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クオリティー・バイデザイン(QbD)と プロセス解析技術 (PAT)による 従来の研究開発環境からの脱却
■掲載内容
・日本国内の会社の連携
・発表の概要
・クオリティー・バイデザイン(QbD)と プロセス解析技術 (PAT)による 従来の研究開発環境からの脱却
・PATの実例
・QbDによる連続生産プロセス.
・連続生産プロセスのバリデーション
・まとめとQ&A
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関連メディア
このカタログについて
ドキュメント名 | 先進的な制御による連続生産プロセス |
---|---|
ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 1.3Mb |
取り扱い企業 | 株式会社クオリティデザイン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
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先進的な制御による連続生産プロセス
Brad Swarbrick: Quality by Design Consultancy
Takaya Sato: Quality Design Co Ltd
株式会社クオリティデザイン
〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-8-17 7F
TEL: 06-6136-6967 / FAX: 06-7635-8263
E-mail: ask@q-dsn.co.jp
http://www.q-dsn.co.jp
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日本国内の会社の連携
株式会社クオリティデザイン 株式会社カモソフトウェアジャパン
• ハードウェアとソフトウェアのワンストップ • 解析ソフトウェアをツールとして提供
ソリューションプロバイダーとして創業 • 解析に関わる教育訓練を提供
• 実務的な解析サポート
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発表の概要
•クオリティーバイデザイン(QbD)とプロセス解析技術
(PAT)による従来の研究開発環境からの脱却
•PATの実例
•QbDによる連続生産プロセス.
•連続生産プロセスのバリデーション
•まとめとQ&A
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クオリティー・バイデザイン(QbD)と
プロセス解析技術 (PAT)による
従来の研究開発環境からの脱却
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QbDとは単なるツールではなく、経験と知識との組み合わせである
• QbDには生産物とそのプロセスに関する洞察、知識の向上が
求められる
• 現行法のうちの無駄、不必要な要素を減らすことを主な目的
としている
• QbDによってデザインされた工程は「デザインスペース」と
定義され、最適な状態にある生産物を作り出すことのできる
スペースとなる
• 以下のツールを用いることでデザインスペースが作成される
• 実験計画(DoE)
• 多変量分析 (MVA)
• 統計的プロセスコントロール (SPC)
• リスク分析
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プロセス解析技術(PAT)
• PATとはプロセスのメカニズムのより
詳細な理解に用いられる
•PATとは単にプロセスを研究室に持ち
込むものではなく、リアルタイム制御
に役立つ計測技術を用いること
•一般的には分光法、多変量解析を使用
•ケモメトリックスを用いた検量技術が
必要となる
•主眼は生産物ではなく、あくまでプロ
セス
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なぜPATは研究開発(R&D)環境から抜け出せないのか︖
● PATを研究室から製造設備へと拡張しなけ
ればイノベーションの遅れにつながる
● 失敗を恐れることはイニシアティブを失う
ことに繋がる
● R&Dはあくまで基礎研究であり、終わりの
ない作業
● R&Dでの成果がコマーシャルスケールに応
用されるのは稀であり、成功のためには技
術移転が必要不可欠
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PATの実例
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応用事例
構築
実際の製造機を用いて 実装
適用可能性を検証 実データの収集
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ケモメトリックスによるモニタリングモデルの構築と検証
モデルの検証
• RMSECV: 0.52%
• RMSEP: 1.10%
• バッチの検証結果は高い精度を示した
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R&D vs. 製造スケール
基礎開発︓短い時間スケールでの検証 応用︓より長い時間スケールでの計測、
分析、最適化
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再起動を必要としないブレンドプロセスのモニタリング
• 一般的なサニタリーフランジを使用
• 窓には傷のつきにくい
サファイアガラスを用い、洗浄が容易
• 測定部分は粉体層に突起していないため、
プロセスを停止、再起動する必要はない
• データを収集し、プロセスを理解する
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QbDによる連続生産プロセス
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連続生産とは何か︖
• 1つの連続した操作によって行われる
原料から最終生産物までの変換
• PATを用いて様々な工程を通過させる
• 重要プロセスパラメータ(CPP)が重要
品質特性(CQAs)にどのように作用す
るかを理解する
• フィードフォワード・フィードバック
制御可能なシステム制御
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従来法 vs. QbD
従来の生産方法
原料の多様性
最終生産物の
多様性高い
QbD
最終生産物の
原料の多様性 多様性低い
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連続PATインフラ
• 従来の連続生産の500倍
の速度
• 生産拠点は従来の生産
23rd Jan スペースの1/10
• エネルギー消費60%低下
• 連続生産の速度は
synchronized total
quality (synTQ)によって
のみ制御
23rd Jan
Martin Warman, IFPAC Washington 2014
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Vertex Pharmaceuticalsの声明
我々は連続生産プロセスをlumacaftorおよびivacaftorの製剤工程に導入す
ることを計画中です。英国の第三者機関で連続生産の能力を確立し、これ
らはlumacaftorおよびivacaftorからなる治験薬の臨床試験のフェーズ3の
一環に用いられてきました。現在はマサチューセッツ州ボストンでの新施
設で連続生産の能力の確立および検証が進められています。 第三者機関で
連続生産プロセスのアップグレードを行っており、2014年中頃には商業用
の使用のためにlumacaftorおよびivacaftorの製造を計画中です。
連続生産プロセスは従来のバッチ生産で用いられてきたプロセスをつなぎ
合わせ、オンラインモニタリングを用いて製造プロセスの向上を行います。
連続生産プロセスは様々な製造工場で行われてきましたが、我々は連続生
産プロセスを用いてFDA認可を得ようとしている最初の会社です。
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なぜ連続工程生産なのか?
“連続工程生産の目的は廃棄材料とサイクル時間の減少、生産性の向上である。この
結果、コストの削減、開発、生産の時間、在庫確認作業の軽減、市場への柔軟な対応
がもたらされる”
従来のバッチ 連続工程生産
医療治験材 パイロットスケールの設備 コマーシャルスケールの設備
スケールアップ 必要 不要
材料の必要性 高い 低い
QbD/PATの実装 部分的 デザインに応じて
Patricia Hurter, et. al. “Implementing Continuous Manufacturing to Streamline and
Accelerate Drug Development” AAPS NewsMagazine, August 2013, pp. 15-19.
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PATを実装した連続生産
PAT1 NIR
近赤外分光法: 造粒、分散性、水分量 リアルタイム近赤外モニ
Malvern Insitec: PSD タリング: 原料特性
近赤外分光法: ブレンドの
均一性と水分量
近赤外分光法: ブレンドの均一性
ラマン分光法: 錠剤
コーティング厚み
タブレットテスター: 重量、厚み、硬度
ラマン分光法: API 識別 Martin Warman, IFPAC Washington 2014
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PAT統合システム
多変量解析 •汎用性
プロセス分析器 データ保存 •互換性/MES
• データの品質
•セキュリティ
LIMS インターフェース •使用の容易さ
•リアルタイム品質、
リリース
プロセス制御 アーカイブ •素早い起動
プレディクション
エンジン