KSS商品紹介　コンパクトV-Z-θアクチュエータ

Product Introduction － コンパクト V-Z-θ アクチュエータ － KSS V-Z-θアクチュエータについて ケーエスエス株式会社は、1つのユニットで、直動 （Z）、回転（θ）、吸着（Vacuum）の3つの機能を 搭載したコンパクトなアクチュエータを開発しました。 従来は、別々の機構で実現していた直動、回転、吸着 の動きは、このアクチュエータにすべて集約され、 装置のコンパクト化に最適な製品です。 【特長と利点】 ・3つの機能（直動、回転、吸着）が集約されたユニットのため、各機能について複雑な部品設計は必要あり ません。そのため装置のコンパクト化だけでなく、設計工数や組立工数の削減に繋がります。 ・モータメーカとの共同開発品である中空モータとKSS独自の技術であるミニチュアボールねじスプライン （BSSP）の融合で、最新の技術が盛り込まれたアクチュエータユニットです。 ・使用するモータの組合わせにより、用途に応じた最適なV-Z-θ アクチュエータを選択できます。 【内部構造】 このアクチュエータは、吸着（Vacuum）、直動（Z軸）、回転（θ軸）の3つの機能を保有することから、KSS は、この製品をV-Z-θ アクチュエータと名付けました。3つの機能を同時に実現させるためには、モータメーカ と共同開発した中空モータ、及びKSSのミニチュアボールねじスプライン（BSSP）が不可欠です。中空モータ は、ボールねじナットを収納する大きな中空穴が設けられ、BSSPは特殊な研削技術により、ボールねじ溝と ボールスプライン溝が1軸上にオーバーラップして加工されています。また軸全域に亘り、中空穴が設けられて いるため、この穴を利用してエアーによる吸着が可能となります。このように個々の構成部品の技術が集積され、 他社では真似のできないV-Z-θ アクチュエータが実現しました。 ボールねじスプライン 【動作原理】 直動（Z） (BSSP) ボールねじナットとスプラインナットを動作させるのに 2台のモーターが必要です。 モータは中空モータまたは ベルト＋プーリー ボールねじ ベルト＆プーリーを使用する通常モータを選ぶことがで ナット きます。 各モータが回転し、ボールねじナットは直線運動を可能 にし、スプラインナットは回転運動を可能にします。 ボール シャフト全体の中空穴はエアーよる吸引機能が可能です。 スプライン V-Z-θ アクチュエータ ナット Z軸モータ (ハイブリイドタイプ) X-Y アクチュエータ ボールねじスプライン （モータ直結型ボールねじ） (BSSP) 回転（θ） θ軸モータ (中空モータ) 中空穴 吸着ヘッド 吸引 （ピック&プレース） （Vacuum） スキャナー 開閉ボールねじ V-Z-θ アクチュエータ (ハイブリッドタイプ) 【応用事例】 試験管 KSSのV-Z-θ アクチュエータは、電子部 品のピック&プレースや検体検査装置 （試験管読み取り搬送）などの医療機器 に多く使用されています。 バーコードラベル ピック&プレース用吸着 ユニット(V) 試験管搬送装置 ピックアンドプレースユニット Copyright© KSS Co.,Ltd. All Rights Reserved