40°C まで耐用可能です。 耐熱サイクル性 耐蒸気性 完全硬化後に 210°C の加圧蒸気に 96 時間さらした結果、ひび割れ (クラック)、膨れ(ブリスター)、剥離などは見られませんでした。 熱サイクル試験 NACE TM0304 に従い、60°C と−30°C の間で往復する熱サイクルを 252 回 にわたり繰り返した結果、ひび割れ(クラック)は見られませんでした。 耐浸漬性 冷熱衝撃試験 鋼材にコーティングを施し、100°C から−60°C まで急速冷却するサイクルを 海水浸漬 繰り返した結果、ひび割れ(クラック)、膨れ(ブリスター)、および剥離 ISO 2812‐2 に従い、40°C の人工海水に 6 ヶ月間継続して浸漬させた結果、 の発生は見られませんでした。 不具合は一切見られませんでした。 温水浸漬(Atlas Cell 試験、断熱材なしの冷壁条件) 過厚膜での耐クラック性 NACE TM0174, procedure A に従い、95°C の熱水に 6 ヶ月間継続して 浸漬させた結果は以下の通りです。 錆の発生なし(ASTM D610 に従い 10 段階中 10) NACE TM0104 に従い、推奨値の 3倍の膜厚のコーティングを 40°C の海水 膨れの発生なし(ASTM D714 に従い 10 段階中 10) に 12 週間浸漬させた結果、ひび割れ(クラック)は見られませんでした。 電気化学インピーダンス分光法(EIS) ISO 16773 に従い、上記 Atlas Cell 試験の長期浸漬後に行った電気化学 食品接触材料 インピーダンス分光法による結果は、以下のとおりです。 11.1 Ω cm2 暴露なし ・ 偶発的接触(USDA) 液中暴露 10.8 Ω・cm2 米国農務省の偶発的接触基準に適合しています。 蒸気暴露 10.8 Ω・cm2 直接的接触(FDA) 浸漬時の耐熱温度 米国食品衛生医薬品局による規制 21 CFR 175.300 が示す使用条件 D、E 95°C までの浸漬条件下で耐用可能です。該当する耐薬品性表を参照の上で 及び F (Paragraph D) に該当する様々な食材に対し、同 Paragraph C が 使用環境にて十分な耐薬品性が見込めることを確認してください。 定める溶出基準に適合しています。詳しくは直接お問い合わせください。 耐減圧性 保管期限 NACE TM0185 に従い、海水と原油の混液に部分的に浸漬させた状態で、 未開封のまま 0~30°C で適切に保管した場合、ベースと硬化剤はそれぞれ 二酸化炭素 1%とメタンガス 99%からなる気体で加圧を行い、温度 70°C、 製造から 5 年の保管期限を有します。 圧力 7 MPa の条件で 21 日間経過させた後、15 分間で急減圧させた結果、 コーティングに損傷は見られませんでした。