1/28ページ
カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(9.8Mb)

【三菱電機】FAアプリケーションパッケージiQ Monozukuri 回転機振動診断

製品カタログ

「iQ Monozukuri 回転機振動診断」は、回転機構を有する設備の振動データを収集・解析・診断し、設備状態の見える化および異常箇所の推定を支援するアプリケーションです。

このカタログについて

ドキュメント名 【三菱電機】FAアプリケーションパッケージiQ Monozukuri 回転機振動診断
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 9.8Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社RYODEN (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

Page1

FACTORY AUTOMATION FAアプリケーションパッケージ iQ Monozukuri 回転機振動診断 ●振動診断システムを簡単導入! ●精密診断により異常箇所を推定! ●MT法により異常状態を簡単検出!
Page2

Global Player 三菱電機グループは「グローバル 環境先進企業」を目指します。 三菱電機グループは、以下の多岐にわたる分野で事業を展開しています。 三菱電機グループは、「常により良いものを 重電システム 目指し、変革していく」という“Changes for タービン発電機、水車発電機、原子力機器、電動機、変圧器、パワーエレクトロニクス機器、遮断 器、ガス絶縁開閉装置、開閉制御装置、監視制御、保護システム、大型映像表示装置、車両用電 the Better”の理念のもと、活力とゆとりの 機品、エレベーター、エスカレーター、ビルセキュリティーシステム、ビル管理システム、その他 ある社会の実現に取り組んできました。そし ていま、時代に応える“eco changes”の精 産業メカトロニクス 神で、家庭から宇宙まで、あらゆる事業を通 シーケンサ、産業用PC、FAセンサー、インバーター、ACサーボ、表示器、電動機、ホイスト、電 じ、環境に配慮した持続可能な社会の実現に 磁開閉器、ノーヒューズ遮断器、漏電遮断器、配電用変圧器、電力量計、無停電電源装置、産業 向けてチャレンジしています。そのために、 用送風機、数値制御装置、放電加工機、レーザー加工機、産業用ロボット、クラッチ、自動車用電 装品、カーエレクトロニクス、カーメカトロニクス機器、カーマルチメディア機器、その他 社員一人ひとりがお客さまと一体となって、 グローバルな視点で、暮らしを、ビジネスを、 情報通信システム 社会を、より安心・快適に変えてゆきます。 無線通信機器、有線通信機器、監視カメラシステム、衛星通信装置、人工衛星、レーダー装置、 三菱電機グループは、最先端の環境技術と優 アンテナ、放送機器、データ伝送装置、ネットワークセキュリティーシステム、情報システム関連 れた製品力を世界に展開し、豊かな社会の構 機器及びシステムインテグレーション、その他 築に貢献する「グローバル環境先進企業」を 電子デバイス 目指します。 パワーモジュール、高周波素子、光素子、液晶表示装置、その他 家庭電器 液晶テレビ、ルームエアコン、パッケージエアコン、ヒートポンプ式給湯暖房システム、冷蔵庫、 扇風機、換気扇、太陽光発電システム、電気温水器、LEDランプ、蛍光ランプ、照明器具、圧縮 2 機、冷凍機、除湿機、空気清浄機、ショーケース、クリーナー、ジャー炊飯器、電子レンジ、 IHクッキングヒーター、その他
Page3

e-F@ctory e-F@ctoryはFA技術とIT技術を活用することで開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減し、 お客様の改善活動を継続して支援するとともに、一歩先のものづくりを指向するコンセプトです。 情報 複雑化するものづくりの現場では、生産現場の情報を最大限に 活用し、「人」と「機械」が協調することがとても重要な考え方 です。 生産現場の機器から得られた情報だけで生産性や品質を高める のではなく、現場の人の気づきなどをキッカケにした改善や、 人による柔軟な対応がなければ、生産性や品質を高めることは 困難です。また、自動化の推進も同様で、人が感づいた情報を 情報の活用により人と もとに設備を自動調整することが不可欠となります。 機械の協調 三菱電機が提案する「e-F@ctory」情報の活用と、人・機械の 協調による、効率的でフレキシブルなものづくりと生産現場と サプライチェーン・エンジニアリングチェーン全体の最適化に より、「次世代のものづくり」を実現します。 機械 人 3
Page4

iQ Monozukuri e-F@ctory実現に向けた一歩。それが「iQ Monozukuri」です。 FAアプリケーションパッケージ“iQ Monozukuri”は、ものづくりにおけるお客様のさまざまな課題解決 を支援し、効率的なシステム導入・拡張及び運用・保守を可能とする、ノウハウを集め最適化した製品です。 iQ Monozukuriが提供するもの 「工程」 「用途」 「装置」 ごとの多彩なアプリケーションをラインアップ 三菱電機とパートナーが長年培ってきた“ものづくり”のノウハウとアイデアを凝縮 信頼性の高い三菱電機FA製品を中心としたシステム 人作業支援 エッジ コンピューティング ITシステム 生産システム (生産現場) 自動化支援 FA 製品 多品種少量生産システムから、発展したフレキシブル生産システムまで、お客様ニーズにお応えするために、たゆまぬ技術 革新を進めている三菱電機。制御機器、駆動機器、省エネ支援機器、配電制御機器から産業メカトロニクスまで、きわめて 多岐にわたるFA製品をラインアップしています。自動化・省力化・品質向上をテーマに、あらゆる生産現場で活躍します。 制御機器 駆動機器 表示器(HMI) 産業用ロボット 低圧配電制御機器 加工機 4
Page5

Overview FAアプリケーションパッケージ iQ Monozukuri回転機振動診断 「iQ Monozukuri 回転機振動診断」は、回転機構を有する設備の振動データを収集・解析・診断し、設備状態の見える化および異常箇 所の推定を支援するアプリケーションです。 設備を停止・分解し 故障してから なければ異常箇所や 振動データを 修理を行っている 原因がわからない どう活用すれば いいのかわからない これらの問題を 回転機振動診断パッケージで解決! 故障の未然防止 ! ダウンタイムの軽減 点検作業の効率化 定期修理の間隔の延長 保全費の低減 設備の信頼性向上 設備を停止することなく異常の有無や内容を把握できるため、 さらなる「生産性向上、品質向上」が図れます。 5
Page6

Use Case 適用例 「iQ Monozukuri 回転機振動診断」は、回転機構を有する設備に導入することで、様々な生産現場の課題解決を支援します。 適用設備例: モータ、送風機、圧縮機、ポンプ、増減速機、コンベア、コンバーティング機械など回転機構を有する設備 (プレス機など衝撃振動が発生する設備、AGVなど自走による振動が発生する設備は対象外) シーン1 異常の兆候を検知し、故障前にメンテナンスを行いたい 設備より生じる振動の変化を見ることで、設備の状態変化を確認することができます。 しかし、時間軸波形のままでは、正常時と異常時の違いが分かりづらく、異常の兆候を検知するのが困難です。 正常時 異常時 振動 振動 時間軸波形 (加速度波形) 時間 時間 回転機振動診断を導入すると・・・ 時間軸波形から周波数軸波形への変換により異常の兆候を検知! 正常時 異常時 周波数に変換することにより、 振動 振動 異常の兆候を捉えやすい 周波数軸波形 (加速度FFT波形) 周波数 周波数 [Hz] [Hz] 簡易診断・精密診断により異常箇所を推定! 簡易診断により、 精密診断*1により、 設備の異常の 異常箇所を推定 有無を確認 内輪損傷の兆候を検知! 異常あり! *1: 精密診断では、構成部品の諸元値情報等が必要です。 6 異常の兆候を検知した箇所のメンテナンスを実施することにより、 突発的な機器停止を未然に防止し、ダウンタイムの軽減が可能!
Page7

Use Case シーン2 振動解析に詳しくないと、設備異常の検出は難しい? 振動解析を行うには、一定の専門知識が必要になります。 また、精密診断による異常箇所の推定まで行うには、構成部品の諸元値情報等が必要です。 回転機振動診断を導入すると・・・ MT法 *1 診断で、「いつもと違う!」を検出! 診断前に正常時の振動データを必要数以上収集して、単位空間を生成 POA1[m/s2] POA2[m/s2] POA3[m/s2] サンプル1 5.0 5.1 5.1 正常 サンプル2 4.2 4.3 4.4 位空 間 データ サンプル3 4.5 4.6 4.3 単 : : : : 単位空間からの乖離具合をマハラノビス距離という単一指標で数値化し、正常/異常を判定 診断結果をランプ通知 ※ 温度や電流など振動以外のデータを組み合わせることにより、複合的な診断も可能です。 振動解析の知識がなくても振動診断が可能! 正常 /異常の判定だけでなく、 異常の程度を把握しその兆候をつかむことも可能! *1: MT法 (Mahalanobis-Taguchi Method) は、正常データのパターン (単位空間 )を生成し、このパターンからの距離 (マハラノビス距離 )が著しく大きいデータ を異常値として検出する方法です。 7
Page8

Flow of Diagnosis & Other Useful Features 診断の流れ 本パッケージを使用した振動診断を行う際の流れについて、説明します。 簡単導入 P.9 参照 プログラムをインストールするだけ! 簡単・スムーズに振動診断システムを導入可能! 簡単診断 簡易診断 P.11参照 ・設備の異常の有無を検出! 加速度 FFTガードバンド監視 P.11参照 ・周波数軸波形のガードバンド監視により異常の有無を検出! 精密診断 P.12参照 ・部品諸元に基づき、異常のある箇所を推定! MT法診断 P.14参照 ・振動解析に関する知識がなくても診断が可能! ・振動データと振動以外のデータ (温度、電流など)を組み合わせて、複合的な診断を行うことが可能! その他の便利な機能 ■ システム全体の診断状態を一括把握! P.15参照 ■ トレンドグラフで診断結果を傾向監視! P.16参照 ■ 振動状態を波形グラフで簡単確認! P.17参照 ■ 各種データをCSVファイル保存! P.18参照 8 ■ 最大4CHの振動データを同時ロギング! P.18参照 ■ パソコンで診断結果を簡単確認! P.19参照
Page9

Features FAアプリケーションパッケージ iQ Monozukuri回転機振動診断の特長 一般的な振動診断手法には、簡易診断と精密診断があり、簡易診断で異常を検出し、精密診断で異常箇所および原因を推定します。 「iQ Monozukuri 回転機振動診断」では、簡易診断と精密診断に加えMT法を活用したMT法診断により、設備の予知保全を実現しま す。 簡単導入 振動診断システムを簡単導入! パッケージの制御プログラムをシーケンサ (MELSEC iQ-R) に、画面データをGOT(GOT2000) にインストールし、GOTの画 面上からセンサ感度や設備の諸元値などを設定するだけで、専門知識がなくてもすぐに使用可能な振動診断システムを構築でき ます。 Step 制御プログラムをシーケンサへ書き込みます。 1 画面データをGOTへ書き込みます。 制御プログラム 画面データ MELSEC iQ-R GOT2000 Step システムに電源を投入し、 シーケンサおよび Step GOTの画面上からセンサ感度や設備の諸元値 2 GOTを起動します。*¹*² 3 などを設定します。 *1: センサなど必要な機器の配線は、事前に完了してください。 *2: 初回のみGOTの画面上からシーケンサCPUへライセンスキーを登録する必要があります。 設備の振動状態をすぐに診断できます! 9
Page10

Features 簡単導入 システムをフレキシブルに拡張可能! 当社 FA機器と汎用の振動センサを用いるため、お客様のニーズに応じたフレキシブルなシステム構成が可能です。 任意の制御プログラムの追加やGOT画面のカスタマイズも可能です。*¹ 画面カスタマイズやプログラム追加が可能 ユニット追加により容易に機能拡張 温度入力ユニット MESインタフェースユニットなど 温度データ 温度データ トレンドグラフ画面 取得プログラム 診断対象 振動センサ 温度入力 ユニット 温度センサ *1: カスタマイズが原因の誤動作、故障については動作保証の対象外となります。 簡単診断 (FFT 解析 ) 振動状態を FFT 解析で見える化! 振動データを FFT解析して周波数軸波形に変換することにより、目に見えない振動状態を見える化できます。 振動データを周波数軸波形で表示すると、振動状態や異常の兆候を捉えやすくなります。 時間軸波形 ( 加速度波形 ) 周波数軸波形 ( 加速度 FFT 波形 ) 加速度 振幅 (m/s2) (m/s2) 異常の兆候あり! FFT 解析 時間 周波数 (ms) (Hz) <基準データとの重ね表示> 設備の正常時の波形を基準データとして保存し、 重ね表示することにより、振動レベルの差異が 一目でわかります。 測定値 基準データ 10
Page11

Features 簡単診断 ( 簡易診断 ) 簡易診断により設備の異常を検出! 状態量のレベルを基準値と比較することにより、設備の異常の有無・兆候を検出できます。 簡易診断 (絶対値判定 ) 振動データから算出した測定値 (速度RMS値 ) が、ISO10816-1 で規定された判定基準値を超えた場合に異常と判定します。 振動シビアリティとは 振動シビアリティ ISO10816-1 ISO で規定された回転機の振動に対する耐久指標です。 速度RMS( 実効値 ) (mm/s) クラスⅠ クラスⅡ クラスⅢ クラスⅣ*¹ 設備の大きさや種類によって判定基準が異なります。 0.28 ・クラスⅠ: 小型機械 ( たとえば15kW以下のモータ ) A 0.45 A ・クラスⅡ: 中型機械 ( たとえば15~ 75kWのモータ A 0.71 A や 300kW以下の機械 ) 1.12 B ・クラスⅢ: 大型機械 ( 剛な重い基礎に据え付けた場合 ) 1.8 B 2.8 C B ・クラスⅣ*¹: 大型機械 ( 比較的軟らかな基礎に据え付け 4.5 C B た場合 ) 7.1 C ※振動シビアリティの適用条件 11.2 C 回転数 : 600~ 12000r/min 18 D D 振動測定範囲 : 10~ 1000Hz 28 D D 45 *1: iQ Monozukuri 回転機振動診断では、モータ容量でクラスを判別 しているため ISO10816-1 のクラスⅣには対応していません。 A: 良 B: 可 C: 警告 D: 危険 注意 設備の据付状態やノイズ等の影響により、測定値が判定基準値を超える場合があります。 簡易診断 (相対値判定 ) 設備の同一部位を複数回 (推奨10回 ) 測定して正常時の値 (基準値 ) を算出し、基準値の2~5倍で設定した閾値と 測定値を比較して良否を判定します。 振動レベル 異常 異常発生閾値 (2~ 5倍 ) 注意発生閾値 (異常発生閾値×75%*1) 注意 正常 基準値 経過時間 *1: 乗率の75%は任意の値に変更できます。 簡単診断 ( 加速度 FFT ガードバンド監視 ) 加速度 FFT ガードバンド監視により設備の異常を検出! 加速度 FFTの周波数軸波形をガードバンド監視することにより、設備の異常の有無・兆候を検出できます。 加速度 FFTガードバンド監視 加速度 FFTの周波数軸波形が、上限波形 (基準データの周波数軸波形をガードバンド監視幅で嵩上げした波形 )を 指定回数だけ超えた場合に異常と判定します。 振幅 (m/s2) 異常を検出 上限波形 11 診断時の 加速度 FFTの 周波数軸波形 周波数 (Hz)
Page12

Features 簡単診断 ( 精密診断 ) 精密診断により異常箇所を推定! 回転数と構成機器の諸元値から算出した特性周波数の振幅を監視することにより異常箇所を推定でき、異常を早期発見できます。 閾値は、設備を複数回 (推奨10回 ) 測定して正常時の値 (基準値 ) を算出し、基準値の2~5倍で設定します。 この閾値と測定値を比較して良否を判定します。 ※精密診断時は、一定回転数、一定負荷にする必要があります。 精密診断 振動データを FFT 解析し、特性周波数の振幅の変化により異常箇所を推定します。 ベアリング ファン カップリング ③転動体損傷 ①外輪損傷 ⑦アンバランス、 ⑤ミスアライメント ⑧ファン損傷 ④内輪損傷 ②保持器損傷 ギア ⑥ギア歯損傷 振幅 (m/s2) 異常を簡単に検出 測定値 基準データ 周波数 (Hz) ② ⑦ ⑤ ③ ① ④ ⑧ ⑥ 精密診断結果を一覧表示! 精密診断対象の診断結果をランプで通知するため、異常内容と異常状態を一目で判断できます。 12
Page13

Features 玉軸受の諸元値入力を容易化! 玉軸受の諸元値入力時に、三菱三相モータの形名または玉軸受のメーカと呼び番号 (形名相当 )を選択することにより、 諸元値を自動入力できます。 三菱三相モータの形名を指定し諸元値を自動入力する場合 対象三菱三相モータ : スーパーライン プレミアムシリーズ (SF-PRシリーズ ) 玉軸受のメーカと呼び番号を指定し諸元値を自動入力する場合 対象玉軸受 : ・単列深溝玉軸受 ・単列アンギュラ玉軸受 ・組合せアンギュラ玉軸受 注意 玉軸受諸元値の自動入力時に玉軸受メーカを指定される場合は、該当玉軸受メーカのWebサイトに掲載されて いる、技術計算ツールのご利用条件をご確認、ご同意の上、ご使用いただきますようお願いいたします。 玉軸受諸元値の自動入力に対応した三菱三相モータおよび玉軸受の詳細は、iQ Monozukuri 回転機振動診断 13 玉軸受諸元値の自動入力支援対象のお知らせ「テクニカルニュースBCN-E2113-0037」をご参照ください。
Page14

Features 簡単診断 (MT 法診断 ) MT法により異常状態を簡単検出! MT法 ( 品質工学の手法 )を振動解析に適用することで、振動解析に関する知識や構成部品の諸元値情報がなくても、簡単に 異常を検出できます。 また、振動データと温度や電流など振動以外のデータを組み合わせることにより、複合的な診断ができます。 MT法診断 正常データ (設備の稼働開始時、安定状態、定常状態のデータ )を使用して単位空間と呼ばれる基準データ群を生成し、 正常時からの乖離具合をマハラノビス距離という単一指標で数値化できるため、正常 /異常の判定だけでなく、異常の 程度を把握し、異常の兆候を掴むことができます。 通常の判定方法 MT法 (マハラノビス距離 )を使用した判定方法 項目A 基準データ (正常データ ) 判定したいデータ 平均 項目A 基準データ (正常データ ) 判定したいデータ 平均 100 異常 異常 100 異常 正常 90 90 (155、88) 正常 (190、86) 異常 (155、88) (190、86) 80 80 (165、77) 70 (165、77) (177、68) 70 (177、68) 60 正常 60 正常 50 50 (175、50) (175、50) 40 正常 40 異常 30 30 140 150 160 170 180 190 200 140 150 160 170 180 190 200 項目 B 項目B データのばらつき具合を考慮せず、 データのばらつき具合を考慮するため、 平均値からの距離のみで正常 /異常を判定。 設備に適した正常 /異常の判定が可能。 MT法診断結果を一覧表示! MT法診断対象の診断結果をランプで通知するため、異常状態を一目で判断できます。 14
Page15

Features その他の便利な機能 ( 診断状態一覧表示 ) システム全体の診断状態を一括把握! 全16CHの診断状況と診断結果を一覧表示できるため、システム全体の状態を一目で把握できます。 全16CHの診断状況・結果を一覧表示! 全16CHの診断状況・結果を、ランプで確認できます。 状態ランプをタッチすると、該当CHの診断結果を一括表示できます。 ※振動データの収集から診断までの処理は1CHずつ順に実行します。 状態ランプ 診断状況 診断結果 <任意のタイミングで自動診断が可能!> 自動診断の監視タイミングは、以下の3種類から選択できます。 ・即監視 : 監視開始スイッチタッチ時にデータを収集します。 ・トリガON中監視 : 特定デバイスON中にデータを連続 収集します。 ・周期監視 : 周期的にデータを収集します。 特定CHの診断結果を一括表示! 特定CHの簡易診断、加速度 FFTガードバンド監視、精密診断、MT法診断の診断結果をランプで確認できます。 15
Page16

Features その他の便利な機能 ( トレンド監視 ) トレンドグラフで診断結果を傾向監視! 毎日や毎時など一定周期で診断した結果をトレンドグラフで表示することにより、診断結果を傾向監視でき、 異常の兆候を捉えることができます。 特定CHの診断結果をトレンド表示! 特定CHの簡易診断、加速度 FFTガードバンド監視、精密診断、MT法診断の診断結果の傾向を トレンドグラフで確認できます。 簡易診断 (時間軸データ ) 精密診断 (玉軸受 ) 簡易診断 (周波数軸データ ) 精密診断 (回転体・軸接手 ) 精密診断 (歯車・ファン ) 精密診断 (ユーザ設定 ) MT法診断 <ジェスチャ操作で横軸の拡大・縮小、スクロールが可能!> ピンチイン・ピンチアウト操作により、横軸を拡大・縮小できます。 また、トレンドデータの保存先をGOTに装着したSDカードに変更すると、フリック操作で横軸をスクロールでき、 16 過去に遡って診断結果を確認できます。
Page17

Features その他の便利な機能 ( 目視確認 ) 振動状態を波形グラフで簡単確認! 時間軸波形および周波数軸波形により、振動状態を確認できます。 振動状態を時間軸波形で簡単確認! 振動状態を3種類の時間軸波形 (無処理波形 /ディジタルフィルタ後波形 /エンベロープ後波形 )で確認できます。 無処理波形 振動センサからの信号 (振動データ )をスケール変換した 元の波形です。 表示の変更! ディジタルフィルタ後波形 振動センサやケーブルで重畳されたノイズを除去するために ディジタルフィルタ処理します。 エンベロープ後波形 振幅の絶対値の外形を取り出す (エンベロープ処理 )ことで、 振幅の変化がはっきり分かるようになります。 振動状態を周波数軸波形で簡単確認! 振動データを FFT解析することにより、振動状態を周波数軸波形で確認できます。 17
Page18

Features その他の便利な機能 ( データ管理 ) 各種データを CSV ファイル保存! 自動診断データ、目視確認データ、ロギングデータ、MT法診断データをCSVファイルへ保存できます。 CSVファイルは、SDメモリカードまたは FTPサーバへ保存できます。 <CSVファイルの内容> ・自動診断データ /目視確認データ (1) 振動データ   時刻 (s)、加速度波形 (m/s²)、周波数 (Hz)、   加速度 FFT(m/s²)、速度 FFT(mm/s) (2)FFT 設定値   周期 (μs)、点数 ( 点 )、平均方法、   平均回数 (回 ) など (3) 診断結果   簡易診断項目の測定値、閾値、診断結果   精密診断項目の監視周波数、測定値、閾値、   診断結果   MT法診断項目の測定値、閾値、診断結果 ・ロギングデータ  時刻 (s)、加速度波形 (m/s²) ・MT法診断データ  加速度MD値 ( 測定値 )、加速度MD値 ( 閾値 )、 加速度項目数、速度MD値 ( 測定値 )、速度  MD値 ( 閾値 )、速度項目数など その他の便利な機能 ( ロギング ) 最大 4CH の振動データを同時ロギング! 最大4CHの振動データを同時ロギングし、CSVファイルに保存できます。 CSVファイルは、パソコンでの振動データの詳細解析に使用できます。 CSVファイルから振動データをGOT画面上に読み出して、解析・診断することはできません。 CSVファイル 18
Page19

Features その他の便利な機能 ( グラフ表示ツール ) パソコンで診断結果を簡単確認! グラフ表示ツール (Microsoft® Excel®) に、診断結果のCSVファイルを読み込むことにより、 パソコン上で診断結果を波形表示、リスト表示、トレンド表示で確認できます。 ※グラフ表示ツールは、サンプルツールのため、製品には同梱されていません。入手方法については最寄りの支社・代理店に お問い合わせください。 波形表示 振動状態を時間軸波形と周波数軸波形で確認できます。 波形の表示切替 スイッチのON/OFF で 波形の表示 /非表示を切替 CSVファイルの指定 最大8ファイルを指定して 波形を重ね表示 波形のスケール変更 グラフ縦軸のスケールを 任意に変更可能 リスト表示 CSVファイルの概要、診断時の FFT設定、簡易診断・精密診断・MT法診断の診断結果をリストで確認できます。 CSVファイルの概要 ( ファイル名、データ収集時間、管理CH名 ) 簡易診断項目 精密診断項目 FFT設定 MT法診断項目 ※加速度 FFTガードバンド監視の診断結果は、簡易診断項目に含みます。 トレンド表示 簡易診断・精密診断・MT法診断の各診断項目の診断結果の変化をトレンドグラフで確認できます。 各診断項目をトレンドグラフで表示 (最大8点 ) 加速度波形 ゼロピーク 加速度波形 RMS 19
Page20

Product Contents & System Configuration 製品内容 本製品はソフトウェアとドキュメントで構成されています。 別途ハードウェアとエンジニアリングソフトウェアが必要です。 詳細は「必要なソフトウェア&機器一覧(P.22)」を参照してください。 ソフトウェア 画面データ(GT Designer3 プロジェクトファイル*1) 制御プログラム (GX Works3 プロジェクトファイル*2) *1: MELSOFT GT Designer3 が必要です。 *2: MELSOFT GX Works3が必要です。 回転機振動診断用のGOT2000画面データです。 回転機振動診断用のシーケンス制御プログラムです。 ドキュメント マニュアル (PDFファイル) 取扱説明書 システム構成図 表示器 (GT2712-S) 高速アナログ入力ユニット (R60ADH4: 最大 4台 ) 振動センサ (最大16個 )*2 診断対象 CPUユニット *1 (R16CPU以上 ) CC-Link IE フィールドネットワーク 拡張SRAMカセット マスタ・ローカルユニット (4MB以上 ) (RJ71GF11-T2)*3*4 CC-Link IE フィールドネットワーク リモートヘッドユニット (RJ72GF15-T2)*3 *1: お客様の装置制御用プログラムと併用される場合は、回転機振動診断用プログラムによりスキャンタイムが伸び、装置の制御に影響を及ぼすため、 マルチCPU構成としてご利用ください。 *2: 1システムで使用可能な振動センサは最大16個です。(ネットワーク経由のセンサ接続数含む) *3: 診断対象がシーケンサCPUから遠方の場合や複数ある場合に使用します。 接続可能なMELSEC iQ-Rシリーズ CC-Link IE フィールドネットワーク リモートヘッドユニットは最大4台です。 20 *4: CC-Link IE フィールドネットワークのマスタ局として、下記のユニットも使用できます。   ・ R**ENCPU("**"は16以上が入ります)   ・ RJ71EN71