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伝達するだけじゃない!軸系テクノロジーの役割と選定のコツ
動力を伝える重要な機械要素「カップリング」。実は取付誤差や振動を吸収したり、省エネにも影響を及ぼすなど、動力の伝達以外にも様々な役割を担う大切な部品です。本ウェビナーでは技術者なら知っておくべき“軸系のテクノロジー”の基本から、アプリケーションに適したカップリングを選定するコツまで、最新の活用事例を交えてベテラン技術者が丁寧に解説します!
機械設計者 / 生産技術 / 保守保全担当者/カップリング(軸継手)について基礎から学んだ経験をお持ちでない方/芯出しや芯ずれで課題をお持ちの方
※2021年2月にaperzaTVで配信したウェビナーの資料です。
このカタログについて
ドキュメント名 | ベテラン技術者が解説する「カップリング」の基本と最新活用事例【ウェビナー資料】#aperzaTV |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 11.3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 三木プーリ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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#今さら聞けない #こっそり聞きたい
ベテラン技術者が解説する「カップリング」の基本と最新活⽤事例
伝達するだけじゃない!軸系テクノロジーの役割と選定のコツ
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ゲスト紹介
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橋本 武志 三⽊プーリ 株式会社技術部
1972年 三⽊プーリ株式会社 ⼊社
プロダクトマネージャーとしてマーケティング・
技術を担当。⼤学や専⾨機関との共同研究にも従事。
2020年 現職 / 技術指導・社員教育を担当
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本⽇のテーマ
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本⽇のテーマ
軸継⼿の最新活⽤事例と
軸系のテクノロジー
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なぜ“軸系のテクノロジー” が重要?
軸と軸を直接結合してはダメなの?
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究極のフレキシブルカップリング
1970年代のエンジンとポンプです。
事故でカップリングが損傷し、⾝近にあった
ロープで両軸を結んで緊急の対応。
カップリングは動⼒伝達をするための
なくてはならない重要な機械要素です。
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地球上の電気エネルギーの約半分をモータが
消費しているといわれています。
この消費エネルギーを少しでも減らすために
モータの効率改善が進められています。
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モータの効率が1%UP
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50万kWクラスの原⼦⼒発電所1基が
不要になると⾔われています
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カップリングは動⼒を伝える重要な機械要素で
正確、確実、“⾼効率”に伝達しなければなりません
軸系のテクノロジー
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カップリングとは
駆動機・従動機へ動⼒を正確・効率良く伝える機械要素部品
役割:
1.軸の芯違いによる取付誤差を吸収(偏⼼、偏⾓、軸⽅向)
2.ねじり振動や、取付誤差による振動を吸収
3.正確で⾼効率な動⼒伝達(軸反⼒の低減で省エネ)
4.駆動・従動機の軸受けへの反⼒を低減し⻑寿命化
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軸と軸を直結した場合の課題
1・取り付け誤差(偏⼼、偏⾓、軸⽅向)の許容がありません
2.取り付け誤差による反⼒が駆動・従動機の軸受けに加わり様々な問題を⽣じます
過⼤な振動で騒⾳が発⽣ 軸受けに負荷が掛り耐久性が低下
発熱してエネルギーロス 軸受けからのシール漏れ発⽣
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取付誤差と消費電⼒の変動
カップリングの伝達効率は取付誤差に依存し、
カップリングの種類や構造で⼤きく変わります。
フレキシブルカップリングは
・取付誤差による軸反⼒を低減
・⾼効率なトルク伝達
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カップリングとは
駆動機・従動機へ動⼒を正確・効率良く伝える機械要素部品
役割:
1.軸の芯違いによる取付誤差を吸収(偏⼼、偏⾓、軸⽅向)
2.ねじり振動や、取付誤差による振動を吸収
3.正確で⾼効率な動⼒伝達(軸反⼒の低減で省エネ)
4.駆動・従動機の軸受けへの反⼒を低減し⻑寿命化
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活⽤事例3選
アプリケーションに適した軸継⼿を選定するポイントを紹介!
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電1.動電動機機ととポポンンププ・コンプレッッササーー・・送⾵送機⾵と機のと継のぎ継ぎ
油圧ポンプユニット
誘導電動機の⽤途70%
・ポンプ
・コンプレッサー
・送⾵機
電動コンプレッサー
相当量の電気エネルギーが消費され、⾼効率化へ進化
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電1.動電動機機とポとンポプン・プコン・プコレンップサレー・ッ送サ⾵ー機・と送の⾵継機ぎとの継ぎ
■課題 ■⾼フレキシブルなゴム・樹脂エレメントで解決
①取り付けや交換作業での芯出し作業 ①簡単取り付け(芯出し簡単)
②伝達効率の低下 ②⾼効率なトルク伝達(変動負荷を吸収)
③軸受けに反⼒が掛り故障 ③軸受けの反⼒を軽減しダウンタイムの低減
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2.サーボモータとアクチュエータ・送りねじとの継ぎ
サーボモータテクノロジー 送りねじテクノロジー
・⼩型、⾼トルク化 ・⾼速化、低振動
・⾼速応答 ・⾼精度化
・⾼精密位置決め ・IoT化による予知保全
・⾼タクト
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2.サーボモータとアクチュエータ・送りねじとの継ぎ
■課題 ■⾼剛性の⾦属板ばね/⾼減衰ゴムで解決
①モータの熱を負荷側に伝えたくない ①ステンレスエレメントで熱遮断
②⾼トルク・⾼応答への対応 ②コンパクトで⾼トルク・低慣性設計
③⾼速化(6000min-1) ③⾦属板ばね:⾼ねじれ剛性・フレキシブル精密位置決め
④⾼ゲイン・⾼タクト運転での発振 ④ゴム・樹脂:減衰性で発振抑制、⾼タクト運転対応