1/10ページ
カタログの表紙 カタログの表紙 カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(1.3Mb)

エナジーバルブの差圧制御

製品カタログ

エナジーバルブを使った差圧制御

位置制御、流量制御、パワー制御に加え、差圧制御機器としても使用できるようになりました。
差圧制御の場合、差圧を測定するためのアクティブセンサー(0-10V)を別途購入する必要があります。22WDP-11 

このカタログについて

ドキュメント名 エナジーバルブの差圧制御
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 1.3Mb
取り扱い企業 ベリモアジアパシフィックリミテッド (この企業の取り扱いカタログ一覧)

この企業の関連カタログ

この企業の関連カタログの表紙
信頼性の高い冷温水用 積算熱量計(サーマルエナジーメーター)
製品カタログ

ベリモアジアパシフィックリミテッド

この企業の関連カタログの表紙
エナジーバルブの差圧制御
製品カタログ

ベリモアジアパシフィックリミテッド

この企業の関連カタログの表紙
BELIMO GASセンサー
製品カタログ

ベリモアジアパシフィックリミテッド

このカタログの内容

Page1

Belimo エナジーバルブを使った 差圧制御 Edition 2024-04/A
Page2

内容 ページ 電子差圧制御 製品 3 差圧制御に必要な機器 Belimo 水差圧センサー 22WDP-11 3 制御モード 4 追加機能 簡単な設定値の調整 流量のリミット調整 最大パワーの調整 4 センサーのドリフト補正 強制バルブCLOSE機能 使用目的 5 利点 システムの透明性 6 サイズ 差圧制御のKv(Kvtheor.)値と最大流量 Vmax 6 オペレーション レンジ 最大流量 エナジーバルブの定格流量Vnom 流量低下時の最小流量 7 最小流量を下回った時の動作 最小流量を下回った後の開始動作 差圧センサーの選択 差圧センサー 22WDP-11.. 7 通信接続 8 設置 差圧センサー 22WDP-11..の設置 8 試運転/バルブの設定 Webサーバーによる試運転/バルブの設定 9 Belimo アシスタントアプリによる 試運転/バルブの設定 Modbus、BACnet、MPバスでのバルブ設定 10 Belimo クラウドによる値の設定 制限 Belimoエナジ-バルブを使った差圧制御_V2024-04/A / 内容 - 2 -
Page3

電子差圧制御 Belimo エナジーバルブは、位置制御、流量制御、パワー制御の制御モードに加えて、電子差圧制御器としても 使用出来ます。 この文書では、電子差圧制御の概要を説明します。 使用されるエナジーバルブ、及び差圧センサーのデータシートもご考慮下さい。 製品 差圧制御モードは、DN 15~50の下記装置で使用出来ます。  - EV..R2+BAC Belimo エナジーバルブ(2方弁)  - EV..R2+KBAC Belimo フェールセ-フ機能付きエナジーバルブ(2方弁)  - EV..R2+MID Belimo 積算熱量計付きエナジーバルブ(2方弁、MID/EN 1434) エナジーバルブの設置アクセサリーは、それぞれのデータシートをご参照下さい。 差圧制御に必要な機器 エナジーバルブを使用して差圧制御する場合、さまざまな測定範囲に対応する差圧センサー22WDP-11を、 別途、購入する事が必要です。 Belimo 水差圧センサー HVACシステムの差圧測定用アクティブセンサー(DC 0~10 V)。 22WDP-11 水や、水とグリコールの混合物に適しており、ハウジングはステンレス製で IP65/NEMA4 に対応しています。 差圧センサーは、現場に設置された2本の配管(キャピラリーチューブ)を介してセンサー内蔵のダイヤフラムに 伝わる差圧を測定します。    Belimo 水差圧センサー 22WDP-11 22WDP-11.. のデータシートに記載されている、精度と長期安定性に関する仕様を遵守する必要があります。 Belimoエナジ-バルブを使った差圧制御_V2024-04/A / 電子差圧制御/ 差圧制御に必要な機器 - 3 -
Page4

制御モード 電子差圧制御は、水路内の2カ所の差圧(dp)を、一定の設定値に維持する為に使用されます。 又、流量、パワー のリミッターとしても使用できます。 エナジーバルブを使った差圧制御 この制御モード中、エナジーバルブは、ビル管理システムから設定値を受取りません。 現在の差圧は、エナジーバルブに接続された差圧センサーで測定、エナジーバルブから読取られ、 事前に設定された設定値と比較されます。 測定値と設定値間に偏差が検出された場合、 エナジーバルブ内蔵ロジックにより、イコールパーセンテージ制御バルブの開度を調整し、自動補正されます。 次の3つの制御状態が発生します。 1.測定差圧が設定値より小さい。   エナジーバルブ全体の圧力降下を減少させ、測定間の差圧を増加させるには、   設定値に達するまでバルブを開きます。 システム側の差圧が十分に高くならず、設定値に到達しない場合、   エナジーバルブは最大開度の90°まで開きます。 2.測定差圧と設定値が同等。   エナジーバルブは動作せず、開度は保持されます。 3.測定差圧が設定値より大きい。   2カ所の差圧を減らすには、エナジーバルブ全体でより多くの圧力降下を生成する必要があり、   バルブ開度は、設定値又は、最小開度に達するまで減少します。 エナジ-バルブのボールバルブは、   システムの変化(消費者のバルブ制御の為のポンプヘッドの交換、又は流量の変化)を確実に検出できる様に、   標準的な差圧制御モード中に完全に閉になる事はありません。 追加機能 流量、給水温度と還水温度の測定、供給されているパワーの計算、及び装置内蔵のロジックを含む革新的な コンセプトにより、ユーザーは幅広い追加機能を自由に利用出来ます。 簡単な設定値の調整 設定値は装置上で簡単に調整でき、さまざまなオプションも利用可能です。  ー Belimoアシスタントアプリ (NFCによるエナジーバルブとの簡易通信)  ー エナジーバルブ内蔵のWebサーバー (直接接続、又はネットワーク経由でアクセス可能。)  ー Belimoクラウド (どこからでも設定値を変える事が可能。)  ー Modbus、BACnet、MPバスを介した通信による設定値変更。 流量のリミット調整 エナジーバルブは、最大流量Vmaxを設定出来ます。 測定差圧が設定差圧を下回っていても、Vmaxに達すると バルブはそれ以上、開きません。 これは、流水システムの他の区域が自由に使えるエネルギーが少なすぎる状況 を回避する事が出来ます。   流量制限の調整範囲:Vmax = Vnomの 25 ~ 100 % 最大パワーの調整 エナジーバルブは、最大パワーQmaxを設定出来ます。 設定された最大加熱、又は冷却パワーに達しても、 バルブはそれ以上、開きません。 この設定は、制御されたシステムセグメントが、過大なパワー消費が 出来ない様にする簡単な方法として使用出来ます。   最大パワー調整範囲:Qmax = Qnomの 1 ~ 100 % センサーのドリフト補正 動作時間が長くなると、差圧センサーにドリフトが発生する可能性がありますが、これは、次の様に補正出来ます。 1.エナジーバルブを全閉にします。(Webサーバー、Belimoアシスタントアプリ、手動) 2.測定された差圧が表示されます。(Webサーバー、Belimoアシスタントアプリ) 3.測定ポイントでの既存の差圧を測定します。(システム側の追加の測定接続が必要です。) 4.必要なオフセットを計算して入力します。(Webサーバー、Belimoアシスタントアプリ) 強制バルブCLOSE機能 必要に応じて、エナジーバルブのイコールパーセンテージ制御バルブを全閉する事が出来ます。 (レバー、Webサーバー(2時間後に自動リセット)、通信のオーバーライド制御) イコールパーセンテージ制御バルブにより、しっかりと遮断します。 Belimoエナジ-バルブを使った差圧制御_V2024-04/A / 制御モード/ 追加機能 - 4 -
Page5

使用目的 各消費者に、圧力の影響を受けない制御バルブ(EV、EPIV、PIQCV)を使うと、最良の結果を得る事が出来ます。 自動ビル制御(BAC)及び、技術的なビル管理(TBM)機能で、ISO 52120-1 に準拠したBAC効率のクラス"A"を 達成するには、  ー 1.4.a 循環水バランス調整による温水分配  ー 3.4.a 循環水バランス調整による冷水分配 それぞれの熱放出源に対して、逐次バランス調整する事が必要です。 消費者それぞれを、PIQCV、EPIV、エナジーバルブによって圧力の影響を受けない完全な制御 上記アプリケーションでは、エナジーバルブの差圧制御機能は必要ありません。 但し、消費者それぞれのバランス調整を定期的に行う場合(クラス"D")、差圧制御機能を備えた追加の エナジーバルブを使う事で、それぞれのシステム区分それぞれを、逐次バランス調整出来ます(クラス"C")。 (区分内の消費者それぞれの循環水に、影響が残る事に注意して下さい。) システム区域(ビルの各階)の逐次バランス調整と、消費者それぞれの定期的な(手動)バランス調整 エナジーバルブの流量測定により、総水量を計算し、バイパスの制御バルブを必要に応じて制御する事により、 最小水量を確保出来ます(ポンプ保護)。 Belimoエナジ-バルブを使った差圧制御_V2024-04/A / 使用目的 - 5 -
Page6

利点 区域内の差圧を一定に保つ事で、過剰な流量によるフロー・ノイズを回避でき、 過剰供給による快適性の低下やエネルギーの浪費も軽減されます。 システムの透明性 エナジーバルブは、流量、給水温度、還水温度をリアルタイムで測定し、 現在のパワー出力、エネルギー消費量を計算するので、システムの透明性に貢献します。  又、直ぐにアクセス可能な保存情報(Belimoアシスタントアプリ、Webサーバー、Belimoクラウド)により、 循環水システムの診断、最適化、トラブルシューティングの大幅な簡素化が可能になります。 電子差圧制御を使用する事で、従来の機械式差圧制御に比べて、下記、利点が追加されます。 ■ 差圧制御器の設置場所を探し、調整する必要が無くなり、シンプルでダイレクトな設定値入力が可能。 ■ 設定値の変更時、差圧制御器にアクセスする必要が無く、Modbus、BACnet、MPバス又は、Belimoクラウド経由   で行う事が出来ます。 ■ 差圧、流量、流体温度などの測定をする為の専用PCは不要です。 エナジーバルブが、それらを常時行います。   又、Modbus、BACnet、MPバス又は、Belimoクラウドを介して、簡単にデータにアクセスする事が出来ます。 サイズ 「制御モード」の章で説明した様に、エナジーバルブの差圧制御モードは、測定ポイント間が目的の差圧を達成する 為に、必要な圧力降下が発生する様、バルブ開度を変更して水の抵抗を調整します。 適切なエナジーバルブを選択するには、システムとして必要なKv値を計算する必要があります。 サイズは定格流量に基づいて決定されます。 計算に必要な仕様:  ー 区域の公称流量 Vmax  ー 測定ポイント間の必要とされる差圧 dpsetpoint  ー 区域の分岐ポイント間のシステム差圧 dpconnection 1.エナジーバルブ全体の必要な圧力降下の計算  ー dpEV = dpconnection - dpsetpoint    注:dpconnectionとdpsetpointの間に、追加の高圧損失が発生する場合(長いパイプライン等)、       これらも考慮する必要があります。 2.エナジーバルブの必要流量係数KvEVの計算 Vmax KvEV = KvEV [m3/h] / Vmax[m 3/h] / ΔpEV [kPa] ΔpEV 100 3.エナジーバルブの選択  ー 上記で計算した KvEV は、選択するエナジーバルブの Kvtheor. より小さくなければなりません。 差圧制御のKv(Kvtheor.) 型式 DN Kvtheor. [m 3/h] Vmax [l/s] *) Vmax [m3/h] *) 値と最大流量 Vmax EV015R2+.. 15 3.2 0.105 ~ 0.42 0.375 ~ 1.5 EV020R2+.. 20 5.3 0.173 ~ 0.69 0.625 ~ 2.5 EV025R2+.. 25 8.8 0.243 ~ 0.97 0.875 ~ 3.5 EV032R2+.. 32 14.1 0.418 ~ 1.67 1.5 ~ 6 EV040R2+.. 40 19.2 0.695 ~ 2.78 2.5 ~ 10 EV050R2+.. 50 30.4 1.043 ~ 4.17 3.75 ~ 15 *) 流量リミットの調整レンジ 可能な限り、最高の制御能力を得るには、できる限り小さい公称径を選択する必要があります。 Vmaxも考慮する必要があります。 Belimoエナジ-バルブを使った差圧制御_V2024-04/A / 利点/ サイズ - 6 -
Page7

例: Vmax = 9.3 m3/h、Δpsetpoint = 45 kPa、Δpconnection = 110 kPa    1.ΔpEV = Δpconnection - Δpsetpoint = 110 kPa - 45 kPa = 65 kPa 2. Vmax 9.3 m3/h KvEV = = = 11.5 m3/h ΔpEV 65 kPa 100 100 3.EV040R2+..(Kvtheor. = 19.2 m3/h / Vmax = 2.5 ~ 10 m3/h) を選択する。 オペレーション レンジ 差圧制御モードでは、エナジーバルブが自動的に開度を変更し、目的の設定差圧に到達する様、圧力降下を 実現します。 発生する流量はシステムによって決まります。 次の制限事項を考慮する必要があります: 最大流量 ー 最大流量Vmaxは、定格流量Vnomを超えてはいけません。 DN Vnom [l/s] *)エナジーバルブの 型式 Vnom [m3/h] *) 定格流量 Vnom EV015R2+.. 15 0.42 1.5 EV020R2+.. 20 0.69 2.5 EV025R2+.. 25 0.97 3.5 EV032R2+.. 32 1.67 6 EV040R2+.. 40 2.78 10 EV050R2+.. 50 4.17 15 *) 流量リミットの調整レンジ ー dpSetpointに到達する時の最大流量 ΔpEV max.V = Kvtheor. x 100 流量低下時の最小流量 ー システム内の制御バルブを通る流量の削減 ー 差圧制御は、最小流量(Vnomの0.7%)まで実行されます。 最小流量を下回った時 ー Vnomの0.7%に到達した開度が保持されます。 の動作   (フリーズ位置) 最小流量を下回った後 差圧制御モードは、差圧が存在し、以下の条件の の開始動作 いずれかが満たされると再開されます:  ー 測定流量が、Vnomの1.2%より多い、又は、  ー 測定差圧が設定値の50%未満であり、少なくとも    Vnomの0.2%の流量が検出された場合。 差圧制御のオペレーション レンジ 注意: ー 差圧制御モードでは、バルブが全閉する事はありません。 ー 次の状況では、上記「フリーズ位置」の代わりに、開度27%が制御モードの開始位置としてアプローチされます:   ー バルブが再起動された   ー 停電後   ー 手動オーバーライドが操作されていた   ー 別の制御モード(例:流量制御)から、差圧制御モードへの切替え   ー 流量が、Vnomの0.7%未満で、差圧が存在しない。 ー 流量センサーの故障、システム内の気泡が原因で流量測定できない場合、差圧は開度27% ~ 100%内で制御   されます。 ー 差圧が存在し、以下の条件のいずれかが満たされた(少なくとも30秒間) 場合、アクチュエイターは開度27%   から制御モードに切替わります。   ー 測定流量が、Vnomの0.7%より多い、又は、   ー 測定差圧が設定値の50%未満であり、少なくとも、Vnomの0.2%の流量が検出された場合。 差圧センサーの選択 Belimo 差圧センサー 22WDP-11..が使用出来ます。 各センサーのデータシートの仕様を遵守する必要があります。 希望する設定値は、調整可能範囲内にあり、大きく逸脱しない最大設定値を持つ差圧センサーをお勧めします。  使用されるデッドバンドを遵守する必要があります。 Belimoエナジ-バルブを使った差圧制御_V2024-04/A / オペレ-ションレンジ / 差圧センサーの選択 - 7 -
Page8

差圧センサー 22WDP-11.. 差圧センサーの仕様 エナジーバルブの差圧 差圧制御の 型式 測定レンジ[kPa] 超過圧力[kPa] バースト圧力[kPa] 水温[℃] 設定の調整可能範囲[kPa] デッドバンド[kPa] 22WDP-111 0 ~ 100 600 2100 -10 ~ 80 10 ~ 80 +/- 4 22WDP-112 0 ~ 250 600 2100 -10 ~ 80 25 ~ 200 +/- 10 22WDP-114 0 ~ 400 1600 2100 -10 ~ 80 40 ~ 320 +/- 16 22WDP-115 0 ~ 600 1600 2100 -10 ~ 80 60 ~ 400 +/- 16 通信接続 差圧モードにおいて、エナジーバルブは外部制御信号なしの単独機器として動作しますが、内蔵の通信機能により 全データと測定値に、簡単にアクセス・調整できます。 エナジーバルブ EV..R2+..は、以下の通信インターフェースが利用できます:  ー MPバス  ー Modbus TCP、Modbus RTU  ー BACnet/IP、BACnet MS/TP 通信に関する情報は、以下のドキュメントに記載されています。  ー エナジーバルブ データシート(設置手順)  ー MPバス データプール値  ー Modbus インターフェースの説明  ー BACnet インターフェースの説明 通信インターフェースに加えて、アナログフィードバック信号 U にて、以下の測定値のいずれかを表示できます:  ー 差圧 1)  ー 加熱/冷却パワー  ー 流量  ー 開度  ー 給水温度  ー 排水温度 1)  ー デルタ T 接続された空調機等のパワー 設置 差圧センサーの設置は、対応する取付け手順を遵守して下さい。 差圧センサーの接続は、エナジーバルブの取付け手順に記載されています。 差圧センサー 22WDP-11..の設置 22WDP-11..の設置図 Belimoエナジ-バルブを使った差圧制御_V2024-04/A / 通信接続/ 設置 - 8 -
Page9

試運転/バルブの設定 Webサーバーによる Webサーバーに関する詳細は、「EV4.0_ウェブサ-バ-」ドキュメントに記載されています。 試運転/バルブの設定 差圧制御の具体的な設定については、以下に説明します。 Webサーバー - 制御モードの設定(ステップ 1) Webサーバー - 制御モードの設定(ステップ 2) Webサーバー - 差圧制御の設定 1.設置する差圧センサーの選択 2.希望する差圧設定値の調整 3.センサーのドリフト値の補正 Webサーバー - 制限機能の設定 1.最大流量Vmaxの定義  ー 設定されたVmaxに達すると、差圧の設定値にまだ到達していなくても、差圧は、それ以上増加しません。  ー 工場出荷時の設定 Vmax = Vnom 2.対応する空調機の最大加熱/冷却パワーの定義  ー 最大パワーに達すると、差圧の設定値にまだ到達していなくても、差圧は、それ以上増加しません。  ー 工場出荷時の設定 Pmax = Pnom 特に制限が必要ない場合、ここで設定する必要はありません。 Belimoエナジ-バルブを使った差圧制御_V2024-04/A / 試運転/バルブの設定 - 9 -
Page10

Belimo アシスタント 前ページの設定は、Belimoアシスタントアプリを使用して、素早く直感的に行う事も出来ます。 アプリによる試運転/ バルブの設定 Modbus、BACnet、MP 対応するデータポイントを使用して、バス経由で設定を変更出来ます。 バスでのバルブ設定 Belimo クラウドによる Belimoクラウドに接続された装置であれば、どこからでも設定が可能です。 値の設定 制限 ー デルタ T マネージャーは、差圧制御モードでは使用出来ません。 ー 特別に構成された制御パラメーターにより、安定した制御品質が保てますが、家庭用水の制御などの迅速な   制御プロセス向けには設計されていません。 ー 流量制御又は、パワー制御において、電子差圧コントローラーを別の電子圧力非依存制御バルブと直列接続   する事は推奨されません。 ご不明な点は、下記にご連絡下さい。 ベリモアジアパシフィックリミテッド 東京都墨田区吾妻橋3-1-5 Trust Value 吾妻橋 2F Tel: 03-6823-6961 Fax: 03-3626-3911 katsuhiro.iwano@belimo.ch セ-ルス / サ-ビス担当 ; 岩野 Belimoエナジ-バルブを使った差圧制御_V2024-04/A / 試運転/バルブの設定 - 10 -