2液性 耐熱コーティング　Belzona 1391T

Product Data 高温機器を腐食から保護する 工業用耐熱コーティング 130°Cまでの浸漬条件下、および210°Cまでの蒸気に耐用可能な 2液性の耐熱コーティングです。 高温条件下においてもエロージョン・コロージョンに対する Belzona® 1391T 高い耐性を発揮します。 Belzona 1391Tなら • 設備寿命を大幅に延長 • 復旧時間を短縮 • エロージョン・コロージョンによる損傷 から保護 Belzona 1391T は常温でのハケ塗り施工に最適です。 24時間以内に重ね塗りを行う2層コート工法により、 工期短縮と迅速な復旧を実現します。 蒸発器 溶接線とブラケット Belzona 1391Tの主な用途 • 原油セパレーター • 海水フィルター • スラグキャッチャー • 蒸発器 M EA/MDEA（アミン類）取扱機器 • スクラバー装置 • 熱 交換器 • 復 水タンク • ノックアウトドラム ノックアウトドラム • 吸 収塔 海水フィルター www.belzona.jp ベルゾナは補修とメンテナンスにおける諸問題への適切なソリューションを提供します。

Belzona 1391Tは シンプル • 混合、塗布が容易 • 常温硬化 Belzona® 1391T 2層コート工法 24時間の重ね塗り許容時間 安全 • 火気不要 • 無溶剤 • 低VOC 多機能 • あらゆる母材に強力に接着 • 高温下でも接着を維持 • スパーク式ピンホールテスターに対応 • 電気防食にも対応 効果的 • ガラスフレーク入りビニルエステル樹脂塗料と比べて 機械的強度や接着強度に優れる • 稼働時の昇温に伴う半自動的なポストキュア 210°Cの蒸気への耐性 • 急減圧への耐性 • 優れた耐食性、耐摩耗性 • 水、ガス、炭化水素などへの高い耐薬品性 • 絶縁性 • 無収縮 セパレーター 現地代理店 高品質製品－テクニカルサポート 全てのベルゾナ製品は国際標準規格であるISO 9001:2008 および ISO 14001:2004 に準拠し、厳格な品質管理体制と環境管理体制に 基づいて製造されています。 ベルゾナは世界120カ国、140社以上の海外販売代理店からなるグ ローバルなサービスネットワークを展開しています。 経験豊富な技 術コンサルタントによる問題箇所の診断からソリューションの提案、 現場監督および施工管理を含めた各種の現地サポートサービスを ご利用いただけます。 ISO 9001:2008 Q 09335 ISO 14001:2004 EMS 509612 品質管理システムの国際規格、 に準拠して製造されています。 ZPD1391T(JP)06/16 www.belzona.jp

製品仕様書 製品概要 製品説明 130°C までの浸漬条件下で耐用可能な、ハケ塗り施工に適した 2 液性の耐熱コーティング材です。最高 210°C までの蒸気に対する耐性を有します。 高温条件下においてもエロージョン・コロージョンに対する優れた耐性を維持し、各種水溶液、炭化水素類、プロセス薬品などに対する高い耐薬品性を示します。 高強度な構造接着剤として、あるいは耐荷重性と電気絶縁性を兼ね備える不定形シム材としても機能します。補修案件に限らず、製造分野での使用や新規設備への 初期施工にも最適です。 用途 製品付属の取扱説明書に従い適切な条件で施工を行った場合、主に以下の用途に最適です。 • 復水抽出ポンプ • 復水タンク • 蒸発器 • 熱交換器 • 油ガス、油水セパレーター • オートクレーブ • スクラバー装置 • 温水器 • 蒸留装置 施工情報 温度条件 ベース 10°C 以上で施工を行ってください。 性状 ペースト状 色調 グレー 可使時間 密度 1.99～2.19 g/cm3 温度条件によって異なります。温度 20°C で混合した材料の可使時間は 約 45 分です。 硬化剤 性状 液状 硬化時間 色調 ブルーまたはバイオレット 環境条件によって異なります。取扱説明書に記載の硬化時間を確認のうえ、 密度 0.97～1.01 g/cm3 各状況下で耐用可能となるまで適宜十分な硬化養生を行ってください。 混合比（ベース：硬化剤） 薬品接触が想定される場合、復旧前にポストキュアを行うことで耐薬品性を 容量比 4 : 1 向上させることが可能です。詳細は販売代理店までお問い合わせください。 重量比 8.5 : 1 比容 混合後の材料 1 kg あたり 535 cm3 性状 液状 たるみ性 すき間幅 750 µm でたるみなし 密度 1.79～1.95 g/cm3 上記のうち施工に関連する内容については、あくまで基礎情報として掲載しています。 実際の施工手順および製品の取り扱い詳細については、製品付属の取扱説明書をご確認ください。 品質保証 製品付属の取扱説明書に従い適切に保管および使用された場合に限り、当製品は本仕様書上の特性および性能を満たします。当製品を含む全ての Belzona 製品は、 最良の品質を保つため厳格な品質管理体制のもとで製造を行うとともに、国際的に認知される相応の規格（ANSI、ASTM、BS、DIN、ISO 他）に従い試験を行って います。当社の管理が及ばない範囲での製品の使用に関して、当社はその施工に関する一切の責任を負いかねます。 製造元 健康と安全 Belzona Polymerics Ltd. Belzona Inc. th 製品をご使用いただく前に、該当する製品安全データシート（SDS）を Claro Road, Harrogate, 2000 N.W. 88 Court, HG1 4DS, UK Miami, Florida 33172, USA ご確認ください。 ご購入方法 技術サービス 各国の Belzona 販売代理店からなる流通サービスネットワークを通じて 経験豊富な技術コンサルタント、テクニカルサービス、研究開発スタッフから お求めいただくことにより、世界各地の施工地へ迅速にお届けいたします。 なる万全のサポート体制を整えており、問題解決のためのソリューションを 詳しくは、該当する現地代理店までお問い合わせください。 ご要望に応じてご提案いたします。

製品仕様書 耐摩耗性 耐食性 テーバー摩耗 陰極剥離 ASTM D4060 に従い、荷重 1 kg で測定した 1000 回転あたりの体積減少量は ASTM G42 に従い測定した剥離半径の平均値は以下のとおりです。 以下のとおりです。 90°C で試験 3.3 mm CS17 摩耗輪（ドライ） 90°C で硬化 31 mm3 H10 摩耗輪（ウェット） 20°C で硬化 320 mm3 電気特性 接着強さ 絶縁耐力（ASTM D149, method A に従い測定） 2000 V/s で試験 25,000 V/mm 引張せん断 ASTM D1002 に従い、グリットブラスト処理した鋼材を用いて測定した 標準値は以下のとおりです。 耐減圧性 硬化条件と試験温度 結果 20°C で硬化 22.06 MPa NACE TM0185 に従い、海水と炭化水素からなる試験液に浸漬させた状態で 100°C で硬化 19.30 MPa 温度 120°C、圧力 7 MPa の条件で 21 日間経過させた後、15 分間で急減圧 100°C で硬化後、100°C 15.86 MPa させた結果、コーティングに損傷は見られませんでした。 で試験 付着性（プルオフ法） ASTM D4541 および ISO 4624 に従い、グリットブラスト処理した鋼材を 引張特性 用いて測定した標準値は以下のとおりです。 硬化条件 結果 ASTM D638 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 20°C で硬化 25.99 MPa 引張強さ 引張降伏応力 ヤング率 伸び率 100°C で硬化 29.51 MPa 25.35 MPa 21.25 MPa 5,380 MPa 0.502% 化学分析 曲げ特性 ハロゲン、重金属、腐食を誘発する不純物などを対象に、混合直後の材料を ASTM D790 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 第三者機関で分析した結果は以下のとおりです。 分析物 全濃度 (ppm) 硬化条件 曲げ強さ 94 20°C で硬化 39.30 MPa フッ化物 100°C で硬化 48.95 MPa 塩化物 482 臭化物 不検出 (<11) 硫黄 161 亜硝酸塩 不検出 (<7) 硬さ 硝酸塩 不検出 (<7) 9.5 下記試験法に従い測定した標準値は以下のとおりです。 亜鉛 硬化条件と ショア D バーコル ケーニッヒ振り子 アンチモン、インジウム、カドミウム、ガリウム、 不検出 (<3.0) 試験温度 ASTM D2240 ASTM D2583 ISO 1522 銀、水銀、スズ、鉛、ビスマス、ヒ素 20°C で硬化 80 85 166 秒 100°C で硬化 86 93 - 耐薬品性 100°C で硬化後 100°C 79 - - で試験 ISO 2812-1 に従い検証を行った結果、多岐にわたる薬品に対し非常に優れた 耐性を示します。詳細は該当する耐薬品性表をご参照ください。 圧縮特性 ASTM D695 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 硬化条件 圧縮強さ 20°C で硬化 75.84 MPa 100°C で硬化 103.42 MPa

製品仕様書 耐熱性 耐衝撃性 荷重たわみ温度（熱変形温度、HDT） アイゾッド衝撃強さ ASTM D648 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 ASTM D256 に従い測定した標準値は以下のとおりです。 硬化条件 HDT 硬化条件 逆ノッチ付き 20°C で硬化 53°C 20°C で硬化 25 J/m 100°C で硬化 140°C 100°C で硬化 30 J/m 耐乾熱性 ISO 11357 に従い、示差走査熱量測定（DSC）で測定した空気中における 劣化温度は 250°C です。 耐熱サイクル性 耐蒸気性 熱サイクル試験 完全硬化後に 210°C の加圧蒸気に 96 時間さらした結果、ひび割れ NACE TM0304 に従い、60°C と−30°C の間で往復する熱サイクルを 252 回 （クラック）、膨れ（ブリスター）、および剥離は見られませんでした。 にわたり繰り返した結果、ひび割れ（クラック）は見られませんでした。 冷熱衝撃試験 耐浸漬性 鋼材にコーティングを施し、100°C から−60°C まで急速冷却するサイクルを 繰り返した結果、ひび割れ（クラック）、膨れ（ブリスター）、および剥離 の発生は見られませんでした。 温水浸漬（Atlas Cell 試験、断熱材なしの冷壁条件） NACE TM0174, procedure A に従い、130°C の熱水に 6 ヶ月間継続して 浸漬させた結果は以下の通りです。 錆の発生なし（ASTM D610 10 10 過厚膜での耐クラック性 に従い 段階中 ） 膨れの発生なし（ASTM D714 に従い 10 段階中 10） NACE TM0104 に従い、推奨値の 3倍の膜厚のコーティングを 40°C の海水 浸漬時の耐熱温度 に 12 週間浸漬させた結果、ひび割れ（クラック）は見られませんでした。 130°C までの浸漬条件下で耐用可能です。該当する耐薬品性表を参照の上で 使用環境にて十分な耐薬品性が見込めることを確認してください。 保管期限 未開封のまま 0～30°C で適切に保管した場合、ベースと硬化剤はそれぞれ 製造から 3 年の保管期限を有します。