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このカタログについて
ドキュメント名 | ConMas_i-Reporter_導入事例_株式会社ミントウェーブ-名古屋工場様 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 2.9Mb |
取り扱い企業 | 株式会社RYODEN (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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マイナビニュース レポート記事
部品の在庫管理業務に
i-Reporter を活用し、
出庫管理作業時間を90%削減
─株式会社ミントウェーブ
ミントウェーブは、自治体・民間企業・文教向けのシンクライアントシステム
やシンクライアント応用機器、電力系統・設備の監視制御システム、ERP活用・
設計支援システムといった、さまざまな分野での製品やシステム、サービスを
提供している情報機器メーカーだ。同社の生産拠点の一つである名古屋工場
では、主に特定用途端末や医療事務機器端末、汎用シンクライアント端末の
製造を行っている。なかでも、某メーカーのOEMとして製造しているファン
クションパネルの生産は、年間1万台にも及ぶという。
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■ とで、記憶に頼らない生産が可能になった。電子行灯の導移転に伴い工場のICT化を推進 入では、大型モニターに計画時間と実績時間の差異を映し
ミントウェーブは、自治体・民間企業・文教向けのシン 出すといった、作業時間の見える化を実現したという。また、
クライアントシステムやシンクライアント応用機器、電力 組立業務の作業状況をすべて録画することで、出荷後の不
系統・設備の監視制御システム、ERP活用・設計支援シス 良検証や再発防止に活用している。
テムといった、さまざまな分野での製品やシステム、サー
ビスを提供している情報機器メーカーだ。同社の生産拠点 さらに効率化プロジェ
の一つである名古屋工場では、主に特定用途端末や医療事 クトでは、これまで紙ベー
務機器端末、汎用シンクライアント端末の製造を行ってい スで管理されていた部品
る。なかでも、某メーカーのOEMとして製造しているファ の入庫・出庫作業の ICT
ンクションパネルの生産は、年間1万台にも及ぶという。 化を検討し、電子帳票ソ
リューション「ConMas
i-Reporter」( 以 下、
i-Reporter) を 導 入 し
た。i-Reporter を採用し
株式会社ミントウェーブ 名古屋工場長
た背景を名古屋工場長 寺 寺西 和弘氏
西和弘氏は「当社の電気
自動車用急速充電器の保守サービスを行っている部門が、
フィールドでの点検業務にi-Reporterを利用していること
を知り、工場での入出庫作業に活かせないかと考えたので
す」と振り返る。
取材に協力いただいたミントウェーブの皆さん 以前の名古屋工場の入出庫作業では、部品が工場に入荷
されると、まず紙ベースの在庫管理票に入庫数と在庫数を
名古屋工場は2014年3月、移転とともに工場リニュー 手書きで記入し、さらに別の作業者がそれを生産管理シス
アルを実施した。工場の敷地面積を46.3%削減する一方で、 テムと基幹業務システムへと転記していた。また部品を出
「工場を丸ごとショールームにする」というコンセプトのも 庫する際にも、同様に紙ベースの在庫管理票で管理してお
と、さまざまなICTの導入によって生産業務の効率化を実 り、入出庫の際の入力業務が作業者の大きな負担になって
現している。工場移転の半年前から生産業務の効率化プロ いたという。生産グループ 課長の吉永祐一氏は「従来は生
ジェクトがスタートし、「見える化の工場」を目標に、シン 産する製品の原材料1点ずつに紙の管理表が存在し、それ
クライアント組立指示 ぞれの部品が入ってくるたび、あるいは使うたびに紙へ記
システムの構築、作業 入するため、記入漏れや間違いが発生していました。さら
時間の見える化のため にミスを防ぐための二重チェックにも手間がかかり、作業
の電子行灯の導入、組 時間が増える原因となっていました」と語る。
立・検査屋台の作業状
況の常時監視の導入と
いった施策が行われた。 ■ 出庫作業にかかる時間を90%削減
そこで名古屋工場では、従来の紙ベースの在庫管理表
従 来、 工 場 内 に 紙 をi-Reporterに置き換え、入出庫をiPadで記入する在庫
ベースの説明書や手順 管理システムを構築した。i-Reporterによる在庫管理シス
書を貼っていたが、モ テムでは、工場に部品が入荷した際、伝票のQRコードを
ニター画面に手順や注 iPadで読み取り、iPadにダウンロードされた在庫管理票
意事項を指示するシン に入庫数を入力する。入力された数字が帳票システムで確
クライアント組立指示 名古屋工場では、主に特定用途端末や医療事 認され、承認されると、入庫データが生産管理システムお
務機器端末、汎用シンクライアント端末の製
システムを構築したこ 造を行っている よび基幹業務システムに送信される。i-Reporterから在庫
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管理作業は、月に840分ほどかかっていました。これが
i-Reporterを採用したことで、紙に手書きをする、あるい
は在庫数を計算する時間がなくなり、画面にタップするだ
けで作業が行えるようになりました。感覚的には作業時間
を90%ぐらい削減できたと感じています」(吉永氏)
また部品の入庫管理も、
月 に 160 分 程 度 か か っ
ていた作業がおよそ100
分まで削減できたと吉永
ミントウェーブの管理におけるシステム構成図(提供:ミントウェーブ) 氏は語る。従来の紙ベー
スに近いインタフェース
データが自動的に読み込まれるため、従来のように生産管 と操作性のため、導入の
理システムや基幹業務システムに転記する必要はなくなる 際にもほとんど抵抗はな
という。出庫の際も、これまではピッキングするリストを かったという。むしろ「転
株式会社ミントウェーブ 名古屋工場
紙ベースで見ていたが、必要な部品をi-Reporterが指示 生産グループ 課長 吉永 祐一氏 記作業がなくなる、計算
するため、紙での管理が不要になった。 間違えを心配しなくても
いい、というi-Reporterのメリットのほうにフォーカスし、
ソリューション営業本 歓迎してくれました」と吉永氏は振り返る。
部 事業企画部 部長 川瀬
伸一氏は「これまで紙ベー i-Reporterの導入は、現場の作業だけでなく、管理面
スで行っていた在庫管理 でも効果があったと語るのは寺西氏だ。以前の在庫管理で
作業が、iPad上で簡単に は、記入漏れや間違いが生じていたため、実在庫と帳票上
入力できるようになりま の在庫が合わず、正しい在庫が月末にならないと分から
し た。 ま た そ れ 以 上 に、 ないという状況があった。また在庫のズレが見つかって
i-Reporter が基幹システ も、どこでミスが生じたのかを追求することも難しかった。
ムと生産管理システムに i-Reporterを導入し入力を自動化したことで、リアルタイ
株式会社ミントウェーブ ソリューション
在庫数を同期するため、 営業本部 事業企画部 部長 川瀬 伸一氏 ムに実在庫が把握できるようになった。
それぞれのシステムに手
入力していた転記作業が不要になったことが大きいです」 「正しい在庫が分かっていないと、多めに部品を仕込
と、i-Reporter に よ る んでしまうため、どうしても在庫が膨らんでしまいます。
自動化が業務効率に大 i-Reporterによって在庫がリアルタイムに管理できるよう
きく貢献していると指 になり、不要な資産を抱え込む必要がなくなったという効
摘する。 果もあります」(寺西氏)
名 古 屋 工 場 で は、 また、リアルタイムで実在庫を把握できることで、仕入
iPadを使って部品の入 業務の効率化にもつながっていると吉永氏は指摘する。
出庫を管理するシステ
ムをi-Reporterで構築 「これまでは月末になって初めて、来月この部品が足り
したことで、入出庫業 なくなるということが判明していました。そこから仕入れ
務の作業時間が大きく が間に合わなければ、生産に穴が開いてしまいます。リア
削減できたと吉永氏は ルタイムに在庫が分かることで、仕入業務にタイムリーに
語る。 情報を提供でき、在庫欠品のリスクを抑えることが可能と
なりました」(吉永氏)
iPad による管理で、入出庫業務の作業時間が
大きく削減できた 「 こ れ ま で 出 庫 の
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■ 庫の頻度が高い部品を優先的に取り組みました。結果、入今後は全部品にi-Reporterを適応 出庫の回数の8割はi-Reporterでカバーできています。今
ミントウェーブの名古屋工場では、i-Reporterを活用し 後は、i-Reporterによる在庫管理を全部品に適応していき
た在庫管理システムを始め、前述のシンクライアント組立 たいと思っています」と、さらなるi-Reporterの活用を目
指示システムや電子行灯の導入、さらに来客受付も専用端 指している。
末でシステム化するなど、先進的なICTの利活用を積極的
に推進している。現在はソーラーパネルを設営し、三相蓄 また竹内氏は、在庫管理だけでなく、検査のチェックリ
電池システムの構築も進めているという。電気機器メーカー ストとしてもi-Reporterを活用していきたいと考えている。
の東光高岳のグループ企業として、自社とグループ会社の 今はチェックリストを紙に印刷し、作業者がそれに記入し
システムでできる限りのことをするべく、最新の製品やシ ているが、i-Reporterによる電子化・自動化を図りたいと
ステムを採用していると、寺西氏は語る。 いう。
「当社の電気自動車用急速充電器の保守サービス部門も、
検査のチェックリストとしてi-Reporterを使っています。
実はもともとi-Reporterに注目したのも、製品の点検チェッ
クに使えないかと考えたことがきっかけでした。優先順位
が変わり、現状は在庫管理に利用していますが、今後は点
検チェックにも活用していきたいと思います」(竹内氏)
名古屋工場内には基幹業務システムと生産管理システム
の2つのシステムが共存しているが、i-Reporterの外部連
携APIによって、システム同士を連携させ、業務全体の効
作業状況の動画データを、より適切な作業環境の構築や教育素材として活用している 率化につなげることができたという。
「名古屋工場にはシステムの開発部隊もあり、自分たち 「i-Reporterはシステムの入り口に位置する、入力のた
がやりたいことがすぐに実現できる環境にあります。生産 めのツールです。データを正確に入力し、リアルタイムで
業務の効率化だけでなく、工場をショールーム化すること 分析することに優れている点が魅力です。それをどう業務
で、新しいビジネスにつなげることができればと考えてい の中で活かすかが、導入のカギではないでしょうか。名古
ます」(寺西氏) 屋工場内には基幹業務システムと生産管理システムの2つ
のシステムが共存していますが、i-Reporterが提供してい
ミントウェーブは、今 る外部APIでうまくシステム同士を連携させ、業務全体の
回のi-Reporterの導入を 効率化につなげることができました」(川瀬氏)
第一ステップと位置づけ
ている。生産グループ 品 工場の移転に伴い、さまざまなICTを活用した先進的な
質保証チーム チームリー 生産拠点へと進化した名古屋工場。今後さらに新しいテク
ダーの竹内洋氏は「現状、 ノロジーを取り入れ、生産性を向上させながら、ショールー
在庫管理をi-Reporterに ムとしての工場を発展させていきたいという。
置き換えられていない部
品もまだまだあります。 株式会社ミントウェーブ 名古屋工場
生産グループ 品質保証チーム
第一ステップでは、入出 チームリーダー 竹内 洋氏
株式会社シムトップス
TEL:03-5721-4610
URL:http://www.conmas.jp/
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