生産管理システムの“隙間”を埋める!?
紙・Excel業務のモバイル化で工場の“働き方”を変える
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Gupta TD Mobile
Factory Innovation on TD Mobile
「低価格」「短納期」の Fast 開発で
生産現場のモバイル化を支援
TD Mobileは「低価格」かつ「短納期」にて、システムの “ 隙間 ” 業務をつなぐ開発プラットフォーム
です。多くの企業が導入している生産管理システムですが、機能実装していない業務が多数存在してお
り、その “ 隙間 ” とも言える業務の多くが「紙」や「Excel」で行われ生産性が損なわれています。そ
のシステムの “ 隙間 ” 業務を、モバイル化、データベース化することで生産現場の生産性向上が可能と
なります。
TD Mobileでできること
1 TD Mobileで「紙」「Excel」管理をデータベース化
データベース化することで、データを見える化。さらに、蓄積したデータ活用によって生産性
や品質の向上につながります。(※傾向分析、予測管理 etc.)
2 TD Mobileで「紙」「Excel」業務をモバイル化
生産現場でのモバイル端末活用により、生産性の向上。そして、ペーパレス化の実現可能です。
3 TD Mobileで基幹システムとのデータ連携
最新システムとの連携だけではなく、オフコンなどのレガシーシステムとの連携も可能です。
生産現場のモバイル化需要 生産
管理
生産管理システムなどから漏れてしまい、「紙」 購買 販売
仕入先 お客様
や「Excel」管理で業務負荷となっている “ 隙間 ” 管理 管理
業務は数多く存在します。特に業務負荷になって 在庫
いる“ 隙間 ” 業務をモバイル化/データベース化を 管理
することで、生産性を向上させることができます。
具体的なご相談内容
ー
入出庫管理 ex)自動車部品製造 原料管理 ex)不定形耐火物製造
バーコードリーダーをUSB接続したPCを持ち歩 原料が、いつ、どこから入って来て、どの製品
き、データをメール送信する形で運用。 に使用されたか管理したい。また、どのような
その手間を削減したい。 特質を持った原料なのかをバーコードで管理で
きると良い。製品には使用期限があるため、期
限の迫っている原料がどれかわかるようにした
い。
加工指示書 ex)自動車部品製造 部品管理 ex)ネットワーク用設備
生産管理システムに上がってくる注文データを 製品の組み立てに必要な図面や作業手順書、必
基に担当者別に紙の加工指示書を作成する工数 要部品の参照や管理を現場で行いたい。
と、各作業担当者が製造個数や作業時間、不良
個数、不良原因などを手書きしたものを回収し
て再度生産管理システムへ入力し直す工数を短
縮するために、一連の流れをシステム化したい。
製造工程管理 ex)自動車部品製造 在庫棚卸 ex)自動車部品製造
基幹システムからの生産計画どおりに製造が進 種類の多い部品別に棚卸表の作成、個数を手書
んでいるか、実績をリアルタイムで管理したい。 きでの記入工数、また棚卸結果を再度基幹シス
また、現在Excelで運用している生産データの集 テムへ手入力を省くためにシステム化したい。
計を自動化して、グラフなどでビジュアル的に
見える化したい。
設備の故障対応管理 ex)自動車部品製造 パレット管理 ex)食品添加物製造
処置内容だけを紙に書き留めている。再発防止 1枚1万円以上するプラスチック製パレットが年
策も書き留めたいが、作業担当者の負荷になら 間200枚以上行方不明になっている。 これをき
ないようにしたい。また、故障履歴を蓄積して ちんと回収できるよう管理したい。
過去事例を検索できるようにしたい。
Case Study
株式会社ニッセイエコ様
モバイル端末向けシステムの導入で
生産現場でのペーパーレス化と
生産データの一元管理を実現
【所在地】 本社工場神奈川県藤沢市用田 475
TEL:0466-48-7572 FAX:0466-48-8177
【事業内容】熱可塑性プラスチック製品の製造および販売
【URL】 http://www.nisseieco.co.jp/
株式会社ニッセイエコは、プラスチック成形のグローバルメーカーとして、自動車、建機、
農機、医療、住宅設備、電気通信などの様々な分野での採用・販売実績があり、製品開
発に邁進しております。国内2拠点、海外7拠点に生産工場を持ち、独自の運営管理をして
いることが最大の特徴であるオールインワンカンパニーです。
材料製造、デザイン、開発、図面作成、金型製造、製品製造、設備、貿易まで、すべて自
社で対応しております。すべてを自社で行うことにより、きめ細かくスピードを持って、お客
様のあらゆるニーズに対応でき、他社にはないサービスを実現しています。
海外拠点においても、DIP製品、射出製品、押出製品も展開しており、同じ製法、同じ
金型、同じ材料、同じ品質で各工場から、お客様へ提供できることも最大のメリットであり
ます。海外での現地調達など、お客様のパートナーとしてお役に立つ事を第一に考えており
取締役社長浅野高志様 ます。また、今後も積極的な海外進出を計画しており、更なる進化をするパイオニアカンパ
ニーです。
導入前の課題
生産現場でのペーパーレス化と、計数結果の履歴管理
IT事業部の船木様は語ります。ニッセイエコでは、プラスチックを知り尽くした高い技術力で、コルゲートチュー
ブや軟質保護キャップ、カニューラなどをはじめ数多くの製品を生産しています。製品には大きなものから
細かいものまで様々有り、これまで製造に関するデータはすべてチェックシートと呼ばれる紙で管理されてい
ました。チェックシートは各生産ラインに設置されており、1時間毎に製造個数などを手書きで記録、その
日の終わりに各生産ラインから回収してファイリングするという形で運用していました。車業界の記録の管理
基準については、PL法に基づき長期間の保管が義務化されており、保管スペースの確保や管理などもか
なり手間がかかります。その他にも紙ベースで運用しているものが多く存在し、あとから膨大なファイルから
履歴を検索するのにとても時間がかかることから、ペーパーレス化の必要性を感じると同時にこれらのデー
タをデータベース化して管理することを検討していました。また、当社は国内においてもグローバル化を目指し
ており、事務所、工場問わずに様々な国籍の外国人が勤務しております。昨今の世界的なスマートフォンの普 IT事業部船木修様
及により、操作に関しては PC よりタブレットの方がスムーズに着手できること、外国人の方が SNS 等の
利用度が高いこともあり、操作に長けていることを実感しています。現場での操作性が良いこともメリットで
あります。」
TD Mobile を選んだ決め手
運用に合わせて柔軟にモバイルアプリケーション化できること
これまで製造現場でチェックシートに記入して管理されていた生産データを、iPadなどのモバイル端末からリアルタイムかつダイレクトに
生産管理データベースへ格納して管理するシステムの導入にあたり、オールインワンを目指すニッセイエコ様には構築するためのアプリケー
ション開発ツールの選定基準にもこだわりがありました。後々、システムへの機能追加や改修、また、あらたな開発などを自社で行うため、
開発ツールとして使い易いこと。どのような特殊な運用にも合わせることができること。既存の生産管理システムとのデータ連携などが容
易にできること。これらの基準に加えて、他のモバイル端末向けアプリケーション開発ツールと比較した場合の開発生産性の高さが決め手
となり、TD Mobile が採用されました。初期開発・導入はキヤノンエスキースシステム株式会社が担当。
1ヶ月の短期・低コスト導入が可能
最初は DIP成型の計数管理について短期かつコストを抑え導入し、段階的に他の生産ラインのチェックシートについてもシステム化を展
開していく方針がとられました。導入決定から運用開始までは短期の 1ヶ月程でした。
導入ソリューション概要と導入効果
iPadから生産データを入力してデータベースで一元管理
TD Mobile で開発した計数管理システムを導入することで、従来の紙による管理の工数を約 30%削減することができました。
また、チェックシートの紛失などによる記録の欠損事故防止や、ファイルの保管スペースの削減にも繋がりました。
これまでの業務
【製造現場】 【品質事務室】
現場から紙の回収、
紙のチェックシートで記 オフィスでファイリング 必要に応じて、保管されている
帳 ファイルを閲覧
例:生産ラインの機器設定
記録故障修理記録、
計数記録など
これからの業務
【製造現場】 【品質事務室】
モバイルタブレットに入 無線 LANで電送、サーバーに格納 必要に応じて、パソコン
力 から履歴を検索
現場に居ながらにして、
タブレットから過去記録
も参照可能
現状と改善後の比較
チェックシート 回収 ファイリング・保管
現状 ○ 手書き ○ 回収漏れ ○ 管理が大変(場所を取る)
(紙媒体) ○ 記入漏れ・間違い ○ 紛失の恐れ ○ 劣化の恐れ
○ 基準ルールを守らない ○ マンパワーが必要 ○ トレーサビリティが大変(データがすぐに出ない)
○ タイムラグが生じる ○ データ打込み作業が発生する(データ化する為に)
改善後 ○ 記入ミスが無い ○ 回収漏れが無い ○ 管理が簡単(場所が少スペース)
(タブレット) ○ ペーパーレス ○ 紛失しない ○ 劣化無し
○ 基準ルール化が行える ○ マンパワーが要らない ○ トレーサビリティがスムーズに行える
(人的判断を無くす) ○ リアルタイム化 ○ キーワード検索
○ データ打込み作業が不要
○ 分析活用、グラフ化
○ 遠隔操作が可能
今後の展望
他の生産ラインや国内外の各拠点にも展開して情報の一元管理と活用を推進したい
「まずは DIP 成型の生産ラインに対して適用しましたが、今後は他の生産ラインや国内海外の各拠点にも展開して、単にペーパーレス
化やコ スト削減というだけでなく、将来的にデータベースに蓄積したデータを品質分析などに活用していきたい。 また、今後 TD
Mobile を利用して、同じような課題を抱える同業者様へ横展開できたらいいですね。」と船木様は締めくくりました。
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Case Study
TD Mobileの活用事例
ex)故障管理やメンテナンス履歴をExcelや紙で管理しているC社
Before
2018年 設備故障履歴【社内】
生産現場において設備に故障が発生すると、 年/月/日 号機/設備名 故障内容
作業者がメモ帳を持って現場に駆けつける。 エアロ下部、取付け(シャッター取付け、間1 5月8日 10号機
隔長くする為)
2 5月8日 乾燥機 200-6 異音発生→ファン故障の為
そしてメモ帳に故障の原因、復旧のための対応
内容、停止時間、復旧に要した工数を「手書 3 5月8日 乾燥機 200-2 ミニ開閉弁部エアー漏れ
き」で書き留めた後、事務室に戻って「Excel」 4 5月8日 乾燥機 200-3 電磁弁エアー漏れ
へ転記する。
5 5月9日 20号機 設備 冷凍機高圧異常→水温50℃になっていた
6 5月9日 9号機 取出し機 回転部エアー配管の破損
また、故障原因を調査している段階で、過去に
類似事例が有るか、再度事務室に戻り「Excel」 7 5月9日 9号機 取出し機 回転部センサー信号不具合→断線
から検索することも多々有り、現場と事務所の 8 5月9日 15号機 金型ヒーター温度上昇
往復や転記に時間をかけていた。
After
今までExcelで管理していた故障履歴をWeb
アプリとしてモバイル端末から利用すること
で、現場で原因や対応内容を入力できる他、
類似する故障事例を即時検索できるように
なった。
その結果、設備の停止時間が短縮され生産性
の向上に繋げることができた。さらにデータ
ベースに蓄積された故障対応履歴のデータを
活用して、故障の傾向の分析や予防管理がで
きるようになった。
Case Study
TD Mobileの活用事例
ex)諦めていたレガシーシステムのデータをモバイル活用
Before
レガシーシステム
レガシーな基幹システムにはWebアプリの概
念がなく、また作業指示書など作業担当者レベ
ルまで落とし込む機能を持ったものも少ない。
故に作業指示の役割を担う作業者は、毎日基幹
系システムに上がってくる受注データを、
「Excel」等で加工して各作業担当者に配布し
ている。
各作業担当者は受け取った作業指示書に従って 作業指示書(紙)
作業を行い、実績個数や作業時間、不良の個数
と内容を作業指示書に「手書き」で書き留めて
いる。終業後、班長は各作業担当者から実績記
入済の作業指示書を回収して、再度生産管理シ
ステムへ入力しているため、毎日遅くまで残業
していた。
After
レガシーな基幹システムはそのままに、これま
Webサーバー レガシーシステム
で個別の作業指示書作成など班長が人力で作業
してきた部分をWebアプリ化して、データ連
携できるようにした。 データ連携
これにより、班長は作業指示書を個別に作成、
および終業後の実績個数の入れ直しにかかって
いた工数を大幅に短縮することができた。 データ閲覧/入力
また、実績データがリアルタイムで基幹システ
ムへ戻されることで、常に生産状況を把握でき
るようになった。
一方、作業者も実績個数だけでなく不良原因な
ど、これまで手書きで記入していたものを選択
式としたことで負荷の軽減に繋がった。
ご注文までの流れ
ご注文前に、お客様ごとの専用プロトタイプでの評価が可能です。
お問い合わせ
TD Mobileご関心にいただけましたら、お電話またはメールでお問い合わ
せください。後日、担当者よりご連絡差し上げます。
TDM紹介&ヒアリング
TD Mobileのご紹介と、業務課題についてのヒアリングをさせていただき
ます。その際に、帳票類も拝見させていただきます。
プロトタイプ作成
ヒアリングの内容、お客様がご利用の帳票をもとに、弊社でプロトタイプ
の作成をいたします。
プロトタイプ評価
作成したプロトタイプをお客様にてご利用いただき、評価をしていただき
ます。それをもとに、簡単なFit&Gapを行います。
お見積もり/ご提案
Fit&Gapの結果をもとに作成した、見積書、提案書をご提出いたします。
ご注文
見積もり、提案内容にご納得いただきましたら、ご注文をいただき、詳細
設計に入ります。
お問い合わせ・ご相談 TD Mobileに関するお問い合わせはこちらまでお気軽にご相談ください。
キヤノンエスキースシステム株式会社 TEL 03-6811-0014
TD Mobile(ティ・ディ・モバイル)営業担当 FAX 050-3737-1350
所在地 東京都港区芝公園3-5-10 URL http://www.guptaworldwide.jp/index.html
E-Mail info_gupta@canon-esys.co.jp