【e-F@ctory導入事例/活用例_vol.3】刃こぼれ検知で加工不良98%削減!

導入事例／活用例 品質向上 刃こぼれ検知で 加工不良 98%削減! 詳しくは 加工中の刃こぼれにより、多数の不良品を作ってしまっていたA社。 中面へ! 刃こぼれを検知する予知保全システムの導入により、刃こぼれに よる不良数を98％削減させることに成功した。その秘訣とは？

お客様の お困りごと 1パレットに600個のワークを乗せて自動でバッチ加工しているため、 途中で刃こぼれが発生すると、以降のパレット内の製品はすべて不良品となる。 また、ワーク1個の加工に2分かかるため、加工時間のロスも大きい。 刃こぼれ 発生 刃こぼれ以降 連続して不良品を すべて不良品 作ってしまうなぁ 刃 ワーク 刃で溝を掘る 廃棄するしかないから 部材費がかさむなぁ ワークの経路 最初から加工し直しだから 生産性が落ちるなぁ 改善 したこと 予知保全システムの導入により、加工中の刃こぼれをリアルタイムに 検知。すぐに設備を停止させることで、刃こぼれによる不良数は600 個/月から10個/月へと約98％削減。同時に加工時間のロスも月に 約20時間削減され、生産性も向上。 Before Af ter 刃こぼれによる 不良数 600個／月 10 約個／月 98% （加工時間のロス：約20時間/月） （加工時間のロス：約20分/月） 削減

ココが ポ イ ン ト Point 加工負荷の微妙な違いをリアルタイムに監視・診断することで、 1 刃こぼれを見逃さない。 Point 刃こぼれが発生したら、警告灯を点灯するなどして作業員へ即通知。 2 即座に設備を停止させることで被害を最小化する。 予知保全システム 刃こぼれを 設備停止 検知したら ＆ 警報ランプ点灯 刃物交換 産業用パソコン (刃こぼれを検知) 電流値 これなら不良品を 減らせるね 予知保全システムの構成は次ページへ 費用対効果 費 用 構築期間 回収期間 約440万円 3か月 1年7か月 ／設備（システム構築費込） ※回収期間の考え方 月に2回刃こぼれが発生し、1回につき平均300個のワーク(部材単価500円)が不良となる場合、1カ月のロスコストは 2回 × 300個 × 500円 = 30万円となり、98%削減して不良数が10個になると、 １カ月あたり30万円 – (10個 × 500円) = 29万5千円回収できる。導入1年目は29万5千円 × 12カ月 = 354万円の回収となり、残りは440万円 – 354万円 = 86万円だが、ランニングコストが年 100万円かかるため、2年目の回収時期は (86万円 + 100万円) ÷ 29万5千円 = 約7カ月となり、投資回収期間は1年7カ月となる。

予知保全システム概要 本活用例でご紹介した予知保全システムは、産業用パソコンMELIPCと汎用シーケンサMELSEC iQ-Rで構成されており、三菱電機の提供するエッジアプリケーションリアルタイムデータアナライザを利用 することで、AIを活用した波形データの学習・診断による予知保全を実現できます。 予知保全システム ご購入が必要な機器 ご購入が必要なソフトウェア 1 産業用パソコン MELIPC イ 2 エッジアプリケーション ン ス ト リアルタイムデータアナライザ ー ル AIを活用した 波形データの学習・診断 CC-Link IE Field 装置内 ご購入が必要な機器 3 汎用シーケンサMELSEC iQ-R 監視対象装置 電流値 電流値 電流値 電流 センサ 機器構成（例） タイプ 形 名 概 要 標準価格(円) 1 産業用パソコン MELIPC MELIPC本体 MI5122-VW エッジアプリケーションを実行するための産業用パソコン オープン 2 エッジアプリケーション リアルタイム SW1DND- データアナライザ RDA-MQ12 生産現場の品質向上、予知保全等を簡単に実現するデータ分析・診断ソフトウェア 1,000,000/年 3 汎用シーケンサ MELSEC iQ-R シーケンサCPU R04CPU 電流センサから電流値を収集し、産業用パソコンに配信 120,000 ベースユニット R33B 3スロット 20,000 電源ユニット R61P 入力：AC100～240V 出力：DC5V 6.5A 20,000 電力計測ユニット RE81WH 装置内の電流センサから電流値を受信するための入力ユニット 70,000 CC-Link IE フィールドユニット RJ71GF11-T2 受信した電流値を高周期で産業用パソコンに送信するためのネットワークユニット 50,000 〒100-8310 東京都千代田区丸の内2-7-3（東京ビル） 商標、登録商標について 本社機器営業部…（03）3218-6760 神奈川支社………（045）224-2624 中国支社…………（082）248-5348 本文中における会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。 北海道支社………（011）212-3794 北陸支社…………（076）233-5502 四国支社…………（087）825-0055 東北支社………… （022）216-4546 中部支社………… （052）565-3314 九州支社………… （092）721-2247 安全に関するご注意 関越支社………… （048）600-5835 豊田支店………… （0565）34-4112 本資料に記載された製品を正しくお使いいただくため 新潟支店………… （025）241-7227 関西支社…………（06）6486-4122 ご使用の前に必ず「マニュアル」をお読みください。 この印刷物は、2020年6月の発行です。なお、この印刷物に掲載した内容は、改善のために予告 なく変更する場合がありますので、ご採用の節には、事前に弊社までお問い合わせください。 2020年6月作成