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実は過剰設計?最新トレンドと実例で学ぶ、機械・装置の部品選定

その他

このカタログについて

ドキュメント名 実は過剰設計?最新トレンドと実例で学ぶ、機械・装置の部品選定
ドキュメント種別 その他
ファイルサイズ 6.2Mb
取り扱い企業 三木プーリ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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実は過剰設計?最新トレンドと実例で学ぶ 機械・装置の部品選定 ロボットシステムの安全・安心・コスト・SDGs対応の両立

実は過剰設計?最新トレンドと実例で学ぶ 機械・装置の部品選定 ロボットシステムの安全・安心・コスト・SDGs対応の両立
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スライド番号 2

会社名 三木プーリ株式会社 ヘッドクォーター/所在地 神奈川県座間市小松原1-39-7 創業 昭和14 (1939) 年 10月 事業内容 伝動機器の開発・製造・販売 代表者 代表取締役社長 三木 康治 資本金 96百万円 売上高 150.0億円(連結) ※2019年度 従業員数 820名(連結) 1
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本日の流れ

本日の流れ 「安全」だけではダメな理由 “過剰設計”を減らすための部品選定 最新のトレンドと実用例 視聴者からの事前質問 2
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「安全」だけではダメな理由

「安全」だけではダメな理由 ロボット・装置メーカが安全・安心を提供するには 3
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スライド番号 5

例:ブレーキの選定(サーボモータ電気制御/電磁ブレーキ) 電気的制御 物理的制御 ダイナミックブレーキ 電磁ブレーキ(摩擦式) 《 用途》 《 用途》 ・非常停止時 ・非常停止時 ・電源遮断時(停電時) ・電源遮断時(停電時) 《特徴》 《特徴》 ・大トルク ・モータの減速不可 ・停止状態の維持(保持)不可 ・停止状態の維持(保持)可能 回生ブレーキ 《 用途》 ・モータ減速時 《特徴》 保持できないと危険!! ・モータの減速が可能 ・停止状態の維持(保持)不可 停止状態を維持できるのは電磁ブレーキだけ! 4
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電磁ブレーキの安全と安心

電磁ブレーキの安全と安心 ロボット・装置 ブレーキ機能(安全)を 壊れるかも‼ 設けるだけでは不十分 ブレーキが付いているので安全 不安 機能・性能(安全)に加え、「安心」して 使用できるようにブレーキを選定する必要がある 5
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安全とは

安全とは 定 義 安全とは『許容できないリスクがないこと』 リスク大 リスク小 リスクの抽出、評価・分析と対策を行い、 重大事故を未然に防ぐ リスクアセ スメント 襲われるかもしれない・・ リスクは『0』に出来ない。 優先順位をつけ対策を行っていく 他の動物だったら? 6
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“過剰設計”を減らすための部品選定

“過剰設計”を減らすための部品選定 過剰設計を防いで安全・安心に使用するために 7
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選定要素と装置への影響

選定要素と装置への影響 ロボット・装置への影響 選定要素 無通電時に停止状態を維持したい 静摩擦トルク 保持状態を維持する力 緊急時に非常停止を行いたい 制動・総制動仕事 制動時に発生する熱の許容値 ロボット・装置全体を コンパクトにしたい 寸法・形状 取付けスペースの確認 保持状態の維持(静摩擦トルク)・寿命(制動・総制動仕事)を 考慮して選定をする必要がある! 8
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基本的な選定方法

基本的な選定方法 要求仕様に対し、どのブレーキを使えば良い? ■仕様比較表 ロボット・装置 項目 要求仕様(例) 静摩擦トルク[N・m] 0.5 制動仕事[J/回] 40 総制動仕事[J] - - 非常制動回数[回] 200 ※要求仕様比 補足 ①はHP(体力) 詳しいブレーキ選定情報(仕様・選定方法)については、 総制動仕事 (①)÷許容制動仕事(②) ②は敵からの攻撃 当社HPの製品情報からご確認下さい。 = 非常制動回数(寿命) (ダメージ) <製品情報> https://www.mikipulley.co.jp/JP/Products/ElectoromagneticClutchesAndBrakes/index.html 9
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基本的な選定方法

基本的な選定方法 要求仕様に対し、どのブレーキを使えば良い? ■仕様比較表 適合するブレーキは BXW-03-10Rが ロボット・装置 ブレーキ仕様(カタログ値) 良さそうだが・・ 項目 要求仕様(例) BXW-01-10R BXW-03-10R BXW-05-10R 静摩擦トルク[N・m] 0.5 0.3 1.3 2.5 BXW-05-10Rを使えば、 制動仕事[J/回] 40 15 87 200 より安全(安心)・・・ 総制動仕事[J] - - 3,000 17,000 40,000 非常制動回数[回] 200 75 425 1,000 ※要求仕様比 (3,000[J]÷40[J]) (17,000[J]÷40[J]) (40,000[J]÷40[J]) 10
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過剰設計のリスク

過剰設計のリスク 動作遅い 装置の 大型化 コストが 過剰になる 協動作業 できない 11
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選定結果の比較

選定結果の比較 選定結果からBXW-03-10Rで 十分仕様を満足出来る‼ ここまで BXW-05-10Rも使えるが・・・ 必要? ここまで 必要? 寸法が大きくなる 要求仕様 BXW-03-10R (選定型式) BXW-05-10R 過剰な安全率は 別のリスクを生む可能性がある 適切な安全率で選定することが重要! 12
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選定の流れ

選定の流れ ロボット・装置設計 ブレーキ選定 要求仕様 サービスファクター加味 選定 良否判断 要求に合致 搭載 OK 要求以上 (過剰マージン) 良否判断 再選定 NG 三木プーリが最適設計を サポートします‼ 要求仕様の明確化 = 最適設計(安全・安心)につながる! 13
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最新のトレンドと実用例

最新のトレンドと実用例 ロボット・装置、電磁ブレーキに求められること 14
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求められること

求められること ロボット・装置 電磁ブレーキ に求められること に求められること ■駆動部・装置の小型化 ■外径小、薄型 ■省エネ ■大径軸への対応 ■省エネ・低発熱 発電所 モータ効率1%アップで 例えば・・・ 50万kWの発電所が不要に!? 15
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電磁ブレーキ実用例 ①

電磁ブレーキ実用例 ① 【課題】電磁ブレーキの発熱を抑えたい 【用途】Z軸(垂直軸)の保持 【解決】省エネモデル(当社型式:BXR-LE) 【背景】発熱によりブレーキ周辺、および を使用することで発熱を低減‼ ブレーキ自体への影響を懸念 ブレーキ発熱比較 解放状態を維持するために 発熱を約50%(※)カット 通電し続けることが必要‼ 従来モデル BXR-LEモデル 1 2 ブレーキ発熱 ※当社従来モデル比(参考) 同省スペース化にも貢献 厚み1/2!(※) イメージ図 16
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電磁ブレーキ実用例 ②

電磁ブレーキ実用例 ② 【課題】ベルト破断時の安全確保 【用途】先端上下(垂直)軸の保持 【解決】駆動軸側に無励磁ブレーキを設置。 【原因】巻き掛けによる駆動の場合、ベルトが ベルトが破断した場合でも先端軸の 破断した際、先端軸の保持が出来ない 保持が可能‼ イメージ図 17
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電磁ブレーキ実用例 ③

電磁ブレーキ実用例 ③ 【課題】安全ブレーキを2台使いしたい 【用途】ボールネジ(垂直軸)の保持 【解決】カップリングとロータハブを一体化。 【原因】ブレーキ付モータを使用しているが、 スペースを犠牲にすることなく、ブレーキ 安全基準によりもう1台必要になった。 の設置が可能‼ カップリング(軸接手) ロータハブ カップリングロータハブ一体型 イメージ図 18
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電磁ブレーキ実用例 ④

電磁ブレーキ実用例 ④ 【課題】中空軸 【解決】ブレーキステータ・ロータハブ内径 【用途】アクチュエータ(中空軸)用ブレーキ を拡大したブレーキを専用設計。 【原因】モータの中空軸化により軸外径が拡大。 従来のブレーキでは軸を通すことが出来ない。 中空軸に対応‼ 中空軸 イメージ図 19