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パラレルリンクロボットを採用した、食品工場での自動化事例5選!
事例1:7種類の焼き菓子をアソート詰め
事例2:シュリンク包装済みピザを3枚重ねて包装機へ投入
事例3:冷凍オムレツのトレー詰め
事例4:カップアイスの段ボール詰め
事例5:菓子大袋パックの段ボール詰め
このカタログについて
ドキュメント名 | ロボット導入|課題解決提案事例⑩食品工場編②【ALFIS】 |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 4.9Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社JRC(ALFIS) (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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ロボット導入
課題解決事例集
食品工場編②
06-6543-8180
〒 550-0011 大阪市西区阿波座2丁目1番1号 CAMCO西本町ビル9階
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課題解決提案事例
7種類の焼き菓子をアソート詰め
Before After
作業者3名で手作業で、アソートトレーに詰める。 ロボット2台でトレー詰め作業を完全自動化。
3名の省人化。
ワークの種類 焼菓子7種類 / 洋菓子 / クッキー / ケーキ
納入先 お菓子メーカー
工程・用途 アソート詰め / トレー詰め
プロダクト パラレルリンクロボット搭載高速ピッキングシステム
課題 詰めるお菓子の種類が頻繁に変わるため自動機が導入できず手作業で詰めていたが、
人手不足の対策と、生産能力向上のために 自動化が必要になった。
ご提案 7 種類のお菓子を供給する7本のコンベヤと、1本のコンベヤを直行させる構造で、
2台のロボットだけで 7種類に対応。
コンベヤに供給するお菓子の種類を変えたり、どのコンベヤからトレーのどの位置に
お菓子を詰めるかプログラムを変更するだけで、品種変更が可能。
装置の動き ①お菓子が1種類ずつ個別のコンベヤで供給される。
②ロボットがお菓子をコンベヤからピックする。
③別のコンベヤ上を流れるトレーにお菓子を詰める。
④全数詰め終わったトレーは包装工程へ搬送される。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
シュリンク包装済みピザを3枚重ねて包装機へ投入
Before After
シュリンク包装後のピザを、手作業で3枚ずつ積み パラレルリンクロボット2台で作業を完全自動化。
重ねて包装機に供給。 包装機への供給コンベヤ上に、ロボットでピザを
搬送し積み重ねる。
ワークの種類 1枚ずつシュリンク包装された冷凍ピザ
納入先 冷凍食品メーカー
工程・用途 大袋ピロー包装機への供給 / 積み重ね / コンベヤ載せ替え
プロダクト パラレルリンクロボット搭載高速ピッキングシステム
課題 製造ラインは 24 時間稼働であること、冷凍食品を扱う現場環境が寒いこと、
工場の立地などの理由から、作業員の確保が非常に困難だった。
ピザのシュリンク包装は手で簡単に開封できる薄いものであるため、強く吸着すると
破れたりしわが寄ってしまい、吸着させるのが難しい。
ご提案 小さな筐体にロボットを2台搭載し、省スペースに完全自動化を実現。
デリケートなワークに合わせて、専用のハンドツールを開発することで、
製品の包装を破損させずにピック&プレイスを行う。
装置の動き ①冷凍ピザが前工程のシュリンク包装機からコンベヤで運ばれてくる。
②ロボットがピザを1枚ずつ吸着してピックする。
③後工程のピロー包装機への供給コンベヤ上にプレイスする。
この時、積んだ山が崩れないよう3枚ずつ正確に縦に積み重ねる。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
冷凍オムレツのトレー詰め
Before After
毎分400 個の速度で供給される冷凍オムレツを、 パラレルリンクロボット4台で自動化。
5~ 6人で手作業でトレー詰め。 人員はトレー詰め前にオムレツを表に返す作業に1名、
トレー詰め後のチェック・穴埋めに1名となり、
2~3名の省人化を実現。
ワークの種類 冷凍食品 オムレツ 寸法:幅10 ㎝程度
納入先 冷凍食品メーカー
工程・用途 トレー詰め
プロダクト パラレルリンクロボット搭載高速ピッキングシステム
課題 人手不足に加え、衛生上の観点からも省人化を望んでおり、多くの人手がかかる
トレー詰め作業の自動化を望んでいた。
冷凍食品を手作業で扱うと指先が冷たくなるため、長時間繰り返すことは
負担の大きい作業だった。
オムレツには表裏があるが、カメラで表裏の認識は難しい。さらに、冷凍食品は
コンベヤ上で滑ってしまうため、カメラで認識した位置からずれることがある。
ご提案 1台の筐体にロボットを4台搭載することで、省スペースで高い処理能力を実現。
ロボットプログラムには衝突回避機能があるため、ロボットが可動範囲を共有して
いてもぶつからずスムーズにトレー詰めが可能。
オムレツの表裏を認識するには、高度な画像処理が必要になるため、人員1名で
事前に表向きにそろえたのちに、ロボットが箱詰めをすることでコスト削減。
オムレツの供給量はばらつきがあり、少ない時にはトレーが埋まらないことがあるため、
人が目視でチェックを行い、欠けているマスを埋めることで員数不足を防止。
カメラ認識後のワークの位置ずれは、コンベヤの設計や材料選定などの
ノウハウにより小さくする。
装置の動き ①振動フィーダからコンベヤ上に冷凍オムレツが供給される。
②裏返っているオムレツがあれば、手作業で表に向ける。
③ロボット4台でオムレツを2×2のトレーのマスに1つずつ詰める。
④トレー詰め後に人が目視で、オムレツが入っていないマスがないかチェック。
漏れていたマスに手作業でオムレツを詰める。
⑤そのままコンベヤでトレーを次工程(包装工程)に送る。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
カップアイスの段ボール詰め
Before After
工場新設のため、ビフォー状態はなし。 ロボット1台でカップアイスを6個x2段になるよう
段ボールに箱詰め。
段ボールの内側には仕切りがあり、
1マスに1つx2段ずつ詰める。
ワークの種類 カップのアイスクリーム / 冷凍食品
納入先 乳製品メーカー
工程・用途 段ボール詰め / 箱詰め
プロダクト パラレルリンクロボット搭載高速ピッキングシステム
課題 段ボール内には仕切りがありカップと仕切りの間のゆとりが小さいため、カップが
汚れたり破れたりしないよう正確な位置に搬送することが必要。
カップアイスがコンベヤで供給されるときのピッチと、箱に詰めるときのピッチが
異なる。
ご提案 高速かつ高精度な搬送のため、パラレルリンクロボットを採用。
1段分のアイスクリーム6個をまとめてピック&プレイスできるオリジナルハンドを
開発。
ピッチ可変であるため、ピック後に段ボールの仕切りの位置に合わせて間隔を
調整してプレイスする。
装置の動き ①カップアイスがコンベヤ上に 2x3個ずつ並んだ状態で供給される。
②パラレルリンクロボットが、6個まとめて一気に吸着してピックする。
③段ボールの仕切りにぶつからないよう正確に箱詰め。
1箱に 6個x2段で12個詰める。
④12個詰め終わった段ボールを、コンベヤで次工程の封函機に送る。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
菓子大袋パックの段ボール詰め
Before After
装置1台で段ボール詰め。 古い装置の性能は維持したまま省スペース化。
ワークの種類 菓子が複数個入った大袋パック
納入先 食品業界 / 菓子製造業
工程・用途 段ボール詰め
プロダクト パラレルリンクロボット搭載 高速ピッキングシステム
課題 既存の段ボール詰め装置が古くなったため、故障する前に新しいものに交換が必要。
ワークが大きいため、ロボットでつかむためのハンドツールが大きく重くなって
しまう。
ご提案 既存装置と同等の性能のまま装置を小型化する事で、ライン周りのスペース効率を
改善。
軽くて丈夫なオリジナルハンドを設計し、パラレルリンクロボットの高速性を損なわ
ない、効率の良い装置を開発。
装置の動き ①縦ピロー包装されたお菓子を、バケットコンベヤで等間隔に供給。
②3個どりのロボットハンドで一気に 3つずつ袋を掴んで持ち上げ、間隔を
詰めて段ボールに詰める。
1箱 20 個入りのため、3個x6段 +最上段は 2個だけ詰める。
③詰め終わった段ボールをコンベヤで封函機へ送る。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
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