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このカタログについて
ドキュメント名 | カーボンニュートラルへの提案資料 |
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ドキュメント種別 | ハンドブック |
ファイルサイズ | 12.7Mb |
取り扱い企業 | 株式会社RYODEN (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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CARBON
NEUTRAL
P R O P O S A L
カ ー ボ ン ニ ュ ー ト ラ ル 提 案 書
© Mitsubishi Electric Corporation
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1.市場動向 4.カーボンニュートラルに寄与(を支援)する
はじめに/世界各国の動向/日本の取組み 三菱電機機器ラインアップ
生産棟/事務棟/計測システム構成例/
2.三菱電機の環境への取組み FA-IoT統合ソリューションe-F@ctory/
省エネ支援ソリューションエネルギーロス削減サイクル
三菱電機の環境への取組み/環境への取組み/ ・―エネルギー可視化―
自社工場での環境への取組み ・―エネルギーロス分析―
・―エネルギー効率改善―
3.工場内分類別事例
【ユーテリティ】 5.カーボンニュートラルへ取り組まれる
コンプレッサー設備モニタリング・台数制御による 皆様へのご提案
CO2削減導入事例/
CO2削減に向けたコンプレッサーの改善事例/ 省エネ支援ソリューションエネルギーロス削減サイクル
ユーティリティ設備(蒸気ボイラ)/ ・―エネルギー可視化―
生産設備(チラー冷却水ポンプ)/ ・―エネルギーロス分析―
新築工場の事例(換気制御)/事務棟/ ・―エネルギー効率改善―
納入事例:冷水・温水同時取り出し/補足情報/ ・―エネルギー効率改善―『カーボンニュートラル』
生産棟(製造部門)製造部門を主体とした改善活動/
生産棟(製造部門):エネルギー監視/ CO2削減事例 付録
・装置製造メーカ様への省エネ提案
・製品比較(EMU、MDU、RE、QE)
・MELSEC iQ-Rシリーズ対応 電力計測ユニット
・MELSEC Qシリーズ対応 電力計測ユニット
・GOTサンプル画面およびサンプルラダー
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1.市場動向
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【1.市場動向】
はじめに
なぜ、注目されるのか?
SDGs策定、パリ協定を機にグローバルでの環境意識が進む中、これらを実現する上で
カーボンニュートラルの注目度が高まっています。
「カーボンニュートラル」とは?
地球温暖化の原因となる二酸化炭素等の温室効果ガスの排出を抑制し、
排出量から吸収量と除去量を差し引いた
合計を正味ゼロ(中立)にするという
概念が「カーボンニュートラル」です。
CO2排出量部門別で工場が1番多い
二酸化炭素排出量の部門別の推移では、
工場等の産業部門が突出しています。
引用:環境省HPより
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【1.市場動向】
世界各国の動向
2050年カーボンニュートラルを宣言した国の同盟(Climate Ambition Alliance)に日本を含めて
121か国とEUが加盟他、数か国が2050年カーボンニュートラルを宣言
中期目標 ⾧期目標
2030年少なくとも▲55%
(1990年比) 2050年カーボンニュートラル
EU ※2013年比▲44%相当
2035年までに78%削減
(1990年比) 2050年少なくとも▲100%
英国 ※2013年比▲55.2%相当 (1990年比)
パリ協定離脱
→2050年までのGHG排出ネットゼロを表明
米国
GDPあたりCO2排出量を
2005年比65%超削減 2060年カーボンニュートラル
中国
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【1.市場動向】
日本の取組み
・「2050年カーボンニュートラルに向けたグリーン成⾧戦略」
・30年度の温暖化ガス排出を13年度比46%減らす目標など、
さまざまな取組みを打ち出しています。
引用:環境省HPより
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2. 三菱電機の環境への取組み
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【2.三菱電機の環境への取組み】
三菱電機の環境への取組み
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【2.三菱電機の環境への取組み】
三菱電機の環境への取組み
バリューチェーン全体での温室効果ガス排出量
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【2.三菱電機の環境への取組み】
三菱電機の環境への取組み
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【2.三菱電機の環境への取組み】
環境への取組み
カーボンニュートラル推進の流れ
三菱電機グループ 環境責任者会議
・全社環境部門からの報告/通達事項
・各製作所の活動(良好事例)を展開
・2回/年の頻度で会議開催
三菱電機 各製作所
・ISO14001の組織体制で運営
・製作所の環境部門から報告・通達事項
・各部門の環境推進責任者による活動報告
ユーティリティ・生産現場の取組み
・環境推進活動 ・小集団活動
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【2.三菱電機の環境への取組み】
環境への取組み
省エネ推進の組織
ISO14001の組織体制を活用し、 環境統括者
製造部門主体の目標管理の実践 (製作所⾧) 事務局
(環境管理課)
・目標値と実績をトップダウンでフォロー
環境推進責任者
・省エネ推進委員の定期フォロー (生産推進システム部⾧) エネルギー管理者
・省エネパトロールの実施
省エネ推進委員会
環境推進責任者 環境推進責任者
(非製造部⾧) (製造部⾧)
部門管理者 部門管理者 部門管理者 部門管理者 このレベルで
(課⾧) (課⾧) (課⾧) (課⾧) 目標管理し、
役割を明確化
省エネ推進委員 省エネ推進委員 省エネ推進委員 省エネ推進委員
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【2.三菱電機の環境への取組み】
自社工場での環境への取組み
具体的な取組み
1. 電力需要の最大値をコントロール デマンド
工場・事業所のデマンド電力に応じ空調・照明を制御
2. 更なる省エネ(生産時のCO2削減) 使用量+デマンド
(1) 高効率機器導入 ユーティリティ
生産高の0.15%をメドに省エネ設備投資
→設備の導入・更新に合わせた高効率機器導入
(高効率トランス、太陽光発電、空調機、LED照明等) 対策機器
(2) Webを活用した原単位管理による生産性向上 生産現場
使用エネルギーをリアルタイムに把握
データに基づく無駄の発見 ⇒ 改善活動 ⇒ 生産性向上(省エネ) 攻めの省エネ
原単位管理:主役はライン、全員参加の小集団活動
運用管理
(3) Webを活用したエネルギー管理 オフィスビル 作業支援
設備改善
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3.工場内分類別事例
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LED照明への更新 ポンプのインバータ化
照明 間引き・不要時の消灯等 生産設備等 ファン、ブロワのインバータ化
LED誘導灯への更新 加熱設備・タンク等の断熱・保温
設備の不要時停止
設定温度の適正化 工業炉等の保温・断熱
空調・ 高効率機器への更新 高効率化更新(モータ、ポンプ等)
換気設備 室外機フィンの清掃 設定温度・流量・圧力等の適正化
ファン・ポンプのインバータ化 工業炉等の空気比の適正化
外気・日射等外部熱負荷の低減
室内機フィルタの清掃 配管等の保温・断熱
待機電力の削減 ボイラ・ 空気比の適正化
不要時の停止 給湯・配管 廃熱回収
蒸気圧力・温度の適正化
吐出圧力の適正化 高効率機器への更新
コンプレッサ エア配管等の漏れ防止
エアブロー風量等の低減 高効率機器への更新
高効率機器への更新 受変電設備 統合・休止
吸気温度の低減
吸気フィルタの清掃
デマンド監視装置の導入
デマンド管理 デマンド監視措置の活用
その他 給排水ポンプのインバータ化
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【3.工場内分類別事例】
【ユーテリティ】コンプレッサー設備モニタリング・
台数制御によるCO2削減導入事例
1. コンプレッサー設備モニタリングによる効果
◎電気と同様に生産する上で生産設備への安定的な供給が必要
◎突発的な故障の抑制が必要(定期メンテナンス)
◎容量低下による生産への影響を考慮、また、環境面等劣化による
配管等からのエア漏れによる過剰供給、ロス・ムダが発生。
◆上記に対して必要なことは...
★リアルタイムに稼働状態を定量(数値)的に見える・分かる仕組み
➡ モニタリングシステム:ムダ・ロス・異常の早期発見
◆モニタリングによる効果は...
★早期発見 ➡ 早期対策 ➡ ムダ・ロスの最小化 ➡ 最適稼働・供給
★予防保全 : 突発的故障発生の抑制 ⇒ 安定供給
★省エネ : 稼働台数の抑制、エアー吐出量の最適化
※0.1Mpa減 = 10%省エネ効果
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【3.工場内分類別事例】
【ユーテリティ】コンプレッサー設備モニタリング・
台数制御によるCO2削減導入事例
1. コンプレッサー設備 台数制御
◎設定した吐出量に対し、必要なコンプレッサー設備を稼働させる制御
◎コンプレッサー設備稼働の偏りを抑制(設備劣化の平準化)
一般的に台数制御とは上記を目的とした制御であると言われており、
各設備メーカー専用のソフトウェアで実現しています。
◆三菱電機が提案する台数制御とは...
★上記内容に合わせ、「必要な時、必要なところで必要な量」の実現を目的とした
台数制御を提案しています。
★生産設備の稼働時に必要(適正)なエアー量を供給するための制御
➡ライン、設備等への送りのエアー量を計測し、吐出量を制御することで
必要(最適)な量を供給してムダを抑制するまた、各コンプレッサーの能力を
計測・監視し、突発的故障(停止)を防ぎ、適正なメンテナンス時期の把握と
保守を行う。
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【3.工場内分類別事例】
【ユーテリティ】コンプレッサー設備モニタリング・
台数制御によるCO2削減導入事例
エアーコンプレッサー
デジタル入出力 時限演算等
ターミナル 管理監視系
FXシーケンサ
接点 接点 No.12
ル
最適運転台数制御 ー
(付帯設備含む) プ
B/NET通信 配
管
Qシーケンサ
GOT2000 表示器 No.1
末端圧力
アナログ入出力 各棟
ターミナル フィードバック
圧力変動等により エアーコンプレッサー
運転台数演算・指示 75kW×12台
No 実施項目 狙い 結果
1 ループ配管
エア圧力の低減 15%Down
2 末端圧力で管理 (圧力設定:0.55MPaG ⇒ 0.47MPaG)
3 増圧器の更新 排気エアの削減 電気式増圧器に更新、4.35t-CO2/年の削減
4 台数制御
運転台数の削減 4台停止(運転台数:12台 ⇒ 8台)
5 INV機の導入 12台の内、2台はインバータタイプのエアーコンプレッサー
6 エアー漏れ保修 漏れによる損失の削減 2台停止(75kW×2台)
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【3.工場内分類別事例】
CO2削減に向けたコンプレッサーの改善事例
<取組概要>
コンプレッサールームの各コンプレッサーおよび各生産設備の流量と圧力のデータ収集用途
でFX5U、EcoMonitorPlusを導入。 <POINT>
1stステップとして、現状のロス、ムダを抽出し、手動での吐出圧力低減による台数制御にて コンプレッサーと生産設備の圧力、流量
のバランスを考慮し、運転するコンプレッ
影響範囲と効果を検証。2ndステップとして、GENESIS64も サーの台数を絞り効率化を図る。
用いた自動台数制御システム導入による監視・制御を効率化。
<システム構成(イメージ)>
データ収集
FXシーケンサ 圧力センサ コンプレッサー
統括
シーケンサ 流量センサ
生産設備 <コンプレッサーにおけ
EcoMonitorPlus るCO2削減>
圧力センサ
監視 コンプレッサー 25%
FXシーケンサ
分析
流量センサ
生産設備
EcoMonitorPlus
制御
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【3.工場内分類別事例】
ユーティリティ設備(蒸気ボイラ)
蒸気ボイラー
2011年度のボイラー更新時、燃料を都市ガスに転換、電動弁制御による未使用エリアへの供給停止
社内PC 蒸気
A1棟
ボイラー制御
システム
構内LAN(Ethernet※) A2棟
M
電気 B1棟
B/NET伝送
エネルギー計測 都市ガス M M M
ユニット
給水 M 蒸気電動弁 C1棟
データ収集サーバ 制御盤
パルス入力用 M
伝送専用電源 伝送ターミナル
※ Ethernet は、富士ゼロツクス株式会社の登録商標です。 事前の利用申請徹底
No 実施項目 狙い 結果
1 燃料転換(A重油 → 都市ガス) CO2排出係数の削減
危険物一般取扱所適用除外(消防法)
2 電動弁 未使用エリアへの供給停止(事前利用申請による運用) 年間360t-CO2の削減
3 台数制御 運転台数の最適化(削減)
4 エネルギー管理システム 使用エネルギー監視
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