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ロボット導入による課題解決事例をご紹介!
事例1:ドリンク缶のケーサー・ピッキング
事例2:スパウトパウチの段ボール詰め
事例3:酒瓶梱包ライン自動化
【導入インタビュー】梅乃宿酒造様
多品種化・生産量増加に向けて、梱包工程にロボットを導入し省人化
事例4:間隔が不揃いなお菓子を3つ一気にトレー詰め
事例5:袋入り生麺の番重詰め・段積み段ばらし
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このカタログについて
ドキュメント名 | ロボット導入|課題解決提案事例⑧食品箱詰め編②【ALFIS】 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 2.6Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社JRC(ALFIS) (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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ロボット導入
課題解決事例集
食品箱詰め編②
06-6543-8180
〒 550-0011 大阪市西区阿波座2丁目1番1号 CAMCO西本町ビル9階
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課題解決提案事例
ドリンク缶のケーサー・ピッキング
▲ 全体図
◀ ピッキング部アップ
Before After
コンテナごとに決められた個数のドリンク缶を、棚か ドリンク缶の数量データを装置が受け取ると、3台の
ら1つ1つ手作業で取り出してコンテナに入れる。 ロボットが棚から取り出し、コンベヤ上のコンテナに
完了したコンテナはコンベヤに流す。 入れる。完了したコンテナはそのままコンベヤで次工
程に送られる。
ワークの種類 ドリンク缶(350ml 缶 /500ml 缶の2種)、段ボール
納入先 物流倉庫
工程・用途 ケーサー / ピッキング
プロダクト ロボットケーサー
課題 日ごと・出荷先ごとに異なる数量で出荷するために、アルバイトを雇ってピッキング
を行っていたが、人数が十分に確保できない日もよくあった。
ピッキングを全自動で行うためには、ドリンク缶が入っていた段ボールが空になった
時の排出も自動化することが必要。
ご提案 ロボットを土台ごと移動させ、棚1つ分の品種全てを1台のロボットでピッキング。
これを3セット設置することで、棚 3つ分すべて自動化。
1ピックで6缶ずつ取れるハンドツールを搭載。処理能力は最大で600ピック/ 1時間。
一度に最大4~5缶程度運ぶ人手での作業と比較し、作業効率が向上。
段ボールが空になると、同じロボットが段ボールをつかんで排出用シュートへ
自動で捨てる。
装置の動き ①装置がピッキングするドリンク缶の数量データを受信
②コンベヤ上流より空オリコンを流す。
③装置が最小オリコン数になるようにピッキングする。
④完成されたオリコンがコンベヤ下流に排出され、内容を操作パネルのモニターに
表示する。
THK × ALFIS
本装置は導入に際し、ロボット及びロボットハンドをTHK株式会社様、
装置設計・上位システムとの連携・装置制御・ロボット制御をJRCが担当し、共同で製作・納品いたしました。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
スパウトパウチの段ボール詰め
Before After
充填・検査後のスパウトパウチを、手作業で箱詰め。 パウチをコンベヤに流すと、ロボットが自動で箱詰め
箱詰め専門の作業員が1名で作業を行う。 を行う。ロボットの操作は品種選択と開始・停止のみ。
1名の省人化。
ワークの種類 スパウトパウチ 内容物:食品、飲料品、化粧品、医薬品等
納入先 食品・飲料・薬品等メーカー
工程・用途 ケーサー / 箱詰め
プロダクト ロボットケーサー
課題 工場全体で人手が不足しており、省人化が喫緊の課題となっていた。
パウチは変形したり内容物が偏りやすいため、1段ごとに方向を入れ替え、
箱内部で荷崩れしないように丁寧に積み上げる必要がある。
ご提案 スカラロボットを使用した省スペースなロボットケーサーが、高速で箱詰め作業を
行う。
ロボット1台で様々な詰め方に対応可能で、操作は起動時に種類を選択するのみ。
工程変更があった際は、プログラムの追加を行えば同じ装置を使い続けられる。
装置の動き ①ロボットを起動し、操作パネル上で箱詰めする品種を選択する。
②内容物が充填され、検査をクリアしたスパウトパウチがコンベヤで供給される。
③ロボットが2つずつピックし、段ボールに詰める。
1段ごとにパウチの向きを反転し、スパウトが片側に寄らないようにする。
④詰め終わった段ボールを、コンベヤで封函機へ供給する。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
酒瓶梱包ライン自動化
Before After
1時間当たり1400本~2000本の瓶を作業者3~4名 箱詰め工程とパレタイズ工程それぞれに、ロボット1台
で手作業で箱詰めし、パレットへ積み付けていた。 ずつ用いて自動化。作業者1名が段ボールを供給、
もう1名が機械の起動・停止操作等を行うのみで、
人手による重労働は不要に。生産性 25%向上。
納入先 梅乃宿酒造株式会社
4合瓶 (約1.5kg) 段ボール (約18kg)
ワークの種類
1升瓶 (約 3kg) プラスチック製瓶ケース(約23kg)
工程・用途 お酒が入った瓶の箱詰め パレタイジング
プロダクト ロボットケーサー ロボットパレタイズシステム
課題 重い瓶を素早く段ボール詰めしたり、高く積み上げる作業は重労働であるため、
自動化の必要があった。
瓶はリユースされるものもあり、作業中に割れるリスクが高い。段ボールに詰める際、
ラベルが仕切りと擦れ、破れたり、剥がれたりすることがある。
ご提案 ロボット2台+封函機で自動化することで、人の作業は装置の操作や箱の供給と
いった身体的な負担の少ない作業のみに。
パレタイズ工程のハンドツールはチャック式を採用し、停電時の落下を防止。
箱詰め時には箱の内側にガイドを差し込み、間仕切りや箱と瓶が接触することを防止。
今後予定のある品種追加(より小さい瓶への対応)や、上流工程の生産性向上に
向けて、改造可能な設計に。
装置の動き ■箱詰め工程
①段ボール・瓶ケースを手作業でロボットケーサーへ供給。
②コンベヤで1列に並んで送られてきた瓶を、詰め方に合わせて1箱分ずつ整列。
③箱にガイドを差し込む。1箱分の瓶をまとめてつかみ、箱に詰める。
⑤コンベヤで封函機へ送り、封函機で段ボールを閉めてテープを貼る。
※瓶ケースの場合は素通りする。
■パレタイズ工程
①コンベヤで運ばれてきた段ボール及び瓶ケースをチャックして、既定の積み方で
パレット上へ積みつける。片側が満載になるともう片方に積みつける。
②満載になったパレットを、フォークリフト等を用いて空のパレットと交換する。
交換中は、ロボットの動作は停止する。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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導入事例インタビュー 梅乃宿酒造株式会社 様
多品種化・生産量増加に向けて、梱包工程に
ロボットを導入し省人化
人の手はより付加価値の高い作業へ
設備を導入して、次の未来が見えました。
弊社の代表を始め、社員、アルバイト、パートの皆さんが、これ
まで手作業で行っていた作業がだんだん機械化されていることを
実感しています。
今日の生産活動だけでなく、ひとりひとりが先の未来について考
えられるチームになってきました。加えて、社員一人一人の安全
に対する意識が高まってきたことも大きな効果だと感じています。
ケーサー・パレタイザの導入をきっかけに、生産性向上だけでは
ないシナジー効果が生まれています。
梅乃宿酒造株式会社 物流部 副部長 桐 隆大 様
導入のきっかけ 導入の決め手
新しい酒文化を創造し、より多くのお客様に 付加価値の高い新たな商品に人の手をかけ、既存の梱包
梅乃宿のお酒を召し上がっていただきたい。 工程をロボットでの作業に切り替えリードタイムを短縮。
景利(JRC 営業) ロボットを導入しようと思ったきっかけにつ 景利(JRC営業) 弊社ロボットシステムを導入する決め手となっ
いて、教えてください。 たのは、どういったことでしょうか。
桐様 弊社は創業 130 年の日本酒蔵ですが、日本酒蔵のなかで 桐様 生産性を高めたい、社員の作業負担を軽減したいという
は歴史が長い方ではありません。だからこそ常に新しいことに挑 思いがありました。加えて自社のオンラインショップから直接お
戦し続ける必要がありました。 客様に購入いただくような高付加価値商品は、多品種少量生産
「新しい酒文化を創造する」をパーパスに掲げ、2022 年 7月に での対応になります。
現在の所在地に新しい蔵を構え、製造・営業・物流と本社の機 これら高付加価値の商品を製造するためには、人の手での作
能を1箇所に集中させスタートしました。 業割合が高くなる。「だったら、既存の製造ラインを機械化して、
空いた人の手を活用しよう。」と考えました。
新しい蔵で造った梅乃宿のお酒を、今後はより多くのお客様に
召し上がっていただきたい思いが、ロボットを導入する大きな背 次に、投資回収性の高さです。これまで 3 人の作業員で行っ
景です。またこれまでは男性の手による力仕事がメインの作業 ていた工程を機械化し、別のお仕事を担当いただくことになりま
でしたが、作業に携わっている社員は「このままでは長く続か す。また段ボールを事前に組み立てたり、移動したりしていた
ない」と考えていました。 「見えないコスト」が多くかかっていました。これらの作業工程
は大幅に短縮され、設備投資の回収が早くできると考えました。
より多くのお客様に提供できる体制整備、労働力確保の課題
の両方を解決することに加えて、地元である奈良葛城に貢献した
いという思いは、必ずしも人の手でしなくてもいいのではないか
と考えたことがきっかけです。
昨年新設された蔵では丁寧に人手で 濃厚な果物の味わいと果肉感で人気の
酒造りを行いながら、瓶詰め・検査・ 「あらごしシリーズ」。取材当日はこの中
梱包などの工程は機械による効率化 の「あらごしみっく酒」が、箱詰め作
を進め生産量を伸ばしています。 業の真っ最中でした。梅乃宿酒造 130
広い敷地内にはその場で購入できる 周年を記念して作られた期間限定でし
ショップが併設されており、試飲をし たが、再販希望の声多数により定番商
ながらお気に入りの1本を選べます。 品としてリニューアルされたそうです。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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導入事例インタビュー 梅乃宿酒造株式会社 様
多品種化・生産量増加に向けて、梱包工程に
ロボットを導入し省人化
人の手はより付加価値の高い作業へ
導入後の効果 これまで製造現場の社員は、今日の生産活動を無事に終わら
せることだけに心血を注ぎ、1年後も同じことをやっているイメージ
生産性向上だけでなく、未来へ向けた意識改革 を持っていました。
のきっかけに。 しかし、機械は時間がたてば劣化します。営業や販売担当は、
お客様から新しい商品やサービスを求められる。ここにギャップ
があるのに、製造現場が今日を終わらせることだけを考えていた
らいつまでもギャップが埋まらない状況がありました。
導入をきっかけに1年先、2年先の未来を考えるチームになり
つつあります。
ケーサー、パレタイザの導入が生産性の向上だけでなく、いろ
いろな面でシナジーを生んでいます。
景利(JRC 営業) ロボットケーサーとロボットパレタイズシステ
ムを採用いただき、封函機を含めて梱包ラインが自動化されまし
た。導入効果はいかがでしょうか。
梅乃宿酒造株式会社 様
桐様 次の未来が見えました。実際に工程が自動化されたのを
目の当たりにして、梅乃宿の社員は、自社の設備の機械化が進 「梅乃宿」「あらごしシリーズ」などの人気商
んでいくことを実感しています。 品で知られる、昨年創業 130 周年を迎えた
手作業工程を自動化することについては、弊社の設備技術者と 奈良県の酒造メーカー。
景利さん(JRC 営業)とで進めていたので、我々はイメージして 新製品の開発・製造に力を入れており、製
いました。でも大多数の社員は直接かかわっていないので、「突 造キャパシティを確保するため、設備の自動
然大きな機械が入ってきた」という驚きがありました。 化を進めているとのこと。
実稼働後、操作する作業者はこれまでとは異なるスキルの獲
得と、安全確保に対する提案や発言をされるようになりました。
ガラス瓶に入った商品は重く、割れると危険であるものの、全
体的に社員の安全に対する意識が高くないと感じていました。ロ
ボットアームが力強く運転していると、自主的に立ち入り禁止線
を引いたり、ルール化したりと変化があったことは、私は意外な
効果があったと感じています。
生産性における効果は、導入前に算定して目標としていた見立
て通りでしたので、こちらの要望に応えていただけたと考えてい
ます。
景利(JRC 営業) 1つ装置を導入してから、他の現場の方から
も「これもできるんじゃないか」という相談をもらうようになりま
した。
桐様 もともと設備技術者は、機械化を進めていきたいと考えて
いたので、導入をきっかけにいろいろな相談をしていますね。
いくら商品力があっても、おなじことをやり続けているだけで
は模倣されて、自社の優位性は維持できません。多品種少量生
産に対応できる体制を整えることは必然です。そのためにも既存
商品の生産ラインの機械化を進めていきたい、という声が社内
から出てくるようになりました。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
間隔が不揃いなお菓子を3つ一気にトレー詰め
Before After
個包装済みのラングドシャを3名で手動でトレー詰め。 装置1台+装置にトレーを供給する担当1名でトレー
詰め。作業員 2名の削減。
ワークの種類 ラングドシャ、洋菓子、お菓子、個包装、ピロー包装
納入先 マツザワホールディングス株式会社
工程・用途 搬送 /トレー詰め
プロダクト パラレルリンクロボット搭載 高速ピッキングシステム
課題 前工程のピロー包装機から送られてくるワークは等間隔ではなく、コンベア速度が
速い。
傾いたりはみ出したりしないように、隙間の小さいトレーにぴったり詰める必要がある。
ご提案 オリジナル開発の可変ピッチ3個どりハンドを使用し、一度に3個ずつピック&プレイス。
トラッキング性能の高さと、それに合わせたピッチ調整で正確にワークの位置を
とらえてピックすることが可能。
ロボットの動き ①トレーを1枚ずつ手作業でトレー用コンベアに流す。
②ピロー包装機から1列で流れてくるラングドシャをを3個どりハンドでピックし、
横 3個x縦 2個x高さ2段のトレーに詰める。
③トレーが満たされたら排出コンベアに押し出し、トレーの箱詰め工程へ流す。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
袋入り生麺の番重詰め・段積み段ばらし
Before After
空の番重を供給し、麺を並べて詰め、詰め終わった パラレルリンクロボットを2台搭載した装置で2ライ
番重をもう一度重ねる作業が2ラインあり、作業者4 ン分の番重詰め作業を自動化。番重の段積み・段ばら
人がすべて手作業で行っていた。 し装置と合わせて導入したことで、人が行う作業はカー
トに積まれた番重を出し入れすることだけになった。
ワークの種類 袋入りの生麺(約200g) 1食分ずつ個包装されたもの
納入先 食品メーカー
工程・用途 番重詰め / 番重の段積み・段ばらし
プロダクト パラレルリンクロボット搭載高速ピッキングシステム
課題 工場立地や、番重に詰めたり積んだりという単純作業であることから、人手の確保
が難しい。
詰め終わった番重は重いため、高く積み上げる作業は負担が大きい。
ご提案 段ばらし装置、番重詰めロボット、段積み装置の3つを使ってラインを自動化。
手作業は積みあがった番重をカートごと装置に出し入れするのみとなり、作業負担
が軽減される。
必要な作業者は 4人から1人になり、3名の人員削減。
装置の動き ①空の番重が積まれたカートを段ばらし装置にセット。
②段ばらし装置が番重を1枚ずつ切り出し、コンベヤで番重詰め工程へ搬送。
③袋詰め工程で1玉ずつ袋詰めされた麺がコンベヤで運ばれてくるのを、
パラレルリンクロボットが1個ずつピックし、少しずつ重ねて番重へ並べる。
④並べ終わった番重をコンベヤで段積み装置へ搬送。途中、既存のラベラー機で
バーコードシールを番重へ張り付け。
⑤段積み装置で満載の番重を、カート上に縦に積み上げる。
⑥規定数の番重がカート上に積まれたら、手作業でカートを排出。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集