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【多品種ワーク・複数工程事例】お客様の工場の課題をロボット導入で解決する提案事例をご紹介!
事例1:場内パレットから出入荷用パレットへ積み替え
事例2:袋入り生麺の番重詰め・段積み段ばらし
事例3:鍛造部品をメッシュパレットから取り出し
事例4:段ボール箱・袋物ワークを兼用デパレタイズ
事例5:ドリンク瓶の段ボール・瓶ケース詰め・パレタイズ
このカタログについて
ドキュメント名 | ロボット導入|課題解決提案事例⑤複数ワーク・複数工程編【ALFIS】 |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 2.7Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社JRC(ALFIS) (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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ロボット導入
課題解決事例集
複数ワーク・複数工程編
06-6543-8180
〒 550-0011 大阪市西区阿波座2丁目1番1号 CAMCO西本町ビル9階
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課題解決提案事例
場内パレットから出入荷用パレットへ積み替え
Before After
工場内で使用しているパレットから、製品出荷用のパ ロボット1台で積み替え作業を自動化。パレットの交
レットに、あるいは入荷時のパレットから工場内のパ 換のみ人がフォークリフト等で行う。
レットに、作業者1名で手作業で積み替え。
ワークの種類 完成品入り段ボール
納入先 包装資材メーカー
工程・用途 パレットの載せ替え / パレタイジング / デパレタイジング
プロダクト ロボットパレタイズシステム / ロボットデパレタイズシステム
課題 パレットからパレットへ積み替えるだけの単純作業だが、重い段ボールを扱うため
作業員の負担が大きい。
パレットが出入庫するたびに発生する作業であり、作業時間が長い。
パレットチェンジャーは大きすぎて導入が難しい。
ご提案 パレタイズとデパレタイズの両方の作業を行えるロボットシステムを導入し、積み下
ろしと積み付けを1台で行う。
従来の作業スペースは人やフォークリフト等の移動があり、安全柵を設置すると
導線が塞がるため、安全柵を省いたフットプリントの小さい装置を設計し、3台の
エリアセンサで360 度監視することで安全を確保。
装置の動き ①満載のパレットと指定の空パレットを、それぞれ所定の場所に設置。
②ロボットを操作し、積み替え作業を開始。
③パレット位置の上部に取り付けたカメラでそれぞれのパレットの積み付け状態を
認識し、ロボットが段ボールをピックして指定パレットにプレイス。
④積み替えが完了次第、空のパレットと満載のパレットを作業者が
フォークリフト等で取り出す。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
袋入り生麺の番重詰め・段積み段ばらし
Before After
空の番重を供給し、麺を並べて詰め、詰め終わった パラレルリンクロボットを2台搭載した装置で2ライ
番重をもう一度重ねる作業が2ラインあり、作業者4 ン分の番重詰め作業を自動化。番重の段積み・段ばら
人がすべて手作業で行っていた。 し装置と合わせて導入したことで、人が行う作業はカー
トに積まれた番重を出し入れすることだけになった。
ワークの種類 袋入りの生麺(約200g) 1食分ずつ個包装されたもの
納入先 食品メーカー
工程・用途 番重詰め / 番重の段積み・段ばらし
プロダクト パラレルリンクロボット搭載高速ピッキングシステム
課題 工場立地や、番重に詰めたり積んだりという単純作業であることから、人手の確保
が難しい。
詰め終わった番重は重いため、高く積み上げる作業は負担が大きい。
ご提案 段ばらし装置、番重詰めロボット、段積み装置の3つを使ってラインを自動化。
手作業は積みあがった番重をカートごと装置に出し入れするのみとなり、作業負担
が軽減される。
必要な作業者は 4人から1人になり、3名の人員削減。
装置の動き ①空の番重が積まれたカートを段ばらし装置にセット。
②段ばらし装置が番重を1枚ずつ切り出し、コンベヤで番重詰め工程へ搬送。
③袋詰め工程で1玉ずつ袋詰めされた麺がコンベヤで運ばれてくるのを、
パラレルリンクロボットが1個ずつピックし、少しずつ重ねて番重へ並べる。
④並べ終わった番重をコンベヤで段積み装置へ搬送。途中、既存のラベラー機で
バーコードシールを番重へ張り付け。
⑤段積み装置で満載の番重を、カート上に縦に積み上げる。
⑥規定数の番重がカート上に積まれたら、手作業でカートを排出。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
鍛造部品をメッシュパレットから取り出し
Before After
鍛造部品を旋盤で加工するために、メッシュパレット メッシュパレットからロボットが自動で取り出し、指定
から取り出してガントリーローダーに供給する工程を、 の位置にプレイスすることで省人化。
手作業で行っていた。 作業者1名の削減。
ワークの種類 鍛造部品数種類(ベアリングの外輪・内輪)
納入先 金属加工業者
工程・用途 3Dピッキング ワークをメッシュパレットから取り出す
プロダクト バラ積みピッキングシステム
課題 重いワークを運ぶ重労働、単純作業を省人化。
数千個のワークを取り出して加工するため、夜勤の時間帯にも作業があり、人件費
がかさんでいる。
ご提案 3Dビジョンを使ったピッキングシステムをご提案。ワークの形状をあらかじめ
3DCADデータで登録しておくことで、正確に位置を認識することが可能に。
これにより、パレットからのワークの取り出しをロボットで行えるようになった。
3DCADデータがあり、ハンドで内径を把持できる形状であればワークの追加も
可能。
装置の動き [ 事前準備 ]ワークの3DCADデータをビジョンシステムに登録する。
①ワークが入ったメッシュパレットを、カメラで認識できる位置にセット。
②認識エリア上部に取り付けられたカメラセンサで、ワークの位置と表裏を
1つ1つ認識。
③ロボットがワークをピックし、ガントリーローダーのピック位置にプレイス。
このとき裏向きのワークは反転機構で反転させる。
④既存設備のガントリーローダーが旋盤加工機へワークを共有する。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
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課題解決提案事例
段ボール箱・袋物ワークを兼用デパレタイズ
Before After
パレットで入荷した原材料を手作業でデパレタイズ ロボットパレタイズシステム1台を導入し、入庫した
し、コンベヤで加工工程へ搬送。 原材料のほぼ全てのパレットを自動でデパレタイズ可
作業員1~2名で作業を行っている。 能に。ロボットを操作する作業員1名で作業可能。
ワークの種類 段ボール箱 / 紙袋 / ナイロン袋など
納入先 食品メーカー
工程・用途 デパレタイジング
プロダクト ロボットデパレタイズシステム
課題 入庫した原材料をパレットから降ろす工程で、材料によって入荷時の荷姿が様々
であるため、作業が複雑で自動機の導入が難しい。
高く積まれた重い原材料をデパレタイズする作業は負担が大きく、労災発生の
危険性もある。
ご提案 高性能なビジョンシステムで認識し、自由度の高い 6軸ロボットでピックする構成の
装置を使用することで、様々な形状の材料のデパレタイズを1台の装置で行う。
品種登録が不要で、3Dビジョンが自動でワークの位置とサイズを認識して
デパレタイズするため、材料や梱包形態の変化に柔軟に対応できる。
装置の動き ①入庫したパレットがコンベヤでデパレタイズシステムまで運ばれてくる。
②ロボットがワークを自動でデパレタイズ。
③空パレットを所定の位置まで排出。一定量たまったらコンベヤでまとめて排出。
※ワークのサイズが大きすぎるなど、デパレタイズしないパレットは、
パレタイズ装置に送らないで手作業の工程に流す。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
課題解決事例集
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課題解決提案事例
ドリンク瓶の段ボール・瓶ケース詰め・パレタイズ
Before After
作業員 3名以上が手作業で、ジュース等が入った瓶 箱・ケース詰めを行うケーサー、封函機、パレタイ
を段ボールもしくは瓶ケースへ規定数詰め封をした ズ装置を使い工程を全自動化。
後、パレットへ積みつける。
ワークの種類 ドリンク瓶(4合~1升) / 段ボール / プラスチック製瓶ケース
納入先 飲料品メーカー
工程・用途 段ボール詰め / 瓶ケース詰め / パレタイジング
プロダクト 直行ロボットを使用したケーサー / ロボットパレタイズシステム
課題 瓶は飲料で満たされており、中にはリユースされた瓶もあるため割れやすい。
紙製ラベルの付いた製品は、ラベルがこすれてはがれたり汚れたりしないように
箱詰めする必要がある。
重い瓶を素早く詰める作業、パレタイズする作業は重労働のため、自動化したい。
ご提案 箱詰めからパレットへの積み付けまでを全自動で行うシステムを設計。
段ボールやケース内の仕切りに当たらないよう、ガイドに沿わせて箱詰めする。
装置の動き ①ドリンク瓶と、段ボールもしくは瓶ケースがそれぞれコンベアでケーサーへ供給
される。
②ケーサーで箱詰めした後、封函機へ送られる。
③段ボールの場合は封函機で蓋を閉めてテープを貼る。
瓶ケースの場合はラインから封函機を外し、コンベアでそのまま次工程へ送る。
④パレタイザで段ボール・瓶ケースをパレットに積みつける。
株式会社 JRC ロボットSI 事業本部
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