2液型 高耐熱ペースト状補修剤　Belzona 1511スーパーHTメタル

Product Data 機械加工可能な 高耐熱マルチタイプの 肉盛用補修剤 エロージョン・コロージョンによる損傷を受けた母材金属の 肉盛補修に適した2液型、高耐熱ペースト状補修剤です。 ® 機械加工に対応し、工業用補修の用途で幅広く活用可能 Belzona 1511 なため、費用対効果の高いソリューションを実現します。 スーパーHTメタル またベルゾナの耐熱性コーティングと併用することで、 より高水準な設備保護が可能となります。 Belzona® 1511 は • 補修手順を簡素化 • 予備部品のストック削減に貢献 • 復旧時間を短縮 • 火気不要のため安全に施工可能 高温条件下にあるエロージョン・コロージョンによる 損傷部の肉盛や溶接部の処理に最適です。あらゆる金属 に接着し、一般工具による機械加工が 可能です。この 多目的補修剤は非腐食性で、各種の化学薬品に対しても 優れた耐性を発揮します。 蒸留塔内面 フランジ面 Belzona® 1511 の主な用途 • ベッセル • 熱交換器 • 鋳 造物 • タ ンク • 配管 • フランジ面 • ノ ズル • スリーブ 挿入用ノズルの加工製作 www.belzona.jp ベルゾナは、補修とメンテナンスの諸問題に対する優れたソリューションを提供します。

Belzona® 1511 は シンプル • 混合、塗布が容易 Belzona® 1511 • 専用工具が不要 スーパーHTメタル • 必要量だけ使用でき、開封後も保存が可能 安全 • 低温で硬化し、火気不要のため 火災リスクがゼロ • 電気絶縁性に優れる 多機能 • 一般工具による機械加工が可能 • 無収縮のため成型が可能 • 膜厚管理が容易 • あらゆる母材に強力に接着 • 硬化後の膨張、収縮、歪曲なし 効果的 • 高い機械的強度 • 非腐食性 • 優れた耐薬品性 • 熱変形に強く、抜群の耐熱性 ベッセル内面 現地代理店 技術サポート ベルゾナは世界120カ国、140社以上の海外販売代理店からなる グローバルなサービスネットワークを展開中です。経験豊富な技術 コ ン サ ル タ ン ト に よ る 問 題 箇 所 の 診 断 か ら ソ リ ュ ー シ ョ ン の 提案、現場監督および施工管理を含めた各種の現地サポートサービス をご利用いただけます。 ISO 9001:2008 Q 09335 ISO 14001:2004 EMS 509612 国際標準規格 ISO 9000に準拠した 品質管理基準で製造されています。 Copyright © Belzona International Limited 2015 ZPD1511(JP)01/15www.belzona.jp

製品仕様書 製品概要 製品説明 エロージョン・コロージョンによって損傷を受けた金属母材の肉盛り補修に適した 2液性の高耐熱ペースト材です。 硬化後の材料は高い耐久性を保持しつつも、機械加工が可能です。耐熱性の Belzonaコーティングを上塗りすることで、より上質な設備保護が可能となります。 高強度な構造接着剤として、あるいは耐荷重性と電気絶縁性を兼ね備える不定形シム材としても機能します。補修案件に限らず、製造分野での使用や新規設備への 初期施工にも最適です。 用途 特に Belzona耐熱性コーティング塗布前の、対象面における減肉部や損傷部の肉盛処理、そして溶接部の均し処理に最適です。 施工情報 施工方法 ベース ヘラまたはアプリケーター 性状 ペースト状 色調 ダークグレー 温度条件 密度 2.88～2.92 g/cm3 10～40°Cで施工を行ってください。 硬化剤 可使時間 性状 ペースト状 温度条件によって異なります。温度 20°Cで混合した材料の可使時間は 色調 ライトグレー 約 60分です。 密度 1.72～1.76 g/cm3 重ね塗り許容時間 混合比（ベース：硬化剤） そのまま重ね塗りが可能な許容時間は最長 24時間です。 重量比 5 : 1 硬化時間 混合後の材料 復旧まで必要な硬化時間は、温度条件に加えて上塗りコーティングの有無など 性状 ペースト状 によって異なります。詳細は取扱説明書をご確認ください。 スランプ性 塗厚 12.7 mmでスランプなし 密度 2.61 g/cm3 比容 揮発性有機化合物含有量 (ASTM D2369 / EPA ref. 24) 0.06%、1.66 g/L 1 kgあたり 383 cm3 上記のうち施工に関連する内容については、あくまで基礎情報として掲載しています。 実際の施工手順および製品の取り扱い詳細については、製品付属の取扱説明書をご確認ください。 品質保証 製品付属の取扱説明書に従い適切に保管および使用された場合に限り、当製品は本仕様書上の特性および性能を満たします。当製品を含む全ての Belzona製品は、 最良の品質を保つため厳格な品質管理体制のもとで製造を行うとともに、国際的に認知される相応の規格（ANSI、ASTM、BS、DIN、ISO他）に従い試験を行って います。当社の管理が及ばない範囲での製品の使用に関して、当社はその施工に関する一切の責任を負いかねます。 製造元 健康と安全 Belzona Polymerics Ltd. Belzona Inc. 製品をご使用いただく前に、該当する製品安全データシート（SDS）を Claro Road, Harrogate, 2000 N.W. 88th Court, HG1 4DS, UK Miami, Florida 33172, USA ご確認ください。 ご購入方法 技術サービス 各国の Belzona販売代理店からなる流通サービスネットワークを通じて 経験豊富な技術コンサルタント、テクニカルサービス、研究開発スタッフから お求めいただくことにより、世界各地の施工地へ迅速にお届けいたします。 なる万全のサポート体制を整えており、問題解決のためのソリューションを 詳しくは、該当する現地代理店までお問い合わせください。 ご要望に応じてご提案いたします。

製品仕様書 接着強さ 耐摩耗性 引張せん断 テーバー摩耗 ASTM D1002に従い、グリットブラスト処理した軟鋼を用いて測定した ASTM D4060に従い、荷重 1 kgで測定した 1000回転あたりの体積減少量は 標準値は以下のとおりです。 以下のとおりです。 硬化条件と試験温度 結果 CS17摩耗輪（ドライ） 100°Cで硬化後、20°Cで試験 12.8 mm3 20°Cで硬化後、20°Cで試験 21.1 MPa H10摩耗輪（ウェット） 100°Cで硬化後、20°Cで試験 591 mm 3 100°Cで硬化後、20°Cで試験 19.2 MPa 160°Cで硬化後、20°Cで試験 20.5 MPa 100°Cで硬化後、100°Cで試験 16.5 MPa 圧縮特性 160°Cで硬化後、160°Cで試験 11.7 MPa ASTM D695に従い測定した標準値は以下のとおりです。 付着性（プルオフ法） 硬化条件と 圧縮強さ 圧縮降伏応力 圧縮弾性率 ASTM D4541および ISO 4624に従い、グリットブラスト処理した 試験温度 厚さ 10 mmの軟鋼を用いて測定した標準値は以下のとおりです。 20°Cで硬化後 72.3 MPa 53.0 MPa 1,170 MPa 硬化条件 結果 20°Cで試験 100°Cで硬化後 20°Cで硬化 35.7 MPa 20°C 121.2 MPa 70.7 MPa 1,110 MPa で試験 100°Cで硬化 35.6 MPa 160°Cで硬化後 20°C 130.8 MPa 73.0 MPa 1,090 MPa 160°Cで硬化 32.4 MPa で試験 100°Cで硬化後 100°C 74.4 MPa 44.0 MPa 890 MPa 割裂 で試験 ASTM D1062に従い、グリットブラスト処理した軟鋼を用いて測定した 160°Cで硬化後 52.2 MPa 20.9 MPa 520 MPa 標準値は以下のとおりです。 160°Cで試験 硬化条件と試験温度 結果 20°Cで硬化後、20°Cで試験 315 N/mm 100°Cで硬化後、20°Cで試験 235 N/mm 引張特性 160°Cで硬化後、20°Cで試験 215 N/mm 100°Cで硬化後、100°Cで試験 194 N/mm ASTM D638に従い測定した標準値は以下のとおりです。 硬化条件と 160°Cで硬化後、160°Cで試験 103 N/mm 引張強さ ヤング率 伸び率 試験温度 20°Cで硬化後 20°C 29.2 MPa 6,510 MPa 0.51% で試験 化学分析 100°Cで硬化後 20°C 32.2 MPa 5,500 MPa 0.55% で試験 ハロゲン、重金属、腐食を誘発する不純物などを対象に、混合直後の材料を 160°Cで硬化後 20°C 26.6 MPa 5,040 MPa 0.54% 第三者機関で分析した結果は以下のとおりです。 で試験 分析物 全濃度 (ppm) 100°Cで硬化後 100°C 17.6 MPa 3,950 MPa 0.52% で試験 フッ化物 333 160°Cで硬化後 塩化物 463 160°C 14.1 MPa 1,050 MPa - で試験 臭化物 不検出 (<23) 硫黄分 7,363 亜鉛 24.5 曲げ特性 スズ 2.2 アンチモン、インジウム、カドミウム、ガリウム、 不検出 (<2.0) ASTM D790に従い測定した標準値は以下のとおりです。 銀、水銀、鉛、ビスマス、ヒ素 硬化条件と試験温度 曲げ強さ 曲げ弾性率 分析物 可溶出量 (ppm) 20°Cで硬化後、20°Cで試験 61.0 MPa 5,900 MPa 100°Cで硬化後、20°Cで試験 67.5 MPa 4,610 MPa フッ化物 2 160°Cで硬化後、20°Cで試験 60.4 MPa 4,820 MPa 塩化物 14 100°Cで硬化後、100°Cで試験 52.7 MPa 3,270 MPa 臭化物 不検出 (<6) 160°Cで硬化後、160°Cで試験 29.7 MPa 1,670 MPa 硫黄分 S1 49 硫黄分 S2 57 亜硝酸塩 2 硬さ 硝酸塩 6 下記試験法に従い測定した標準値は以下のとおりです。 耐食性 ショア D バーコル 硬化条件 ASTM D2240 ASTM D2583 20°Cで硬化 84 80 塩水噴霧 100°Cで硬化 87 83 ASTM B117に従い試験を行った結果、1,000時間経過後も腐食の兆候は一切 160°Cで硬化 89 85 見られませんでした。

製品仕様書 耐熱性 耐衝撃性 荷重たわみ温度（熱変形温度、HDT）・ガラス転移点温度（Tg） アイゾッド衝撃強さ ASTM D648および ISO 11357-2に従い測定した標準値は以下のとおりです。 ASTM D256に従い測定した標準値は以下のとおりです。 硬化条件 HDT Tg 硬化条件と試験温度 逆ノッチ付き ノッチなし 20°Cで硬化 53°C 54°C 20°Cで硬化後、20°Cで試験 3.5 kJ/m2 4.1 kJ/m2 100°Cで硬化 131°C 136°C 100°Cで硬化後、20°Cで試験 5.8 kJ/m2 6.6 kJ/m2 140°Cで硬化 167°C - 160°Cで硬化後、20°Cで試験 3.9 kJ/m2 4.4 kJ/m2 160°Cで硬化 180°C 180°C 耐乾熱性 保管期限 ISO 11357に従い、示差走査熱量測定（DSC）で測定した空気中における 劣化温度は 210°Cです。 未開封のまま 0～30°Cで適切に保管した場合、ベースと硬化剤はそれぞれ 製造から 5年の保管期限を有します。 耐浸漬性 温水浸漬（Atlas Cell試験、断熱材なしの冷壁条件） NACE TM0174, procedure Aに従い、最大塗厚 12 mmの Belzona 1511に Belzona 1593を上塗りした条件で 150°Cの熱水に 6ヶ月間継続して浸漬 させた結果は以下の通りです。 錆の発生なし（ASTM D610に従い 10段階中 10） 膨れの発生なし（ASTM D714に従い 10段階中 10）