このカタログについて
| ドキュメント名 | 印字方式の違いと特徴 |
|---|---|
| ドキュメント種別 | ハンドブック |
| ファイルサイズ | 1.5Mb |
| 取り扱い企業 | 株式会社モリコー (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
Page1
今さら聞けない
印字⽅式の違いと特徴
徹底解説︕︕
創業98年⽼舗メーカー
信頼と実績
Page2
印字⽅式の違いについて
モリコーの印字機には、さまざまな印字⽅式を採⽤したタイ
プをご⽤意しています。
ここでは、⼀般的な印字機を活字式印字機と活字レス印字機
とに⼤きく分けて、それぞれの特徴についてご紹介します。
⽬次
1. 活字式印字方式（機械式印字方式）
1. インク転写式印字方式
2. ホットスタンプ式印字方式（ドライプリンタ）
2. 活字レス印字方式（電子式印字方式）
1. インクジェットプリンタ
2. サーマルプリンタ（熱転写式プリンタ）
3. レーザー式
3. 印刷機と印字機の違い
インクジェット レーザーマーカー サーマルプリンタ
Page3
活字式印字⽅式（機械式印字⽅式）
インク転写式印字⽅式
印字したい⽂字の活字をセットし、
インクローラー（ノンセル）から、
インクを転写ローラーに転写して、
活字がインクを拾って印字する⽅
式です。
アルコールインク、油性インク、
⽔性インクを使⽤します
＜特長＞
• 故障が少ない。
• 印影がはっきりして文字（深彫活字）のクオリティが高い。
• 印字跡が凹凸になるので改ざんされにくく、セキュリティー面でも
優れている。
• 製品価格・ランニングコストが安い。特にインクのコストは非常に
安い。
• 活字のメンテナンス不要。
印字サンプル
Page4
製品紹介
・センサー部分に特殊光電センサを採⽤しているので、
フィルムなど透明な物にも使⽤できます。
・印字位置をダイヤルで簡単に調整できます。
・印字⾯が打刻（エンボス）されたように凹凸⾯となるため
改ざん不可能、半永久的に跡が残ります。
Page5
活字式印字⽅式（機械式印字⽅式）
ホットスタンプ式印字⽅式（ドライプリンタ）
活字を150℃程度に加熱し、被押
印物にかぶせたインクリボン（箔
テープ）の上から熱を加えて、リ
ボンのインクを蒸着させる⽅式で
す。
インクリボンを使⽤します。
＜特長＞
• 故障が少ない。
• 被押印物を汚さない（特にフイルムなど）。
• リボンの選択範囲が広く、様々な素材の被押印物に対応。
• 印影が高品位で優れている。
• 瞬時の速乾性がある。
• 手が汚れない。
印字サンプル
Page6
製品紹介
・印字ユニットを90度回転できるので、流れ⽅向に対して縦、横いずれの⽂字も押印可能です
・リボンを無駄なく使えます。
・リボン送り量の⼊⼒は押しボタンで簡単。
・押印圧の調整は、⼤きなダイアルで簡単。
・プリセットカウンター機能付。
・合計カウンター付。
・簡単脱着アタッチメントを取り付けると⼩ラベルに押印できます。
・タックシールに対応。連続20回までの連続印字ができます。
Page7
活字レス印字⽅式（電⼦式印字⽅式）
インクジェットプリンタ
家庭で使⽤するプリンタと同じように、⽂字盤から⼊⼒した⽂字
データなどを細かなインクの粒⼦を吹き付けた点（ドット）で印
字します。
液状インクを使⽤します。
＜特長＞
• メンテナンスフリー。
• 豊富な文字種を印字できる。
• 非接触のため、印字面に凹凸があっても印字可。
• 文字の質がきれい。
• 活字がいらない。
• 高速印字が可能。
• 印字内容の変更が簡単。
• 内蔵のカレンダー機能で日付を自動印字できる。
• コンピューターと通信可能。
印字サンプルとインクカートリッジ
Page8
製品紹介
モリコーの産業⽤インクジェットプリンター・ヘリオスシリーズは
HP社のサーマルインクジェットプリンターを採⽤しています。
HP社は25年前IJPを開発し、世界中の各業界に普及、⽇本ではDM印
刷機、宛名印刷機、
郵便料⾦計器等に活⽤されています。
サーマルインクジェットプリンタの特徴
・動作部分がないので故障箇所がない
・インクのこぼれや漏れがない
・インクも⽔性なので⽬詰まりがない
・構造が単純なためコンパクト
・低価格を実現
・ダウンタイムがゼロに近い
・インクがなくなるとヘッドが新品となるのでヘッドオーバーホール
のコスト不要
Page9
活字レス印字⽅式（電⼦式印字⽅式）
サーマルプリンタ（熱転写式プリンタ）
⽂字盤から⼊⼒した⽂字データを
サーマルヘッドに送り、熱を加え
てサーマルリボンを蒸着させます。
お店のレシート、駅の切符などに
利⽤されているのもこの⽅式のプ
リンタです。
活字レスの印字機です。
＜特長＞
• 豊富な文字種を印字できる。
• 文字の質がきれい。
• コンピューターと通信可能。
• キーボード操作で印字内容の変更が容易。
• 操作ミスを防ぐことが容易。
• 立ち上がりが早いので電源投入後すぐに印字できる。
• 単純構造で故障が少ない。コンピューターと通信可能。
印字サンプル
Page10
製品紹介
活字レスだから、こんなことが可能です︕
●印字できる⽂字種が豊富
数字・漢字・カタカナ・アルファベットはもちろん、JAN･CODE 39･NW 7･
ITF等バーコード印字も可能
●レイアウトが⾃由⾃在
⽂字のレイアウトは、レイアウトが4⽅向（0度／90度／180度／270度）可能
印字の縦横別々に1〜8倍まで拡⼤可能
●その他の特⻑
・電源投⼊後、すぐに印字できます。
・モリコー⾃慢の分離機構による間⽋⽅式で1枚1枚正確に分離し印字します。
・プリセットカウンター機能付きで、セットした枚数を⾃動で印字できます。
Page11
活字レス印字⽅式（電⼦式印字⽅式）
レーザー式
CO2レーザーで被印字物の表⾯を瞬時に加熱して焼き付け、⽂字
や図柄を表⽰させる⽅法です。
＜特長＞
故障が少ない。
印影が明瞭。
インク・インクリボンなどの消耗品が不要。
ランニングコスト、安い。
印刷機と印字機の違い
⼀般に枚葉の紙・ロール紙に⽂字や図柄、写真などを連続して
印刷するものであり、⽤紙にインクを塗布することで何らかの
印刷物に加⼯するものです。
それに対して、押印・印字機は印刷機などにより既に⽂字や図
柄が印刷された⽤紙などの⼀部に製造年⽉⽇や賞味期限、ロッ
ト番号などを印字するものです。
また、印刷は製品包装以前に⾏う作業ですが、印字は製品がʻ商
品ʻとなる過程での安全管理上なくてはならないものです。
Page12
製品紹介
・段取り替えが容易、多品種少量⽣産に最適（品種登録は1000種類可能）
・カートンの他、ラベルへの印字も可能
・内蔵のタッチパネルで簡単にガイド位置・紙の厚さ等を品種登録
・品種切り替え時の再現性により、誰でも操作可能
・多品種少量印字に対応しているため、医療⽤医薬品のカートン、ラベル印字に最適
GS1データバー（旧称RSSコード） 印字例
2012年 6⽉ 29⽇ 発表 厚⽣労働省の指針として、医薬品の取り違え事故の防⽌及びトレーサビリティの
確保に加え、医薬品の流通の効率化の観点から、GS1データバー（旧称RSSコード）の印字・捺印が義務化さ
れます
。
モリコーのレーザーマーカーLC-2型、LC-4型はGS1データバーを印字可能、印字ミス防⽌のための検査機器
も装備しています。
GS-1データバー印字対応